知事の記者会見
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平成24年7月30日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

最近の出来事について

【知事】  皆さんおはようございます。7月の30日月曜日、7月最後の月曜日ということでございますが、定例の定例記者会見を始めさせていただきたいというふうに思っております。
 夏休みも入りましてですね、連日暑い日が続いておりますが、どうか熱中症などなどにお気をつけいただきましてお過ごしをいただきたいと思います。まだまだ晴れマークがずっと続いておりますので、まだ35度を超える猛暑日ばっかりだと思いますが、是非お気をつけいただきたいと思います。
 夏本番でありますので、いろんなスポーツとか、いろんな行事、イベントございますが、昨日、一つは高校野球の愛知県大会の決勝戦がございました。大変な熱戦でございまして、岡崎市民球場にも私参りまして始球式もやらせてもらいましたが、何と何と、一生懸命練習したんですが、ワンバウンドの上にバッターに当ててしまいましてですね、テレビで中継していて、後でみんなに、始球式でバッターに当てたのを初めて見たと言われて非常にあれでございましたが、1万5,000人の観客の皆さんは拍手大喝采でありまして、マスコミの関係者からは球場が和んでよかったよと言われました。ただ、1番バッター、本当に痛がっててですね、スプレーというアピールをしていたんで、いやいいかなと思ったんですが、名電の1番でしたけど、ただ、その子が先頭バッターでヒットを打ったんで、やれやれよかったなと思いましたが、いずれにしても、名電も東邦も大変頑張った素晴らしい、史上に残る熱戦だったと思います。是非、甲子園でも大いに頑張っていただきたい、野球王国愛知の面目躍如ということで頑張っていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 さてまず、全然関係ありませんがね、ロンドンオリンピックも2日終わりました。愛知県の関係の選手の成績をちょっとだけ御報告をさせていただきたいと思います。
 一つは、水泳の堀畑裕也選手が、名古屋市の出身でございますが、高校は豊川高校から日体大在学中だね。400メートル個人メドレーで萩野選手が銅メダルを取ったんで隠れてますけど、6位入賞ということでございまして、そういう意味では頑張っていただいたというふうに思います。それからサッカーは、名古屋グランパスの関係では永井選手、昨日、点を取りました。それからグランパス出身の吉田麻也選手ですね、2人が大活躍しております。決勝トーナメント進出。それから、ボートの榊原春奈選手は準々決勝へ進出ということ、それから体操の寺本明日香選手は団体6位で決勝進出、個人総合は8位の成績で日本人トップで予選通過ということで活躍をしております。それからカヌーの羽根田卓也選手は準決勝進出ということでございます。それから今朝、アーチェリー女子の団体で蟹江美貴さんは岡崎市の出身、団体の銅メダルということでございます。本当に大活躍をしていただいておりまして、嬉しい限りでございますので、引き続き頑張っていただきたいというふうに思っております。 
  
(2)

