知事の記者会見
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平成23年11月15日(火) 午前10時30分
1.

知事発言

(1)

国際戦略総合特区の第一次・第二次評価結果について

【知事】  おはようございます。今週の定例記者会見を始めさせていただきます。
 昨日、国のほうから発表になりました。国際戦略総合特区の申請を9月末、私ども、アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区を申請いたしておりましたが、このたび10いくつ申請したと聞いておりますが、昨日、いわゆる書類審査といいますか、第一次試験をパスしたということでございまして、私ども愛知県を含む7地区がヒアリング対象になるという通知をいただきました。11月18日、今週の金曜日、午前中にこのヒアリングをさせていただくことになりました。この日は、私、ちょっと東京におりませんので、これは知事政策局長が対応いたしますが、そういうことで、まず第一関門突破ということでございます。
 最近は、こういう点数を全部出すんだね。うちは何か5番目とかいう話ですけれども、しっかりとこれは対応して、必ず勝ち取っていきたいというふうに思っております。
  
(2)

子ども手当の地方負担について

【知事】  それから、子ども手当に対する地方の負担についてですね。厚生労働省が、平成24年度以降の子ども手当については、住民税が増収するということを含めて、地方負担を5,400億円から9,800億円に増額する提案を一方的にしたわけでございますが、これは、これまで地方に裁量のない現金給付というのは国が責任持って行って、保育所整備とか保育サービス、そういった地域の実情に応じた現物給付といったサービスは地方が権限と財源を持って責任持ってやっていくと、こういうことを私ども主張してきたわけでありますけれども、それを国と地方の協議の場でやろうということだったんですが、私も厚労省の予算はずっとやってきましたんで分からんでもないんですが、やっぱり予算を組むのに、毎年、当初予算で1兆円ずつ伸びていった中で非常に厳しいと。シーリングを、今2,200億円カットというのはかかりませんが、それでも厳しいというんで、苦し紛れにこういったものをやってくるんですけれども、こういったことをやっても、絶対これは実現しませんので、こういう形でシーリング逃れで予算を組もうとするというのは、私はちょっと、これはいかがなもんかというふうに思います。
 ですから、厚労省の面々には、おまえら、ようこんなもん出したなと。逆効果だし、前に絶対進まへんぞという話をきちっとしていきたいというふうに思います。正直言って全く論外だということを、まず冒頭申し上げたいというふうに思っております。
  
(3)

「あいちガンバロー資金」の実績について

【知事】  あいちガンバロー資金の実績について申し上げます。
 本県では、4月26日から9月末まで、緊急つなぎ資金として県が信用保証料を全額負担するあいちガンバロー資金を2,000億円の枠で運用してまいりました。その結果、申し込みは2,000億を超えたわけでありますけれども、ちょうど2,000億円ぐらいかな。その間、やっぱり信用保証協会が審査をして保証の応諾をしなければいけませんので、その結果が、10,705件、1,552億円の保証付きの融資ということになりました。これにかかる保証料補助は26億円でございまして、これは債務負担行為を起こしておりますので、来年度以降、順次予算措置を講じて補助をやっていきたいというふうに思っております。
 金額別に見ますと、1件当たり1,000万円以下の利用が6割を超え、従業員規模別に見ますと20名以下の事業者の利用が8割を超えております。ガンバロー資金が比較的小規模な事業者の皆様の小口資金ニーズにきめ細かく対応できたということを示すということだと思っております。また、業種別に見ますと、自動車産業を含む製造業が30.5%と最も多く、卸・小売(業)が29.2%、やはり大震災の影響を受けて売り上げがどんと落ちたというところが中心になっている。地域別に見ると、42.1%の名古屋市を筆頭に、県内全域で幅広く御利用いただいたということだと思っております。
 利用者からは、「保証料が不要で資金調達コストを抑えることができた」また、「融資要件が柔軟であり、有難かった」と。これは貸し倒れた場合は、今までは信用保証協会との間で、県と保証協会で1対1、県が2分の1の損失補償をしますが、このガンバロー資金は10分の10、県が損失補償いたしますので、その分、融資が柔軟だったという評価をいただいたと思っております。そういうこともあって認定が不要でスピーディーに融資を受けることができた。認定というのは、こういった信用保証協会を対象とする資金の中に市町村の認定というのが必要な場合が間々ありますが、そういったものも必要ないということで、非常にスピーディーであったということで御評価をいただいております。
 引き続き、今、歴史的な円高も続いておりますので、今回の実績とか、中小企業の皆さんの声をしっかり受けとめて、引き続き、中小企業の資金繰り支援に万全を期していきたいというふうに思っております。
 お手元に資料(http://www.pref.aichi.jp/0000046503.html)がありますが、個別につきましては、この担当部局にお聞きをいただきたいというふうに思っております。まず、あいちガンバロー資金の実績でございました。
  
