知事の記者会見
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平成25年10月16日(水) 午前10時00分
1.

知事発言

(1)

新たな重症心身障害児施設の整備について

【知事】  おはようございます。今日は10月16日水曜日でございます。今週は、月曜日が体育の日ということでございます。昨日は午前中、全国知事会の円高是正・デフレ対策のプロジェクトチームがありまして、その後、関係各省に要請行動をやっておりましたので、1日ずれまして今日ということでございます。よろしくお願いをいたします。
 さて、冒頭、台風26号についてご報告をさせていただきます。
 台風26号は昨夜来からこの東海地方に接近し、関東に接近し、今日の午前8時現在千葉県付近を北上したということでございまして、速度が速いので、どんどんどんどん遠ざかっているということでございます。この地域もこういった形で晴れてきておりますが、まだ風が強いということもございますので、そういった警報、注意報が出ている地域の皆様にはお気をつけいただきたいというふうに思っております。
 私ども愛知県は昨日夕方、午後5時22分に災害対策本部を設置いたしまして、関係部局の連絡網をしっかりつくりまして対応させていただきました。現段階でも、沿岸部の警報、暴風警報が出ているところを中心に、各市町村でまだ対策本部がございます。そういったところはぜひお気をつけいただきたいというふうに思っております。今のところ、大きな被害というのは報告ありませんが、引き続き警戒をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 新たな重症心身障害児施設の整備についてでございます。(http://www.pref.aichi.jp/0000065633.html)
 障害者の施策が「施設福祉」から「地域福祉」へと進む中、県の重症心身障害児施設であります「心身障害者コロニーこばと学園」、これは春日井にあるコロニーでございますが、におきましても地域生活への移行を進めているところでありますが、地域や在宅での生活が維持できない方に対しましても、できるだけ身近な地域で適切な医療と介護を提供できる施設が必要となります。
 特に本県におきましては重症心身障害児・障害者が利用できる施設が他の都道府県に比べて少なく、身近な地域で支援が受けられる体制づくりが喫緊の課題でございます。このため、県といたしましては、岡崎市にあります「第二青い鳥学園」の移転改築に合せまして、90床の重症心身障害児施設の整備を進めております。また、名古屋市におきましても、陽子線治療センターがある西部医療センターにおきまして同じく90床の重症心身障害児の施設の整備が今、進められているところでございます。
 一方、本県の既にある重症心身障害児(者)の施設全てが国と県によるものということで、定数でいえば圧倒的に、ほとんど県ということでございますが、全国的には重症心身障害児施設の約半数は民間。民間といいましても社会福祉法人ということでございますが、民間の設置ということでございます。
 こうした状況を踏まえまして、幅広く県内外211の社会福祉法人や医療法人に対しまして協力要請を行い、その結果、本県初の民間による重症心身障害児施設の整備が決定いたしました。今回初めて施設を整備していただく法人は、一宮市内で病院や老人保健施設などを運営する社会医療法人「杏嶺会」でございまして、新たに社会福祉法人を設立し、同会が運営する尾西記念病院、元の尾西市民病院でございますが、その敷地内に新たに120床の施設を整備するということでございます。今回の事業者につきましては、施設設置の意向を示された13法人全てヒアリングを行いまして、人材確保、財務、経営方針などを総合的に評価した結果、「杏嶺会」にお願いするということになったわけでございます。
 今回の民間による整備と県が整備を進めている「第二青い鳥学園」、並びに「名古屋市の施設」を合わせますと、本県全体の重症心身障害児施設の病床数は、平成27年度の見込みで今の約1.6倍の630床となりまして、心身障害者コロニーを始めとした重症心身障害児(者)の支援体制が整備されることとなります。大変充実することとなるわけでございます。また、これまで施設がなかった尾張西部地域に設置されることによりまして、今まで利用が難しかった、この尾張西部地域の方々を中心に受け入れが可能になりますとともに、再編整備を進めております心身障害者コロニー「こばと学園」からの移行先の一つとして、地域移行の取組を進めていくということにもつながります。
 整備内容の詳細につきましては、今後、法人が中心となって決定してまいりますが、県といたしましては設置及び運営に対しまして、しっかりと支援をしていきたいというふうに思っております。今後とも身近な地域で支援が受けられるよう、民間による障害者施設の整備促進に努めていきたいというふうに思っております。
