知事の記者会見
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平成24年7月23日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

最近の出来事について

【知事】  皆さんおはようございます。7月23日月曜日、定例の記者会見を始めさせていただきます。
 なお、御心配をおかけしたギプスは、一応まだやれと言ってるのを無理やりとりまして、今。ただ、まだサポーターですけど、一応かねが両方入ってましてね。しばらく固定しているということでございますが、一応これとれるので、ようやく2週間ぶりに、先週末に風呂に入れたんであれやと思っとりますけど、まだまだかかるようでございます。
 昨日、名古屋場所の千秋楽の優勝力士に対するあれは、内閣総理大臣杯は40キロあるんですが、愛知県知事杯は30キロありまして、去年は30キロをよっこらしょと持ち上げたんですけど、今年はちょっとやめましたので、介添えをやっていただいたということでございます。    
  
(2)

愛知県とコストコホールセールジャパン株式会社との基本協定の締結について

【知事】  まずは、お手元に資料(http://www.pref.aichi.jp/0000049137.html)を配付しておりますが、愛知県とコストコホールセールジャパンとの基本協定の締結について御報告をいたします。
 愛知県企業庁とコストコホールセールジャパン株式会社とで、かねてより交渉を行ってまいりましたが、今日、中部臨空都市空港対岸部への進出につきまして、基本協定を締結することになりました。コストコホールセールジャパンは、アメリカのコストコ社の日本法人であります。中小企業と一般消費者をターゲットにした会員制の卸・小売事業者でありまして、家庭用品・食料品から有名ブランドまでを低価格で提供するというのをコンセプトにしております。いわゆる箱で売るというやつですね。
 コストコ社は世界8カ国で602店舗を展開し、グループ全体の売上は7兆円を超えておりまして、2010年度のランキングは世界7位と。ちなみに日本では、14位がセブン&アイ・ホールディングス、17位がイオンということでありますから、それよりも大きいということでございます。
 これまで関東、関西で13店舗ありましたが、中部地区の1号店ということが今回決まりました。地元から1店舗当たり300人から500人ぐらいの雇用があるということでございますので、地域の活性化にもつながるというふうに思っております。これによりまして中部臨空都市のまちづくりにさらに弾みがつくというふうに期待をいたします。
 お手元に資料がありますが、一応この空港島とりんくうタウン、中部臨空都市につきましては、今このような状況になっております。おかげで去年の春以降といいますか、名古屋トヨペットのマリーナりんくうから始まって、去年の夏にはイオンモールが26年春の開業を目指すことを表明し、そして今年2月、東京かねふくさんと契約を結び、東京かねふくさんは今年の12月オープンということでございます。先月6月にはユミコア日本触媒、ユミコア社との締結をし、そして今回、このコストコホールセールが6ヘクタールということでございます。
 空港島の方は、山寿セラミックさんも契約を結びまして今年の9月に操業予定と。さらに、ここにありますように非日常商業施設の予定地ということで、今年の10月を目指して今プレゼンを受けているということでございまして、こういうことで中部臨空都市の立地が弾みがついてきております。さらにこうした形でしっかりと進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(3)