(4)

「国連ESDの10年」最終年会合の開催に向けた支援体制について

【知事】  続きまして、「国連ESDの10年」最終年会合の開催に向けた支援体制について発表したいと思います。
 これは開催県として万全の準備を進めていくために支援体制をつくっていく必要がございます。したがって、愛知県、名古屋市、経済界、教育関係者による支援準備委員会を11月30日に立ち上げて、この日に第1回目の会議を開催したいと思っております。
 県庁内には、部局横断的な庁内支援本部を本日付で設置し、11月22日に第1回目の会議を開催いたします。これまで誘致段階では産業労働部が担っておりましたが、今後につきましては、内容的に関わりが深い環境部を中心にやっていきたいというふうに思っておりまして、本日付で環境部内に専任グループを設置いたしました。これによりまして当面の支援体制が整うことになりました。しっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 なお、この点につきまして、この後、申し上げることと思っておりますが、先日、パリのユネスコ本部に行ってまいりました。ユネスコの事務局次長にお会いしましたが、2014年が、ユネスコが主宰いたしますESDの国際会合ということでございますから、その前年、2013年の秋にユネスコ総会、ユネスコ総会は2年に1回ありますから、2年後のユネスコ総会に、私がユネスコ本部に参りまして、1年後、2014年に愛知・名古屋で国連ESDの最終年会合をやるということも含めて、こういう内容であると。是非、ユネスコの関係国の皆様方こぞってお越しいただいて、実りの多いものにしたいということのプレゼンをしたいというふうに思っております。それに向けて、また準備を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(5)

愛知県スポーツ顕彰表彰式について

【知事】  愛知県スポーツ顕彰表彰式ということでございます。このたび、世界選手権大会などで優秀な成績を収められた、本県を活動の基盤とする4名のスポーツ選手に、愛知県スポーツ功労賞を授与することといたしました。世界水泳選手権の競泳男子400m個人メドレー第3位の堀畑裕也選手、それから世界陸上の男子ハンマー投げ優勝の室伏広治選手、レスリング世界選手権女子55s級優勝の吉田沙保里選手、同じく67s級第3位の井上佳子選手の4名でございます。
 表彰式は、11月22日火曜日の午後2時から県庁内で行います。当日は、レスリングの吉田、井上両選手を始め、関係者の方に御出席いただくこととなっております。来年にはロンドンオリンピックということでございまして、引き続き、ロンドンオリンピックでも大活躍をしていただきたい、メダルをしっかり取っていただきたいということを祈念したいというふうに思います。
 なお、関係の資料(http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000045/45872/23.11.15.pdf)は、お手元にお配りしてあるとおりでございます。世界水泳は7月、世界陸上は8月、レスリングの世界選手権は、9月ということでございました。こうした愛知県関係の選手が大活躍するということは、大変嬉しいことでございますので、引き続き、また頑張っていただきたい、エールを送りたいと思います。
  
(6)

吉田沙保里氏への「LOVEあいちサポーターズ」委嘱について

【知事】  吉田沙保里さんを「LOVEあいちサポーターズ」に委嘱することといたしました。女子レスリングで2大会連続の金メダルを獲得されておりますし、ずっと愛知県を基盤に活動していただいております、吉田さん、あいちスポーツ大使として、スポーツ活動を通して愛知県をPRしていただくことをお願いしたいというふうに思っております。委嘱式は、先ほど申し上げた愛知県スポーツ顕彰表彰式、11月22日午後2時からの表彰式の後、県庁内で執り行いたいと思います。
 「LOVEあいちサポーターズ」は、今回の委嘱も含めて9組となりますが、皆さんでさらに全国的にPRをしていただければというふうに思っております。
  