 次に、その3枚目以降はまた資料がございますが、1ということで、新たに整備する重症心身障害児施設の概要ということでございますが、設置者は、ここにありますように杏嶺会が設置する社会福祉法人、場所は尾西記念病院の敷地の一部、120床、開所予定は平成27年度。これ、方針を決定いたしますので、これからこの法人が設計し、26年度27年度に建設する。オープン予定は27年の秋ということでございますので、ちょうど2年後を予定いたしております。
 といいますのは、春日井のコロニーの重症心身病棟が27年夏、具体的に言うと8月ごろを目途にオープンを予定いたしておりまして、そこからの移行が可能な方は移っていただくということで、一応27年の9月をオープン予定にしたいというふうに思っております。
 これにつきましては、後ほども出てまいりますが、これは国、県の補助が出ますので、そういうこともありまして、よくよく連携を密にして、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。というのは、こういった障害者、特に重度の障害者入所の施設につきましては、国の障害者(児)施設整備費の補助事業がありまして、これは県と国とで合わせて補助するという形になっておりますので、そういった形でしっかりと応援をしていきたいというふうに思っております。
 この紙の裏でございますが、事業効果でありますけれども、現在、県全体では382床ございますが、平成27年度これができますと630床ということは、1.6倍ということになります。そういう意味では、これまで課題でございました重症心身障害児(者)の入所施設につきましては一気に改善をされるということでございますので、しっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 参考資料に、これ、なかなか専門的な分野でございますので、この考え方とか言葉の定義などなどを載せておりますので、ご覧いただきたいと思いますが、重症心身障害児というのは重度の知的障害と肢体不自由が重複している方、肢体不自由の子どもさんは大体、4分の3ぐらいは知的障害も重複して障害をお持ちになっているということでございまして、そういった方々を、特に医療のケアをしながら、サポートをしながら入所していくという施設がこれまで少なかったということでございます。この医療型障害児入所施設というのは児童福祉法に規定する児童福祉施設の一つでありまして、かつ医療法に基づく病院ということで、入所により保護、日常生活の指導、それから自活に必要な知識、技能の付与及び治療を行う施設ということで、総合的な施設ということで位置づけられております。これをこれまで、ほとんど県がやってきたと、県立の施設でやってきたということでございますが、これを一気に全県的に増やしていきたいということでございます。
 それから、「施設福祉」から「地域福祉」へというのは、これは平成になってからの国の大きな施策の、福祉施策の方針でございまして、何でこういうことかといいますと、かつては春日井のコロニーというのは昭和42年から4〜5年かけまして、障害を持った方の医療施設、病院、それから入所施設、それから養護学校というのを、春日井のちょっと北部の山のところに広大な敷地で一括でやってきたと。いわゆるそういった医療施設から入所施設、学校、全部ひっくるめてやってきた。いわゆる村ぐるみでそういったサービスといいますか、サポートするということで、当時はそれが一つの理想郷のような言われ方をしたわけでございまして、当時はやはり愛知県が乾坤一擲といいますか、全国に先駆けてそういった施設を整備したということでありますけれども、やはり時は移り、時代は変わり、福祉の方針施策が、こういう施設型の福祉からやはり地域の福祉ということに変わってまいりました。その一番の根底は、ノーマライゼーション、バリアフリーという言葉にあらわされておりますように、要は、障害を持った方も健常者も普通にそれぞれ自分の生まれ育ったところ、そして住みやすいところ、地域に普通に住んで普通に活動し、普通にその人の個性、能力に合わせて仕事をしていくということがノーマライゼーション、そして、そういうのを可能にする社会がバリアフリーの社会ということでございますので、そういった形のことをやっていこうと。ですから、できるだけその地域で、身近なところに福祉のサービス、医療のサービスを提供できるものをつくっていこうというのが、これが地域福祉の基本的な考え方ということでございます。
 そういうことでございまして今回、重度の心身障害児、そしてまた大人になった方、障害者の方のこうした医療、福祉の総合的なサービスの施設が愛知県は大きく足らなかったということから、大きく一歩踏み込んで、これを一気に整備していこうということでございまして、これはしっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 ちなみに、その下にコロニー再編計画というふうに書いてありますが、計画はつくったんですが、実際的にこのコロニーの新築にゴーサインを出したのが平成24年2月の2月議会、私が知事になってからでございました。やはりコロニーの全面改築に、病院病棟、重症心身棟、こばと学園全部ひっくるめて建物で95億円、施設機器で20億円、合わせて115億円という当時の想定ですが、大変大きな予算がかかるということでなかなか、二の足を踏んでといいますか、躊躇していたところがありましたけれども、これに40億円近い地域医療再生基金、国のお金を確保することができたということもありましてゴーサインを出して、今着実に整備をしているということでございます。
