知事の記者会見
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平成24年11月26日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

豊川信用金庫への立てこもり事件について

【知事】  皆さんおはようございます。11月26日月曜日の定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 まず冒頭、資料にはありませんが、豊川信金の籠城事件についてですね。
 今朝、県警本部長から経過の報告などありましたが、本当に関係者頑張っていただいて事件を解決してくれたことに、本当に感謝をいたしております。特殊捜査隊始め、皆さんの頑張りに敬意と感謝を申し上げたいというふうに思います。引き続き県民の皆様の安心安全を確保していくために、しっかりと頑張っていただきたい。警察はもちろんですが、我々行政もしっかりと対応していきたいというふうに思っております。
  
(2)

年末の交通安全県民運動等について

【知事】  そして、今日の定例記者会見からバックボードを変えます。このバックボードは、12月1日、今度の土曜日、12月1日から実施をいたします、年末の交通安全県民運動に合わせて交通安全をPRするものでございます。「ストップ・ザ・交通事故 〜高めようモラル 守ろうルール〜」ということでございます。本日、私が着用しているこのジャンパーとたすきは、交通安全街頭啓発の際に職員が着用するものでございます。 
 年末の交通安全県民運動につきましては、本日、資料を御用意しておりますので、後ほど御説明をさせていただきたいというふうに思っております。
 バックボードにつきましてね、「スリーS」と書いてありますが、これは、ストップ、スロー、スマートの頭文字の三つのSということでありまして、交通安全のスリーS運動ということであります。ストップというのは、赤信号は確実に止まるということとか、飲酒運転の根絶を徹底するとか、そういったことでございます。スローは、見通しの悪い交差点では徐行すると、速度を控えましょうという意味もあります。スマートというのは、急発進や空吹かしをしない、シートベルトをするとか、そういった思いやりを持ったスマートな運転をするということで、交通安全スリーS運動ということでございます。
 それでは早速でございますが、お手元にあります資料で、年末の交通安全県民運動について御報告をさせていただきます。(https://www.pref.aichi.jp/0000056146.html
 12月1日から10日までの10日間、年末の交通安全県民運動を実施いたします。それに先立ちまして、11月30日の金曜日、午前8時45分から県庁本庁舎正面玄関前におきまして、私が先頭に立って年末の交通安全県民運動出発式及び啓発キャンペーンを行います。今回は、児童の通学時間帯におきまして、交通安全見守り活動も行っているボランティア団体の三井住友海上火災株式会社パトロール隊に交通安全宣言をしていただきます。
 三井住友海上火災のパトロール隊というのは、20代の若い女性社員を中心に構成されておりまして、隊員数は70名ということでございまして、勤務時間外の就業前、就業後に交通安全活動とか防犯活動を実施していただいておりまして、交通事故ゼロの日には午前8時から、三井住友海上の名古屋ビル前の交差点に立って、交通安全の黄色い旗を振るなど、こういう活動を10年以上実践していただいているわけでありまして、また、毎週水曜日には、午後6時から1時間、青パトで地域のパトロールも実施していただいているということでありまして、今回、この三井住友海上のパトロール隊の皆さんに来ていただいて、交通安全宣言をやっていただくということでございます。
 それから、11月15日の補正予算の記者会見でも申し上げましたが、11月28日、明後日の水曜日、午後2時半からウィルあいちにおきまして、交通事故防止の決意を新たにし、交通安全の機運を盛り上げるために、愛知県交通安全緊急総決起大会を、私、そして県警本部長、県議会議長、県内市町村関係団体、企業の皆様が一堂に会しまして、開催をしていきたいというふうに思っております。これから年末にかけまして、交通事故が増加する時期でありまして、交通事故防止に向けた取組をしっかりとやっていきたいというふうに思っております。残り1カ月、緊張感を持って、交通事故防止対策に全力で取り組み、交通事故を1件でも減らしていきたいというふうに思っております。交通事故防止の啓発につきましては、皆様のお力が不可欠ということでございますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 今現在、昨日現在で交通事故の死亡者209名ということでございまして、大変厳しい状況でございます。残り1カ月、全力で頑張っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
  