(7)

「愛知の地酒フェア」の開催について

【知事】  「愛知の地酒フェア」の開催ということでございまして、今月の18日金曜日から20日まで3日間、中日ビル地下1階の県のアンテナショップである「ピピッと!あいち」で、「愛知の地酒フェア」を開催いたします。18日と19日には、平成22醸造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞した五つのお酒を中心に試飲、販売を行います。20日には11社が自慢のお酒を振る舞います。
 愛知県は、私、時々申し上げているんですが、日本酒の蔵出し数量が、兵庫、灘ですね、京都は伏見、それから新潟に次いで、全国第4位ということでございます。愛知の次がちょっと少なくて秋田と、こうなっておりますが、その次がもうちょっと離れて広島と、こういう感じで、何となしに銘柄を思い浮かべるとそんなことかなと思いますが、愛知県は造り酒屋は40あるかな、今現在40で第4位と。
 うちは確かに大手がどんどんとあるというのもありますけれども、そういう意味では、日本有数のお酒の生産地ということでありまして、蔵元も多く、おいしい地酒が地元で楽しめるということを、地元の方もまだあまり知られていないかもしれませんので、この際PRしようということで、これは私がお酒を好きだということ(で)もありませんが、私が言って、やれと、やるぞという話で企画をいたしました。
 20日12時半には、お酒を飲む会でありますから、私だけじゃなくて河村さん(名古屋市長)にも来てもらって一緒に飲んでもらったほうがええんではないかと思いまして。河村さんはいつも焼酎が多いようでございますが、地酒を飲めということで一緒に飲もうと思いますので、是非、是非、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
2.

質疑応答

(1)

子ども手当の地方負担について

【記者】  子ども手当に関する地方負担の問題について、知事は、何か具体的に国に対して働きかけをしていくお考えはありますか。
【知事】  11月8日付で、先週ですが、地方6団体でコメントを出しておりまして、地方固有の財源である住民税の増収分を一方的に子ども手当に対する手当に使途を限定するということは、到底受けられるものではないという声明を出しております。
 したがって、引き続き、これは国と地方の協議の場をつくって真剣な議論をすべきだということを強く求めていきたいと思っておりますが、個人的には、こんなよう通らんもんを出してきたな、ばか者と、もう少し真面目にやれということは、厚労省の連中には言っときたいというふうに思っております。
 だから、これから年末に向けていろいろ国へ、予算とかそういった要請の機会もあるかと思いますので、その折には、しっかりとそのことは申し上げていきたいというふうに思っております。
【記者】  子ども手当の地方負担が、9,800億円に増額することが、逆効果と話されましたが詳しくお聞かせ下さい。
【知事】  逆効果というのは、要は、予算のシーリングにおさまらないもんだから苦し紛れにこうやって出してくると、地方との話がうまくいくわけないでしょう。だから、この制度自体が、スムーズにいかないという意味で、僕は、こんなものを一方的に出してくるのは、政策を前に進めていく上で全く逆効果だよという意味で申し上げました。やり方がね。
【記者】  地方の反発にあうのに、国は出してきたということですか。
【知事】  そうそうそう。だから、連中もわかっているわけだ、こんなのダメだわなと。だけど、差額の4,000何百億円がひねり出せんと。だから、とりあえずここへ被せておくかと。要はシーリング逃れですな、ということです。
(2)

国際戦略総合特区の第一次・第二次評価結果について

【記者】  国際戦略総合特区について、7地区が第一次を通過したということですが、他にどんな地区があるのか、5番目ということですが、点数はどうなのか、分かれば教えてください。
【知事】  これはもう発表してあるな、国のほうから。出てる、出てる。昨日発表したのよ。だから、是非、そっちのほうを、資料があるので、また貰ってください。
 これは専門家の評価得点と事務局の評価得点の2段階であって、一番高いのは関西の15.9点で、うちが5番目で13.875点という何か端数の数字ですけれども、またご覧ください。
(3)

