知事の記者会見
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平成24年12月25日(火) 午前10時
1.

知事発言

(1)

「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定について

【知事】  皆さんおはようございます。12月25日の火曜日の定例記者会見ということで、考えてみますと、今日が最後ということだそうでございまして、1年いろいろとお世話になりまして、ありがとうございました。また、明年もよろしくお願い申し上げたいと思います。
 まず、「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定についてでございます。(http://www.pref.aichi.jp/0000057419.html
 この度、「産業空洞化対策減税基金」に基づく「21世紀高度先端産業立地補助金」及び「新あいち創造産業立地補助金」について、平成24年度第2回分の補助対象案件を決定いたしました。本年8月から11月末までに申請があった案件に関しまして、外部有識者を中心とする審査会議で、事業の成長性、雇用の維持・拡大の効果等の観点から御審査をいただきまして、その間に申請のあった18件を補助対象とすることといたしました。
 前回は4月から7月末までを審査して、9月の頭に報告をいたしました。その時は、9月決定分は24件、今年の下半期の分ということで、8月から11月末まで4カ月分で18件、合わせて42件ということでございます。
 一覧表は、お手元にお渡しさせていただいておりますので、御覧いただければと思いますが、お手元の一覧のうち、まず「21世紀高度先端産業立地補助金」の整理番号2番がですね、この「21世紀高度先端産業立地補助金」は、いわゆる高度先端系というものでございまして、3件ございます。菱輝金型工業、ユミコア日本触媒、デンソーということでありますが、この2番のユミコア日本触媒の案件は、ベルギーに本社を有するユミコア社は、自動車触媒の世界的なメーカーでありますが、本件は日本触媒と合弁会社を設立し、常滑市のセントレア対岸部に高性能な自動車用排気浄化触媒等に関する研究所を新規立地しようとする取組でございまして、これは、今年の6月に私が大阪へ参りまして、ベルギーのフィリップ皇太子殿下の御臨席のもと、ユミコア社のマーク・グリンバーグCEOと覚書を締結したものに基づいて立地を決定し、支援をするというものでございます。この円高であっても、こうした最先端の研究所を愛知に立地してもらうということでありますから、これはしっかりと根づいていっていただきたいというふうに思っております。
 続いて、これは愛知県と立地市町村と連携して県内再投資を支援する「新あいち創造産業立地補助金Aタイプ」というものでございます。Aタイプは、これが12件ございますが、このうち、例えば整理番号6番のオークマさんの案件でございますが、同社は高付加価値な工作機械につきまして、引き続き、国内を中心に生産を行っていく予定でありまして、大口町の本社工場を一新し、生産効率を従来の2倍に高めようとする取組に対しまして、地元の大口町と連携して支援を行うものでございます。こうした案件が、ほかにもたくさんございます。
 工作機械ですから、オークマもヤマザキマザックも入っておりますので、そういう意味では、こういったものもしっかりと地元に根づいていっていただきたいというふうに思います。
 それから3番目のタイプは、サプライチェーンの中核をなす分野等の企業立地を支援する「新あいち創造産業立地補助金Bタイプ」でございまして、3件ありますが、そのうち整理番号18番のピーピージー・ジャパンの案件でございます。これは社長が、私のところに過日、といいますか、秋に私のところへ来られまして、これは、みよしにある県の企業庁の土地を買ってもらうということで、新規立地ということでございますが、これは、飛行機関係で、ボーイング787用の燃料タンクの錆(さび)や漏れを防ぐ充填(てん)材や塗料材において大きな世界シェアを有する同社が、航空機メーカーからの更なる需要に対応するために、みよし市の県企業庁の用地を購入していただいて、新規立地をしようというものでございます。
 以上、具体的なものは、3枚目以下に書いてありますが、企業別では大企業が5件、中小企業が13件、自動車が7件、航空宇宙関係2件、環境・エネルギー2件などなどということでございます。
 それから、その3枚目の裏が具体名ということでございます。
 以上、全部足しますと、今般の補助対象案件の総投資額は635億円、現時点における補助予定額は24億円余、5,000名余の常用雇用者が維持・創出されるということでございます。
 第1回分と合わせますと、補助対象案件の総投資額は1,144億円、現時点における補助予定額は55億円余ということになりまして、1万1,000名余の常用雇用者が維持・創出される効果が見込まれるということでございます。
 4月からスタートいたしました、今年度からスタートいたしましたこの「産業空洞化対策減税基金」、法人減税分を基金に積んで、毎年50億円を基金に積んで、こういった立地補助金、設備投資補助金を作ると。それから、研究開発とか実証実験のソフトも補助するということでやりました。ソフト事業は7月に発表しましたが、59件でございました。初年度から大変大きな効果があったというふうに認識をいたしております。
 まだ引き続き、お問い合わせのものもありますので、またこれは、来年度以降、また、しっかりと精査をしながら、県内の企業立地、それから県内の企業の設備投資をしっかりと後押しをしていきたいと思っております。
 これに加えて、航空宇宙産業の増産傾向、それからMRJのプロジェクトの進展、それから豊田下山地区のこの研究団地の造成着工などなど、それから田原のメガソーラーの着工といったことなどなど、本当に大きなプロジェクト案件、特に民間投資が、何と言いますかね、ほとばしるように出てきているというのは、大変心強い限りでございます。どこの地区が、どうのこうのということではありませんが、日本全体が、なかなか経済の状況、先行きが不透明で厳しいと言われている中で、我が愛知におきましては、頑張るということでありますので、これをしっかりさらに後押しをしていきたいというふうに思っております。
  
