知事の記者会見
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平成25年4月8日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

昨日までの低気圧に伴う強風について

【知事】  おはようございます。4月8日月曜日の定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず、昨日までの低気圧に伴うことについてでありますが、県といたしましては、6日の土曜日、午前11時15分に波浪警報が発表されたことに伴いまして、第1非常配備体制をとり、市町村からの情報収集を実施してまいりました。7日、日曜日の午前6時23分に波浪警報が注意報に切りかえられたため、その被害の拡大のおそれはもう余りないだろうということで、午前7時にその第1非常配備体制を解除したという体制をとっておりました。
 今のところ、新聞情報、また市町村からの報告などなどで、おけがをされた方は今のところ3名という報告をいただいております。それから、住宅などの被害は現在のところ報告はありません。なお、道路被害、農林水産施設被害などについては現在調査中ということでございまして、まだまだちょっと時間がかかるかと思います。
 また、確認次第、御報告をさせていただきたいと思っております。
  
(2)

「震災復興支援 愛知県美術館所蔵品展」の開催について

【知事】  震災復興支援ということで、愛知県美術館所蔵品展を開催いたします。
 8月31日から10月20日まで、福島県の郡山市立美術館におきまして愛知県美術館の所蔵品展を開催いたします。これは郡山市立美術館の依頼を受けまして、クリムトの名作「人生は戦いなり(黄金の騎士)」を含む合計66点を出品いたします。郡山市は福島県のちょうど真ん中ということでございまして、福島県で一番大きな市でございます。地震の浜通りからの、被災地からの避難者も多いということもありまして、今回こういった御要請を受けまして開催を決定させていただきました。
 これまで、特にクリムトの黄金の騎士は県美術館の目玉でございますので、クリムトの個展以外ではなかなか出品することはなかったんでございますが、今回は震災復興支援の一環として、この協力要請にお応えすることとさせていただきました。
 これまで、このクリムトの黄金の騎士を貸し出したのは、2001年の宮城県、2004年の東京の国立近代美術館が国内でありまして、海外では2010年にハンガリーのブダペスト国立西洋美術館、それから去年、2012年にオーストリアのレオポルト美術館で、クリムト、たしか生誕150年だったと思いますが、貸し出したものぐらいでございますので、今回は特別に御要請にお応えするということでございます。ぜひ多くの方にご覧いただければというふうに思っております。
  
(3)

「技能五輪・アビリンピックあいち大会2014」のイメージキャラクターの愛称決定について

【知事】  「技能五輪・アビリンピックあいち大会2014」のイメージキャラクターの愛称が決定いたしました。この愛称は1月28日から2月28日まで1カ月募集をいたしておりましたところ、全国から3,374点の応募がございました。審査の結果、「アイチータ」というふうに決定いたしました。
 「アイチータ」という愛称で応募された40名の中から、抽選の結果、蒲郡市立塩津中学校2年生の平野未宇さんに最優秀賞を贈ることといたしました。この愛称は、「技能五輪・アビリンピックあいち大会2014」の開催地・愛知と、イメージキャラクターのチータを合わせたものでございます。
 今後はこのイメージキャラクターを活用して、来年11月の大会本番に向けまして開催機運を盛り上げていきたいというふうに考えております。本当に多くの皆さんに応募いただきましてありがとうございました。非常にかわいらしいキャラクターでありますので、これから1年半大いに盛り上げていきたいというふうに思っております。
 ちなみに、今後チラシ、ポスター、PRグッズにこのデザインを活用いたしますし、また、着ぐるみも作りまして、会場となる八つの市で開催される産業まつりなどでPRをすることとか、また、今年やりますプレイベントと位置づけております「全国産業教育フェア」の愛知大会、これは名古屋と刈谷でやりますが、そういったところでしっかりとPRをしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(4)

戸田恵子様への「LOVEあいちサポーターズ」委嘱について

【知事】  「LOVEあいちサポーターズ」を2年前からずっとお願いしてまいりました。第1号は2年前の5月、哀川翔さんに私からお願いしたんでございますが、最後は昨年の12月にHOME MADE 家族の皆さんに「あいち音楽大使」をお願いし、全部でこれまで15組お願いしてまいりましたが、今回新たに戸田恵子さんにお願いすることになりました。名古屋出身で女優、声優、歌手など幅広く御活躍されておられます。さらに愛知のPRを行っていただきたく、「LOVEあいちサポーターズあいち広報大使」を委嘱することにいたしました。いろいろなテレビ番組とか雑誌取材などなど、さまざまな機会に愛知県をPRしていただきたいということでお願いしたいと思います。
 なお、委嘱式は今週の土曜日の午後3時半から公館で行います。土曜日でございますが、これは戸田さんの日程に合わせたということでございますので、よろしくお願いいたします。
 ということで、プロフィールなども入っております。やっぱり女優さんということでもそうですが、アンパンマンとか、ゲゲゲの鬼太郎もそうなんですね、声優さんということで有名ということでございますので、よろしくお願いいたします。
  
