知事の記者会見
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平成26年1月6日(月) 午前10時00分
1.

知事発言

(1)

年頭所感

【知事】  皆様、新年明けましておめでとうございます。1月6日月曜日午前10時ということで、今年初めての定例記者会見を行わせていただきたいと思っております。
 平成26年の年頭所感をまず申し上げたいと思います。
 昨年は、円高是正、デフレ脱却などに向けた明るい兆しが見られた1年でございました。私自身、「飛翔」の「翔」を、翔る、飛ぶという字にかけまして、日本一の産業県・愛知がさらに発展をしていく、航空宇宙産業、それからまた自動車産業始め産業が飛躍し、そしてトリエンナーレなどの大きなイベントもたくさんあった、そういった勢いのある、翔る、飛ぶ1年であったと思っております。今年はこうした取組を一層発展させまして、愛知の活力と豊かさをさらに高めていくとともに、2020年の東京オリンピック、2027年のリニア中央新幹線のオープンを視野に入れた地域づくりに取り組んでいきたいというふうに思っております。
 さて、そこで今年は、2014年、平成26年は午年でございまして、甲午(きのえうま)、干支の60通りの中ではちょうど折り返し、31番目ということでございます。その甲午、午年で書き初めをいたしました。「天馬行空」、天馬空を行く。天馬が自由自在に空を駆けめぐるように自由な発想で、そして勢いのある、そういう1年にしていきたいというふうに思っております。愛知が自由な発想で勢いよく飛び立ち、天空を駆けめぐる、そういう1年にしていきたいと思います。日本一の産業県・愛知をさらに高みに持っていく、そういう1年にしていきたいという意味を込めて、この書き初めをさせていただきました。よろしくお願いいたします。
 さて、何点か申し上げます。
 まずは、産業競争力の革新的強化でございます。
 まずは、愛知の最大の強みであります産業競争力の強化でございまして、付加価値の高い産業をさらに呼び込むとともに、県内企業の高付加価値化を図っていきたいというふうに思っております。
 平成24年度にスタートいたしました「産業空洞化対策減税基金」による補助制度、91件の補助事業採択で1,941億円の投資、2万1,000人余の雇用の創出効果を上げております。この日本一の企業立地補助制度を引き続き、しっかりと運用することで、愛知の産業競争力をさらに高めていきたいと思っております。
 航空宇宙産業では、国際戦略総合特区の指定を受けて航空宇宙産業の特区を進めておりますが、昨年は三重県のエリアまで広げました。さらに中堅・中小企業もメリットが受けられるような仕組みにもいたしました。フルセットのクラスター形成に向けまして前進をしております。今年はさらに長野県、静岡県までエリアを広げていきたいと考えております。そして、この航空宇宙産業の特区構想の中核プロジェクトであります、日本初のビジネスジェット機MRJにつきましても、年内に試験機ができることを期待いたしております。民間航空機の量産体制拠点を県営名古屋空港のところに整備をするように、用地も県のほうで確保する予定です。アメリカのシアトル、フランスのトゥールーズに並ぶ世界三大拠点にしていきたいというふうに思っております。
 また、愛知並びに日本の基幹産業であります自動車産業につきましては、豊田・岡崎地区にトヨタ自動車の研究者等が4,000人働く日本一の大研究団地の造成を一昨年から進め、昨年3分の1を加え、今、3分の2の造成にかかっております。引き続き、しっかりと進めてまいります。さらに電気自動車、プラグインハイブリッド自動車などの次世代自動車、そして燃料電池自動車などの次世代自動車の普及促進に向けたインフラ整備も進めていきたいと考えております。
 また、東南アジアの重要拠点であるタイのバンコクに「海外産業情報センター」を、県のセンターを設置いたします。そして県内企業の活動の支援を取り組んでいきたいというふうに思っております。また、日本への投資や日本への観光客の誘致も取り組んでいきたいと思います。
 また、こうした取組に加えまして、民間の力を最大限に引き出す規制改革も進めていきたいと思います。産業競争力を高めていくための国家戦略特区の指定について、引き続き強く働きかけをしてまいります。
 続きまして、愛知を支える人づくりについて申し上げます。
 日本一の産業県・愛知を支えておりますのは、何と言ってもマンパワーでございます。次代を担う子どもたちの教育や、愛知の産業を支えるモノづくり人材の育成、グローバル人材の育成など、人づくりに取り組んでまいります。
 今年11月に技能五輪の全国大会、障害者の技能競技会・アビリンピックが行われます。1,000名を超える選手が参加していただく予定でございますが、全部で、関係者を入れれば18万人以上の方がお越しいただけると思っておりまして、おもてなしの心で大会の成功に向けていきたいと思っております。昨年千葉で行われた全国大会で愛知県選手団が優勝いたしまして9連覇となりました。今年、地元で全国制覇、10連覇を目指したいというふうに思っております。
 続きまして、農林水産業の振興について申し上げます。
 愛知県は全国三番手の農業県、産出額は全国6位。そして中部地区最大の農業県でございます。花きは昭和37年より50年連続日本一ということでございます。花の消費拡大に向けての花フェスタ、「花いっぱい県民運動」を25年度から進めておりますが、今年は、花フェスタは開港10周年を記念するセントレアでこの秋に開催していきたいというふうに思っております。引き続き、農林水産物のPR・販路拡大、6次産業化、農商工連携など、農業の高付加価値化に努めていきたいと思います。
 続きまして、環境首都あいちの実現についてでございます。
 日本一の産業県・愛知は環境施策でもトップランナーでなければならないと思っております。このため、住宅用の太陽光発電や小水力発電などの再生可能エネルギーの活用、それから次世代自動車の普及に努めてまいります。COP10で採択された「愛知目標」の達成に向けて、生態系ネットワークの形成などに引き続き、取り組んでまいります。伊良湖休暇村公園に造成しております花咲く砂丘の園(デューンガーデン)については今年秋に一部オープンいたします。砂丘の再生ということでありまして、ぜひご覧いただきたいと思います。