「産業空洞化対策減税基金」に基づく「新あいち創造研究開発補助金」の採択案件の決定について

【知事】  それから、続きまして、「産業空洞化対策減税基金」に基づく「新あいち創造研究開発補助金」の採択案件を決定いたしましたので、御報告をいたします。
 これは産業空洞化対策減税基金、50億円の基金を毎年積んで、企業立地、企業誘致と、この研究開発・実証実験をサポートするということで、この4月からスタートいたしました。そのうち、平成24年度では50億円のうち25億円を使って、企業立地や研究開発・実証実験を支援することといたしております。そのうち、研究開発・実証実験につきまして、今年の4月上旬から1カ月間、公募を行ってきております。全体で81件、19億7,000万円の応募をいただきました。その後、外部有識者を中心とする審査委員会におきまして審査、評価を行った結果、最終的に59件を採択し、7億6,000万円。当初予算5億円でございましたが、これだけたくさん来ましたので、1件あたりの額は、できるだけたくさんの方に、たくさんの企業さんの研究開発を応援しようということで、少し1件当たりの額を抑えさせていただきましたが、その上で59件、7億6,000万円のこの事業を採択させていただきました。
 何点か採択案件の概要を御紹介いたしたいと思います。お手元に資料(http://www.pref.aichi.jp/0000053061.html)をお配りしてございます。一覧表というのを見ていただきますと、これはアイウエオ順でダーッと並べておりますが、企業と事業の内容ということでございます。何点か採択案件の概要を御紹介いたします。
 お手元の資料番号の整理番号16番の小島プレス工業さんでは、現在主流となっている接触充電、プラグインとは異なりまして、非接触でバッテリーを充電する技術を開発しようというものでございます。
 また、36番の豊田合成さんの取組は、交通事故を減らすためにドライバーに危険を知らせるITS技術のツールとしてスマートフォンを活用することに関する研究開発ということでございます。この中でも自動車の案件がいくつかありますが、愛知県は我が国随一の自動車産業の集積地でございまして、是非とも世界に先駆けて、当地でこれらの研究開発の成果を実用化につなげていきたいというふうに考えております。
 続きまして34番の東洋航空電子さんの取組は、航空機の製造現場において高度な作業を担う人材を育成するための訓練・評価システムを実証しようとするものでありまして、国際戦略総合特区プロジェクト、航空宇宙産業の特区のプロジェクトを後押しするということも期待をいたします。
 続いて27番のタイヨー化学工業さんの取組は、繊維関連の既存技術を生かしまして、光を通し、熱を通さない遮熱ネットを開発しようとするものであります。同社は、強い太陽光が当たると発電量は増加する一方で、温度の上昇に伴い発電効率は低下するという太陽光発電の課題解決に取り組まれる予定でございます。
 また環境・新エネルギーの分野では、42番の西島様の羽ばたき式小型風力発電の事業化に関する実証実験も支援をいたします。これは既存の回転式風車とは違う新しい風力発電装置の認証を目指したものでありまして、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献することが期待されます。
 県としては、今後ともこうした減税基金に基づく補助制度によりまして、これを活用して、高付加価値のモノづくりの維持、拡大を図っていきたいというふうに思っております。
 なお、その内容はお手元に資料がありますけれども、採択案件の内容で、企業別に言いますと、大企業が14件、中小企業が45件ですから、大体4分の3は中小企業の案件と。申請区分別としては、研究開発が38件、実証実験21件ですから、これは2対1と。対象分野別では、次世代自動車が17%、航空宇宙は10%、環境・新エネルギーが24%、健康長寿が8%、情報通信・ロボットが10%、特定基盤技術が31%。地域別では、大体ほぼ愛知県内満遍なくということでございます。
 この他の資料は御覧をいただければと思っております。従って、平均交付額は大体1,300万円ぐらいでございます。これでしっかりと応援をしていきたいというふうに思っております。   
  
(4)