知事のイタリア・フランス渡航の成果について

【記者】  知事のイタリア・フランス渡航について、渡航の内容、成果についてお伺いします。
【知事】  今回、先週でありますが、駆け足でありましたけれども、イタリア、フランス、ヴェネチアとパリですけれども行ってまいりました。まずヴェネチア・ビエンナーレを視察してまいりました。100年以上続く、まさに世界を代表する現代美術の国際展でございます。これは2会場ありますけれども、ジャルディーニ会場というのとアルセナーレ会場の2会場をメインにし、あと、街中でもそういったものを展示しているということで、ヴェネチアだけでも歴史と伝統のある古い街ですけれども、そこに現代美術、現代アートがマッチングして、大変多くの方々が来られておられましたし、世界に向かってその存在を発信しているということで、一つの存在感というか、アピールのあり方だなというふうにも思えました。
 ちなみに、去年トリエンナーレをやって、その前の年に、2009年ですか、2年前に神田前知事も、あと県議会の皆さんも、行かれているというふうにもお聞きしましたが、やっぱり百聞は一見にしかずでありまして、ああなるほどと。現代アートってこういうふうに街と融合するのかというのを目の当たりにさせていただいて、大いに参考になりました。
 五十嵐太郎芸術監督もヴェネチア・ビエンナーレにちょっと前に行かれているんです。
 だから、そういう意味で、うちの県美術館の学芸員も一緒に行きまして、彼もずっと回ってまして、今、五十嵐芸術監督とうちの学芸員とで今年度中に主なアーティストを選定するということなので、今精力的にその作業をやっていただいているということだと思います。
 私はビエンナーレ財団を訪問し、デル・メルカート事務局長とも面談させていただきました。私どもの方も、あいちトリエンナーレというのを、新しい芸術祭ですけれども始めましたということでPRもいたしました。併せて、フランスのパリで日本文化会館というのが、エッフェル塔のすぐ近いところにあるんです。そこの館長さんが東大の大学院で教官をやっておられた竹内佐和子さんという女性の方でございまして、竹内さんにも面会いたしまして、あいちトリエンナーレ2013のPRの支援をお願いしたところ、御協力をいただけるという回答を得ました。そのパリの日本文化会館にも情報提供して、そういったPRも、是非、できればというふうに思っております。
 それから、パリでは、先ほど申し上げましたが、岩村県議会議長と合流いたしまして、エンギダ・ユネスコ事務次長、それから木曽ユネスコ大使などユネスコ関係者と面談いたしまして、2014年の「国連ESDの10年最終年会合」の支援のあり方などについて意見交換を行いました。
 先ほど申し上げましたようにユネスコ総会というのは2年置きなので、今年は御挨拶に参りまして、2年後、2013年の秋、1年前のユネスコ総会でプレゼンテーションをやって、2014年の本会合を大いに盛り上げていきたいというふうに思っております。その旨をユネスコの事務次長にも申し上げましたところ、「大変結構な提案です。前向きに検討させていただきます」というふうに御回答いただきましたので、そういった旨でやっていきたいと思います。
 また、併せましてパリにいる在フランスの日本大使、それからOECD(経済協力開発機構)大使、JETRO(日本貿易振興機構)のパリセンター所長、そして現地に愛知県から行っている企業さんとか、私は初めて知りましたけれども、名古屋出身でパリを根城に活躍しているデザイナーの堀海斗さんという人に出会いまして、「COMMUUN(コムーン)」というブランドをつくって、フランスのプレタポルテ協会に加盟していると。50何社しかないはずですからして、もう既に日本代表するブランドになっていると。ケンゾーだとか山本寛斎さんのああいう類の方とほぼ同レベルの活躍をされている方がおられるというので、非常に心強い思いがしました。まだ30代半ばじゃないかな彼は。だから、そういう方の活躍、是非、名古屋でも名古屋コレクションとか、いろいろなことを、ファッションとか、そういったことも今取り組んでいるので、「是非、いろいろなことをやってくれないか」と言いましたら、「いや、是非、協力させてください」というふうに言われましたので、そういった方を是非、これからもネットワークをつくっていければというふうに思っております。
 そんな活動をさせていただきました。
(4)

