知事の記者会見
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平成24年11月19日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

脱法ハーブ販売店への合同立入調査について

【知事】  皆さんおはようございます。11月19日月曜日の定例の記者会見でございます。
 まずは最初に、脱法ハーブ販売店の合同立入調査についてでございます。(https://www.pref.aichi.jp/0000056224.html
 去る10月10日には、春日井市で脱法ハーブの吸引が原因と疑われる大変痛ましい事故が発生いたしました。その後も、脱法ハーブによる健康被害に関連する事件事故が後を絶ちません。愛知県では、先の9月議会で議決をいただきまして、薬物の濫用の防止に関する条例を10月16日付で公布し、早速、本県独自に知事指定薬物として五つの種類を指定し、脱法ハーブ対策の強化を行っております。
 国におきましても、11月16日には、これら五つの物質を含む17物質が新たに薬事法の指定薬物として施行されました。こうしたことから、今日、本日11月19日から違法ハーブの販売を確認するため、関連店舗に対しまして、県警と合同で立入調査を行います。今日から立入調査を行います。
 今回は、前回7月から8月にかけて実施した調査時の30店舗から1店舗オープンを確認した一方で、やっぱりこれは効果があるんですね、県条例の制定によりまして10店舗が廃止をいたしました。従いまして、対象数店舗は21店舗ということでございます。脱法ハーブによる被害をなくすために厳格に調査を実施していきたいというふうに思っております。
 なお、お香やハーブとして販売されている製品を吸引することによりまして、幻覚や意識混濁などが現れ、悲惨な事件、事故を引き起こす可能性があります。県民の皆様におかれましても、絶対にこれには手を出さないということをお願いしたいというふうに思っております。
 本調査は、事前に店舗には連絡をせずに、当然でありますが抜き打ちで行うということでございますので、よろしくお願いいたします。
 なお、調査結果につきましては、後日発表を行うことといたしております。
 ちょっと補足いたしますと、今回の立入調査の根拠というか、今回の立入調査は、条例は10月16日から施行いたしておりますが、実際規制に関する部分は体制を整備しなきゃいけないので。体制整備というのは、この間9月議会で液体クロマトグラフとか、機械を整備する予算をつけたんですね。県の衛生研究所に、いわゆる調べる機械を、それをこれから買いますので、ちょっと体制を作るのにかかるので4月1日から。ですから、今回は薬事法に基づく、法律に基づく立入調査ということでございます。薬事法で新たに指定薬物として指定されたもの、そういったものを販売していないかどうかということをきっちりとチェックをするということでございます。
 基本的に違法ハーブと脱法ハーブというのがありますけれども、違法ハーブというのは指定薬物、いわば麻薬など薬事法で規制対象とされている薬物が含まれるハーブ。ですから、今回は違法ハーブを売っていないかどうかというのをチェックするということでありまして、併せて脱法ハーブがないかどうかというのも調査をするということでございます。
 ちなみに、さっき申し上げた前回は7月18日から8月10日まで34店舗を調査いたしました。前回の結果は、これも既に8月15日に記者発表しておりますが、一つの店舗で指定薬物の含有が疑われる2種類の製品が販売されていたことを確認いたしました。その34店舗、各店舗に対し脱法ドラッグの販売の自粛を文書で要請いたしまして、その2種類の販売が確認された店舗に対しては、販売中止を指示し、その後、県警はこの店舗のものを押収し、後日検査をしたところ指定薬物が検出されたので、後日、薬事法違反でこの店舗というか、この店長を逮捕いたしております。当該店舗は、今現在は廃止をされているということでございます。
 それから、先ほど10月10日と言いましたけれども、今年だけでも、この脱法ハーブの吸引などによる事件事故は、例えば今年の2月6日、名古屋市西区のマンションでハーブの吸引が原因と疑われる20代の男性が死亡したと。
 10月10日、春日井市高森台の市道で、自転車で道路を横断した女子高校生がワゴン車にはねられて翌日死亡したと。運転していた男は運転前にハーブを吸ったと供述しているということでございます。しかしながら、この男がハーブを購入した店舗、商品名については、供述は得られていない。これが例の危険運転致死罪で起訴された事件ということでございます。
 それから10月17日、名古屋市中村区の県道で脱法ハーブを吸引したことが疑われる男が追突事故を起こして、運転手にけがをさせたというような事件も起きております。
 とにかく今日から立入検査をやりますので、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
  
(2)