(2)

今年一年を振り返って

【知事】  続きまして、今年最後でございますので恒例の、恒例のというか、去年から始めたのかよくわかりませんが。去年からか。そうか、俺が「やれ」って言ったんだ。
 1年を通しての「県政10大ニュース」を写真付きで作らせていただきました。いろんな案件が盛りだくさんありましたので、選ぶのになかなか苦労いたしましたが、これは基本的には、いろいろあったものを私の独断と偏見で選ばせていただきました。一つ一つ簡潔に御報告したいと思います。
 やっぱり今申し上げましたように、今年は、私は愛知県は、漢字一文字で言って、活力の「活」と申し上げましたが、産業振興、産業立地、企業立地が、大いに進んだ活力ある元気な1年だったというふうに思っております。さらに、それを来年以降も活力のある元気な年にしていきたい。我が愛知が、元気を出して日本を引っ張っていきたいという思いを込めて、これからもしっかりやっていきたいということの思いも含めて、この10大ニュースを選ばせていただきました。
 まず一つ目が、これ時系列は若干行ったり来たりしておりますが、案件項目をジャンルごとに、まとめさせていただきまして、まずは、何と言っても「産業空洞化対策減税基金」による企業立地・研究開発補助制度を創設し、企業立地なり再投資が非常に多いということでございまして、件数は、今ここに書いてあるとおりでございます。また、中部臨空都市に、今言ったユミコア日本触媒とか、コストコホールセールは来年8月、それから東京かねふくさんの「めんたいパーク」がこの12月にオープンし、年明けの4月に名古屋トヨペットのマリーナが、中部地区最大のマリーナがオープンし、8月にコストコがオープンし、その翌年の3月にはイオンモール20ヘクタールがオープンするということでございますので、そういう意味では、中部臨空都市が、いよいよ中部地区最大の商業コンプレックスにもなるということもあります。
 それから併せて、その流れでありますが、あいち産業科学技術総合センター、いわゆる「知の拠点」が、今年の2月にオープンをいたしました。来年、シンクロトロン光利用施設もスタートいたします。特に公設の試験研究機関では最多となる9件が、国の研究開発助成の対象にもなったということで、大いに元気盛り上がっていると思います。
 それから二つ目は、2012年国際航空宇宙展を開催いたしました。航空宇宙産業の世界三大拠点に持っていこうということで、ここにありますようにJAXAの「飛翔」、実験飛行機も来ました。そういったことで、大いに盛り上げていきたいというふうに思っております。
 それから3点目が、豊田・岡崎地区の研究開発施設の用地造成事業に着工したと。自動車産業の一大研究拠点を作るということで、いよいよ着工いたしました。県の企業庁の事業費が1,100億円、8年かけて造成をやります。日本一の研究団地にしていきたいというふうに思っております。
 それから、四つ目が「あいち花フェスタ2012」を開催いたしました。園芸王国愛知をさらにPRし、発展をしていきたいというふうに思っております。「あいち花フェスタ2012」これは冨永愛さんと一緒に写っているというものでございます。こういった形での花き・園芸・農業の振興をさらに進めていきたいと思います。
 それから五つ目、国際交流でございますが、今年はベトナムにも参りました。オーストラリア・ビクトリア州にも参りましたが、その中でもベトナム政府とは、これまでも2008年経済交流協定は結んでおりまして、今回この4月に県議団の皆さんと一緒に行きまして、さらに医療サービスの提供に向けた協定だとかそういったものも結ばせていただきましたが、ズン首相始め関係閣僚ともお会いさせていただいて、さらに友好交流を進めていこうということで合意をしたところでございます。それから、タイのバンコク都とも友好相互協力に関する覚書協定を結ばせていただきました。人材交流も含め、さらにしっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 それから、環境であります。生物多様性条約第11回の締約国会議・COP11、インドのハイデラバードでございますが、10月、河村さん(名古屋市長)と一緒に出席をいたしまして、愛知での取組を、愛知方式をプレゼンテーションいたしました。これからも、この環境首都愛知を大いにアピールしていきたいというふうに思っております。