 そして11月にはユネスコ世界会議が開催されます。今年のユネスコの最大の国際会議でございます。持続可能な開発のための教育の「ESDに関するユネスコ世界会議」ということでありまして、人づくりの会議でございます。2005年の愛知万博、2010年のCOP10、そして2014年のESDと、ホップ・ステップ・ジャンプで環境面でも世界に発信していく。そしてそれを担う人づくりを進めていきたいというふうに思っております。今年を「ESDイヤー」と位置づけまして、1月13日にキックオフイベントをやりますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、女性の活躍促進、子育ての支援ということでございます。
 「世界と闘える愛知」を実現するためには、女性の活躍が不可欠でございます。30歳代で労働力率が谷となる、いわゆる「M字カーブ」の解消に努めてまいります。あいち女性活躍促進プロジェクトチームにおいて、ワーク・ライフ・バランスの推進、子育て支援、女性自身のエンパワーメントなどあらゆる角度から検討し、女性の活躍促進に向けた取組をしっかりと進めてまいります。
 また、少子化の流れをとめるための子育て支援については、保育所、放課後児童クラブの積極的な整備、保育を支える人材の確保など、保育サービスの充実に努めてまいります。また、4月から消費税が上がりますので、その対策も含めまして、子育て家庭に「子育て支援減税手当」という形で、お一人1万円、これを給付し、子育て家庭にピンポイントで重点的にその応援をしていきたいと思います。この施策は国も取り組みますので、国と愛知県と合わせて子育て対策をさらに進めていきたいと思っております。
 医療・福祉の充実についてでございます。
 「人生90年代時代」を健康に生きられるために、この福祉・医療の充実にも取り組んでまいります。
 障害者福祉につきましては、重症心身障害児者の入所施設として、第二青い鳥学園の整備、そしてまた一宮市での杏嶺会の施設、民間法人での整備を進めてまいります。さらに、これは県内で増やしていきたいと思っておりまして、そういったことも含め、「障害者福祉減税基金」を創設し、こうした民間による施設整備も後押しをしていきたいと思います。また、心身障害者コロニーを障害者医療の拠点として、「療育医療総合センター」として整備してまいります。
 また、特別支援教育につきましては、4月には県立いなざわ特別支援学校を開校。そしてまた、今年4月に北設3町村の子どもたちのために田口高校内に豊橋養護学校の分教室・山嶺教室を設置いたします。そして特別支援教育に係る中長期計画も策定してまいります。
 また、医療・介護・予防・住まい・生活支援サービスを切れ目なく提供する「地域包括ケアシステム」のモデル事業を全国に先駆けて行ってまいります。
 医療につきましては、愛知県がんセンター愛知病院に緩和デイケアセンターをオープンするとともに、城山病院につきましては、県内の精神科医療の中核病院として全面改築工事を進めてまいります。小児保健医療総合センターにも救急病棟を整備し、3次救急の拠点といたしていきたいというふうに思っております。
 続いて、県民の安全・安心の確保でございます。
 県民総ぐるみの交通安全運動によりまして、交通事故死亡者の全国ワースト1位を返上していきたいというふうに思っております。また、自動車安全技術についても、産学行政でそうしたプロジェクトで、安全技術の面からも交通安全対策に取り組んでまいります。
 また、防災面につきましては、南海トラフの巨大地震に備える意味でも、地震防災対策を強化してまいります。被害予測調査、地震防災対策の抜本的な拡充を進めてまいります。また、県民総ぐるみの防災訓練、県域を越えた関係機関との連携強化、緊急輸送道路や港湾設備の耐震化、県立学校の耐震化などなど、しっかりと取り組んでまいります。
 また、観光、スポーツなどの魅力発信にも取り組んでまいります。
 観光面では、戦国武将ゆかりの城や名所、モノづくりの技や伝統、「名古屋めし」などのグルメ、そうしたものに加えて、クールジャパンの一環としてのアニメ、ポップカルチャーなども大いにアピールをしていきたいというふうに思っております。
 スポーツでは、今年3月、3回目となります「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知」を、これも3万人が参加する日本屈指のスポーツイベントでありますが、これもさらに大きなものにしていきたいと思います。今年は新たに車いすマラソンを併催いたします。パラリンピックのメダリストなど国内トップアスリート9名が参加し、真っ先に車いすマラソンでスタートしていただきます。大いに盛り上げていきたいと思います。さらに、「新城ラリー」やその他含めた大きなスポーツ大会もこれからも育成してまいります。
 最後に、「世界と闘える愛知」、「日本一元気な愛知」の実現に向けては、超高齢社会、人口減少社会、そしてリニアの開通といったことを踏まえて「あいちビジョン2020」を、年末に素案をつくりました。これから県議会の皆さんのご意見をお聞きし、パブリックコメントにかけ、3月末までに策定していきたいと思います。特に、リニア中央新幹線の開業により首都圏から中部圏に及ぶ5,000万人規模の大交流圏が実現するわけでございます。愛知がその西側の拠点となるわけでございまして、国の内外から人、モノ、カネ、情報を集め、活発な活動が展開される「中京大都市圏」の実現を目指していきたいというふうに考えております。
 そうしたビジョンを掲げながら、それを実現し、「日本一元気な愛知」をつくり、その日本一の元気さを県民生活、豊かな県民生活、豊かさが実感できる県民生活の実現に向けて取り組んでいきたいと思います。県民の皆様には、今年一年、なにとぞよろしくお願いを申し上げます。
 ということで、まずは年頭のご挨拶をいたしました。
  