「公契約のあり方研究チーム」中間報告について

【知事】  公契約のあり方研究チームの中間報告であります。(https://www.pref.aichi.jp/0000055956.html
 愛知県では、公共工事・業務委託・物品調達など、民間企業等の間で結ぶ様々な契約、いわゆる「公契約」のあり方につきまして、部局横断的に調査・研究し、県としての対応を検討するため、本年4月に「公契約のあり方研究チーム」を設置し、課題の整理や学識者等からの意見聴取などの取組を進めてまいりました。
 このたび研究チームとしての論点整理がまとまりましたので、これを中間報告として公表いたします。論点整理の内容は、後ほど資料を御覧いただければと思いますが、ポイントを簡単に御紹介いたします。
 まず第1点目は、「公契約は法規制や補助金と並ぶような幅広い政策推進の方法となる可能性がある」ということであります。既にグリーン調達とか中小企業への優先発注など、公契約を政策に活用する取組が進められていますが、こうした手法を幅広い政策に広げていくという可能性があるということでございます。
 第2点目は、「総合評価方式の導入促進」ということです。価格の安さだけを基準として業者と契約するのではなく、技術力、社会貢献なども評価して、契約の相手方を選ぶのが「総合評価方式」でありますが、導入が進んでいる公共工事における拡大に加え、委託役務や物品調達の契約についても「総合評価方式」を活用すれば、行政サービスの質の向上につながるのでは、という考え方でございます。
 続いて第3点目は、「法令の遵守」ということでございます。県との契約書の中で労働条件の確保などの関係法令の遵守を明記し、県としてそれを調査する体制を整えれば、法令遵守がより徹底されるのではないかという考え方でございます。
 それから4点目は、「公契約で働く人の賃金水準のあり方」ということでございます。他県の幾つかの市では、独自の賃金水準を定めるような条例、例えば千葉県野田市などで制定されておりますが、この賃金水準まで決めるということについては賛否いろいろありますので、まずは県が発注する工事や委託業務などに従事する者を対象に賃金を調べて、今後の検討材料としていく、ということでございます。
 第5点目としては、公契約を取り巻く様々な課題に取り組むためには、県全体としての計画や条例など、「総合的に対応する枠組み」が求められるということでございます。
 今までは県庁の労政担当局でやっておりましたが、大体、中間取りまとめ、論点整理したので、これからは県庁全部局でやるということになりますと、総務部とかそういったところなのかなということであります。
 以上が「公契約のあり方研究チーム」の中間報告でありまして、今後、関係者とか学識経験者を交えまして幅広い議論を起こして、検討を前に向けて進めていきたいというふうに考えております。2枚目以降は、その資料でございまして、また、御覧をいただければというふうに思っております。
 今後は、さらに庁内で検討を重ねまして、これらの論点について、経済団体、労働団体、関連する分野の専門家などの皆さんから幅広く意見をお伺いして、検討を前に進めていきたいというふうに思っております。
 いずれにしても、幾つかの県で庁内の検討組織を設けているところがありまして、今現在10の県で、この公契約について庁内検討組織を作っているというふうに承知をいたしておりますが、こうした形で論点を整理して公表したのは愛知県が初めてということでございます。
 また、公契約のあり方について、政策推進のために公契約を活用するんだという考え方を、この第1点目の論点整理で最初に書いてあります。ということを打ち出したのも、県レベルでは愛知県が初めてということでございます。また、これは引き続きしっかりと前進させていくように進めていきたいというふうに思っております。
  
(3)