「愛知県内一斉ノー残業デー運動」及び「有給休暇取得プラス1運動」の賛同企業募集について

【知事】  続きまして、「愛知県内一斉ノー残業デー」及び「有給休暇取得プラス1運動」の賛同企業の募集について発表いたします。
 愛知県が労使団体や行政機関などと設置いたしました「あいちワーク・ライフ・バランス推進協議会」では、本年1月に「あいち仕事と生活の調和行動計画」に基づく重点行動として、「愛知県内一斉ノー残業デー運動」と「有給休暇取得プラス1運動」を実施することといたしました。いずれも趣旨に賛同いたしまして、運動に参加していただける企業を募集して進めていきたいと考えております。
 こうした形で県内一斉のノー残業デーに取り組むという試みは全国でも初めてということでございます。本日から賛同企業の募集を開始いたしますので、よろしくお願いいたします。
 なお、お手元に募集チラシをお配りしてあります。チラシがありますけど、この「本日帰郎(ほんじつ かえろう)」君というのは、元おもてなし武将隊の前田慶次さんの役の方でございまして、名前は芸名だろうな、土手翔太というんだ。芸名だと思いますが、24歳の。この人はモデル兼演劇をやっている方でございまして、なかなかのイケメンですね、本日帰郎君。裏は「休暇取代(きゅうか とるよ)」さんということで、これはあいち戦国姫隊のおまつさん役、迫春美さんという方ですね。
 ということでございまして、こうした形で武将隊とか姫隊で活躍した人をしっかりと活用して応援していきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、「愛知県内一斉ノー残業デー運動」をやるのは、これは11月21日の水曜日にしたいというふうに思っております。何で11月かといいますと、厚生労働省さんが毎年11月を「ゆとり創造月間」というふうにしておりますので、その11月の第3水曜日を「県内一斉ノー残業デー」といたしました。これは「あいちワーク・ライフ・バランス推進協議会」で協議をした上で決定したものでございます。
 それから、9月から11月を「有給休暇プラス1運動」の期間といたしました。これは8月で夏休みとかお盆休みは終わりますけれども、9月から11月までにはそうした大きな休みがないということなので、この3カ月の間に有給休暇をもう一日取っていただければということで運動を展開していきたいと思います。
 なお、こうしたことに賛同していただく企業さんを募集いたしますが、どのくらいの企業さんが手を挙げていただけるかというのはちょっとわかりませんが、初年度はまず、3,000事業所を一つの目安にして募集をしていければいいかなというふうに思っております。
 なお、愛知県、県庁では、毎週水曜日及び毎月19日及び、期末手当及び勤勉手当支給日を全庁一斉定時退庁日といたしておりますので、県庁でもしっかりと定時退庁を含めてやっていければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(5)

「あいちの山里で暮らそう 80日間チャレンジ事業」チャレンジスタッフの募集について

【知事】  続きまして、あいちの山里で暮らそう80日間チャレンジ事業のチャレンジスタッフの募集を今日から始めますので、よろしくお願いいたします。
 5月7日の定例会見の冒頭でその概要を御報告いたしました。その後、これをやっていただく事業者の決定をし、そして各市町村との協議、マッチングをさせていただきまして、今日から8月の14日の火曜日まで、広く全国に向けて募集をしたいと思っております。それぞれこの5カ所の三河山間部の過疎地域に住んでいただいて、山里の暮らしを通じて得た発見や感動などをブログ等で発信していただくチャレンジスタッフということでございます。
 チャレンジスタッフには、地域のイベントやお祭りなどの行事に積極的に参加をしていただきたいと思っております。また、山里での暮らしを通しまして、それぞれの地域の魅力を肌で感じて発信をしていただければというふうに思っております。チャレンジスタッフには様々な活動を通じて盛り上げていただくことを期待いたしたいと思います。
 お手元に資料(http://www.pref.aichi.jp/0000053034.html)がありますが、これは5カ所で5人ということでございます。就業期間は8月の下旬から12月の下旬までということでございます。月20日程度、80日間の勤務といたします。月30万円を支給するということで、これは去年の離島の3人娘と一緒でございますが、ということでやっていきたいと思っております。
 内容ですけど、既に発表してありますが、お手元に配付してありますカラー刷りの資料を御覧いただければと思います。
 豊田市では、豊田市は幾つかの、小原とか旭とか稲武、下山、それから足助と、こういったところを合併いたしましたが、そのうちの旭地区におきまして、農山村の田舎暮らし体験を絡めた婚活イベントの企画を立案して実施していただくということでございます。
 それから新城市は、これは作手でございます。作手での田舎暮らしの発信、湯谷温泉でのおかみ体験などの企画を立案、実施していただければと思っております。
 それから設楽町は、「花まちしたら」のシンボルとなる花の山公園の整備、それから、きららの森の紅葉情報の発信などなど、体験イベントを通じまして魅力発信をしていただくということでございます。
 それから東栄町では、花祭の準備から舞やお囃子(はやし)の練習、本番までの体験記といったものを情報発信していただきたいと思います。
 豊根村では、茶臼山の散策、炭焼きなどの体験メニュー、お茶、ブルーベリーなどの特産品を活用して、活性化につながる企画を村の方と一緒に考えていただくということで、やっていただきたいというふうに思っております。
 去年の観光のPRといいますか、島の魅力を発信するということだけではなくて、今回は山里で暮らして、その暮らしている人たちの息吹、息遣いを感じていただいて、それを発信していただく。それが交流につながり、最後はやっぱり定住につなげていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
  
