知事の記者会見
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平成24年11月12日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

愛知県内一斉ノー残業デーの実施について

【知事】  皆さんおはようございます。本日、11月12日の定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず、今日はバックボードがちょっと変わりまして。後ほど言いますが、これは11月21日の水曜日に実施いたします「愛知県内一斉ノー残業デー」ということで、こういうことにさせていただいております。
 お手元の資料で御報告をさせていただきます。(https://www.pref.aichi.jp/0000056030.html
 「愛知県内一斉ノー残業デー」の実施でございまして、愛知県が労使団体や行政機関と設置いたしました「あいちワーク・ライフ・バランス推進協議会」では、11月21日の水曜日、「愛知県内一斉ノー残業デー」に向けまして、当日の活動や賛同企業募集などの準備を進めてまいりましたが、このたびその内容がまとまりました。ということで、今日、バックボードもこれに切り替えさせていただいております。
 11月21日の当日は、まず朝は金山総合駅、昼は伏見で街頭PRを実施いたします。金山総合駅での街頭PRには私も参加をし、出勤するサラリーマンやOLの皆様に直接呼びかけさせていただきたいと思います。そして夜は、名古屋栄のサンシャイン栄で「ノー残業デーの夕べ」というイベントを開催し、一斉ノー残業デーの気運を盛り上げたいというふうに思っております。いずれも、チラシやポスターのモデルとして応援をしていただいております、元おもてなし武将隊・前田慶次役の「本日帰郎(ほんじつかえろう)君」とあいち戦国姫隊のまつ役の「休暇取代(きゅうかとるよ)さん」とともに実施をしたいと思っております。
 「一斉ノー残業デー」当日ですが、民間企業は1,413企業、4,348事業所、16万1,775人に参加いただくということで登録をしていただいております。それから、市町村、公的団体・機関、愛知県などの推進協議会構成団体を合わせますと、5,615事業所、22万9,074人となりまして、多くの方々に、この「一斉ノー残業デー」に参加していただきたいというふうに思っております。是非11月21日の「一斉ノー残業デー」には、多くの皆さんに御参加いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 資料がございますが、こういうことでございまして、またこの資料を御覧いただければと思います。
 21日水曜日の朝、金山駅を朝8時からということでございます。8時から8時半までやります。昼は正午から12時半まで、夜は、夕方は6時半から7時40分までということでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
 何で11月21日なのかといいますと、これは、「あいち仕事と生活の調和行動計画」というのを作りましたが、11月の第3水曜日をもともと「愛知県内一斉ノー残業デー」として定めておりまして、国が、厚生労働省が毎年11月をゆとり創造月間というふうに決めておりますので、その中で、特に水曜日をいろんな企業さんとかが「ノー残業デー」にしているということもありましたので、協議会で相談をいたしまして、11月の第3水曜日「県内一斉ノー残業デー」というふうに決めたということでございます。よろしくお願いを申し上げます。
  
(2)

知事の韓国渡航について

【知事】  それから、私の韓国渡航についてでございます。
 来週の11月22日から24日まで、東日本大震災の風評被害や円高ウォン安の影響もありまして、回復が遅れております韓国からの観光客の拡大を図るために、昨年に続きまして、韓国・ソウルに渡航いたしまして、観光プロモーション活動を行ってきたいというふうに思っております。
 具体的には、政府機関や大手旅行社を訪問いたしまして、愛知県の観光の魅力をPRするとともに、同行していただく県内の観光事業者の皆さんと現地旅行業者の皆さんとの商談会を開催したいというふうに思っております。また、11月16日金曜日から12月6日までの間、ソウル市及び近郊の百貨店3店舗におきまして、愛知の観光物産展「あいち観光と食の博覧会」を開催いたします。私も24日の土曜日、会場に出向きまして、ソウル市民の皆様に本県の「食」と観光をPRしたいというふうに思っております。(https://www.pref.aichi.jp/0000056032.html
 日程は2枚目ずっとありますが、3枚目の紙を見ていただきますと、実際に出展を予定している商品というのがありまして、一覧で11事業者19品目ですね。「梅酒」から「焼き大アサリ」、「守口漬」、「かりんとう」、それから「げんこつ飴」とか「野菜ふりかけ」、「ゆでカレーうどん」とか「イワシの甘露煮」とか、「味噌だれ」とか「めんつゆ」とか、「名古屋赤味噌ラガー」とか、こういったものを出展するということでございますので、PRをしていきたいというふうに思っております。
 韓国では最近、ヘルシーな日本食への関心も高まっております。そういう中で、「八丁味噌」とか「守口漬」とか「地ビール」など特色ある加工食品を今回出展いたしまして、PRをしていきたいというふうに思っております。
  