ベルーガ赤ちゃんの愛称決定について

【知事】  続いて、ベルーガの赤ちゃんの愛称の発表をいたします。
 名古屋港水族館では、今年の8月に雄のベルーガ、シロイルカの赤ちゃんが誕生いたしておりまして、約3カ月が経った今も、現在、元気に母子ともにプールを泳いで、皆様にそのかわいらしい姿を公開いたしております。このベルーガの愛称を幅広く募集いたしましたところ、寄せられました4,816通の応募の中から、これは9月3日から9月30日まで募集いたしました。北は北海道から南は鹿児島まで4,816通2,110通りの応募がありました。もちろんダブりがあるわけですね、短い名前だから。という中から、厳正に選定をさせていただきまして、愛称を「ミライ」というふうに決定をいたしました。
 「ミライ」への応募者の中から命名の理由を厳正に審査して、その命名者を山下愛さん、名古屋市瑞穂区15歳女性、中学校3年生の女の子とさせていただきました。命名の理由は、ベルーガの父親がホドイ、母親がグレイ、これ二つともロシアから買ったのでそういう名前なんだろうと思いますが、2頭とも平成13年4月ですから、11年になるんだね。購入したものでございますが、両方とも「イ」が使われているということと、震災を始めとする最近起こった苦難の中で強く未来に向かっていこうという意味が込められているということでございます。
 なお、先週13日に誕生したシャチの赤ちゃんでありますけれども、体調は安定しているようでありますが、水族館生まれのシャチが無事に育つのは非常に難しいということでありますので、現在も関係者による24時間の観察を継続して健康状態を注視しております。
 13日に誕生いたしましたが、その後、出産から2日後に授乳も確認されたということ、これも発表させていただいておりますが、今申し上げたように水族館生まれのシャチの赤ちゃんが1年間生き延びる確率はちょうど半分、50%ということとなっておりますので、現在も24時間の観察体制で注意深く見守っているところでございます。
 なかなか一般公開の時期は未定ですが、遠くからでありますけど、メインプールのスタジアムの上からは奥のプールで見れるということですので、また御覧いただければと思います。
 なお、大きなプールで、イルカのパフォーマンスというか、ジャンプとかいろいろなショーをやっておりますが、明日からやるということでありますので、またお越しをいただければというふうに思っております。
 いずれにしても、名古屋港水族館ではシャチの出産は初めてなので、シャチをお借りしております鴨川シーワールドから専門家をずっと常駐して来てもらっていますので、今後も引き続き慎重に飼育を進めていきたいというふうに思っております。  
2.

質疑応答

(1)

脱法ハーブ販売店への合同立入調査について

【記者】  脱法ハーブの防止条例が10月16日に公布されましたが、条例に基づく違反摘発や警告などの状況はいかがでしょうか。     
【知事】  これは、条例は施行したけれども、規制のところは4月1日なんだ。さっき言ったように機械を作って。だから、条例そのものはやって、五つ指定したんだな。法律で、まだ薬事法が間に合わないやつを五つ、これだめですよというやつを指定したんだけど、実際規制するのは4月1日から。だから、今回の立入は薬事法に基づく立入ということです。  
(2)

