知事の記者会見
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平成25年8月12日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

ブラジル、アルゼンチン渡航の成果について

【知事】  皆さん、おはようございます。また、お暑うございます。今週はお盆休みの会社が多いのではないかというふうに思いますけれども、私どもカレンダーどおりということでございます。よろしくお願いいたします。
 さて、今日、8月12日月曜日の午前10時、定例記者会見でございますが、先々週と先週ブラジル、アルゼンチンの県人会総会に行っておりましたので、この定例会見、久方ぶりということでございます。2週間ぶりですかね、ということでございます。よろしくお願い申し上げます。
 海外渡航のご報告をさせていただきたいと思います。
 7月30日から8月8日までの10日間、ブラジル連邦共和国サンパウロ市、アルゼンチン共和国ブエノスアイレス市、アメリカ合衆国ニューヨーク市、ロサンゼルス市を訪問してまいりました。
 ブラジル、アルゼンチンでは、久保田議長及び県議会の南米訪問団の皆様とともに、アルゼンチンの愛知県人会総会、ブラジルの愛知県人会創立55周年の記念式典に出席いたしまして、それぞれの国で日系人の社会をリードしてこられた高齢者の皆様、そしてまた県人会の役員の皆様に感謝状を贈呈させていただきました。また、これからも愛知との国際交流のかけ橋としてご活躍いただきますようにお願いしてきたわけでございます。
 両国では、先人の方々のご努力によりまして、日本や日系人に対する高い評価を得ております。これからも県としてしっかりとサポートしていきたいというふうに思っております。
  なお、全体からすれば、南米のブラジルとかアルゼンチンにおける愛知県人会の人数は総体として、全体として多いほうではありませんけれども、一方でブラジルから日本に来ておられる方々、今、日本にブラジル人の方は20万人ちょっと切れる19万人ぐらいというふうに聞いておりますけれども、そのうち約5万人以上の方がこの愛知県にお住まいでございます。浜松とか岐阜のほうを合わせますと、多分4割以上がこの東海地域にお住まいだと思います。ブラジルの方が一番多いということもありますし、そういう意味では、両国のかけ橋として、我々、しっかりこれからも頑張ってやっていきたいというふうに思っております。
 また、経由地のニューヨークでは、ニューヨーク近代美術館も訪問いたしまして、「トリエンナーレ2013」を大いにPRいたしました。
 なお、ちょうど1年半前、愛知県美術館でジャクソン・ポロック展をやりました。その折に、ニューヨーク近代美術館(MoMA)から作品を何点かお借りした。それから去年ですね、MoMAで「東京1955−1970」という展覧会を、戦後の日本の展覧会をやった折に県美術館からも何点かお貸ししたというご縁もございまして、グレン・ロウリー館長にお会いして、ぜひトリエンナーレにお越しいただければということでご案内差し上げましたところ、秋にも日本に来る用があるので何とか顔を出したいなと言っていただきましたので、大いに期待いたしております。
 また、ロサンゼルスでは、名古屋港の姉妹港でありますロサンゼルス港を訪問いたしまして、安全対策、環境保全対策などにつきましての有意義な意見交換をさせていただきました。これからも名古屋港の運営管理に大いに参考にしていきたいというふうに考えております。
 それから、私が渡航中に、8月5日付で今年5回目となる交通死亡事故多発警報も発令させていただきました。発令期間は明後日14日までとなっております。今、お盆期間中ということでございまして、ご家族揃って車でのお出かけの方も多くいらっしゃると思いますが、交通ルールを守って安全運転、安全行動に心がけていただきますようにお願いしたいというふうに思っております。
  
(2)