(6)

「愛知県陶磁資料館」の新しい名称の公募について

【知事】  続きまして、愛知県の陶磁資料館の新しい名称の公募につきまして御報告をいたします。
 愛知県陶磁資料館は、昭和53年6月の開館以来、国内はもとより国際的にも評価をされる有数の陶磁専門施設として、歴史的、美術的に貴重な陶磁作品の収集、保存、展示、調査研究を行うとともに、作陶施設、茶室などを設置し、陶磁文化の振興を図ってきたわけでございます。
 現在は「資料館」という名称でありますけれども、来年の平成25年6月に開館35周年を迎えるということから、国内外から評価をされる陶磁専門施設としてふさわしい名称に変更したいということでございます。なお、新しい名称を応募された方の中から1名様に地元の著名陶芸家、加藤清之さんの作品を贈呈させていただきたいというふうに思っております。
 なお、陶磁資料館では7月28日の土曜日から企画展「戦国のあいち 信長の見た城館・陶磁・世界」を開催いたします。28日の午前10時半からの開会式に先立ちまして、戦国姫隊の演舞も行います。私も参加をしたいというふうに思っております。よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 この名称につきましては、これまでもいろいろ御意見がありまして、もっと親しみが持てる名前にしたらどうか、ちょっと堅いんじゃないかと、もっともっとPRできるような名前にしたらどうかということもございまして、検討してきたところでございますが、今回こうした形での募集をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。これは去年の行革の重点改革プログラムの中にも、これ入っておりますので、この名称変更も含めてしっかりと取り組んでいきたいと思っております。  
  
(7)

愛知ポップカルチャーフェスタinモリコロパークの開催について

【知事】  続きまして、愛知ポップカルチャーフェスタinモリコロパークの開催についてということでございまして、リニモ沿線の一層のにぎわい創出を図るために、「クール・ジャパン」として注目されている分野の一つでありますポップカルチャーをテーマとしたイベントを平成24年11月23日にモリコロパークで開催をいたします。
 こちらは「愛知ぽぷかる聖地化計画」を掲げて去年2月に開催し、好評いただいたイベントの第2弾ということでございます。前回のイベントは2月という寒い時期にもかかわらず、6,000人参加をいただいたということでございます。当日は声優さんや歌手の方によるライブステージ、またコスプレコンテスト、フィギュアモデルの展示などを募集しております。
 前回のイベントでは「文化の妖(よう)精ぽぷかるちゃん」が誕生いたしましたが、今回のイベントでは「リニモたん」という萌(も)え系キャラクターを作っているそうでございまして、私もまだ見ておりませんのでよくわかりませんが、どのようなキャラクターが誕生するか楽しみだということでございまして、こうしたキャラクターたちにはツイッターなどでイベントの情報発信を行うほか、ナビゲーターとして活躍をしていただきたいというふうに思っております。今日から公式ホームページをオープンいたします。いろんな情報を出していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 なお、お配りしております資料(http://www.pref.aichi.jp/0000053044.html)で、こういうことですな。これがぽぷかるちゃんだそうでございます。この次のカラー刷りの紙にいろいろキャラクターが載せてありますけれども、ということでございます。何かこのぽぷかる2というところの絵のところに出ているのは私かなと思いますが、これは初めて見ましたが、何かちょっと不気味な感じがしますけど、それは御容赦いただいて。ということでございます。
  
(8)