 この流れで、この2年後にやります2014年秋にあります国連ESDのユネスコ世界会議も環境をベースにした教育の世界会合ということで、大いに、これも後押しをしていきたいというふうに思っております。
 それから防災、基幹的広域防災拠点の整備が前進したと。11月に下地防災担当大臣が愛知県内の3カ所、この名古屋城三の丸地区の官庁街と県営名古屋空港と名古屋港を国の基幹的広域防災拠点に整備していくということを明言していただきました。引き続きその具体化を国の方と調整設計をしていきたいというふうに思っております。
 なお、この写真は、田原で行われた合同防災訓練の模様ということでございまして、通常の防災訓練と合わせて、津波地震に対する避難を想定した防災訓練を去年からやっておりますが、去年は南知多町、今年は田原市、来年は、また美浜町で行うということで今進めておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 それから地域づくりということで、東三河県庁をこの4月にスタートさせました。そして東三河の振興ビジョンを今、作っているところでございます。そういったことでこれもさらに進めていきたいというふうに思っております。
 それから、ロンドンオリンピックで愛知県勢が大活躍をしていただきました。吉田沙保里選手始め、多くのメダリストが出ました。それから、ゆめリンク愛知国体など、隣のぎふ清流国体でも愛知県勢は大活躍でありまして、天皇杯、皇后杯ともに3位ということでございまして、大いにスポーツ王国愛知の実力を発揮した1年だったと思います。さらに進めていきたいと思います。
 それから最後に、名古屋港水族館で赤ちゃんラッシュでありまして、ベルーガの赤ちゃんが8月に誕生し、シャチの赤ちゃんが11月に誕生いたしました。ベルーガの赤ちゃんは愛称は「ミライ」と決まりました。シャチの赤ちゃんは、これから募集して決めていきたいというふうに思っております。
 以上が10大ニュースということでありますが、選に漏れた話題というのもたくさんありますが、先ほど、ちょっと申し上げた電力エネルギー対策も田原のメガソーラー「ソーラー・ウインド」が着工したとか、これは2014年10月ごろが運転開始予定とも聞いております。木曽岬干拓のメガソーラーが決定をした。それから、愛知県農業用水の小水力発電の協議会も8月に立ち上げて、今どんどん進めております。それから、ESDのユネスコ世界会議の組織も作ったと。それから、三河湾の環境再生プロジェクトも、8月には嘉田(滋賀県)知事も豊橋に来ていただいて一緒にシンポジウムなどもやりました。それから、三河港における新規コンテナ航路も決定し、年明けにも実際に運航が始まるということでもございます。
 それと、教育懇談会なども始まり、また、あいちの山里の5人娘もスタートした。それから、もうちょっと大分前になりますが、3月にマラソンフェスティバルナゴヤ・愛知で女性だけのマラソン大会として参加者世界一、ギネスの世界記録でも認定されたということもございますし、交通安全対策も、これもしっかりやっていかないかんというようなことでございますし、脱法ハーブ対策、いじめ対策などなど、いろんなことに注力をいたしました。
 また、大震災への支援ということで職員の派遣も引き続き、全国3位ですかね、をずっとやっております。そうしたことも含め、引き続きしっかり取り組んでいきたいと思っております。
 長くなりましたが、私からは以上でございます。何とぞよろしくお願いいたします。
  
2.