(3)

あいち花フェスタの開催結果について

【知事】  そして、昨日までやっておりました「あいち花フェスタ」、ラグーナ蒲郡での「あいち花フェスタ」の結果でありますが、11月3日の土曜日から11日の日曜日まで開催いたしました。この間、あいち花フェスタ2012の来場者数は、これはラグーナ蒲郡の試算といいますか、駐車場に入ってくる車の台数で調査しておるらしいんですが、これが10万人。有料エリアの入場者数は2万4,800人ということでございまして、盛況でありました。
 これは、ちょうど平年同時期の来場者数5万7,000人の1.8倍、有料エリアの入場者数は7,000人なので、2万4,800人ということは3.5倍の方が、有料で入場していただいたということでございます。ということでございまして大変な盛況でございましたので、また来年以降、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 何回も申し上げておりますが、愛知県は日本一の花の産地なんですが、花の消費量はちょうど真ん中ぐらいということでございますので、是非多くの県民の皆さんに花をもっともっと、身近にある日本一の花の、花の王国愛知をもっと感じていただきたいという、御利用いただければというふうに思っております。
2.

質疑応答

(1)

知事の韓国渡航について

【記者】  韓国からの観光客について、これまでの推移はどうなっていますか。  
【 産 業
労 働 部 長 】
 韓国からの訪日客数でございますが、本県だけのデータは統計上ございませんが、全国ベースで見ますと、2012年の1月から9月期まで、全世界からの訪日客数は対2010年の同期比でマイナス4.1%というふうになっておりますが、韓国からの訪日客数の方は同じくマイナス19.1%ということでございますので、各国からの観光客の方に比べますと、韓国からの観光客の方が回復が遅れていると評価できるのではないかなと思っております。本県も恐らく同じような傾向にあるものと見ております。  
【 記 者 】   韓国大統領が5月に竹島を訪問するということがありましたが、その影響が出ているのでしょうか。 
【 知 事 】   いや、これはやっぱり円高じゃないですか。それが一番きいていると思いますよ。
 一般の観光客の関係だと、例えば、ソウルに行く日本人の観光客が減っているかって、そんなことないので、そこは、まさに円高ウォン安じゃないでしょうか。と思います。ソウルの街は日本人であふれとるでしょ。と聞いてますけどね。 
(2)

あいち花フェスタの開催結果について

【記者】  花フェスタの開催期間が短いという声も聞こえますが、どのように考えますか。   
【知事】  また相談だと思いますが、要は、期間を延ばすとコストがかかるわけですよ。要は費用との見合いということで、この期間にしたんですけどね。
 結局今回、要は何でラグーナかということとも絡むんですが、やっぱり有料にすると、囲ってお金を取るシステム、仕組みが要りますでしょ。そうすると、やっぱり新たに作るとなるとすごいお金が、全部でたった1,500万だったかな、県がそのうち半分近くで600万か700万だと思いますが、それではとてもできないので、とにかくこういうイベントを、各花のイベントを県民の皆さんの身近なところで、できるだけ機動的にやりたいということで今回始めたものですから。
 ただ、今回初めてなんで、来年もやりますので、来年、再来年とやりますから、どういう形でやるかは、これはちょっと、今言われたように確かに、よくよく考えてやっていきたいと思います。今度は、だから西三河、来年西三河ですけどね、西三河でやるところで、そういう、もともと有料でやれるようなところがあるかどうか、ちょっと相談せないかんですけど、今言われたことはしっかり受けとめて。
 それと、いろんな声が、今回やってあったと思いますから、それまた分析して、検証して、また来年以降につなげていければと思っています。
(3)