第3極の動向について

【記者】  昨日の深夜、河村市長と話をされたようですが、どんな話でしたか。     
【知事】  人間違えではないかと言おうかと思うけれども、そういうわけにはいかないので。酒飲みました。酒飲みながらいろいろ意見交換をいたしましたということです。  
【記者】  河村市長とは第3極の連携などの話はありましたか。      
【知事】  そりゃそうだよ。いろいろ今の状況の意見交換とか情報交換をさせていただいたということです。具体的な中身は、もういろいろ報道されている以上のことはありませんけども、第3極の結集に向けて、いろいろ意見交換、情報交換をしたということですね。
 河村さんはまだ、も含めて、まだ意欲を持っているので、その状況をですね。私は私なりにいろいろ、いろいろな多くの人と意見交換、情報交換しておりますが、是非そういった方向でできないかということを私も私なりにいろいろな方に申し上げておりますが、何といっても減税日本、政党を立ち上げてやっておられるのは河村さんだから、河村さんが何とかそういった第3極の結集の中でやれるようにということで、私もそう思っておりますし、河村さんもその強い意欲を持っているので、それについていろいろな意見交換、情報交換、情報分析をしながらお話をさせていただいたということです。
 具体的な結論めいたこととか方向めいたことが出ているわけではありません。
【記者】  大阪サイドは、合流については党名ではなく中身の問題だと言っています。合流に当たって、減税日本が党名以外に政策を抜本的に変える必要があると考えますか。      
【知事】  確かに党名が一つのシンボル的なことですけどね、それが全てではないのは皆さん御案内のとおりなので、やっぱり政党が一緒にやっていくには政策とか価値観、理念、そういったものをある程度共有していくということが必要だと思いますが、そこがどこまで求められるのかということはあるのではないでしょうか。
 一昨日の記者会見でも橋下さんも、要は100%、一から十まで全部一緒だったら、そりゃ北朝鮮じゃないかと。人と少しぐらい違っていたって、王道が一緒ならいいじゃないのということを橋下さん自らも言っておられましたよね、確かね。だから、私はそういう意味では大枠の、大所のところで一致ができれば、これは一緒にやっていかないと、連日連日解散になってから報道されて、今政党が14でしたっけ15でしたっけ。それが、ばらばらと戦っていったんでは、それは力にならないので、私は是非それは大枠で、大串で一本にまとまって欲しいというふうに思っていますし、そのことをずっと申し上げてきたし、そういうことも関係の皆さんには、そういうことは申し上げております。
 ですから、この愛知・名古屋で言えば、やっぱり河村さんが強い意欲を持っているわけですから、やっぱり河村さんも含めて第3極の結集ということを是非、そういう方向で大同団結をしていただきたいと、強くそれは願っております。
【記者】  時間が迫っている中、減税日本と維新の会が合流不可能になった場合、維新の会顧問の大村知事としては、河村市長と別々の方向を歩むということもありますか。      
【知事】  まだといいますか、今この段階では、要は第3極の結集を目指したいということを河村さんが強く強く、強い意欲で思っているので、それは是非そういった方向でやってもらいたいというふうに思いますし、是非そういった方向で、河村さんと維新の側とも是非折り合いをつけていただきたい。現段階では、そのことしか申し上げられません。 
【記者】  東海大志塾の意向調査の状況はいかがですか。また、維新の会松井幹事長が、愛知13区に大村さんから良い人がいれば、と言っていますが、いかがでしょうか。      
【知事】  意向調査は何人かやっております。現に、例えば私の塾にいた人の中で、今回出馬という方も、もちろんおられますしね。愛知県じゃなくて東京の方もいるんだよ。改めて思って、「ああ、そうか」とか言って。それまではとにかく塾に来られる方は、来る者拒まずで、どんどん来てちょうだいねということでやっておりましたんで、そういう意味で多士済々皆さん来ていただいていたのは、ありがたかったかなと思いますがね。
 それはそれとして、一応意向調査は今やっておりますが、ただ残念ながらというか、こんな急に解散になっちゃったので、やっぱり塾生でも、意向調査の中で120人かな、120人と言いましたけれども、やっぱりうちの東海大志塾の人は、やっぱり国政というよりも地方の首長とか議員とか、現職の方もおられるし、そういった志向の方が多かったので、必ずしも国政にという方が多かったというわけではなかったんですね。ですから、そのうちの何人かは、そういう希望を持って、現にもう候補者になった方もおられますし、そうでない方は、ちょっとやっぱり準備が間に合わないという方のほうが多いかなという感じです。
 ですから、結果、途中経過は申し上げないほうがいいと思いますので、状況はそんな感じです。
 それから、13区については、これは松井さんがそう言っておられますが、私も含めてといいますか、何といいますか、私の考え方も含めて、現在、鋭意検討中ということです、現段階では。
【記者】  東京の方というのは、維新政治塾と東海大志塾の両方に参加していた一人ということですか。    
【知事】  そうだな。 
【記者】  それ以外の方で、維新政治塾、大志塾と重なっていて選ばれた人はいないということですか。 
【知事】  うちの塾にというのはあれだな、愛知9区で維新で公認になった中野さんか、彼も私の塾には来てましたね。
 今のところ私が承知している限りは、その二人だな。
【記者】  週末のFNN世論調査で、比例投票先について、自民22.9%、太陽の党と合流した後の日本維新の会22.4%、民主14.8%となりました。結果についての所感を伺います。      
【知事】  自民党とほぼ一緒ですか。大分各社の行う調査に、ばらつきがあるよね。何かそれが一番高いよね。維新が1桁でというところが多かったような気がしましたけどね。