(3)

愛知県災害医療コーディネーターの設置について

【知事】  それから、愛知県災害医療コーディネーターの設置について御報告をいたします。(https://www.pref.aichi.jp/0000056362.html
 愛知県では、大規模災害に備えまして、愛知県災害医療コーディネーターを設置いたします。南海トラフ巨大地震など大規模な災害が発生した場合に、被災による混乱が生じる中、膨大な数の救急患者が発生することが危惧されます。そのため、このたび、災害時の医療に精通した医師を災害医療コーディネーターに任命し、大規模な災害が発生した際には、専門家として県行政機関の中に入っていただいて、全国から集まってくる医療チームの派遣調整や医薬品などの必要な物資の調達など、災害時に適切な医療を提供するための調整役を担っていただくことといたしました。災害医療コーディネーターは、県の災害対策本部において県全域の医療に関する調整を行う「本部災害医療コーディネーター」と、2次医療圏ごとに地域に関する調整を保健所において行う「地域災害医療コーディネーター」から成っておりまして、どちらも非常に重要な役割だというふうに思っております。
 なお、12月3日には、本部災害医療コーディネーターとして専門家の医師7名の方に対しまして、災害医療コーディネーターの辞令を私から直接お渡しをし、「災害時の命を救う司令塔」として存分に、そのお力を発揮していただくことをお願いする予定でございますので、よろしくお願いいたします。
 3枚目が資料でございますが、本部災害医療コーディネーターを7名、地域災害医療コーディネーターを29名ということでございます。名簿はその3枚目の裏のページでございまして、本部は7名、こういった方々それぞれ、まさに大学病院、それから拠点病院の、基幹病院のそういった救急の責任者の方々にお願いをいたします。それから地域災害医療コーディネーターの方々は下にある資料ですね、29名は下にある。これもそれぞれの地域の災害拠点病院の救急の責任者の方々を任命いたしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 昨年の東日本大震災でも全国から医療チームが、災害派遣医療チーム、いわゆるDMATなどなどが現地へ赴いたわけでありますが、やはり当初は、やはりどこに行ったらいいんだとか、どこに対応したらいいのかということで、アンバランスが生じたり、若干といいますか、混乱があったということもありますので、あらかじめこういった方々を任命しておきましてね、いざという時には、パッと集まっていただいて、そういった専門家の方々に、医療チームの重複だとか不均衡、アンバランスが起きないように、そして災害時は、とにかく時間との闘いなので、限られた時間の中で、医療資源を最大限活用するために、必要なところに必要なお医者さんなり、薬品なり、そういった施設を投入するための、そういった司令塔をやっていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいというふうに思っております。こういった形でやっていこうと。
 全国では、愛知県を含めると、これで16の都県で設置をするということになります。順次、大震災以降、増えてきているということでございまして、私どもも体制が整いましたので、これでしっかりと組んでやっていきたいというふうに思っております。
  
(4)