衆議院の解散について

【記者】  衆議院の解散について、年内にも行われるという声が聞こえてきましたが、知事はどのように考えますか。また、TPP参加を表明し衆議院選挙の争点にしようという民主党内の動きがありますが、どう思われますか。 
【知事】  衆議院の解散、総選挙は、それは総理の専権事項なので、これは側が何言ったってしようがないので、それはそれで、そういう報道を「ああそうですか」と受けとめているということですね。
 それはそれでございますが、仮にそういった形で選挙があればですね、私自身もいろんな皆さんとこれまでいろんな情報交換とかいろいろやってきていますから、そういった皆さんと十分協議、相談、連携しながら、候補者を立てれるところはしっかり立ててやっていきたいというふうに思っています。それが1点。
 それとTPPにつきまして。私は前からTPPは賛成だと言っておりますから、それは大変結構なことではないかというふうに思っています。ただ問題は、野田さんひとりが言ってもですね、ひとりというか何人かが言っても、それが民主党としての決定事項ではありませんよね、そこはね。だから、それは民主党及び今の野田政権としての決定事項になるように、それはしっかりと取り組んでいただきたいということではないかというふうに思っております。
 今の状況を見ると、それをやるんだったら俺はもう重大な決意するぞとかね、そんなもんこんなとこにおれるかとか、いろんなことを言っておられる方が多々、少なからずおられるようですから、そこのところは、しっかり政党として、民主党としてやっぱり政権として意見を集約していただく必要があるんではないかというふうに思います。
 いずれにしても、いろんな御意見、御議論はあるんだろうと思いますが、私は日本が今の沈滞した状況を打ち破ってやっていくためには、国を開いていかなきゃいけないと思いますから、TPPの参加は、私は賛成ですから、そういった動きというか発言は歓迎したいというふうに思っています。 
【記者】  衆議院選挙の主な争点としてTPPを挙げることについては、どのように思われますか。 
【知事】  そりゃ衆議院選挙というか選挙というのは、とにかくそれに参画する側が、こういうのを争点にしてというのを掲げて戦うわけですから、私はそれは大きな大きな、特に時の総理大臣が、解散権を持っている総理大臣がそれをもし掲げてやるということであれば当然、当然大きな争点になるんだろうというふうに思ってますし、そこは大いに議論をした方がいいんじゃないかというふうに私は思いますね。  
【記者】  候補者の擁立についてですが、知事は第3極の結集を主張しています。どういう方針で取り組んでいきますか。   
【知事】  いろいろ相談しておりますので、そういった皆さんとまた連絡を密にしてやっていく必要があるんだろうというふうに思っています。できるだけ私は共通のプラットフォームで、一つにしてやっていくべきだということをかねてから申し上げておりましたんで、引き続き、そのことは強く申し上げていきたいと思います。
 ですから、全体でできるだけ一つに、一つのパッケージになれないかということと、あと個々の、個別の選挙区、具体的に、候補者、要は出たいという方、現におられるわけですから、そういった方々を具体的にどこの選挙区にどうはめていくかというのは、これは、仮にそういう選挙が近いということであれば、それは作業をやっぱり急がないかんのでしょうね。と思います。
【記者】  具体的に候補者がいるとのことですが、知事が主宰している塾からですか、それ以外ですか。
【知事】  いろいろ取りまぜてということです。いろいろ。   
【記者】  時期のめどはどうですか。  
【知事】  それは当面、今すぐに私がどうのこうの、こういう人をこうするんだということまでは念頭にありません。いろいろ皆さんと相談してということだと思います。タイミングも含めて。  
【記者】  日本維新の会の松井幹事長は、1区は必ず候補者を立てたい、できれば全選挙区に立てたいと言っていますが、これについてはどう思われますか。   
【知事】  それは松井さんの発言なので、私がとやかく言うあれではないと思いますが、いろいろ協議、調整しながらやっていくということだろうと思っています。   