 そういう中の考え方として、春日井のコロニーについては、本来の機能、いわゆるより濃厚な医療を、医療サービスを必要としている障害を持った方、子どもさん、そして大人の方に対する医療の施設に特化をしていくということとし、症状が、容体が安定している方につきましてはできるだけ地域のそういった福祉の入所施設に行っていただこうと。その空いた部分をより重度の医療を必要としている方々に入っていただこうというのが、このコロニー再編計画の一つの肝といいますか、ポイントでございまして、そういった形でこういった民間の入所施設の募集をこれまでやってまいりました。
 経過からいいますと、実は、一旦、今年の年明けに一つペケになりまして。さあどうするということで、それではこのコロニーの再編計画自体がうまくいかないわけでございますので、この4月以降、とにかく何としてもこれは社会福祉法人の、民間の入所施設を誘致するんだということで、正直、必死にお声がけをさせていただいて、その結果、今回、それもコロニーの再編計画、要は27年度の半ばには出来とってもらわないかんということもありまして、今回、我々の呼びかけに、この一宮の杏嶺会さんが応えていただいたということでございます。そういう意味では、27年度の頭のときに岡崎の第二青い鳥学園、そして名古屋市の北区に整備をする西部医療センターの重症心身障害児者施設90床、90床、そして一宮、この尾西記念病院のところで120床ということで、一気に整備が進みますので、これをしっかりと後押ししていきたいというふうに思っております。
 なお、あと資料をずっと解説いたしますと、次の4ページという参考資料があろうかと思いますが、これが類似といいますか、ある程度大都市部の大きなところの今の整備率でございまして、愛知県はこの医療型障害児入所施設の整備率、人口1万人当たり0.51ということで全国最下位でございました。これが、これを整備した暁には0.85ということで、大阪府並みにはいくということでございます。
 その施設整備に対する既存の補助制度ということでございますが、国の補助基準額というのは決まっておりまして、その2分の1を国、県が4分の1ですが、県単独の事業として、この社会福祉法人が借入金を起こしてやった場合は、その償還の、元利償還の3分の1は県が補助するということもありますので、実質、国、県、国の補助も県経由ですが、国県合わせて大体総事業費の半分ぐらいは補助するということになろうかというふうに思っております。
 あと次、5ページのほうは全国の状況ということでございます。
 それからもう1枚、A3の横の地図が出ておりますが、これをご覧いただきますとおわかりになろうかと思いますが、網かけというか、ちょっと黒ポチみたいになっているのが今の既存の施設で、4施設ございます。春日井と西区の青い鳥医療センター、これも県がやっておりますので、春日井のコロニー、これが県。それから国立病院で東名古屋と豊橋に42と40、以上四つが現行でございますが、これに岡崎、名古屋、一宮というふうに一気に加えていくということでございます。
 なお、まだ他にも、これに加えまして、現在、さらにこの重症心身障害児(者)の入所施設につきましては引き続きまだご相談をしているところがありますので、私どもとしてはまだ、さらにこの整備を進めていきたいというふうに思っております。ただ、それはコロニーの重症心身棟ができる27年度にはちょっと間に合わないと。普通に今からやりますということでございますので、27年度に間に合わせるように、この三つを一気に整備し、できるだけ地域に行っていただき、そういう中でこのコロニーの再編に当たっては療育医療総合センターという形で、障害を持った方の医療の、特に重度の医療が必要な方の施設ということで特化し、そういった方を広く受け入れていきたいというふうに思っております。そういう形でしっかりと進めていきたいというふうに思っております。
 なおですね、そういうことで見ていただきますと、地域的にはこれで県下全域にある程度満遍なくということでございますが、例えば西三河の北部地域とか知多地域とかというところにはまだそういう施設がありませんので、またいろいろ希望を聞きながら、地域のバランスもとっていければというふうに思っております。