重点改革プログラム策定に向けた外部有識者による公開ヒアリングの評価について

【記者】  重点改革プログラム策定に向けた公開ヒアリングについて、公開ヒアリングが行われた感想と評価についてお聞かせ下さい。
【知事】  まずは、この公開ヒアリングでしっかり議論していただいて、この評価をやっていただきました有識者委員の先生方には、貴重なお時間をいただきまして御協力いただきましたことを心から厚く御礼申し上げたいと思っております。なかなかタイトな日程の中で8つの重点的なものについて、精力的に御議論いただいて表決いただいたということを大変ありがたく思っております。
 併せて、傍聴者の方が延べ500人の方に御参加いただいたということも、大変関心を持っていただいたということは、大変嬉しいなというふうに思っております。引き続き、こういった形のものを、公開ヒアリングといいますか、公開の中で県民の皆さんの多くの声をいただいて、愛知県の行政のあり方、しっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 なお、今回いただいたというか、いろいろな御意見をいただいたと思いますが、そういったことを踏まえて、今月中を目途に重点改革プログラムを取りまとめていきたいというふうに思っております。そういう中で第五次行革大綱の深掘りをして、スリムでしなやかで強い行政をつくっていきたいというふうに思っております。
【記者】  今回行った公開ヒアリングは、改革案に関する仕分けですが、今後、事業そのものについて仕分けをするお考えはありますか。
【知事】  今回は、これも初めての試みですけれども、8月から46項目について論点を示して、インターネットで県民の皆さんに、まさにパブリックコメントのような形で御意見をいただいたやり方をやりました。それをさらに、ある程度というか大玉を選んで、また有識者の皆さんにヒアリングをするというやり方をやりました。
 いろいろなやり方があると思いまして、そういう中で今後、今言われました事業仕分けといったことも含めて、これまた検討していきたいというふうに思います。今年度はこれでどんどん、もう11月ですので、来年度の予算編成とか、いろいろなことに進んでいきますが、来年度以降、私は、事業項目を選びながら、事業そのものについていろいろな議論をいただいて是非を問う事業仕分けというものも、これもぜひ検討したいというふうに思っております。
 どういうやり方がいいかというのは、その事業に応じて、施策に応じてあるじゃないですか、そういう議論の仕方が。それは広く大いに門戸を開いて、それを検討していきたいと思います。
(5)