歩道橋のネーミングライツについて

【知事】  それから、歩道橋のネーミングライツにつきまして御報告をさせていただきます。(https://www.pref.aichi.jp/0000056093.html
 本県では、去年の12月に「行革大綱に係る重点改革プログラム」というのを策定いたしまして、「ネーミングライツの積極的な導入」を掲げさせていただきました。このたび、愛知県初のネーミングライツの導入事例といたしまして、県が管理する歩道橋のネーミングライツの第1弾を実施いたしましたので、お知らせをいたします。
 歩道橋のネーミングライツにつきましては、今年の3月末から5月末までの間、公募を行ったものでありますが、5者から7カ所の歩道橋への応募がありまして、その後、外部委員会による審査などの手続を経て、ネーミングライツパートナー(スポンサー企業)と契約を締結し、実施に至ったものでございます。今回の歩道橋のネーミングライツは、計七つで年間155万2,000円ということでございまして、企業さんからいただくネーミングライツ料は道路施設の維持管理に役立たさせていただきたいというふうに思っております。今後さらに、歩道橋始め、その他の施設につきましても、その施設の性格、利用形態などを勘案して、ネーミングライツの導入を図っていきたいというふうに思っております。
 2枚目にその内容がありますので、また御覧いただければと思いますが、対象歩道橋は60カ所公募いたしまして、1カ所当たり20万円以上、3年間以上ということでございまして、七つの応募がありました。具体的には、3枚目ですね、ということでございます。場所としては、大治町、岡崎、豊橋、刈谷、安城と、こういうことでございまして、身近な地場の企業さんが、御協力をいただいているということかな、というふうに思っております。
 現時点では、七つの歩道中五つの歩道橋への表示が、もう現にできております。準備が整ったところから標示を書いておりまして、できていると。年内には、残り二つもやれるということでございまして、年内には完了するということだと思っております。
 いずれにいたしましても、今後も引き続き募集していきたいと。今回、この60のやつを対象にしたのは、施工または塗装してから5年以内の比較的きれいなところでございまして、ペンキがはげとるようなところは、ちょっといけませんので、そういったところを対象にしたんですが、七つについて、こういった応募をいただいたということでございます。それから、他の施設につきましても順次拡大をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 
(5)

韓国渡航の成果について

【知事】  そして最後にですね、最初に申し上げなきゃいかんかったと思いますが、韓国に行ってまいりましたので、それについてちょっと御報告をさせていただきたいと思います。
 先週、22、23日の2日間、韓国に行ってまいりました。22日は、夜、着いただけですけれども、23日に、ずっと1日かけまして、ソウルで観光プロモーションをやってまいりました。
 まず最初、午前中、「旅行博士」という日本向けの旅行を取り扱っている旅行会社へ直接参りまして、中部空港、セントレアから入る、そういう旅行商品を作っていただきたいということも申し上げてまいりました。
 それからソウル市内というか、ソウル近辺ですな、三つのデパートで「あいち観光と食の博覧会」というのをやっておりまして、そのうちの一つ、新世界百貨店の江南(カンナム)店というところに、これソウル市内ですが、訪問いたしまして、PR活動もやってまいりました。実際に愛知県内の加工食品ですね、11の事業者19品目の加工食品の販売促進をやってまいりまして、ソウル市民の皆さんに直接PRさせていただきました。明太いわしの甘露煮とか、守口漬などの試食を勧めさせていただいて、観光パンフレットも配布させていただきました。11月16日の金曜日から12月6日の木曜日まで3週間やることになっておりますが、今のところ、守口漬とか、げんこつ飴などがよく売れているということだそうでございます。ということでございまして、この日はですね、23日は1日だけで7,000人の方が御来場いただいたと聞いておりまして、大変よくにぎわっているということで、引き続きしっかりとPRをしていきたいというふうに思っております。
 それからあと、韓国文化体育観光部のクァク・ヨンジン第一次官や外交通商部のアン・ホヨン第一次官、それから韓国観光公社のイ・チャム社長などと面会いたしまして、愛知への観光などへの御協力を要請してまいりました。
 それからその後、午後3時半から観光説明会をやりまして、愛知県内の15の観光事業者及び、名古屋市とか犬山市さんなども来ていただいて、そしてソウル、韓国の20の旅行会社に来ていただいて、県内の温泉、グルメ、ショッピングなどを組み込んだ旅行商品の造成に向けまして、商談会を行わせていただきました。多くの方々が来ていただいて具体的に商談会、交流会をやっていただいたので、是非それが成果に、具体的なものに結びついていければというふうに思っております。
 限られた時間でありましたが、こういった取組をやっていきまして、さらに魅力をPRしていきたいというふうに思っております。