日本ベトナム友好年記念事業の開催について

【知事】  日本ベトナム友好年記念事業の開催についてでございます。(http://www.pref.aichi.jp/0000063963.html)
 今年は日本とベトナムの外交関係樹立40周年ということでございまして、両国政府は今年を「日本ベトナム友好年」と定めております。愛知県はこれまで人的交流や経済交流を通じましてベトナムとの関係を深めてまいりましたが、この交流を一層発展させるため、ベトナム政府及び県内の関係団体と協力いたしまして、この節目の年を記念するイベントを開催することといたしました。
 まず、9月20日金曜日の夕方に、「ウィルあいち」におきまして、ベトナム国立ボンセン劇場所属の舞踊団によるアンサンブルコンサートを開催いたします。内容は、ベトナムの歌、舞踊、民族楽器の演奏やアオザイショーの公演でございます。この舞踊団はベトナム政府の文化スポーツ観光省に所属し、数多くの海外公演の実績もあるということでございまして、非常にハイレベルなパフォーマンスが期待できるということでございますので、よろしくお願い申し上げます。
 また、9月21日、22日の土日、週末には、久屋大通公園の久屋広場におきまして、野外イベント「ベトナムフェスティバルin愛知“Xin Chao Viet Nam-Aichi 2013”」を開催いたします。「シン チャオ」とは、ベトナム語で「こんにちは」という意味でございます。
 会場内のステージでは、先ほど申し上げた舞踊団の公演のほか、愛知出身のヒップホップグループでLOVEあいちサポーターズの「nobodyknows+」の皆さんと、それから神戸を拠点に活躍しているベトナム人2世ラッパー「Mcnam flo」さんとの競演が行われます。
 また、会場内では、ベトナム料理やスイーツ、食材、民芸品などの販売、文化・観光の紹介など多数のブースが出展いたします。さらに、ベトナムの代表的なスイーツであります「チェー」、豆や芋などを甘く煮たものでありますけれども、無料ふるまいやハノイ往復航空券が当たるゲームなども行われるわけでございまして、ベトナムを丸ごと体感できるイベントになっておりますので、多くの方にお越しいただいて、ベトナムを楽しく触れていただきたいと思います。
 最後に、これは5日に発表済みでございますが9月20日には駐日ベトナム大使館及びベトナム計画投資省との共催で「ベトナム投資セミナー」も開催予定でございますので、よろしくお願いいたします。
 また、今回、記念事業のPRのためにPRキャラバン隊を結成いたしました。キャラバン隊8名が、この地域で学ぶベトナム人留学生の協力をいただいて、各地のイベントや大型集客施設などに出かけまして、ベトナムのダンスの披露やクイズなどを通じて、この友好年記念事業のPRを行ってまいります。今週16日金曜日にキャラバン隊の皆さんが私のところに来ていただけます。当日は、フン駐日ベトナム大使も同席されますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 あとは、お手元にいろいろな資料をお配りしてございますので、よろしくご覧いただければと思います。
 今回、日越国交40周年ということで東京でも大きなイベントが、その前の週にあると聞いておりますが、その1週間明けまして、この名古屋におきまして、こうした大きなイベントを開催させていただくことといたしました。
 これは、私ども愛知県がベトナム政府の計画投資省との間で経済連携協定を結んでいると、そしてまた、去年、私も県議団の皆さんと、経済界の皆さんとベトナムを訪問いたしまして、ズン首相始め多くの閣僚、要人の皆様ともお会いさせていただきました。
 また、ベトナムの出身留学生が今、愛知県で留学で学んでいただいておりまして、ASEAN10カ国の中では一番多いということもございます。そういったこともございまして、さらに愛知県からの企業もたくさん進出しておりまして、ほぼ100社、今現在で確認している状況では96社124拠点が、愛知県の企業がベトナムに進出しているということでございまして、そういったこともございますので、今回40周年にあわせて、このベトナムとの友好のイベントを企画させていただきました。大いに成功させていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
  
(3)