 なお、今回、この一宮の杏嶺会さんにお願いした経過は、先ほど申し上げましたように、県下の211法人に対しまして全てアンケートといいますかご要請をしたわけでございますが、これはやはり重度の障害を持った方の医療と福祉のケアということでございますので、お医者さん、それから看護師、介護職員、それから専門の職員、リハビリの職員などなどマンパワーが大変必要になりますので、誰でも手を挙げればできるというものではなくて、やはりお医者さんと看護師さんと福祉の職員を、専門家を確保するという自信がないとやれないということ。それとバックアップする病院も必要でございますので、そういった意味で、今回の杏嶺会さんは、先ほどの資料もありますが、1,000床以上のベッドを有する、ある意味、立派な医療機関でございますから、そうしたものを総合的に評価させていただいて、そしてこのタイミングに間に合うと。27年の秋に、オープンに間に合うということから、今回決定をさせていただきました。
 今後、国のほうにも補助を要請していかなければいけませんので、そういった形でできるだけしっかりと、手続は着実に進めていきたいというふうに思っております。
 なお、この杏嶺会さんのほうからは、ヒアリングの中では、こばと学園さんからの移行者を受け入れて、特にリハビリテーションに力を入れていきたいということでございます。しっかりと進めていきたいというふうに思います。
 なお、もちろん、この春日井のコロニーに今、入っておられる方につきましては、もう既にずっと随時、地域の施設に、ご希望をお聞きしながら地域移行は進めておりますが、できるだけそういったご意向をお聞きしながら円滑に進めていきたいというふうに思っております。ですから、例えば尾張西部地域にお住まいの方はそちらのほうがいいという方もおられるかと思いますし、同じ時期に岡崎にもできますので、やっぱり三河部にもともとお住まいの方はそちらのほうがいいと言われる方もおられるかと思いますので、そういったご希望を聞きながら進めていきたいというふうに思っております。
 それからですね、今現在の愛知県内の重症心身障害児と障害者の方の現状を申し上げますと、これは平成23年の12月愛知県調べでございますが、これは愛知県と名古屋市で別々に数字つくりますが、愛知県では平成23年12月31日現在、重症心身障害児(者)の数は1,772名。うち在宅の方が1,449名で、もう一つ、名古屋市さんは平成23年6月1日現在の数字を調査しておりますが、964名。うち在宅が695名ということでございまして、合わせますと、愛知県全体では平成23年時点で2,736名の重症心身障害児(者)の方がおられまして、そのうち2,144名の方が在宅でございます。残りの方がこういった入所施設なり、あと福祉施設、または病院に、医療機関に入っておられるということでございまして、8割の方が在宅で医療的な支援、福祉的な支援を受けておられるというデータがございます。本県におきましては近年この入所施設が増えておりませんので、そういった方々のニーズもあるということでございます。
 私どもは平成17年度に、在宅で生活をしておられる重症心身障害児(者)に対する実態につきまして、この春日井の心身障害者コロニーが調査をいたしております。その在宅の重症心身障害児(者)の方々のご希望として、施設やグループホーム、ケアホームへの入所の希望はいつかというアンケートに対しまして、79%の方が、現在の介護者、主に親が介護できなくなったときにはそういった施設に入りたいという方が79%のアンケートがございました。その時点で、ちなみに一番主要な介護者の年齢が、50歳代以上の方が45%でございました。17年ですからもう8年前ということでございます。ですから、もう今現在では50歳代以上の方は50%を超えているのではないでしょうか。ですから、そういう意味でよくお聞きするのは、親御さんが一生懸命障害を持った子どもさんの介護をやってきて、だんだんだんだん自分は高齢化してくると。若いうちはいいけど、体が動くうちはいいけれども、やはり自分がそういうことができなくなったらどうなるかというのが不安だということをよくお聞きいたします。したがいまして、ある意味、これまで県、国、ほとんど県が前面に立ってこの重度の心身障害の入所施設をやってきたわけでございますが、それでは間に合わないということで、今回ある意味で大きな、政策転換とまでは言いませんが、ここまで踏み込んでこういう施設整備をやっていくということでございますので、しっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 もう一つ言いますと、今申し上げたことの裏返しですが、これまで国立病院と、あと愛知県が、県が名古屋と春日井でこういう施設をやっておりましたから、そういう意味では、こういった肢体不自由及び重度の心身障害を持った方の医療、介護については、これは行政がやるんだというような意識があったんではないかと思われますが、これまでそういう民間、社会福祉法人の整備しようという機運がなかったというのもあるかもしれませんが、今回こういう形で進めてまいりますので、ぜひ、そういったご希望のあられる方におきましては、そういった形でこの整備は引き続き、先ほど申し上げましたが、引き続きさらにプラスしてこの整備は進めていきたいというふうに思っております。
  