 だから、特にその調査自体は、いろいろな、まだ解散したばっかりなので、どういうあれなのか。これからずっと各社及び各政党いろいろなところが定点的に、それこそ毎週なのか数日置きなのか、だんだんだんだん迫ってくると、ほとんど毎日でもやるんだな、あれ。だから、それは一つのデータだと思いますから、何といいますか、十分そういったデータは注視をしていきたいというふうに思っています。特にコメントはないというか、特にコメントするのは、控えたほうがいいんじゃないかというふうに思います。
 ただ、一言言うとすると、それだけ高いということは、合流した維新の数字がそれだけ高いということは、やっぱり第3極の結集への期待感というのが、高いのではないかというふうに思っております。
 ただ一方で、他のマスコミのあれだと、その合流を評価するかしないかという時に、やっぱり評価しないという数字の方が大きいという調査もあるので、やっぱりそこは十分そういったことも見ながら、ちょっと注視をしていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思っています。
【記者】  河村市長の維新の会への合流に関し、大村知事は、維新の会顧問として執行部に何か働きかけていますか。      
【知事】  大分話をしております。大分話をしております、連日。 
【記者】  執行部に対してですか。      
【知事】  そうです。 
【記者】  これに対し、維新の会の執行部からは条件が出てきていますか。      
【知事】  個別のことは、ちょっと申し上げられませんが、やはり政策の話は出ますね。 
【記者】  維新側は、やはり政策の一致を求めていますか。      
【知事】  減税だけではありませんけれども、やはり政策のことは出ますね。 
【記者】  石原さんは、河村さんと一緒にやるという記者会見を開いて、その後減税日本が外され、石原さんと維新の会が一緒になりました。こういうやり方をすると、維新の会にとって名古屋・愛知の選挙でマイナスに働くと思いませんか。     
【知事】  全くおっしゃるとおりだと思います。同感だと思います。僕は木曜日の午後、石原さんと河村さんが東京で記者会見をして合流だというので、その後、確か公館でぶら下がりやったよね。だから、これで第3極の結集は万々歳だと、大きく前進したと、大いに歓迎するというふうに申し上げたと思いますよ。
 ただ一方で、維新の側とも同じタイミングでいろいろ、僕が大阪に行っているわけじゃありませんが、電話でいろいろやりとりしましたけど、やはり政策面のことは大分強くその時点でも言ってた。言ってた。だけど、太陽の党に河村さんを含め減税の皆さんが合流すると、政策も考え方も一致して合流するということになったので、それで橋下さんと石原さんの話が、ほぼ、ついとると聞いておりましたから、じゃ、これでもう全部合流できるんだなというふうに思って、大いに期待に胸を膨らませたんですけどね、それが1日たって金曜日に違う方向になったので、正直言って、驚天動地の感がありましたけどね。
 ですから、そういう意味では私はその木曜日の時点、木曜日から金曜日にかけてどうだったのかというのはあれですが、木曜日の時点で石原さん、河村さんの満面の笑みでの会見の方向で、今一度できないかということは強く強く思っております。
 多分同じ時刻、河村さんも今から会見するんでしょうけど、河村さんがその強い思いを今でも持っているので、それは是非そうした方向で行ってもらいたいというふうに強く願います。
【記者】  大村知事は、東海大志塾の塾生の中で維新から出たいという人がいれば、橋渡しをしたいとおっしゃっていたと思いますが、河村さんの件で維新のイメージについて「あんまりだなあ」と思っている名古屋の有権者もいると思います。こういう中でも候補者の推薦などをやっていくおつもりですか。      
【知事】  というかね、さっきも言ったように、僕のところにも来ながら維新政治塾、両方かけ持ちをしてという方が何人かおられましたので、そういった方はそれでいいんだろうと思うんですね。別に僕が橋渡ししたというよりもね。
 例えば東京の方なんかは、嬉しいことを言ってくれましてね。大村さん、東海大志塾の方が講師もよくて非常に楽しい会だったと、非常に有意義だったということを言ってくれましたので、非常に嬉しかったんですけど、そういった方はそれぞれ自分の判断で両方行ってあれするということだと思いますが。
 あとの方々は、いろいろ意向調査しましたが、例えば今回じゃなくて、例えば来年の参議院選挙を狙いたいとかね。あと、国政への思いはあるけれども、自分は地元のどっか、地元の市長選に出たいとか、次の地方選挙に出たいとか、そういう人が前にも申し上げたように多かったので、そういう志向の人が。ですから、意向調査をまだやっておりますが、まだというか、国政にという思いが、あと数名だと思いますけれども、本当に強い思いを持っておられる方。その方々が今後どういうふうにあれするかは、ちょっとこれからだと思います。
 それと、時間もだんだんないので、今そういう意向調査をやっていると本当に、選挙を実際にやらないかんでね。そうなると、自分も何回も選挙やってきましたから、それは、なかなかちょっと物理的に間に合わないというところはあるかと思います。だって来週、1週間、26日の月曜日には、この県庁の講堂で説明会でしょう、県選管の。だとしたら、今週、どんなにあれしても今週いっぱいですよね。
 思い出すのは2005年の郵政解散の時、僕も自民党の県連会長をやってたから、毎日毎日あそこで候補者を、だから解散してから候補者7人ぐらい作ったんだよ、あの時。それでも通ったもんな、確かに。だから、そういうことがあるのは、あるかもしれませんが、なかなかちょっとやっぱり。時間は本当に切迫しているという感はあります。
【記者】  大村知事から維新側に、こういう人がいるからどうか、と働きかけることは実質的には難しいということですか。      
【知事】  いや、まだ若干ちょっとそういう。まだ数名、国政にという方がおられるので、それはちょっとまだ今週。もちろんあと数日しかありませんけど、そこはちょっと考えたいと思います。