「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定(平成25年度第1回)について

【知事】  「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定について、ご報告いたします。(http://www.pref.aichi.jp/0000063730.html)
 これは、去年、平成24年度から運用しております「産業空洞化対策減税基金」に基づく、「21世紀高度先端産業立地補助金」及び「新あいち創造産業立地補助金」につきまして、平成25年度第1回分の補助対象案件を決定いたしました。
 本年1月から6月末までに申請のあった案件に対しまして、外部有識者を中心とする審査会議において、事業の成長性、雇用の維持・拡大の効果などの観点からご審査いただいた結果を踏まえまして、その間に申請のあった25件を補助対象とすることといたしました。補助対象案件は、昨年度決定42件と合わせて、これで67件ということになります。
 何点か補助対象案件をご紹介いたします。
 お手元の一覧のうち、「21世紀高度先端産業立地補助金」、これは研究開発型といいますかね、非常に高度な先端性があるものということでございますが、その一例といたしまして、整理番号1番シンフォニアテクノロジーさんでございますが、同社の主要製造拠点である豊橋製作所におきまして、200名を超える研究者、技術者を集中させ、事業所や公共施設などにおいて太陽光や風力などで発電された電力を蓄電池と組み合わせることにより効率的に利用するシステムの開発や、航空機に搭載される発電機を超高速回転で試験する設備等の開発について、最先端の研究開発を行う研究所を新設しようとするものでございます。ということで、大いに期待したいと思います。
 続きまして、立地市町村と連携して県内再投資を支援する「新あいち創造産業立地補助金Aタイプ」の11番でございますが、株式会社明治さんでございます。同社は、健康にいいということで、大変大きな人気を誇っておりますLG21など機能性ヨーグルトなどを増産するための工場を稲沢市の私どもの県企業庁の用地に建設する計画でございまして、地元の稲沢市と連携して支援を行うものでございます。
 次に、サプライチェーンの中核をなす分野や成長性の高い分野の企業立地を支援する「新あいち創造産業立地補助金Bタイプ」の整理番号24番の株式会社ニデックさんでございます。これは医療器具分野で高いシェアを有する同社が、国内外からの取引先の供給依頼に応えられていない、白内障手術患者用の眼内レンズについて、更なる需要に対応するため、蒲郡市に工場を新設しようとする取組でございます。
 などなど、今般の補助対象案件の総投資額は257億円、現時点における補助予定額は16億円余となりまして、2,300名余の常用雇用者が維持・創出される効果が期待されるわけでございます。昨年度決定分と合わせますと、補助対象案件の総投資額は1,402億円、現時点における補助投資額は71億円余、それから14,000名余りの常用雇用者が維持・創出されるということが期待されます。
 今後ともこの産業空洞化に対応するため、この減税基金を活用いたしまして、企業立地、研究開発・実証実験を支援していきたいというふうに考えております。これによりまして「世界と闘える愛知・名古屋」をしっかりと実現していきたいと思っております。
 なお、3枚目の資料のところにありますように、申請区分別25件の内訳、それから大企業、中小企業、それから事業分野、やっぱり自動車関係が一番多いかなということでありますが、あと健康長寿関係というのが多いということでございます。地域的には、自動車関係が多いので、ちょっと西三河が件数的には多いかもしれませんが、県内大体満遍なくということだと思っております。
 また資料などはご覧いただければというふうに思っております。まだまだ、これは6月末まででございますので、下相談とか、いろいろなものなどで、まだまだ後半部分もたくさんお問い合わせをいただいておりますので、引き続きこうした形での企業立地、産業振興を大いに進めていきたいというふうに思っております。
 なお、全国的には、例えば経済産業省が新たな工場の立地件数とか土地の売却の件数、面積なんかを発表しておりますが、それは大体愛知県が3番とか4番とかいう感じでありますけれども、内容とか投資額からすれば断トツ、ほかに比較にならないというふうに思っております。特に付加価値の高い研究開発型の、そうした高度なものが私は、たくさんあるというふうに認識いたしておりまして、これからもこうした形での投資の促進を図っていきたいというふうに思っております。こういうものの積み重ねがね、まさに日本の成長戦略そのもの、つながるというか、そのものだというふうに思っておりますので、国におかれましても、数字を羅列するのではなくて、数字とか目標とかウィッシュリストになるのではなくて、しっかりと、そういう実のある投資を引き出す、そういう施策をしっかり進めていただきたい、そのことを申し上げていきたいというふうに思っております。
  
(4)