東日本大震災に関する災害廃棄物処理について

【記者】  環境省へ質問書を提出してから、まだ反応がないと思いますが、そのことについてどうお考えですか。
【知事】  もうそろそろ回答書が来るんじゃないかというふうに思っておりましたら、実はちょっと、まだ時間がかかっているようでございます。今現段階で回答書は来ておりません。本当は、あまりそういうことを言うと怒られるけれども、もうそろそろということだったんですけれども、ちょっと延びているようでございますので、今我々は回答書を待っているという状態です。
 回答書が来れば、前に申し上げたように直ちに皆様に御報告をし、県民の皆様にお知らせをし、もう一回、そのまた御意見を集約して、また環境省のほうに、その回答について、また、質しながら議論を深めていきたいと思っております。
 要は、質問書を出したときにも申し上げましたが、県民の皆様にやっぱり安全安心を確保するという上で、そのことは大前提ですから、そのことの理解を深めていただくということのために、やっぱり引き続き、真剣な議論を積み重ねていきたいというふうに思っております。その上で、具体的な、がれきの受け入れ処理がどうなるかは、それをクリアしないと、その前に進んでいかないというふうに思っておりますから、まずはその点について全力を挙げたいと思います。
 これは一愛知県ということではなくて、多分、西日本のほうの自治体、地域についてはどこも一緒だというふうに思いますけれども、その点やっぱりもっともっと国が真剣になって情報公開をし、あと、その放射性物質を取り除くいろいろな手法を、今新聞報道等で時々私も聞きますけれども、こういった形をやれば土の除染がパッともっとできるとか聞きますけれども、もっと早く、もっと速いスピードでこの放射性物質を取り除く方法を、総力を挙げてやってほしいと。これは国がそういった技術を持っておられる企業さんと技術者と大学とかと組んでやっていただかないと、我々では手が出ん話ですから、それは是非、やっていただきたいなというふうに思います。
【記者】  東京都は、受け入れを進め、国の基準が示されないまま独自の判断で行っていますが、都民に理解を得るために、処理の各段階でのデータを公表しています。愛知県が実際に受け入れるようになった時に、透明性をどのように示すのか方針はありますか。また、いつ頃までには受け入れを可能にしたいという時期的な目途はありますか。
【知事】  先月、申し上げたと思いますけれども、東京都とは拠って立つ前提条件が全く違うんですね。
 東京都は、まず一つあるのは、下水の処理の最後に出てくる汚泥については、もう放射性物質が出ているわけです。いわゆる8,000ベクレルという基準ぎりぎりのものもいっぱい出ているし、超えているものも出ている。8,000ベクレル以下のものがいっぱい出ていて、それはどんどん埋めているわけですね。どんどん埋めている。どんどん埋めている。超えているやつもいっぱい出ている。それは別途袋詰めにして置いてあるにしても、どんどん出ている。そういう中で東京都さんは、これは英断だと思いますが、国民としてこういったものの負担を分かち合わなきゃいかんのだということで、100とか200とか放射線物質の値が低いものを受け入れ、それをさらに焼却して、8,000ベクレルに近いものがあっても、それはどんどん埋めている。それはやっぱりもう既に東京都さんは、下水を止めるわけにいきませんから、8,000ベクレルに近いものでもどんどん埋めているわけですよ。
 ところが愛知県は出ておりません。これは西日本全部そうだと思いますが、そういったところの我々が受け入れて焼却をすれば、前に申し上げたように200、300ベクレルのものが30何倍になるんですね。下に落ちる主灰はそんなになりませんが、上に飛んでいく飛灰は30何倍になって8,000ベクレル超える恐れだって出てくる。そういうものについて、どういうふうに考えたらいいのかということについて質問書を出しているわけなので、それは早くいただかないと、次のステップに進めないということだと思います。
 そして、関東地方のように、ある程度低い値であっても放射線物質がそこらここらで出ているものと、愛知県は一切ない。要は河川にも海も、それから地表1メートルのところも、常に常にモニタリングもしながら調査をして出ておりません。そういったところに、例えば、それを受け入れて埋めた場合に、その跡地の活用の方法とか風評被害とかいろいろなことを考えた上で、それを防止するのは、どうやってやったらいいんですかということを公開質問書で出しておりますから、それに対して回答いただかないと、我々としては前に進んでいかない。
 これは愛知県だけではなくて、西日本全部の思いだというふうに思っております。ですから、まずは、それをいただくということが前提で、それは早くいただきたいということを申し上げております。その上でまた真剣に議論をしたい。
 これは1か月2か月とか、今年で終わりとか、こんな話じゃなくて、これからまだ延々と続いていく話なので、だから早く我々の質問に対する回答をいただいて、併せて、さっき私が申し上げた放射性物質を取り除く除染については、本当に効果的ないい方法を早く作ってほしいということを、併せて申し上げていきたいなというふうに思います。
 ですから、今現段階で時期的にいつがどうのこうのと、そういう話にはまだなりません。
(6)