質疑応答

(1)

今年一年を振り返って

【記者】  10大ニュースについて話がありましたが、その他、年内に実現したかったが届かなかったことや、来年へ向けての話題などはありますか。  
【知事】  一つは、途中、被災地のがれきの処理の問題は問いかけさせていただきまして、計画も作ったわけでありますが、現地の方から自分たちで頑張ってやっていきたいということでありましたので、これは終息をさせたということでございます。それはそれで一つの取組だったかと思いますが、結果、宮城県の方から、そういう形での物がないと、要請を我々にせずに自分たちで頑張るということですから、それはそれで頑張っていただければということでございまして、我々としては引き続き職員の派遣なりなり、そうしたこと。それからまた、愛知県内に避難をしている方々などなど、応援をしっかりしていくということでございます。
 それからまた、経済関係の交流などなども引き続きやっておりまして、私があれして去年の春に開設したFDAのいわて花巻便とか青森便なんかは増便、むしろ今年からなって、さらに、その人的な往来が盛んになっているということでありますから、そういったことは、これからもしっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 何にせよ、だんだんだんだん国、特に環境省というか国土交通省、中央の方で、だんだん大震災の思いというか、言葉がいいかどうかあれですけど、だんだん薄れてきていると。風化とまでは言いませんが、薄れてきているので、これは、やはりまだまだ復興は半ばであるということを国民の皆さん、全ての皆さんに認識していただいて、引き続きしっかりと取り組んでいきたいんだということも聞いておりますので、それはしっかりと我々としてやっていきたいというふうに思っております。
 あとは、引き続きという、この10大ニュースは、私はこれからもどんどんやっていくということでありますから、特に企業・産業の立地推進・促進。これは企業が投資をすれば雇用が必ずそこで確保されますので、我々の一番の目標は、何といっても働く場所、雇用を作るということですから、そういう意味では、それに向けて引き続き、これは全力でやっていきたい。これは去年から今年、今年からさらに来年へとつなげていく大きな課題、ポイントだというふうに思っておりますし、弾みはついたと思います。
 先ほど言った「産業空洞化対策減税基金」は、計画について今我々が決めたのであって、実際にやっていくのは、今もう既にかかっているものもありますが、これからなんですね。ですから、これは早く現実のものになって、やっていただきたいというか、やればありがたいというふうに思っております。
 それから、交通安全対策は引き続き今年も、今、年末に向けて全力で取り組んでおりますが、これももちろん現段階で交通事故での死亡者全国ワースト1位ということでありますから、とにかくこれは引き続き全力で取り組んでいくということだと思っておりまして、12月議会でも補正予算、いわゆる名古屋走りの根絶というものの補正予算を出させていただきましたが、これはしっかりと年明けからもテレビコマーシャルなどなどを打ってPRをしていきたいというふうに思っております。  
(2)

中京独立戦略本部について

【記者】  中京独立戦略本部会議の開催はどうなっていますか。  
【知事】  日程は今、今回、名古屋市が主催ということで、ずっと日程の調整を名古屋市さんにやってもらっていますけれども、12月はこういう形で選挙がありましたので、なかなかということなんですが、河村さんとは、ずっと話しておりまして、とにかく、ずれてはいるけど、年明け1月には、やはりやらなあかんぞということで、その方向で今調整していると聞いております。 
(3)

橋下市長との今後の連携について

【記者】  橋下大阪市長との関係は今後どうなりますか。選挙では応援はせず、距離を置くということでしたが、地方分権とか大都市の自立となると、引き続き連携が必要とも思われますが、いかがでしょうか。   
【知事】  そこはおっしゃるとおりで、どういう形での連携があるかは、これからだと思いますが、衆議院選挙では、こういった形で私はちょっと一線を引かせてもらいましたけれども、それはそれとして大都市の自立・独立、それから地方分権を進めていくことなどなどについては、これは当然ともに国に対して物を申していかないけませんから、そのことは、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 併せて、今度東京都知事になった猪瀬さんとは、選挙期間中に私も東京に行った時に猪瀬さんの会でも応援弁士もやりましたけど、前から、もちろんよく存じ上げておりますので、猪瀬さんともしっかり連絡とって、これは大都市の思いとか、そういう制度の改革・確立、これは引き続きしっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 あと、それもありますけど、さっき言った中京独立戦略本部の会合はもちろんやりますけれども、そのことも含めて河村さん、昨日もちょっと、とあるところのテレビで一緒になりましたけど、河村さんが今後どうされるか含めて、そこはよくよくお話を聞きながら、いろいろ河村さんには河村さんのいろんな思いがあると思いますから、その話も聞きながら、今後私もどういうふうに連絡、連携をしていくか、よくよく考えていきたいなというふうに思っています。