平成26年度の身体障害者職員採用について

【知事】  平成26年度の身体障害者職員採用につきまして報告いたします。
 「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づきまして、身体障害者の方の雇用の場を提供することを目的といたしまして、一般競争試験とは別に採用選考を実施しているところでございますが、本年度の、この身体障害者採用選考の実施につきましては、今週末の8月16日金曜日に人事委員会から発表される予定でございますが、私から受験年齢要件の拡大と平成26年度の採用予定数についてご報告させていただきます。
 これまで身体障害者の方を対象とした職員採用選考の受験年齢要件につきましては、上限を34歳というふうにしておりましたが、今年の試験から上限を59歳までに拡大することといたしました。これはご案内のように本県職員の定年年齢60歳でありますので、いわゆる年齢制限を撤廃というものでございます。
 障害のある方の採用につきましては、今年の4月1日から法定雇用率が引き上げられるなど、積極的な雇用の促進が求められております。一方で、高齢層の障害者の就業率は引き続き厳しい状況にあると認識いたしておりまして、県としても高齢層にも門戸を広げていく必要があると判断したものでございまして、年齢にこだわらず優秀な人材を積極的に採用していくことといたしました。
 次に、平成26年度の採用予定数についてでございます。
 本県の知事部局の雇用率は、ここ数年、採用数を増やしてきた結果、平成23年度は2.30%であったものが、平成25年度は速報値で2.48%と増加いたしております。まだ都道府県の平均は若干下回っておりますが、更に積極的かつ計画的な採用に努めて雇用率を引き上げていきたいと考えております。
 このため、知事部局では最近3年間毎年8人採用してまいりましたが、26年度は12人程度に増やすということにいたします。この結果、知事部局、警察、小中学校職員を合わせた採用予定数、昨年度は10人でございましたが、26年度は15人ということにしたいと思っております。
 障害のある方が地域において、その一員として共に生活できる社会を実現するために、雇用機会の拡大、就労・職場定着支援などの事業に取り組んで雇用の促進を図っていきたいと思います。県職員の採用につきましても努力してまいりますので、民間企業の皆さんにおかれましても、こうした取組にご理解いただいて、積極的な雇用に取り組んでいただきますよう期待いたしておりますし、また改めて私のほうから民間企業、そして団体、経済関係団体の皆様にお願いしていきたいというふうに思っております。
 これはまた16日に人事委員会のほうが発表するということでございますので、よろしくお願いいたします。
  
2.

質疑応答

(1)

ブラジル、アルゼンチン渡航の成果について

【記者】  渡航されたブラジルはBRICSの一国ですが、コンフェデ杯でデモがあったり、高速鉄道の計画が進捗しないほど難しい状況にあると思います。実際に行かれて、経済的側面や社会的側面での感想があればお願いします。。  
【知事】  今回、アルゼンチンとブラジルと両国の県人会総会に参りました。これは仲谷さんの時代から、30年以上前から5年に1回行って、県人会役員の皆さんに感謝状と、あと80歳以上の方に賀寿状というのを、お祝い状をお渡しする、そういう式典ということでございます。皆さん本当に喜んでいただきました。ああいう高齢の方の笑顔を、喜びの声を見ますと、やはり5年に一度は、これは定期的に行かないかんのかなというふうに思いました。
 そういう中でありますけれども、一つは、特にブラジルでありますけれども、サンパウロは、もう人口1,100万人の大都市でありますし、サンパウロ州全体で4,000何百万人ということで南米経済の中心ということでございますし、地元からはトヨタ自動車及びトヨタグループ企業さんも続々と進出しておりますし、現地で商社の方、また金融の方などなどにも話を聞きましたが、非常にブラジル経済は発展拡大中だというふうにお聞きいたしました。
 そういう中で、特に自動車については、距離がどうしても日本からあるということもありまして、ヨーロッパ2社とアメリカの2社が非常に強いということでありますが、トヨタ始め日系企業がどんどん追いかけているという状況でございます。まだまだ、これからも投資をしていくというふうにもお聞きをいたしております。
 いずれにしても、何といっても資源もありますし、それから広大な面積、国土もある、それからまた、人口のボリューム、2億人という大きなボリュームもあるということで、これから大いに発展していく、更に可能性があるというふうに感じております。
 ですから、そのブラジルの方を愛知県が一番たくさん受け入れているわけですから、そういった意味での人的交流を、経済交流を含めて更に進めていく必要があると、改めてそういうふうに思いました。
 また来年がサッカーのワールドカップ、ブラジル大会ということでございまして、その準備で大いに盛り上がっているということだと思いますが、ちょっと鉄道網とか公共の交通インフラがやや脆弱ではないかというふうに指摘されております。こればっかりは1年じゃできませんので、空港の拡張計画もないとかいうことでございますから、本当に来年どういうふうに運用していくのか非常に、これはなかなか大変ではないかという気がいたしました。いずれにしても、それはそれとしてしっかりと頑張って大会を大成功にしていただければと思いますし、日本代表チームもいち早く出場を決めておりますから、ぜひ、前回2010年の南アフリカの大会以上の、この間ベスト16でしたから、今度はベスト8、ベスト4を目指して大いに頑張っていただきたいと思います。
 現地の日系新聞とか現地のそういったマスコミの方にも取材を受けました。サンパウロで受けまして、特に、あまり言うとあれですけど、開会式と開幕戦をやるスタジアムをサンパウロの郊外に造っておりまして、それがブラジル一の人気チームのコリンチャンスのホームスタジアムになるんですが、ちょうど建設中のところへ行きまして、「どうですか」と言うから、大いに期待したいということと、日本チームに大いに活躍してほしいと。特に日本代表のエースストライカーの本田圭佑選手、それからディフェンダーの吉田麻也選手、2人とも名古屋グランパス出身でありますから、私はグランパス後援会の名誉会長をやっておりますので、大いに期待しているということを申し上げさせていただきました。
 ちなみに、その建設会社から言われて、建設途中ですけど、むき出しのコンクリートの打ちっ放しのところにサインしてくれと言うからサインしてきて。これは何が意味があるかといったら、このむき出しのコンクリートの上からパネルをパタパタ張るので二度と見ることはないけど、これが壊れた暁には名前が出てくるかもしれないけど、永久に封印するけど記念に書いておいてくれと言うので、打ちっ放しのコンクリートに私と小松さんというブラジルの愛知県人会の会長さんで、まだ40ちょっとの女性の方ですけどね。ちなみにこの方は、愛知県の県費留学生で1年間豊橋技術科学大学に留学してきた環境の専門家の方で、豊橋技科大の後に京都大学にも留学したというから、なかなか。その前にサンパウロ大学に行って、技科大行って、京都大学。なかなかの才媛でございました。彼女と一緒にサインしてきました。そういう意味では、ブラジルなりアルゼンチン、大いにこれからの発展の可能性があるというふうに思いますので、引き続きそういった交流は大事にしていきたいというふうに思っております。
 ただ、何せ遠いというのを改めて実感いたしました。行って帰って、だから機中泊を4回やるわけですから、これはなかなか、正直言って、まだ午後になると眠いのでまだ時差が直っていないと思います。大いにこれからも発展していただきたいなというふうに思っています。
(2)