(2)

愛知県立大学と名古屋市立大学との初の連携事業の開催について

【知事】  愛知県立大学と名古屋市立大学との初の連携事業の開催についてご報告をいたします。(http://www.pref.aichi.jp/0000065574.html)
 来る11月6日水曜日に、愛知県立大学と名古屋市立大学が連携する初の試みといたしまして、一般・学生向けの講演会を開催することといたしました。この講演会は、「文字のチカラ」展を楽しむために、と題しまして、愛知県立大学と名古屋市立大学における古代日本の文字の導入等に関する研究成果を広く一般の皆様に知っていただくとともに、大学等と地域の連携実例を通じて地域社会への主体的な発信力を学生に身につけていただくことを狙いとするものでございます。
 なお、来年、年明けには、名古屋市博物館におきまして、古代日本の文字導入・普及の歴史の跡をたどる「文字のチカラ」展が開催されることになっておりまして、今回の取組はそれに先立って行われるものでございます。
 県立大学と名古屋市立大学が連携する取組は今後も継続してやっていきたいと思っております。場所は愛知県立大学の多目的ホール、参加費は無料ということでございまして、多くの方のご参加をお願い申し上げたいというふうに思っております。
 ということでございまして、追加して申し上げることは、この年明けの名古屋市博物館でやる「文字のチカラ」展におきましては、東海地域に関わる土器、木簡などの出土品を一堂に集めまして、古代人と文字にまつわる活動などをたどる展覧会でありまして、展示点数は約200点、国宝、重要文化財も含まれるということでございますので、またご期待をいただきたいというふうに思っております。
  
(3)

濱島辰雄氏の訃報について

【知事】  今日の報道で、愛知用水の建設に非常に功労があられた濱島辰雄さんが亡くなられたという報道がありました。
 久野庄太郎さんと濱島辰雄さん、このお二人が知多半島をずっと歩いて、そしてそういった案を持って、そして昭和23年ですか、当時の吉田茂総理に直談判をしてこの愛知用水建設を動かしていったという歴史的な大きな動きがあります。まさに愛知用水の生みの親でもございます。
 ちょうど2年前に愛知用水50周年というのを9月にやりまして、私、その愛知用水50周年の実行委員長をさせていただきましたが、その記念の式典を、あれはウインクあいちでやりましたけど、その折に濱島辰雄さんご本人に、この50周年の記念式典にご出席いただきまして、ご挨拶させていただいたのが本当に思い出されます。
 濱島さん、私の地元の安城農林高校の先生もやられまして、教え子というのは、今の明治用水の理事長の、今、愛知県土地改良事業団体連合会の会長をやっている神谷金衛さんとか、前の安城の市長だった杉浦正行さんとか、県会議員やった大見志朗さんとか、みんな教えてもらったと。その方々がもう70後半というか80近い方々ですから、そういう意味でまさに歴史の一コマをつくった、大変功績のあった方だと思います。
 97歳ということでご長命でありまして、天寿を全うされたということかもしれませんけれども、心から感謝申し上げ、ご冥福をお祈りしたいというふうに思っております。
  
2.