県民税減税について

【記者】  県民税見送りの関係で、河村名古屋市長から、県は減税あるいは行革をやる気はないんだ、という厳しい声が出ていましたが、それに対して反論があればお聞かせ下さい。また、今後の河村名古屋市長との連携について、どのようにお考えですか。
【知事】  まずは、河村さん(名古屋市長)との友情と盟友関係は変わりません。もちろん減税の部分もありますが、いろいろな施策を一緒にやっておりますので、これは変わりません。例えば昨日、名古屋市が発表された「金シャチ(おかげ)横丁」の件ですか、あれにしても、国の機関、農政局とか水資源機構の皆さんに移転をしていただかなきゃいけない。それについて、我々愛知県としてもしっかりと協力をしたいと思っておりますし、私、現に国の方に、財務省の方にも参りましたしね。勝事務次官にもその話もさせていただきましたし、そういった協議の場もこれから作るということになると思います。
 そういったいろいろな意味、諸々のことで協力をしていくことは、たくさんあると思いますし、例えば名古屋港のレゴランドの構想にしたって、あれは名古屋港管理組合の土地の方が多いですね、あそこね。そういったものも、昨日も、ちょっと名古屋港管理組合議会で議論になりましたが、要は協力してやっていかないかんことは山のようにありますし、そういう意味で私と河村さんの盟友関係は変わりはありません。
 この間の一昨日も二人で大阪へ行って、橋下さん、松井さんの応援に二人で走り回りましたけれども、そういう意味では、そこは変わらないということをまず申し上げておきたいというふうに思います。
 その上で、一つは行革については、県は、平成10年から延々とやってきているわけですね。例の金融危機の後、赤字決算になって、これは大変だということで延々とやってきて、10年間で5,700億円の行革効果も生み出してきております。それから、愛知県は、この21年、22年、23年で、給与抑制によって539億円、540億円も、この行革を出しているということでありまして、むしろ行革は、それぞれの自治体が、名古屋市がどうだと言いませんよ、言わないけれども、はるかに私は真剣にこれまでもやってきたと。特に給与抑制も含めてね。
 特に給与抑制こそ県は、本当に県の職員の皆さんに御苦労をかけながら全力でやってきているというふうに思っております。それは中身を見ていただければ一目瞭然だというふうに思いますよ。私が言いたいのは、名古屋市の方はね、河村さんが今回、私はこの間の11月4日の記者会見でも申し上げました、河村さんになってから一生懸命、行革努力をやって200億円という財源をつくられて、22年度、減税を1年間だけど実施されたと。私はそれは高く評価をしております。ですから、名古屋市の方は、河村さんが言ったように財源はもう確保したんだと。だから、やろうと思えばできるんだということは、私はそうだと思っている。だから、名古屋市の方はしっかりやって欲しいということを、議会の方にもその点は、お願いしたいということを申し上げました。
 給与云々ということになると、河村さんも少し言ったようだけれども、ラスパイレス指数は名古屋市の方が高いわけですよ、県より。数字は調べてもらえばというか、事務方に聞いてもらえればわかりますが、そのことはやっぱり、あえてこれ以上は言いませんが、そういうことは申し上げておきたいというふうに思います。
 行革というのは、それぞれがみんな血のにじむ思いで真剣にやってきているということなので、人のことはあまり言わんほうがいいというふうに彼には言いましたけれども、だけど、そのことはしっかりやっていきたい。引き続き、行革というのは、我々県民、市民の負託を受けてやっているわけですから、県民、市民の皆さんから信頼を得るために行政自らが身を正していくというのが行政改革、行財政改革なので、これは、これからも真剣にやっていく必要があるというふうに思っております。
 ただ、この減税分については、私はこの間も申し上げたように、減税は、私は自動車減税という形で、愛知県の経済の活性化と雇用の確保を考えた場合は、当面は、これに全力を傾注するんだと。この円高と、これによる国内空洞化を食い止めるためにも、これに全力を傾注するんだということを判断させていただいたわけでございまして、そのことを引き続き、しっかりやっていきたいと思います。
 なお、税制の仕事をやればわかると思うんですが、これは国がやるから自分のことじゃないと。ただお願いだけじゃないかと、他力じゃないかというふうなことでは全くないんですよ。要は、本来、地方税である自動車取得税とか重量税の譲与分とかいうのが、これだけたくさんあって、それでも、自ら身を切ってでも、返上してでも、自動車産業の生産販売を活性化して国内の空洞化を防ぐんだという思いで私から声をかけて、7県の知事、さらに神奈川県の黒岩知事も趣旨には賛同していただいておりますので、そういった方々に声をかけて、あと埼玉県の上田知事も趣旨は賛成だと。ただ、今ちょっと全国知事会の副会長をやっているので、名前を連ねるのはちょっと、とか言って。最初は、いや、分かった、とか言って、二つ返事でオーケーしてくれたんですけれども、いろいろあるもんでね、という話なんですが、そうやって声をかけてやって、あれだけの文書を、要請書を我々地方、知事側がまとめたのは初めてですよ。
 私はずっと税制の仕事をやってきて、自動車税制の仕事も、この14〜15年全部私が仕切ってきたからよう分かるんだけれども、こんなん初めて。だから、それだけのエネルギー、労力が要るということを今やっていると。むしろ、私のほうから政治的な力を、動きを作って、今、経産省とか財務省にしっかりやっているので、そのことは強く申し上げていきたいと思います。
 ちなみに、今度11月17日木曜日の夕方5時、東京の永田町で、民主党の自動車関係議員さんが集まる会合に私参ります。そこに自動車工業会の会長、自動車販売連合会の会長、自動車総連の会長、みんな揃い踏みして、どんなことがあっても、この自動車税制の減税を勝ち取るんだということで強く働きかけをしていきたいというふうに思っておりますから、引き続き、これに全力を挙げていきたいと思います。
 ちなみに、この後、聞かれると思いますんで先に言いますが、小沢代議士と昨日会いましたが、小沢代議士には、小沢先生には、自動車税制を私一生懸命担いでおりますと、円高で大変なんですと、国内空洞化を食い止めないかんのですということと、私、当選同期で仲がいいので岩手県の達増知事にも賛同していただいて名前を連ねてもらっていますと。岩手県にもトヨタグループ、関東自動車始めトヨタグループもたくさん行っておりますということも含め、是非、御理解と御支援をということをお願いいたしました。小沢先生からは、分かったと、応援するというふうに言っていただきましたので、心強い限りだというふうに思っております。
 引き続き、この自動車税制の減税に全力を挙げていきたいというふうに思っております。
 それはそれといたしまして、日曜日、大阪に河村さんと一緒に行きましたが、とにかく11月27日の大阪秋の陣、大阪決戦は、大変、大事な選挙だと思っておりますから、何としても我々の盟友、同盟軍である橋下さん、松井さんが圧倒的な形で勝っていただくことを、是非、期待したいというふうに思っております。また引き続き23日にも、今度はバスを仕立てて大阪まで応援に行くという段取りにしておりますので、また23日、これは朝からずっと1日頑張ります。全力で応援をしたいというふうに思っています。
(7)