あいちトリエンナーレ2013について

【記者】  トリエンナーレが始まりましたが、愛知県としてどんな効果を期待していますか。このイベントを一過性のものに終わらせないための仕掛けはありますか。  
【知事】  効果といいますか、2005年の愛知万博の後、その万博の効果、それから万博の成果、実績をどういうふうにこれから引き継いでつないでいこうかと、こういう話で大いに議論、専門家の方も入れ、学識者の方も入れて、大いに議論されたと聞いております。
 一つはね、流れとして環境施策、環境面については2010年のCOP10、それから2014年の国連ESDユネスコ会合などなど、環境施策は引き続き日本のトップランナー、フロントランナーとしてやっていこうというふうに今、進めているわけです。
 それからもう一つの大きな流れとして、やはり国際的な広がりを持った大きなイベントといいますか、そういったメモリアル的なものをやっていったらどうかという中で、多くの皆さんのご意見をいただいて、現代アートの国際展覧会をやったらどうかということで、3年前、「トリエンナーレ2010」ということでスタートしたというふうに承知いたしております。
 ですから、トリエンナーレ、3年に1回ですから、10年に終わって、私、11年に知事になりましたので、トリエンナーレが終わってまだ半年も経っていませんでしたが、これはやはり継承してやっていこうということで、この2年半準備を進めてまいりました。
 今回のですね、私は専門家ではありませんので、こういった美術とか芸術の専門的な分野は、また五十嵐芸術監督始め多くのキュレーターなりプロデューサーの皆さん、アーティストの皆さんにお聞きいただきたいと思いますが、前回の2010年のトリエンナーレも大きな評価をいただいたと聞いておりますが、その成果、実績に甘んずることなく、さらにまた今回もチャレンジしていると、非常にチャレンジングであると、アグレッシブに挑戦しているということで、芸術関係の皆様から評価が高いというふうに聞いております。ぜひ、多くの方に足を運んでいただいて、また積極的にご参加いただけたらありがたいかなというふうに思っております。
 名古屋のまちなか会場を前回、中心にやりましたが、これはもちろん今回も、メインは何といっても愛知県の芸文センターとテレビ塔のあの一角と、あと長者町ということになると思いますが、今回はそこを一歩踏み出しましてね、名古屋の大都市ではなくて、やはり地方都市をテーマにということで岡崎、歴史と文化を誇る岡崎という街を使って、現代アートでどこまでこういう挑戦ができるかという試みを今回やっておりまして、これも非常に関心を引いている、評価をいただいていると聞いております。私はあさってそれを拝見に行きますが、大いに楽しみにしていきたいなと思います。
 ですから、この名古屋を中心としたまちなか展開はもちろんなんですが、できるだけ面的な広がりをつくって県内全域、モバイル・トリエンナーレ、キャラバンもやりますし、ウィッシュ・ツリーも14カ所でやりますし、そういった連携もこれからもやっていきますので、できるだけ点ではなく、点を線にして、面にして多くの県民の皆さんに現代アートにどんどん参加していただいて、日本を代表する国際アートの大会にしていきたいというふうに思っております。
 ですから、仕掛けというのでは、もう既に報道していただきましたが、開幕日にですね、今回の呼び物の一つでありますヤノベケンジさんの太陽の結婚式という、大震災からの復活、復興をイメージした大きな神殿、それからサン・チャイルド、それからチャペル、そういった中に北野武さんにもステンドグラスを描いていただいて、そこで実際にもう結婚式も行ったということでございますので、そういった形でいろいろな仕掛けを折々にやって、大いにPR、盛り上げていければというふうに思っております。
(3)

