知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成22年12月27日(月) 午前11時
1.

今年一年を振り返って

【記者】  今年一年を振り返っての所感をお伺いします。
【知事】  今年はというよりも、今年もですけれども、1年間本当にいろいろなことがありました。私どもの仕事は、そうしたさまざまな出来事に応じてひたすら走り続けた1年という実感が今あります。
特に今年は、県にとりましては、博覧会などがございました2005年から5年目のマイルストーンということで、目標年次にしてきた1年でございました。COP10、トリエンナーレ、知の拠点の建設、地球市民交流センターの完成など、いろいろな大きな仕事の一つの目標年次にしてまいりましたので、県としても多くの仕事ができたと思っております。
それだけではなく、1年を振り返ると、まず経済。2年数カ月前のリーマン・ショックあるいは世界同時不況以降、いわば奈落の底に落ちたような、大変大きな影響を受けた本県経済、ようやく少しずつ回復基調に転じて、生産も回復しつつある中で、また、夏以降円高という、これも15年ぶりの、80円になろうかとする極めて厳しい為替状況になってまいりまして、私どものこの地域の経済というのは本当に大きな痛手を受けた、あるいはまだそういう渦中にあると厳しく捉えております。それに呼応して、やはり雇用の方も大変厳しい状況が続いております。今年の春よりも、来年はもっと厳しくなるというようなことも言われておりますけれども、この点もとても心配な点でございます。
それから、これは本県のことではございませんけれども、大変心配が募って、我々も今後対応が急務である宮崎の口蹄疫。その後も、今、鳥インフルエンザやいろいろなものが世界で、あるいは国内で報ぜられておりますけれども、こうした家畜などをめぐる安全性の問題、これもとても大きな課題でございました。
それから、国際情勢ということからいえば、やはり尖閣列島での漁船の衝突事故、その後フィルムをめぐる流出事件、あるいは北朝鮮の韓国の島に向けた砲撃。日本の周辺における平和、あるいは国と国との関係をめぐる大変深刻な事件が発生し、これの行方というものが本当に心配される状況でございます。
それから、わくわくしたのは、やはりスポーツの面で際立っていたと思います。2月でしたけれども、バンクーバーで冬季オリンピックが開催されたときには、フィギュアスケートを中心に本県にゆかりのある選手が大活躍してくれまして、本当に大いに盛り上がったことを今でも鮮明に覚えておりますし、その後、地元プロ野球ドラゴンズのリーグ優勝だとか、あるいはグランパスの悲願の見事な優勝だとか、本当にスポーツでは1年間いいニュースを県民に与えていただいたような気がいたしております。
その中では、大相撲はとても残念でした。名古屋場所は開催が危ぶまれるような状況にもなりまして、開催はされましたけれども、やはり賭博事件の影響などで、お客様も大変厳しい目でご覧になっていた大相撲名古屋場所だったと思います。
それから、地味なことではありますけれども、とても大切なことだと思うのですが、5年連続でワースト1位の交通事故の死者数が、おかげさまで昨日現在全国ワースト6位。大幅に減らすことができました。もちろん、まだ年内数日ありますので、どんな事態が起きるかわかりませんが、大幅に犠牲者が減ったということは、これは何よりも県民にとってうれしいことでございます。多くの皆様方に御協力いただいた結果だろうと思っております。加えて、犯罪情勢の方も、刑法犯の認知件数が、昨年対比でありますけれども12%減るという、11月末現在の状況でございます。これもとてもありがたい話でございます。
こういう人の命だとか身体にかかわることは、あるいは毎日の平穏な生活にかかわることは、やはり行政の、あるいは政治の最も基本でありますので、今年一定の成果を上げ得たことはとても喜んでおります。
本当にいろいろなことがあった1年でございますけれども、その中で、私は今期限りで知事から退くことを表明いたしました。9月16日でございました。あのときには、あと5カ月ぐらいと思っておりましたけれども、もう2カ月を切って、1カ月半ぐらいになってまいりました。今年1年は私自身にとりましても大きな決断の1年でもございまして、皆様方にもいろいろと御心配をおかけしたりいたしましたが、来年は早々、もう2月の初めには次のリーダーが決まってくるわけでございますので、それまで全力を尽くして、きちんとバトンタッチできるよう、最後まで努力してまいりたいと思っております。
細々としたことまで申し上げましたけれども、1年間、忙しい1年でございましたし、かつ充実した1年でもございました。1年間にわたりこの記者クラブの皆様方にも、折に触れさまざまな形で報道を通じて県の情報を発信していただいたことを、改めてお礼申し上げたいと思います。来年も、選挙があることも含めて大きな転換の、県政にとりましては大きな1年になろうかと思いますので、引き続きの御協力、御理解をお願い申し上げたいと思います。
【記者】  この一年、教育委員会などを含めて、教職員の不祥事が相次いでいますが、知事はどのように受けとめられているのかお聞かせ下さい。
【知事】  これまでも、記者会見などをして県民の皆様方におわびをしなければならない不祥事だとか不適切な問題というのがいろいろございました。業務にかかわるもの、あるいは私的なもの取りまぜいろいろあったと思います。できるだけそういうことのないようにということで、内部の綱紀粛正、あるいはさまざまな形での指導、あるいは講習など、努力に努力を重ねているつもりでございますけれども、なかなか十分それが徹底していないというのはとても残念なことです。
何かの事象、事案が出た都度、それをよくよく分析し、どういう背景、どういう原因、どういう条件がそれをもたらしたのかということはできるだけ精緻に分析をし、検討して、再発防止につなげていきたいと、そういうことの繰り返しでございます。
県民の信頼なくして、行政というのは円滑に前へ進んでいきませんので、そういうことについては努力をしていかなければなりませんし、これは不断に継続することだと思っております。教育委員会であれ、あるいは知事部局であれ、県関係団体であれ、やはりそういう県民の皆様方に指摘を受けたり御心配かけたりするようなことが少しでも減るように、努力をしていきたいと思っております。
  
2.

知事選挙について

【記者】  知事選挙の各立候補予定者について、どなたかを支援なり支持なりされる場合には、明確にされるとこれまでにお話しされていますが、現時点では、まだそのような状況にはなっていませんでしょうか。
【知事】  そうですね。直接お目にかかった方もおりますし、それから報道などを通じて掲げる政策、マニフェスト、姿勢なども伝わってきております。かねてから申し上げておりますように、やはりそういう政策面である程度私自身も自分の考えと共通項を持てる方がいいと思っておりますし、それから、県政を進めていただく上でやはり真摯に取り組んでいただくという意味で信頼できる方が出てくればいいなと思っております。
もちろん私の頭の中ではいろいろな考えなども進めておりますし、いろいろな方からお話も聞いております。まだ発表するに至っていないという意味でございまして、できれば、できるだけ、もしそういうきちんとした腹が決まれば、どこかの時点で改めて表明というのもおかしなものですけれども、協力をとりたいと思っております。