【記者】  年内解散となると、第3極の連携・協議がうまく進んでいないようであり、候補者発掘も含め時間がなく第3極に不利になると言われていますが、大村知事はどう思いますか。  
【知事】  それは、どういう形になるかによるんじゃないでしょうか。どういう結果ね。今まだいろんな協議をやっているところなので、解散が、選挙が本当に年内なのかどうかって、それをわかってない段階ですから。結果、だからどういう形の第3極の形になるのかということによるんだろうというふうに思います。まだ途上ですから、それに対して私がああだこうだとコメントするのは、ちょっと控えた方がいいんじゃないかというふうに思います。   
【記者】  連携がうまくいって形になれば、年内解散であっても戦えるということですか。  
【知事】  そうでしょうね。と思います。
 というか、あえて加えて申し上げれば、やっぱりここにきて既成政党の支持率が軒並み落ちて、やはり支持なし層が一番多いわけですね。どの調査を見ても、支持なし層が圧倒的に多いし、また増えてきているということですから、それはやはり、そういう意味では既成政党に対する不信感、それからそういう既成政党以外の政治勢力に対する期待感ということだと思っていますから、それをきちっと受けとめられる受け皿を作ればですね、そこは、そういう支持はそちらの方に来ると、私はそう思っています。だから、そういう受け皿が作れるかどうかだね。と思いますけど。
 確かにそう簡単ではないんだろうと思いますけどね。簡単ではないんだろうけど、可能性がある限りは、みんなでそれは追い求めていくということではないかというふうに思いますけど。  
【記者】  日本維新の会は、各地に支部組織、愛知なら愛知維新の会をつくることで大村知事にお願いに来ていますが、つくる考えはありますか。   
【知事】  この間申し上げたことと変わっておりません。
 だから、当面そういうことにはならないんだろうというふうに思ってます。   
【記者】  どういう理由から、大阪と考え方が違うのですか。  
【知事】  というか、こちらはやっぱり県議会の会派としてね、この間申し上げたように、日本一愛知の会と減税日本で統一会派を組んで、いろいろやっているわけですね。ですから、そこに、またもう一つ別のものをということを言われても、すぐにはできないということを申し上げ、もうそれこそ2カ月ぐらい前かな、松井さんにはそう申し上げているんで、それは変わっていないということです。
 だから、この間府議の人が来ても、別に僕はもう直接話してるから、ちょっとびっくりしましたけどね。彼は「こうやって言ってこい」って言われてるんでしょう。ということだけだと思います。   
【記者】  TPPについては、第3極の中でも推進すべきと、慎重にとに分かれており、第3極の中でクリアしなければいけない課題だと思いますが、どうお考えですか。  
【知事】  国のあり方を問うわけですから、私はやはりそこは一致した方がいいと思います。ただ、地域によって、やっぱり農業のウェートが高いところは、やっぱりいきなり参加というよりも、交渉に参加するということまでだなという方もおられると思いますので、そこはやっぱり少し幅があってもいいと思いますが、いずれにしても、TPP の交渉に参加して。私はだから、もちろん形によりますよ、形に。最終的なこれは交渉事だから、やってみてどういう形でまとまるかということになると思いますがね。コメまで全部、関税も全部引っぱがしてどうのこうのって、それは無理だわ。ですから、そういった形、最終形にも、もちろんよると思いますが、それに向けて交渉に参加をし、そしてできるだけ最大公約数をまとめて、まとめ上げるべきだというふうに思いますので、そういう方向を共有するということは必要じゃないかというふうに思います。
 やっぱり政策理念、価値観を共有するということが、やっぱり連携の一番のポイントだと思いますから、そこはしっかり協議、議論して、共通認識を持って臨んでいく。それがないと、なかなか大きな選挙というか、そういったことには臨めないのではないかというふうに思います。ただ、そこは大枠共有できるんじゃないかと思ってますけどね。