国の社会保障制度改革国民会議の報告について

【記者】  少し前になりますが、国の社会保障制度改革国民会議の報告がまとまりました。特に国保について市町村から都道府県へ運営主体を移す方針が出ていますが、これについての感想をお願いします。   
【知事】  社会保障制度改革国民会議の報告書は、これまでの議論を現時点で最大公約数的に集約したものというふうに受けとめております。社会保障制度というのはですね、私も国会議員の折はずっと、これ携わってまいりましたから思い入れはありますけれども、国民全てに関係する仕組み、システムでございます。人間オギャーと生まれてから幼稚園、保育園、幼児教育を受け、教育を受け、それから学校を出て働いて、それから、また職をリタイアして亡くなるまで、医療、年金、介護も含め、働くこと、子育てなどなど、雇用保険も含めて全部、人間オギャーと生まれて亡くなるまで関係するシステムでありますから、国民各層各般を、ありとあらゆる方々のご議論、ご意見をいただいてまとめていく必要があるものだというふうに認識しております。ですから、これは今回はですね、そうしたものを集大成したものというふうに受けとめております。
 中身をあまり細かく言うつもりはありませんが、中身を見ますと、ひとつ年金制度につきましては、もともと自民党さんと民主党さんでは相当、前提が違うということでなかなか話が合わなかったという感はありますが、ただ年金制度の一つの大きな要素である資金の運用の分で、今の株高で大分プラスになっておりますので、過去最大の含み益が出ているんですか、そりゃそうですわね。8,000円が1万4,000円になりゃ、そりゃグッと上がりますからね。そういう意味ではちょっと、年金自体についての議論といいますかね、そういったものがちょっと、危機感がちょっと薄らいでいるというか、遠のいている感はありますが、医療、介護につきましては、やっぱり待ったなしの高齢社会。団塊の世代の方々が定年退職され、私、よく申し上げていますが、、これから、あと10年、10数年で75歳を超えていく、後期高齢者に入っていく。そういったときに、今のシステム、今の体制のままでは医療も介護もなかなか、これは大変だというのは、もうわかっているわけですね。ですから、それをどういうふうに踏みとどまれるように、持ちこたえられるように制度を常に常に改善していくか、見直していくか、そのことが問われているんだろうというふうに思っております。
 ですから、そういう中で医療の供給体制と、医療については供給体制とあと医療保険、支える財政という二つの側面がありますけれども、今、ご質問のあった医療保険についてはね、もともと医療保険制度というのはね、戦前の公務員の医療保険、共済組合から始まって大企業の健保組合になり、それが中小企業の政府管掌健保になり、そして昭和36年に市町村運営の国民健康保険ができて、国民皆保険が完成したという歴史的な経過がございます。ですから、この市町村国保が国民皆保険の最後の砦であります。ですから今、この市町村国保を支えるために、ほかの保険者から、健保連それから政府管掌健保などなどから、あと共済組合ですね、公務員の共済組合から資金を拠出してみんなで支えていると、高齢者の医療を中心に支えているという構図ができているわけなんです。
 そういう中で、この市町村国保をどうやって支えていくのか、ということが一番の要だというのは、私もずっとそう申し上げてまいりましたし、それは事実でございます。ですから、その一つの、今回の国民会議の中では、市町村国保で広域化して、大きくして財政的に体力をつけていこう、という流れだというふうに受けとめておりまして、その流れとか方向自体を私は否定するものではありませんが、ただ大きくすればいいというものじゃありませんでね。
 要は、赤字と赤字の市町村国保を合わせたって赤字なんですね。手品じゃありませんので、赤字と赤字を足して黒字になるんだったら誰だってやれるということでありますから、私はそこのところを、今、市町村国保が抱えている問題、財源不足で一般財源から相当持ち出しているという現状、そういったものについて、どのぐらい国が財源的に手当てをするのかと、そのことがなしに、要はあとは地方で全部面倒見ろと、市町村が負担していたものを県に付け替えるんだということではね、これはやっぱり何のためにやるのかということで、意味がないというふうに思いますから、そこのところを、まずは国の責任、財源という意味での責任をどう明らかにしていくのか。そこがなければこの議論は前に進まないというふうに思います。それが1点。