質疑応答

(1)

新たな重症心身障害児施設の整備について

【記者】  重症心身障害児施設の整備は、国と県で総事業の半分を補助するとのことですが、今回の社会医療法人「杏嶺会」の計画の総事業費はどの程度になりますか。
【知事】  これはこれから設計をやりますんでね。土地は今の敷地の中にあるので、既存の敷地でやるということですが、上物は、これは杏嶺会さん、できるだけ建物を節約して安くしたいと言っておりますが、実は、国の独立行政法人で福祉医療機構ってありましてね。医療機関の整備に対してお金を貸す、昔の福祉医療事業団か。その貸し付けでいきますと、この重度の心身障害児施設の建設単価というのがありましてね。その試算でいくと大体22億円程度ということでございます、一般の単価のあれでいくと。ただ、それよりも大分安くしたいということはお聞きしておりますが、これはその社会福祉法人さん、杏嶺会さんがこれから検討されるということでございます。
【記者】  現在、並行して相談しているところがあるとの話でしたが、空白になっている圏域についてですか。
【知事】  そういうことですね。
【記者】  今後民間による障害者施設の整備促進に努めていくとのことですが、現在相談中のところも含めて、民間の参入を促すための補助、施策について何か考えていますか。
【知事】  この資料の補助制度を見ていただくと、事業費の半分は対象にしますということなので、これ自体は相当手厚い補助だというふうに思っておりますが、実際のこういう施設をつくるときにやはり大きな課題になる、用地の確保というのも課題になってきますので、そうした場合におきましては、私はかねてからこういう福祉施設などなどについてですね、県有地を活用するということも考えるべきだということを言っておりますので、そういった土地の確保につきましては、県有地とか、それぞれのご希望のおありの市町村の市有地とか、そういう公共用地を活用しながら、意欲のある医療法人、社会福祉法人の方々とご相談をしていきたいなというふうに思っています。
 冒頭申し上げましたように、これはやろうと、そういう意向とか意欲のある方はありがたいことに結構おられるんですけれども、やっぱり入所施設でありますから、当然一定の基準がありますので、そうなりますと入所の重症心身障害児の方、何人に対して何人のお医者さん、何人の看護師さんが必要という、そういう施設の基準があるんですね。ですから、やっぱりどうしてもお医者さんと看護師さんを確保するという、マンパワーを確保するというところが一番の大きなハードルになりますので、そこを何とか意欲のある方にクリアしていただいて、あとのいろんな条件は我々がしっかりバックアップして、引き続きこの重症心身障害児(者)の施設につきましては施設整備をさらに進めていきたいというふうに思っています。
【記者】  公共用地の活用というのは、具体的には無償貸付などのイメージでしょうか。
【知事】  無償とまではいかなくても、それはご相談だと思いますが、そう高いものではないので。土地を買ってやるということを考えますと、それに比べればはるかに初期コストは安くなるので、そこは、土地さえまとまった土地をピッと確保してということであれば、それは前提条件としては十分だというふうにもお聞きしてます。それはまたご相談です。
【記者】  重症心身障害児施設の病床数は愛知県が全国最下位ということですが、この状況は何年か続いていたのですか。
【知事】  多分、さかのぼってずっとだと思います。
【記者】  愛知県において、そうした病床数の改善ができなかった理由は何と考えますか。
【知事】  これは、私が先ほど申し上げましたように、もともと国立病院の、名古屋、豊橋に一部そういう療養型の病院の中に40、40ぐらいあったというのに加えて、県が名古屋市に、いわゆる第一青い鳥学園をどんとつくって、あと春日井にドカンとつくったということで、それは県がやるということの意識があったというのは事実だと思います。
 それともう一つは、これは方向としては非常に私は正しいということだと思うんですが、やはりこれまでは、先ほど申し上げましたように、平成23年時点で2,736名の重症心身障害児(者)の方がおられて、その8割が在宅で医療、福祉のサービスを受けておられるということなんで、ご本人にとりましては、やはり在宅でそういったご家族のケアのもとでやられる、それはそのほうが幸せとだろうというふうに思うんですけれども、そういったこともあって、もともとの県がやってきたということと、それから在宅で。ですからそういう意味では、医療関係者、福祉関係者、そしてご家族も含めて皆さんが頑張って在宅でやってきたということだろうと思うんです。でも、それとやはりそういう入所施設がなけりゃ在宅でやるしかないという、鶏か卵みたいな話があったんだろうと思うんです。
 もう一つ、やはり一番大きなあれとしては、この春日井のコロニーが老朽化。できて40何年たって老朽化していく中でも、巨額のお金がかかるもんですから、なかなか改築、新築に踏み切れなかったというところはあったんではないかと思いますね。ですから、今回、平成23年度に国の地域医療再生基金の額を相当確保することができましたので、今回一気に踏み込みましたけど、岡崎の第二青い鳥学園も、あれも国の地域医療再生基金を充てているんです。ですから、それを二つ合わせて40億円ぐらいあれで確保できたと思いますので、今回タイミングといいますか、そういったお金の確保もできたということも含めて、今回ある意味でこれまでの方針、方針転換とまではあれだと思いますが、方針転換なのかもしれませんが、今回一気に踏み込むことができたということは、私は大変関係者の皆さんの、これからですけど、これからそういった意味でのご尽力に感謝したいと思いますし、引き続きまたご支援をお願いしたいなというふうに思っています。
 それから、先ほどの県有地云々の話ですけど、基本はそう高いものじゃないのであれですが、もちろん個々の上物の医療施設、福祉施設の整備というか、経営の状況によって減免する。減免措置は幾らでもできますので、それは個別にご相談ということになると思います。
(2)