名古屋港水族館入館券のデザインの刷新と東山動植物園との観覧セット券の発売について

【知事】  最後に、名古屋港水族館の入館券のデザイン刷新と東山動植物園との観覧セット券の販売について御報告をいたします。
 入館券デザインの刷新ですが、今年で名古屋港水族館20周年ということでございますので、入館券のデザインを刷新することになりましたと。刷新のもう一つの理由として、昨年末入館券の偽造というのが発生しましたので、その防止策としても対応したいと思っております。偽造防止のために印刷に工夫を凝らしたものとなっておりまして、現在まだ作成中ですが、8月1日からは新しい券がお目見えすることになると思います。
 なお、夏休み期間に入りまして、名古屋港水族館、現在20時までの夜間営業を行っておりますので、是非お越しをいただきたいというふうに思っております。
 次は東山動植物園との観覧セット券の販売についてということでございまして、これは入館券とは別でありますが、この8月1日からの新しい試みといたしまして、名古屋市の東山動植物園と協力いたしまして、割引価格で両館に入場できる観覧セット券を作成し、1万枚、限定1万枚で発売をいたします。歴史のある東山動植物園とポスターを協力して作成して盛り上げていこうというものでございます。
 これは水族館と東山動植物園の窓口で2,200円。水族館が2,000円で、東山動植物園は500円なんだ。それをセットにして300円割引と、2,200円ということでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思っております。利用につきましては、同じ日でなくても結構ですということでございますので、よろしくお願いいたします。
 なお、購入者特典として、発売記念オリジナルポストカードと水族館オリジナルマグネットを作製し、配付をいたしますので、よろしくお願いいたします。
【知事】  一つ、補足ですが、一応名古屋港水族館では8月にベルーガの出産を控えております。また12月にはシャチの出産を控えておりますが、現在のところどちらも順調に進んでいるということでございますので、御期待をいただければというふうに思っております。
 また、無事に産まれましたら直ちに御報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 
  
(9)

先週行われた全国知事会議について

【知事】  先週、全国知事会議へ行ってまいりまして、その感想も含めて、ちょっと申し上げます。
 何点か発言をいたしましたが、一つは、東日本大震災からの復興というテーマの時に申し上げたのは、これは風評被害対策に関連いたしまして、この7月の最初の土日に、この愛知県及び東海地区で福島県いわき市小名浜港で水揚げされたカツオを、イオンさんの協力を得て、東北・関東以外で初めて販売をいたしましたと。私もそこへ行ってカツオにかぶりついてPRもさせていただきました。好評で飛ぶように売れたということをその場で申し上げ、とにかく水産物とか農産物、生鮮食品というのは、販路が狭まってくると、いわゆる買いたたかれるというか、値段が下がっちゃうんですね。できるだけ販路が広くなればなるだけ、値段とか価格は維持できると。それは当たり前のことですよ。
 だから、そういう意味で関東・東北だけではなくて、西日本、我々の方でもどんどんどんどんそういったものを売っていくと、販路拡大ということが重要であり、カツオだけじゃなくて、今度は秋になれば、またタコとか貝とかを、操業が始まると聞いておりますから、そういったものもどんどん売っていきますよと。是非そういうことを全国で取り上げたらどうですかと、取り上げるべきじゃないですかということを申し上げました。
 その中で、私の発言を受けて、東日本大震災からの復興の提言の風評被害対策の中に「販路拡大」という文言が追加されました。ですから、そういったこともしっかりと取り組んでいきたいと。これからも取り組んでいきたいというふうに思っております。
 それから、円高・デフレ対策のプロジェクトチームのリーダーとしても発言をいたしました。さらに全国知事会として、政府・日銀に対して引き続き実効性のある円高対策を求めていこうということを強く申し上げさせていただきました。
 それから、3点目は大都市制度についてですね。大都市の競争力をどう高めていくのかという観点からの議論が必要だということで、各地区の実態に合わせた大都市制度のあり方を作っていく、そういったことの必要性を申し上げました。
 それから4点目として、平成20年度の導入時から強く反対してきましたが、地方法人特別税。各都道府県の法人事業税の半分を国が召し上げて、また配分し直すということで、当時、東京都と愛知県を狙い撃ちにした税制度ということで、私はあの当時、自民党の愛知県連会長をやっておりましたが、断固反対するということで、徹底的に反対運動をやりましたけれども、残念ながら多勢に無勢で押し切られたということがありますが。これはもともと地方税のものを国税に召し上げて配分し直すということなので、全く地方分権に逆行するものでありますから、これは直ちに廃止すべきだということを強く申し上げさせていただきました。
 それから5点目として、自動車取得税と重量税の廃止を申し上げました。去年はその運動をやって、自動車重量税の1,500億円の軽減、それから3,000億円のエコカー補助金というのが実現をしたと。そのエコカー補助金の支えがあって、今、足元の製造業、モノづくりが非常に活発な動きをしておりますが、これは夏にも切れるということも見通されておりますので、是非、引き続き。こういった自動車産業を始めとした製造業を、この円高だからこそ、やっぱり支えていかないと空洞化が進んでしまうと。そのことでこの抜本的な見直し、廃止を強く申し上げたところでございます。
 私の発言に引き続いて応援メッセージを数名の知事さんがしていただきましたが、一方で自動車取得税については、その7割が市町村の財源ということもあって、「いや、いいんだ」と、「そのままでいいんだ」という意見の方もおられました。
 いずれにいたしましても、この修文というところまでいきませんでしたが、これはもう引き続きですね、引き続き強く申し上げていきたいと思っております。知事会でこれについて何を書こうが全く縛られる気はありませんので、徹底的にやって、別に知事会でそんなこと言ったところで何か力があるとは思っておりませんから、これは政治力で決着をつけるということなので、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
  