 それと、もう一つはですね、これ一番大事なところなんですけど、社会保険制度というのは、若い働いている人たちがその社会保険という保険に加入して保険料を払っていただく、というところが一番の基本なんですね。保険料をいかに適正に確実にいただけるかということなんですね。ですから、サラリーマンの皆さん、民間も公務員も給料天引きで、そういった形でご負担いただいている。一方で、国保の加入者のような自営業とか農業の方々は自分で申告して自分で払っていただく。そういったことができるのは、これは住民、市民の方に直接関係している市町村しかそれはできません。県に全部、愛知県人口742万県民の皆さんの所得を把握して、そこに保険料を確定して、それでもって賦課をしていただくと、徴収するということは、市町村でなければ、これはできません。
 ですから、引き続き市町村が徴収するとか言っていますけど、市町村の方々がやはり財政にある程度の責任を持たなくなると、私は徴収率はグッと落ちると思いますよ。そうなったら、この国保制度は終わってしまうんです。ですから、私は、そこのところをまずは、社会保険制度の一番基本である、専門的な用語でいきますとね、まずは誰が社会保険に加入するのかということを確定すること、それから、あなたは所得が幾らなので、幾らの保険料だということを確定すること、それを納入してくださいということで賦課すること、徴収すること。簡単なようで、これが一番基本なんですよ。その後はね、いただいた保険料を何の誰べえに幾らいただいたということを記録していくこと。年金だったらそれを運用すること、60歳、65歳になったらそれを、あなた幾らですよって裁定、決めてお支払いすること、こういう段階が全部あるんですね。ですから、その前段の、あなたは幾らの保険料になりますよと、いついつまで納入してくださいと、そして払っていただかない場合はある程度強制力をもっていただきますよというところが一番の基本。
 だから、国民年金は、2001年に市町村から出た、社会保険庁に替えた途端に納付率が80%後半まであったやつがグッと落ちて、60%前半まで落ち込んだ。これで年金制度に対する信頼が失われたというのは事実だと思います。
 ですから、今回の国民健康保険制度につきましては、議論はいいんですよ、もっと実務に落として実際にやれるようなことをやらないと、私は国民年金の二の舞になるというふうに思います。そのことは全国知事会議でも、全国知事会のメンバーがちょっと前のめりな発言を繰り返しているので、「君たちちょっとだめだよ」と、「もうちょっと物事の本質をよく勉強したまえ、違うよ君たち」ということを強く申し上げております。
 ただ、いいんですよ、本当に都道府県で無理やりやるということ、私は反対しますけどね、今の前提がなければ最後まで。だって、やった途端に国民健康保険制度潰れるわけですよ、潰れる。小さいところの県だったら、赤字、赤字をまとめたら大赤字になるだけだから潰れますよ。でも、愛知県は最後まで潰れませんよ。東京と愛知は最後まで、もつんですよ、だって人口が若いから。働き手があって保険料を払うのが多いから。だから、僕は知事会議でも申し上げている。「私のところの問題じゃないよ、君たちの問題だよ、もっと真剣に考えたらどうだ。真剣に考えたら、都道府県単位でまとめるなんてことは軽々に言えるわけがないだろう」ということを申し上げております。国会議員にもそういうふうに言ってあります。そこは、よくよく勉強しないと。
 他にもいっぱい論点ありますよ、こんなバラつきがある国保の保険料を一つにしたら、上がるところがそう簡単に「うん」と言うわけないじゃん。今でも財政のいい市町村なんてグッと抑えているわけだ。それを倍にしますよといって、倍に払ってくれるかね。そこら辺のところを実務に落として、もっともっと、よくよく研究、勉強しないと、報告書をつくって、また終わりということにならなきゃいいがなということを危惧いたします。
 長くなりました、済みません。
(4)