小沢氏との面談について

【記者】  小沢氏との面談で、自動車税以外については、お話をされましたか。
【知事】  自動車税の話をし、今の円高の話をし、国内空洞化の話をし、対策の話をさせていただきました。後は、いろいろ四方山話をいたしましたが、ということです。
(8)

TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加について

【記者】  日本のTPP交渉参加について、改めて、知事ご自身のスタンスをお聞かせ下さい。
【知事】  TPPにつきましては、私はかねてから申し上げております、選挙中からも申し上げておりますが、私は、TPPの交渉に参加をし日本の主張をとうとうとぶつけて、むしろ主導権を持って環太平洋の、アジア太平洋地域の自由貿易圏、自由貿易体制を作っていくということは、これは絶対に日本の国益としてやっていかなければならないことだということで、私は是非、これは参加すべきだと、賛成であるということをかねてから申し上げてまいりました。
 ただ、そういう中で、交渉事ですから日本の主張をぶつけていくというのは当たり前のことですし、やはりコメを始めとする主要農産物、特にコメの関係ですね、これについては、私は即時、全面関税撤廃、そういう話にならないと私は思いますよ。例外のない原則というのはありませんから、私はしっかりそこは日本の主張をし、特にコメは守るということをはっきりとやっていけば、具体的には、この愛知県の農業というのは、全国で3番目の水準にあるわけですね、3番手グループ。私は、いつもよく申し上げますがね。その中心は、愛知県の場合は花き園芸なわけですね。これはもう市場の中でやっているわけですよ。ですから、そういう意味で私は、コメさえしっかり守っておけば、愛知県農業は十分、これはTPPであろうが何であろうが闘えるというふうに思います。
 むしろ花き園芸なんていうのは、バイオテクノロジーを使った植物工場をどんどん、どんどん、豊橋市の方でも豊橋技術科学大とか豊橋サイエンスコアなんかを中心に植物工場をどんどん、どんどん、作っていくという、それだけのバイタリティがあるわけですから、私は十分やっていけるというふうに思っております。しっかりと交渉の中で日本の主張をぶつけていただきたいというふうに思います。