(5)

中国における鳥インフルエンザ発生について

【知事】  中国で鳥インフルエンザが発生をいたしておりまして、鳥から人への感染が確認されております。まだ人から人への感染までは至っていないということでございますが、現段階で、昨日の時点で患者さんが21名で、死亡者6名ということでございまして、上海、江蘇省を中心に発生しているわけでございます。
 国内での患者発生は、今のところ事例はありませんが、中国に行って帰ってこられて38度以上の熱があるという方などなどについて、これは水際でしっかりとチェックをし、中部空港とかそういったところでチェックをし、そして愛知県では衛生研究所で検査体制を整備いたしております。今のところは、まだ人から人へということにはなっておりませんが、もし新たな新型インフルエンザの発生ということになりますと、免疫がないということもあって非常に大流行する恐れもありますから、これはしっかりとチェックしていきたいというふうに思っております。
 新型インフルエンザというのは、中国とか東南アジアでということで言われたのが、今から、あれは平成17年の秋だったですかね。私も何回か報道番組に出て注意を呼びかけたことがありますので覚えておりますが。それからちょうど4年前ですね、私、厚生労働副大臣をやったときに人から人への感染ということで、国内でも患者さんが発生したということで、タミフルを始め、そういった備蓄をしたこともありましたけれども、今ももちろん県も持っておりますが、今回のものは、まだ人から人へということになっておりませんが、しっかりと注意し、監視体制をしっかりやっていきたいというふうに思っております。
 ただ、通常インフルエンザというのは中国の南部で発生するんだね。今までのスペイン風邪とかも、ああいうのもみんなそうなんだよね。雲南省とか広東省とかあっちのほうでは、鳥と人が濃密に一緒に暮らしているとまれに、やっぱり鳥にしか感染しないインフルエンザが、その種の壁を超えて人間にうつると。人間の中でまた増えて、それで人から人へうつったときに新型のインフルエンザになると、こういうことなんですけどね。だから、全ての今までのやつが歴史上、中国の南部の方でということなんですが、今回は上海とか江蘇省なので、もちろん中国全土で鳥と一緒に濃密に暮らしている方々が、農民が多いのでということなんでしょうけど、これはしっかりとチェック、特に上海の大都市で発生し、死亡者はもう4名も出ているということでありますから、これは十分注意していきたいというふうに思っております。
 また、この情報につきましては、常にいろんな情報を県のホームページでもお知らせいたしておりますので、またご覧いただきたいと思います。
2.

質疑応答

(1)