錦見前県議の政務調査費問題について

【記者】  減税日本の錦見前県議の政務調査費の問題について、知事の感想をお願いします。また、県は被害者である側面もありますが、告訴を含めてどうお考えでしょうか。    
【知事】  今、言われた錦見前県議につきましては、今回の南米訪問団として一緒に行きましたといいますか、現地でアルゼンチンの県人会総会、それからブラジルの県人会総会でもご一緒いたしました。そういう意味で、その時点で全く知り得る立場にありませんでしたが、ちょうど私、セントレアに帰ってきて、8月8日の木曜日の夜に帰ってきたところで、実はこういうことが近々報道になるようですというような話を聞いてですね、初めて知った次第でありますけれども大変残念でなりません。
 とにかく政務調査費というのはまさに公金でありますから、税金を基にした公金でありますから、やはり正確にこれを使って、そして報告するというのは、私は有権者、納税者に対する義務、当然の義務だというふうに思っておりますから、これが守られない、そして十分といいますか、これがきちっとされないと、揺らぐということは、私は民主主義の根幹に触れることだというふうに思っております。そういう意味では極めて残念でなりません。
 ですから、錦見前県議には、このことは県民、有権者、納税者の皆さんに対して、まずは正確に事実関係こうであったということを、しっかりとこれは報告していただく、そういう説明責任があるというふうに思っております。あらかたのところは報告されて、議員も辞職されたということでありますけれども、引き続き、とにかくきちっと、そう昔なことではありませんから調べられる限りきちっと調べて、本当に最大限正確な事実関係を県民の皆さんに報告し、そしてその上で改めてまたそのことの説明と謝罪をぜひしていただきたいというふうに思っております。
 ですから、事実関係がまず正確に明らかにならないと次のステップということになりませんから、まずそこのところをしっかりと明らかにしていただいた上で、その後どういうふうに県として対応するかということにつきましては、これは行政でありますから、法律、規定、法令に基づいて、これは厳正に対処するということに尽きるというふうに思っております。
 錦見前県議は非常に若くて、はつらつとしておりましたし、そういう意味では、マスコミ出身者でもありますし、非常にそういった面での政策、そしてまた政治的な行動力もあり、若手のホープだと思っておりましたから私も大いに期待していた一人であります。
 ですから、そういう方が今回こういった不祥事を起こしたということについては本当に残念でなりません。そういう意味で、本人のやはり政務調査費、公金であるということについての認識が私は、やはり足らなかったのではないかという気がいたします。そういう意味では、その点については本当に残念でならないというのが率直な感想、受けとめでございます。
 ですから、このことについて県民の皆さんの信頼を裏切ったということになるわけでありますから、そこのところは正確に事実関係をしっかりと、遡れるかぎり遡り、しっかりと精査して、きちっと報告して、また県民の皆様に十分な説明をした上で謝罪していただきたいなというふうに思っております。
 私の感想、思いというのは以上でございます。 
【記者】  南米から帰国したセントレアで、近々報道になると聞いた、とおっしゃいましたが、具体的にどういう立場の人から聞いたのですか。  
【知事】  そのことは申し上げないほうがいいと思いますけど、そういう話があると。要は取材の、とある報道の関係の方からそういう取材が何カ所かにあったようだという意味です。ですから、そういうことは具体的には言わないほうがいいと思います。
 何時ごろだ、帰ってきたのが夜の8時とか8時過ぎだったような気がしますけどね。