いじめ相談窓口の周知と充実について

【知事】  まずは、いじめ相談窓口の周知と充実ということでございます。
 先般ですね、先々週金曜日でございますが、7月20日の金曜日、夏休みに入るところでいじめ問題の根絶についてのメッセージ、子どもたちに対するメッセージも含め、出させていただきました。その際ですね、この相談窓口の周知と充実につきまして教育委員会に検討するよう指示しておりましたが、次の3点の対策を実施していく。当面、緊急にやっていくということでございますので、御報告をいたします。
 1点目は、いじめ相談窓口の周知を図っていくということでございます。
 いじめに悩んでいる子どもたちが一目見て相談してみようと思えるような「いじめホットライン24」の案内チラシを配布することといたしました。このチラシには、子どもたちにいじめ相談の電話窓口をより身近に感じ、気軽に相談してもらえるように、市町村が設置している独自の相談窓口の情報も市町村ごとに記載をしていただこうということでございます。これはですね、愛知県教育委員会がひな形をつくりまして、これを各市町村の教育委員会にデータで送りまして、ここに各市町村の教育委員会の独自の情報を入れてですね、2学期の始業式に担任の先生から子どもたちの手に渡していただくように指示をいたしました。是非、市町村のそういった独自の情報も入れて周知をしていただきたいというふうに思っております。
 それからですね、またチラシのほかにもシールを配布いたしまして、ランドセルとか生徒手帳など身近なものに貼ってもらうということで、いじめ相談電話の番号があるようにしていきたいと。
 これまでにもこういったものをやったことがありますが、いじめの今回のやつはこれから作って、新たにまた貼ってもらうということでございますので、よろしくお願いいたします。
 それから2点目は「いじめホットライン24」の充実ということでございます。
 いじめホットライン24で実際の対応に当たっているボランティアの相談員や臨床心理士に対して、いじめのさらなる早期発見、早期対応につなげられるよう研修を一層充実してまいります。また、今回周知を強化することで、いじめホットラインで相談件数の増加が想定されますので、特にいじめに特化している夜間相談につきましては2学期当初から当面の間、電話回線を臨時増設したいというふうに思っております。
 いじめの相談窓口は、昼間の相談は10時から22時まで4回線やっておりまして、これは県が(愛知県教育・)スポーツ振興財団に委託をしてやっておりますが、4回線、朝の10時から22時、夜の10時まで、これはボランティアの方でやっていただいておりまして、これはいじめ以外にもさまざまな相談があります。健康問題、家族問題、学校生活等に関わる相談が多くて、昨年度、平成23年度にこの昼間の相談に寄せられた相談が9,893件中、いじめについては23件、0.2%ということでございました。
 夜間の相談というのがありまして、これは22時から次の朝の10時までですね、夜の10時から朝の10時まで。これは1回線でございまして、これはいじめに特化したもので、臨床心理士が相談に当たっておりまして、昨年度304件の相談がこの夜の相談にありまして、いじめに関する相談は178件で全体の58.6%でございました。従って、この夜間相談について、昼は4回線ありますからあれですけど、夜は1回線なので、これを増やしていこうと。2学期当初から当面の間、電話回線の増設ということで、3カ月間ぐらい当面まず増設を、1回線増やしていければというふうに思っております。
 それと3点目、市町村教育委員会との連携の強化ということでございまして、市町村教育委員会と連携をいたしまして、いじめに、より適切に対応していくために、市町村が独自で実施している電話相談担当者等との情報交換会を開催していきたいというふうに思っております。こうした取組をやることによりまして、いじめに悩んでいる子どもたちをサポートしていきたいというふうに思っております。もちろんこれだけではなくて、さらにさらに、ありとあらゆる場面でこうした取組を充実させていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(3)

マニフェスト工程表の更新について

【知事】  続きまして、マニフェスト工程表の更新についてでございます。
 私のマニフェストにつきましては、昨年の10月31日に、マニフェストに掲げる236項目の政策を今後どう進めていくか、その手段となる施策・取組の内容や平成26年度までの4年間の手順を示したマニフェスト工程表を作成・公表いたしておりまして、現在、全庁挙げて取組を推進しているところでございます。工程表は、毎年度事業の進捗等を踏まえ、その内容を更新していくことといたしておりまして、このために、平成23年度及び24年度の取組を反映した工程表の更新をいたしました。
 資料(https://www.pref.aichi.jp/0000053229.html)にマニフェスト工程表の進ちょく状況、項目別の主な取組というのがございます。例えば元気な産業・経済・地域づくり、県民税10%減税につきましては、産業空洞化対策、減税基金で法人減税分につきましては実施をしているということでございます。それから市街地縁辺集落制度の導入などによりまして、市街化近隣の調整区域の宅地開発を緩和いたしました。条例は去年の10月に施行し、今年度新城で第1号の指定をいたしました。調整区域でもいろんな宅地開発ができるという制度でございます。今現段階、まだ予備軍と言いますか、今手続中というのが幾つかありまして、これは着実に進んでおります。それから中小企業活性化条例につきましては、現在、その検討準備を進めております。農業国際競争力強化センターも7月に設置をいたしました。観光プロモーションも名古屋市と共同で進めております。交通インフラ体系の整備につきましては、名古屋環状2号線の西南部・南部の工事着手、また港湾の強化などなど、これも進めております。
 それから、くらし・医療・健康・福祉。地域医療再生基金を活用いたしまして、あいち小児保健医療総合センターの第3次救急の整備、それから心身障害者コロニーの再編整備などなどを進めております。
 それから教育・文化でございますが、特別支援教育の充実ということで、旧平和高校跡地に知的障害養護学校を現在整備いたしておりまして、今年度建設に着手をいたしております。それから子どもや教員のメンタルヘルスに配慮いたしましてスクールカウンセラーを増員いたしております。小学校には、今年度スクールカウンセラーの配置を拡大ということでございます。それから、あいちトリエンナーレも着々と進めております。
 中京都につきましては、独立戦略本部、それから昨年の愛知宣言をしております。地方分権につきましては、中部広域連合の研究を進めております。
 それから、東三河マニフェストということで、「東三河県庁」がスタートいたしました。環境面では、三河湾環境再生プロジェクト、長良川河口堰調査などなどを進めております。
 そういったことで着々とこうしたマニフェストを点検しながら進めていきたいと思います。
 なお、お手元に大部のものがありますが、これが236項目の全部のものでございますので、また御関心のところを御覧いただければというふうに思っております。
  