(10)

オスプレイに対する所感について

【知事】  知事会議でも議論が出ましたが、今朝もずっと報道で流れておりましたが、オスプレイについても所感を申し上げたいというふうに思っております。
 今日、昨夜からずっと韓国の釜山から輸送艦で輸送されてくるということで、ずーっとリアルタイムで報道されておりまして、今朝、岩国にアメリカ海兵隊のオスプレイの搬入ということがやられたわけでございますが、知事会議でもいろいろ意見が出まして、私のところにも各新聞報道等々の皆さんからアンケートは来ておりますが。
 私はですね、これは確かに日米安全保障条約などなどによって、協議の対象ではないということが日本政府の立場なんだと思いますが、私自身は、これだけここで議論になっている、国民の皆さんの関心が高まっているということの中で、今年の4月と6月にこのオスプレイが立て続けに事故を起こして、墜落事故が起きているという中で、この岩国と普天間への配備、そして低空飛行の飛行訓練も内容になっているということだとすると、やっぱり国民の皆さんの安心安全といいますか、そのことが疑念が、懸念が残るということでは、私は今このタイミングで搬入を強行されるのは、本当にいかがなものかというふうに思います。
 それでもって安全性の確認をして、そしてそれを国民の皆さんに御理解いただかなければ運航しないと言っているなら、何でこのタイミングで岩国基地に搬入を強行されるのか、本当によくわからないというふうに思います。ですから、知事会でもそのことについては、関係自治体や住民が懸念している安全性が確認できない状況では、受け入れることができないという緊急決議を採択したわけでございますけれども、私も全く同感でありまして、なぜ強行するのか本当に理解ができないというふうに思っております。いま一度、外務省、防衛省は、しっかりとアメリカ大使館、それからアメリカの国務省、国防省としっかり協議をすべきだというふうに思います。
 なお、この問題について、私は国会議員の時、もう今から8〜9年前になりますけれども、日米地位協定ってありますね。日米安保条約に基づいて基地の運用を規定する日米地位協定。日米地位協定の見直しを迫る議員連盟の活動を私やっておりまして、私と河野太郎で2人でやって、自民党の議員、当時100人以上だったかな、何とか誘って、日米地位協定の見直しを求めるという、そういう活動をやったことがございます。
 愛知県には米軍基地はありません。米軍基地が所在している自治体、いわゆる知事さんですね、都道府県でそういう知事会というのを、渉外知事会かな、何かそういうのも作っておられますが、私は当時、地元に米軍基地がない議員がこういうことをやったほうがいいと。むしろそうあるべきなんだということで、その運動をやって、河野太郎さんと2人でワシントンまで行って、国務省、国防総省ペンタゴンまで行って、いろいろ意見交換をしたこともございました。
 その時のあれというのは、例えばアメリカの海兵隊、米軍の兵士の方が日本国内で犯罪行為やった時に、それは日本側が取り調べられないと。軍には軍法会議というのがありますから、日本が取り調べられないということなので、それは余りにもひどいじゃないかと。それは見直して、やはり日本の法律に服すべきだということ。それから米軍基地は、中でどういうことをやっても地元の自治体に協議しない、例えば環境問題とかね。今、中でどういう建物を作り、どういうふうな塗料だとか、どういうふうな化学品を使っても、地元に協議は一切ないんですよ、米軍基地は。それはおかしいじゃないかと。要はフェンス1枚隔てて全然協議できないなんて、そんなバカな話があるかというようなこととかね、何点かを、これを改善をやっぱり申し入れて。
 ところが、米軍基地というのは世界に展開しているわけですよ。ヨーロッパにもそうだし、アジアにもアフリカにもそうだし。そういったところはみんな、日本の地位協定よりもっとアメリカのほうが立場が強い協定になってて、日本のほうが確かに地元に配慮しているというのはあるんですけど、それはそれとして日米同盟と言っていると。そして私と河野太郎なんかずっと言っていたのは、日米同盟は大事なんだと。日米のこの同盟関係の安定性を確保していくためにも、やはり国民の理解が必要なんで、日米安保条約があり、地位協定があって、国際法上認められていることなんだということだけではいけないと。やっぱりお互いの国民なりお互いの政府、政治が常に常に努力して、この日米の信頼関係を保っていくことが日米同盟を真の同盟関係に持っていくことなんだと。同盟の条約だけあって、あと中身がスカスカじゃ話にならんでしょうと。だから、もっともっとお互いの信頼関係を高める努力をしていかなきゃいけない。そのためにこの地位協定の改定と、それと普天間の基地の早期返還を早くやんなきゃいけないということをやった覚えがあります。
 そういった思いからすると、今回のこのオスプレイの搬入、何でこんなに急いでね。もう日本国内の世論がワーッと燃え盛っているときに、ましてや山口県の知事選をやっとる時にというのは、これは不思議でしょうがないですよ。だから僕は、こんなん1カ月待ったって、2カ月待ったって何の影響もないと思うんで、何か不思議でしょうがないですね。こういうことを積み重ねていくと、本当、日米同盟は大事だと言いながら、何かその日米の信頼関係が下がっていくということを非常に憂慮いたします。
 ですから、搬入してしまったということでありますけれども、私はやっぱり何らかのアクションがあってしかるべきじゃないかというふうに思います。そのことは機会があれば、折に触れても申し上げていきたいと思っています。
  
