知事の記者会見
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平成23年5月2日(月) 午前10時30分
1.

知事発言

(1)

クールビズの実施について

【知事】  皆さんおはようございます。連休の谷間ということで、大変恐縮でございますが、定例ということで今日も会見させていただきます。
まずはですね、私からの報告ということで。
政府がですね、例年地球温暖化防止のための具体的な行動ということで、クールビズを6月1日から9月の30日までということで、ノーネクタイ、クールビズということを進めておりました。今回はですね、東日本大震災を受けた節電対応ということもありまして、クールビズの開始を1カ月前倒しをして5月から、そして終了日も1カ月延長して10月末までということを4月の28日の閣僚懇で決められたということでございます。国会中継等々見ておりましてもそんな状況でございましたが、これを受けましてですね、私ども愛知県はですね、こうした状況を踏まえまして、節電ということではありませんが、今回、社会を省エネ型に変えていくという必要性からよい取り組みでございますので、本県でも率先して実施をしたいと思っております。愛知県でも6日1日から9月30日までこれまで実施をしてきましたが、連休の谷間ということもありまして、やはり周知をしていかなければなりませんので、愛知県のここ5年間の真夏日、30度の出現日を見ますと大体5月の半ばと、中旬ということでございますので、少し前倒しをしたいと思っております。
具体的にはですね、5月の16日から9月の30日まで。ちょうど16日が月曜日でございますので、連休明けて、庁内ずっと周知するのに1週間ぐらい必要だと思いますから、連休明けに周知をし、16日の月曜日からスタートしようと思います。9月30日までということでございますが、終期につきましては、状況を見て判断したいと思っております。若干の延長をしたいなというふうに思っておりますが、さすがに10月の末というのはちょっとクールビズという感じになりませんので、若干、半ばぐらいまで延長したいなと思いますが、そのときに判断をしたいと思います。
キャンペーン名は、これまでは「県庁さわやかサマースタイルキャンペーン」でございましたが、これを、エコスタイルキャンペーンという形にさせていただきます。実施内容は、冷房の設定温度28度、それから軽装ノーネクタイ、ポスターを掲示するなど、来庁者にも趣旨を伝えるということで取り組みを進めていきたいというふうに思っております。
2.

質疑応答

(1)

クールビズの実施について

【記者】  クールビズの対象者は、どこまでの範囲になりますか、職員全員でしょうか。庁舎も、東も西も全部でしょうか。
【知事】  全部、全部ですね。 庁舎もまあそうです。はい、全部そうです。
もちろん本人の好みがありますからね、ネクタイを締めたいという人は、それはしようがないですが、できるだけ軽装、ノーネクタイでということで取り組んでいきたいと思います。
 私はやっぱりお客さんが来たときに、やっぱりずっとというわけにいかないので、それは使い分けということになると思いますがね。あと、議会が始まれば、議会中はずっとしてないかんので、そういうことで。それは臨機応変にと思っています。
(2)

東日本大震災を受けての本県の中小企業対策について

【記者】  東日本大震災を受けての愛知県の中小企業対策についてお聞かせ下さい。
【知事】  これにつきましてはですね、これまでもこの中小企業対策、特に東日本大震災の対策は、現地への人の支援、物資の支援、それから人の受け入れなどなど重点的にやってきましたが、やっぱりそれとあわせて一番大事なのは、愛知県の企業、産業が元気で日本経済を支えていくということでございます。
特に愛知県の中小企業対策ということが大事でございまして、現状認識といたしましては、これは4月の連休前にですね、4月の末に、先週、3日ぐらいかけまして県内中小企業に緊急ヒアリングを行いました。そういったところ、自動車産業中心に部品の供給が不足をし、生産活動が低迷しているとか、また、幅広い業種において自粛ムードとか風評被害などなどで売り上げが減少しているといった声が寄せられております。トヨタさんはですね、4月18日から生産再開ということでございますが、未だ、まだ5割ということでもございますし、7月から回復し、11月12月ごろまでに正常化するというふうに言っておりますけれども、その間、やはり関連する中小企業をしっかりと支えていくということが我々の大きな責務だと思っております。そういったところが今、現状認識でございまして、それを踏まえてですね、もう御案内のように、まずは中小企業の資金繰りの支援ということでございまして。
これは3月17日に県の制度融資、サポート資金(経済対策特別)というのを、これを拡充いたしました。それから、4月1日にサポート資金(セーフティネット)というのを拡充いたしました。これも国の制度改正を受けてということでございまして。それに加えて4月26日から、この4月20日に発表いたしましたが、「あいちガンバロー資金」で、5,000万円の無担保資金を作らせていただきました。信用保証協会の保証をつけて、その保証料を県が全額みるということ、それから貸し倒れの損失補償は10分の10、県がみるということで、信用保証をつけやすくなるということにいたしました。
結果、融資実績は、保証承諾ベースで、このあいちガンバロー資金は4月の26日と27日、2日間で31件、7億500万円、2日間で31件、7億500万円ということでございます。
その前の、4月1日からのサポート資金(セーフティネット)はですね、4件で1億1,000万円、それから3月17日からのサポート資金(経済対策特別)は69件で9億4,550万円というのを見ますとですね、2日間で7億500万円というのは、これは私もちょっと、なるほどやっぱりそういうことなのかなと思いまして、連休中でございますから、まだ手元には、これ以上の数字は来ておりませんが、連休前にこの無担保制度を、信用保証協会の保証料をタダにするというやつは、これは相当効いているんじゃないかと思いますし、県内の中小企業の皆さんに安心感を持っていただけているんではないかというふうに思っております。引き続きこの点はですね、県内関係の金融機関の皆さんと一緒に中小企業を支えていきたいと思っております。
ちなみに、金融機関に対する資金繰り支援ということでは、4月の5日に、県内金融機関の代表の皆さんに県公館に来ていただきまして、私の名前で貸し付け条件の変更、返済猶予とかですね、貸し付け条件の変更といったことを文書でもって、弾力的かつ機動的な対応をお願いをさせていただきました。その後、県職員がずっと金融機関に4月の6日、7日、8日と訪問をして要請もさせていただきました。
なお、こうした施策を周知するために、県内に100カ所、商工会議所とか商工会といったところに相談窓口をつくっております。そういったところでしっかりと対応していきたいと思います。
また、自粛ムードとか風評被害で観光関連業者が大変な影響を受けております。そういうことで4月の25日、これも発表いたしましたが、4月25日からホームページで、日本語、英語、中国語、韓国語で、「愛知県は安全です」と、「交通機関も全部動いております。ぜひぜひお越しください」ということのホームページでのアピールをさせていただいております。
それから、4月28日から愛知県の産業技術研究所で、ここでも発表いたしましたが、放射線量の測定と証明書の発行を無料でやるということもスタートさせていただいております。
ちなみに、4月28日時点では、まだ1日だけですけど、実績はまだゼロということでございます。これは随時、御要請があれば、県の職員が出向いて対応をしていきたいというふうに思っております。
そんなこともやって、あとはですね、4月の20日にあわせて発表いたしましたが、公共事業の前倒し発注ということで、これもですね、前年同期比より200数十億円多く発注いたしますので、それも含めてですね、中小企業、県内の中小企業をしっかりと支えていきたいというふうに思っております。