(4)

三河湾環境再生シンポジウムの参加者募集と発表団体決定について

【知事】  それから、三河湾環境再生シンポジウムの参加者募集と発表団体決定についてでございます。
 愛知県では重点施策の一つとして三河湾の環境再生に向けた取組の機運を高めるため、このプロジェクトを実施しております。総括として、シンポジウムを平成24年8月18日土曜日、豊橋市公会堂で開催することを先般発表いたしました。シンポジウムの1部では、資料(https://www.pref.aichi.jp/0000052431.html)にありますように、海や川の環境活動を行っている愛知県内のNPO等15団体、滋賀県内の5団体、合わせて20団体によるポスターセッションを行うことといたしておりまして、パネルの発表を通して交流を行っていただきます。シンポジウムの第2部では、嘉田滋賀県知事の基調講演や、愛知県内及び滋賀県内の5団体に活動事例発表をしていただきまして、その後、私と嘉田知事の対談を行うことといたしております。また、当日の午前中に私と嘉田知事が豊橋港からラグーナ蒲郡まで三河湾の洋上視察を行います。記者の皆様には、ちょっと船のキャパが足らないので乗っていただくわけにいきませんが、伴走船を用意しますので是非乗っていただければというふうに思っております。豊橋からラグーナ蒲郡までぐるっと三河湾を行っていただくと。夏ですからね、御存知の方はあれですが、正直言って、夏はやっぱりそんなにきれいではないということですが、現状を御覧いただければと。ただ、風があって気持ちいいと思いますよ。是非是非、御参加いただきますようお願いをいたしたいと思います。この開催を契機に、NPOの皆さんと連携、協働を広げていくとともに、県民全体に三河湾里海再生への機運を高めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  
  
(5)

木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業者の公募について

【知事】  続きまして、木曽岬干拓地のメガソーラー設置運営事業に係る事業者の公募について発表いたします。
 愛知県では、三重県とともに弥富市、三重県木曽岬町、桑名市にまたがる木曽岬干拓地におきまして、電力の安定供給に貢献するとともに木曽岬干拓地の有効利用を図るためメガソーラー事業を実施いたします。この事業は、木曽岬干拓地をメガソーラー事業者に貸し付けて、その事業者がメガソーラーの建設、運転、維持管理を行うものでございます。貸付面積は78ha、出力規模は30〜35メガワット、事業期間は20年ということでございます。企画提案コンペ方式によって実施することといたしておりまして、8月3日から三重県とともに公募を開始いたします。なお、公募期間は約2カ月でありまして、三重県に申込窓口を設けます。11月には応募いただいた事業者の中から事業候補者を選定し、その後、中部電力と関係者と調整を進め、年度内には事業者を決定し、売電先である中部電力に接続の申込をするということでございます。多くの事業者の方々に御応募をいただきたいというふうに思っております。
 その詳細な資料(https://www.pref.aichi.jp/0000053275.html)がありますが、面積のうち、78haのうち、三重県が62、愛知県が16ということで、うちが2割強ということでございますが、そういったことでやっていければというふうに思います。
 ちょうど伊勢湾岸自動車道のすぐ南側のところということでございます。全面積でありませんけれども、そういう面積でやっていくということでございます。
 事業者の選定につきましては、三重県の職員が3名、愛知県の職員が3名による選定委員会によりまして事業者選定基準を決定し、その基準に基づいて事業者を選定いたします。7月31日、明日ですな、事業者選定基準を策定するための有識者の有識者会議と選定委員会を7月31日に三重県庁で開催する予定ということでございます。ということで、年度内に、3月までにこの企画コンペで決定をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(6)