2.

質疑応答

(1)

いじめの対策について

【記者】  先週知事からメッセージが発出されましたが、その後いじめの対策で愛知県としてとりまとめたものがあればお伺いします。   
【知事】  発表したのが先週の金曜日の夕方でしたので、今日は月曜日の午前中ですから、あれから何か進展がということではありませんが、連日いろんな新聞、テレビなどなど報道されております。ですから、大変県民、市民の皆さんのこの問題についての、いじめの問題について関心は高まっていると思います。
 ですからそういう意味では、先週私が出させていただいたメッセージのとおり、もう夏休みが始まっておりますから、この夏休みの機会に是非みんなでいじめの問題を考えていただきたい。いろんなところで話題にしていただいて、こんなことはもう絶対あっちゃいけないと。たとえちょっとでもそういう芽があったら、みんなでそれはそういう芽を摘んで、そしてこれがエスカレートしていかないようにしようということを、是非是非やっていければというふうに思っております。
 ですから、私の出させていただいたメッセージをいろんな場面で広く周知を、県民の皆さんに周知をしていただいて、いろんなところで話題にし、お話をしていただければと。その話題にするということがね、そういうことをしちゃいけないんだということを広く伝えていくことになると思いますので、そういったことを是非お願いしたいと思います。
 それから、いじめの相談窓口、110番など、そういったものも今でも24時間やっておりますけれども、それをさらにもっと周知し、充実していけれるように、これは教育委員会にしっかりと検討してもらうということで指示をいたしましたので、これは是非できるだけ早いうちに、その充実策を皆さんに御報告できるようにしていきたいというふうに思っています。   
【記者】  県教育委員会に検討を求めているのは、相談窓口の周知についてでしょうか。   
【知事】  いやいや。どういうふうに充実するか。いろんなあれがあると思いますが、周知もそうだと思うし、もうちょっと体制をあれしたいことがあるかもしれないし。県の教育委員会の、いわゆるそういった(愛知県教育・)スポーツ振興財団かな、そこに委託しているわけでありますけれども、県だけではなくて、各市町村の教育委員会でも、どうやって充実してもらえるか。そういった形で県内全域でそういったいじめ相談の窓口が充実できればいいと思いますから、そういった面で何ができるかをね。先週の金曜日に指示をしたところなので、できるだけ早くきちっと検討してもらって、御報告できるようにしたいというふうに思います。    
(2)