県営の公園における児童の事故について

【記者】  先週、稲沢市にある愛知県営の公園で子どもが転んだ際、遊具のボルトが突き出ていて頭部を大けがをする事故があったとの発表がありました。この点について指定管理者は見逃していたと言っていますが、今後の改善策等があれば教えてください。    
【知事】  これにつきましては、先々週、3月27日に事故が発生し、その翌々日29日に、この男の子の御両親が現地の管理事務所を訪れて、その事故状況について申し出されたということで確認し、同日、管理事務所から県へ報告をされているわけでございます。
 しかしながら、こうした重大な事故が発生したにもかかわらず、公表がその翌週にずれ込んだということについては極めて遺憾だということで、部局のほうには、私からは、こういったものは直ちに県民の皆様にお知らせをし、公表し、おわびを申し上げなければいけないということを強く部局には申し渡しました。その上で県内12カ所の県営公園につきまして、これを管理する指定管理者に対しまして、こうした遊具の緊急点検を指示し、ほかに危険な箇所があったかどうかということでチェックいたしまして、それでなかったという報告を受けております。
 ただ、今回の緊急点検はもちろんなんですが、通常の点検におきましても常に常にこうした安全を、これは最重要事項でありますから、そうしたことが適切に行われるよう、通常の点検でもしっかりやるようにということで改めて指示させていただきました。
 引き続き、これは遊具の安全確保の点検は指定管理者が実施することになっておりまして、毎日実施する日常点検、それから月1回実施する定期点検、それから年2回指定管理者が専門業者に委託して行う点検を実施しておりますが、そうした専門業者に任せ切りにならないように、点検方法のチェック体制の改善などについてもしっかりやるようにということで指示いたしております。
 県といたしましても引き続きそうした点検方法を検討いたしまして、他の指定管理者も含めまして、しっかりと周知指導していきたいというふうに思っております。   
【記者】  この公園の指定管理者に対し契約解除等は考えていますか。 
【知事】  もう一回再度チェックすることも含めまして、今回の指定管理者についても、チェック体制なり管理体制がどうだったかということをもう一度点検いたしまして、対応を考えていきたいというふうに思っております。
 今回の事件、事故は、しっかりというか、通常点検していれば、あれだけ木製の遊具が、木がはがれてボルトが出ているというのはわかるはずなので、それを見落として、こういう事故が起きたというのは大変遺憾だと思っております。<BR>
 この子どもさんと御両親には本当に心からおわび申し上げたいというふうに思っておりますし、また、今回の指定管理者につきましては、私は重大なミスだと思っておりますので、そういった意味での管理体制とかチェック体制が本当にしっかりしていたのかどうか、これはしっかり点検、検証したいというふうに思っております。
 そういう意味では、まことに残念で遺憾だし、大変申しわけない事故だと思っております。そういう観点からしっかり、この指定管理者もそうですし、またほかの他の公園を管理している指定管理者についても、きっちりチェックをしていきたいと思っております。
(2)

民主党松山県議の離党について

【記者】  先週金曜民主党松山県議が離党を表明し、無所属で当面活動を続け、一方で維新との合流を視野に入れ新たに県議会で会派もと考えているようですが、この動きについての知事の所感をお願いします。      
【知事】  松山県議は、ここで記者会見されたんですね。その後私のほうに、私へは電話で御報告いただきました。先週金曜日、民主党に対して離団・離党届を出しましたと。それで先ほど記者会見してきましたという御報告をいただきまして、今後どうされますかとお聞きいたしましたところ、当面無所属でやっていきたいということを言われておりましたので、とにかくまた議会は議会で、政治活動は政治活動であれですけど、県議会におきましては、また引き続き御協力をお願いしますねということは申し上げました。それはわかっとりますということでございましたので、また何かあればいろいろお話があるのではないかと思っておりますが、当面は、先週金曜日はそういう話でございました。
(3)

中国における鳥インフルエンザ発生について

【記者】  鳥インフルのことはしっかり注視していくとのことでしたが、県としてはどういう形で監視等していくのでしょうか。      
【知事】  とにかく中国に行って帰ってこられた方で、入国する際に空港とか港とかそういったところで、これは検疫所、これは国の機関でチェックしますから、そういったところと情報をしっかり共有しながら、そしてまた潜伏期間がありますので、入国された後に発熱した場合に必ず、当然38度以上の熱だったらどっかの医療機関に行かれると思いますから、そういった際には、こういった発熱の患者さんがおられるということは、常に管轄の保健所などと連絡網がつくってありますので、そういったところに御連絡いただいて、それをこの新型といいますか、今回、これまでのインフルエンザとは違うのかどうかということについては、先ほど申し上げたように県の衛生研究所で調べると。それがもし本当に新しいものであるとすれば、直ちに国のほうの国立の感染症研究所に送って調べる、こういう体制ができておりますので、そういった形でしっかり、これはいま一度チェック体制、ネットワークをしっかりやって、漏れがないように体制を組んでいきたいと思っております。
 とにかくこれだけグローバルな時代ですから、特に愛知県は742万の人口と、それから人口規模以上の企業、産業がありまして、当然中国ビジネスはいっぱいやっておりますから、どえらいことの人が行ったり来たりしておりますので、完全に国境を閉じて、4年前、水際作戦だといって空港とかいろんなやつを全部やりましたけど、それでもどんどん入ってくるわけですね。ですから、そうじゃなくて、やっぱり本当に発熱されて、そういった疑いのあるような方はできるだけ早目に見つけて対応するということだと思っておりますので、そういった体制がしっかり機能しているかどうか、ワークするかどうか、そこはいま一度、もう一度さらに点検して、しっかり体制をとっていきたいというふうに思っております。