一般国道301号の全面復旧について

【知事】  続きまして、一般国道301号の全面復旧について御報告をいたします。
 一般国道301号は新城市の作手地区と市街地を結ぶ幹線道路でございます。しかしながら、昨年9月21日の台風15号の豪雨によりまして新城市豊栄地内におきまして道路の一部が崩落をいたしました。9月26日より通行止めを行いましたが、12月22日に片側の交互通行規制に切りかえ、引き続き復旧工事を行ってまいりました。工事は予定どおり進みまして、8月8日水曜日正午通行規制を解除し、全面復旧ということでございます。大変な御不便をおかけしてまいりましたが、ようやく復旧するということでございますので、また御理解をいただければと思います。
 地図があります(https://www.pref.aichi.jp/0000053295.html)。新城市街地から作手地区に行くやつ。最後に写真がありますが、こういう崩落があったということでございます。これで、う回路を使いますとやっぱり30分ほど余計にかかるということで、例えば、作手地区の高校生4〜5人が新城市内の市街地の方に下宿したりというような影響もございました。これでようやく復旧するということでございますので、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。 
  
2.

質疑応答

(1)

マニフェスト工程表の更新について

【記者】  マニフェスト工程表の県民税減税についてですが、法人分は産業空洞化対策を平成24年度から26年度まで「実施」とし、個人分の方は同期間「検討」となっています。これはどう見れば良いのでしょうか。 
【知事】  検討ということですね。だから、私、去年申し上げたんですが、法人減税分につきましてはこれで実施をすると、こういう形で実施をするということを申し上げました。個人分につきましては、昨年いろんな状況の中で、超円高デフレを克服するという意味で自動車減税に注力をすると。で、自動車減税は個人の減税が8割9割、あらかたであるということから、それと財政の状況等々もかんがみて、個人分についての24年度実施は見送らせていただくということにいたしました。それについては、この4年の任期の中で実現をするということを申し上げましたので、その4年の任期の間にこうやってやるという意味の矢印ということでございます。  
【記者】  そうすると、平成26年に実施と書けないということでしょうか。  
【知事】  だから、今現在検討中ということですからね。 
【記者】  いずれ、もう少し更新されてくれば、「実施」に変わる可能性があるということですか。 
【知事】  そうそう。だから、これは、この工程表というのはその都度その都度具体化したときに書き換えていくという、そういうものでございますから、そういうふうに御理解いただければというふうに思っています。  
【記者】  この工程表はどれくらいの頻度で更新しているのですか。  
【知事】  去年は10月31日。今年は、23年度終わった段階でその状況を見ながらということですから、それが今日になったということで、大体1年に1回はこういう形でまとめて報告したいと思いますが、要は、一つ一つの施策は、こんな表なんか関係なしにやるわけですから、その都度その都度それは御報告をしていきたいというふうに思っています。これは一つの総括表だね、早見表というか。  
(2)

いじめ相談窓口の周知と充実について

【記者】  いじめ相談窓口のパンフレットを2学期から小中学校に配布するとのことですが、何枚配布する予定ですか。夜間の相談電話窓口を1回線増設にあたって、臨床心理士も増員しますか。 
【知事】  チラシはですね、これはデータで送って各市町村に情報を入れてもらってですから、これはもちろん全小中学校生、全生徒。全小中学校に配っていただくということを考えています。要は、各学校で刷ってくれということですからね。ということと、あと、このシールもね、これは全児童生徒に配りたいというふうに思っています。
 それから、当然回線を増やすわけですが、これは、この臨床心理士さんも増やすと。要は、だからその他の人件費を段取りせないかんので、これを今、中でちょっと財政担当とも今協議をしていると、こういうことです。今1本で1人のやつを、もう1本でもう1人ということです。
(3)