中京独立戦略本部会議について

【記者】  来週月曜日、中京独立戦略本部会議が開かれます。今回はどんな内容になりますか。具体的なプラン、青写真はありますか。
【知事】  来週の10月21日月曜日、久方ぶりに中京独立戦略本部の本部会議を開くことが決定いたしました。
 まず一つは、この時期になったということ。ただ単純に日程の段取りが延々と、7月からやってきたんですけど、7月、8月、9月、10月とやってきたんですが、結局、日程の設定がここしかできなかったということでございます。
 ご案内のように4月に名古屋の市長選があって、名古屋市さんのほうがこの中京独立戦略本部運営の予算、県と市で折半でやっていますので、予算を出したのが6月議会ということでございましたんで、その議決を経てからということなんで、7月からずっと日程調整してきたんですけど、メンバーが多いのと、残念ながら私と河村さんの日程を合わせて、メンバーの日程の、全員とは言いませんが、やっぱり3分の2ぐらいのご出席をということになりますと、やっぱりここになっちゃったというのが実態でございまして、そういう意味ではその点はご理解いただきたいと思いますが。
 今後の、今年度中の日程とそれからまた進め方、それから中京都構想のあり方などなどについてご議論をいただくという予定にいたしております。私からも幾つかご意見を申し上げようと思っておりますが、いずれにしても、来週月曜日、これはフルオープンでありますから、そこでしっかりと議論をいただければというふうに思っています。
【記者】  今年度の当初予算には、本部会議の分科会の予算が盛り込まれていたと思いますが、これはどうなりましたか。
【知事】  今年度はまだ本部会議が今回が初めてなので、今言われたことも含めて今度の、来週月曜日に。先ほど私、今後の進め方と申し上げましたが、その分科会というのも含めて、今後の進め方の一つですので、それも我々からご説明をして、ご議論いただきたいなというふうに思っています。
【記者】  今年度中に分科会を開く方向ですか。
【知事】  もちろんもちろん。その方向です。
(3)

設楽町長選挙と設楽ダムについて

【記者】  今度の日曜日に設楽町長選挙の投開票がありますが、設楽ダムの賛否が一つの争点になると思います。結果は知事の判断に影響が出ますか。 
【知事】  昨日火曜日、昨日から設楽町長選挙が告示をされまして、3人の方が立候補されておられるという状況でございます。もちろん町長選挙ですから、とにかく設楽町に関することのありとあらゆること、森羅万象がテーマになってそれぞれの候補者の方がお訴えなされて、有権者の皆さんの信を問うということになりますから、そういう意味では、どれか一つがテーマということではないのではないかというふうに思っております。ですから、そういう意味で、設楽町の今後の方向、これまでの町政のあり方、それからまた今後、設楽町をどう持っていくかということを大いに候補者の方は訴えいただいて、そして有権者の皆様のご判断を、賢明なご判断がいただければということではないかというふうに思っております。
 したがいまして、選挙が昨日から始まっておりますから、それに関連するようなことにつきましては、私はちょっとコメントは控えたいというふうに思っています。
【記者】  知事ご自身は、有識者から意見を聴くことを進めていると思いますが、今はどの程度の状況ですか。
【知事】  今お聞きしているところです。もう既にご意見をいただいた方もおられると思いますし、大体、結構いただいているのではないかと思います。ただ、途中段階のことは申し上げないほうがいいと思いますので。
【記者】 いつまでに結論を出しますか。
【知事】 それも申し上げないほうがいいと思います。