森元総理の次期衆議院選挙不出馬報道について

【記者】  森元総理が次の衆議院選挙に立候補しない意向を固めたようですが、自民党におられた知事としてどのように受け止めますか。     
【知事】  それは何かさっきネットで見ていたら、NHKが今日の朝、配信したんだね、確か。
 確かにね。地元の後援会でそういう発言されたということなので、もう確定だと思いますが。私もおつき合いなかったわけじゃないのであれですけど、何年か前からというか、前回の選挙終わってからかな、以降いろいろ折につけ、いろんな話をさせていただいていく中で、我々の時代は終わったと。自分はいいときを過ごさせてもらったと。いい時代というか、いいときに政治をやらせてもらったと。自分は後進をこれから育てていく責任があるんだと。我々のような世代は、もう早いとこ、これを機に身を引いて、君たち若い世代にバトンタッチをしていくのが、つないでいくのが我々の役目なんだということは、折に触れておっしゃっておられました。
 ですから、そういう意味では3年ぐらい前というか、前の選挙が終わった後から、やっぱりある程度もう腹は固めておられたんではないかというふうには、自分は受けとめております。ただ、まだお元気なので、そうは言ってもまだまだ政治で活動されるんじゃないかと思っておりましたが、このタイミングで言われたというのはちょっと、正直言って驚きとともに、そういやそうやって確かにずっと言っておられたよなという思いと両方ですね。
 いずれにしても、総理大臣までやられた方でありますし、ある意味、日本の保守政治をずっとリードされてきた方でありますから、この数年来言っておられた後進を育てるということをしっかりとやっていただければいいんではないかというふうに思います。まぁ、感想だけです。    
(3)

高校入試制度改革について

【記者】  県教育委員会が、入試制度改革で独自に有識者の会議を立上げ検討することになりましたが、知事が開く教育懇談会とどのように連携することになりますか。    
【知事】  ちょうど同じタイミングで先週あれしましたけども、要は教育懇談会を今週やりますが、そこで入試制度のことも議論をしてね。私はこちらの教育懇談会の方で大きな大きな大枠の方向を出していくと。いろんな御意見をいただいて、大枠の方向づけを示していきたいというふうに思っております。
 具体的な検討は、ここに本当にいろんな技術的なこととか実務的なこともたくさんあるので、その方向づけを受けて、その教育委員会のその協議会議で、(愛知県公立高等学校入学者)選抜方法協議会議で検討していくという構えでやっていければと思ってます。そういう意味では、この高校入試制度の複合選抜制度の改善見直しについて、具体的にもうスタートしたと、着手したと、こういうふうに受けとめていただければいいんじゃないかというふうに思っています。  
【記者】  県教育委員会の担当者は、どういう連携をすればいいか分からないと言っており、知事の意図とは全く違ったことをやっている印象を持ちましたが、いかがでしょうか。     
【知事】  いや、それは誰が何を言ったか知らないけど、それは私が指示しますから。   
【記者】  知事が開く教育懇談会が、こういう抜本的な改革をやるよう指示したところで、県教育委員会は既に話し合いをして結論が出ている、ということにはなりませんか。     
【知事】  そうはならない。それはならない。それはやっぱりその方向でやっていただくということでね。もちろんこれは知事部局と教育委員会制度との関係ということにもなるかもしれませんが、それは予算の編成から、いろんな意味での人事を含めて。特に予算編成はこちらの方でやるわけですから、そういう意味では協議をしながらということになりますけれども、それは方向はしっかり聞いてもらう。そのことはゆるがせにはいたしません。