東日本大震災で発生した災害廃棄物処理について

【記者】  震災がれき受入れに関し、県漁連が県に抗議文を出したと先週報道されていましたが、県漁連も含め、いろいろな団体と意見を交わす予定はありますか。また、県漁連は公共工事で協議しないと表明していますが、これについてはどのように対応していきますか。  
【知事】  たまたま土曜日、休みの時にですね大変恐縮でしたが、私、設楽ダムの連続公開講座、豊川流域セミナーというのがありましたので、それでたまたまあちらの方に行っているというのもあって田原市役所へ、休みでしたけど、鈴木市長さんとの日程を調整したらあそこしかなかったんで行きました。本当は今週行こうかと思ったんですが、確か明日からオランダへ行くんだな、国際園芸博だねあれ、花博でオランダのフェンローというところでやっているんですけど、愛知県の、日本のジャパンデーがあるのかな。ジャパンデーがあるので、そこに合わせて行っていただく。本当は俺も行けとかいう話もあったんですけど、ちょっとなかなか日程のやりくりがつかなかったんで、行っていただくということもあって、土曜日にしました。
 近々碧南市も知多市もお伺いしたいというふうに思っています。ですから、日程が固まり次第、また御報告を皆さんにさせていただきたいというふうに思っておりますが、内容は、違うことを言うわけないんで、同じです。要は、具体的な中身ということは今作っているところだもんですから、要は、8月末にこの事業計画、それから環境調査などなどができるということで説明会をやれるので、是非やりたいということ。その時に、説明会の時に、対象としては、まず市長さん始め市役所の皆さん、それから市議会の皆さん、それから大体各地区には区長さんとか自治会長さんとか協議会長さんとか町内会長さんとかおられるわけですね、そういう地域を代表する方々が、取りまとめる方がね、取りまとめというか、そういう地域の取りまとめ役みたいなね。そういった方々に全市的に集まっていただいて御説明会をする。それから農協の組合長さん、理事さん、それから漁協の組合長さん、理事さん、そういったいわゆる公職者に近いような方々を集めて説明会をする。それから、さらにその候補地の近くの地元、例えば田原であれば童浦地区、碧南であれば大浜の下区、それから知多であれば新舞子の地区の皆さんにも説明会をする。そういった形の説明会をやりたいということを申し上げました。
 それから内容は、この間、土曜日申し上げましたが、具体的にどこの地区のどういった種類のがれきを対象にするか。で、そこのがれきの放射性物質の値はこのぐらいなんだと。要は、基本的には問題のない、非常に放射性物質の量の、値の低いものを持ってくるということを、是非それは説明させていただきたい。それからその搬入ルート、それからそういった処分場の形状というか形、こうやって処分をしてこうやって、基本的には埋めるわけですから覆土をしていく。それから環境影響調査の結果、そういったもの。そういった内容を説明させていただきたいということを申し上げて、それは知多市にも碧南市にもこれから近々に、それは同じく報告をしていきたいというふうに思っております。
 要は、そういう形の地元の皆さんへの説明会、市役所とか市議会は我々が行けばできますが、各地区の区長さんとか自治会長さんとか、ましてや地元のあれだと、会場だとかお呼びかけのやり方とか、それは県じゃやれませんので、やっぱり地元の市町村の皆さんにやっぱり協力してもらわないとできないので、そういった意味での協力をお願いに上がったということです。鈴木市長さんからは「よくよく説明をお願いします」ということでございますので、説明会の段取りは一緒に共同してやっていければというふうに思います。知多市さんも碧南市さんも同じような話になるんじゃないかと思いますが、ですから、受入れの可否とか何とかそういう話じゃなくて、まずはやっぱり、まず説明をさせていただくということだと思っております。
 それから、漁業関係者の皆さんでありますけれども、いろんな御意見も当初からいただいておりますが、今申し上げたそういった形のものを説明をしていって、丁寧に説明をしていって、また御理解をいただくということだと思っております。
 現段階で、公共工事うんぬんという話でありますが、今現段階で協議が滞っているというふうに聞いているのは、名古屋港の高潮防潮堤ですか、中部整備局がやる、というふうには聞いておりますが、例えば県がやる事業で例えば海岸事業、県のやる事業の方が多いわけですよ。海岸とか漁港とか港湾、そういった事業については全て順調に今進んでおりますので、そういう意味で、私、やっぱり県民市民の皆さんの防災とか安全とかそういったことについては、やはりこれは着々と進めていかないかんと思いますので、その点は我々がしっかりと、今ちょうど作っているところでありますが、がれきの処分計画、事業計画、それから環境面での調査、これは全く影響がないんだということをしっかり御説明をし、そして特に風評被害ということを御懸念されている。それはよくわかるんです。だと思います。ですから、それはまた具体的にこのものを、こういう値だということがまだ、我々も今この事業計画を作っているところなんで、それが見えてこないんで御不安だということは本当によくわかるんで、早く早くこれを作って御説明をしていけば、私は御理解いただけるというふうに思っています。ですから、丁寧にしっかりと説明していきたいというふうに思っています。