(2)

キンタロー。様への「LOVEあいちサポーターズ」委嘱について

【知事】  キンタロー。さんへ「LOVEあいちサポーターズ」を委嘱することになりましたので、ご報告をいたします。(http://www.pref.aichi.jp/0000067855.html)
 この度、岡崎市出身のお笑い芸人で、数多くのテレビ番組に出演されているキンタロー。さんに愛知県のPRを行っていただく「LOVEあいちサポーターズ」で、「名称は何がいいですかね」とお聞きいたしましたら、ご本人のご要望で、「あいちハイテンション大使」ということで委嘱をすることとなりました。これからも「あいちハイテンション大使」として、テレビ出演、雑誌取材など様々な機会に愛知県をPRしていただきたいと思います。委嘱式は2週間後の1月20日、月曜日午前11時15分から愛知県公館で行います。多くの皆さんにまた取材のほうをよろしくお願い申し上げます。
 キンタロー。さんで、「LOVEあいちサポーターズ」は20組目ということでございます。今後とも様々なルートでお願いしていきたいというふうに思っております。
 基本的に申し上げますと、これはすべてボランティアでございますので、我々からお願いベースでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
  
(3)

平成25年度「町工場(まちこうば)技能者コンクール」(技能五輪併催イベント)の開催について

【知事】  平成25年度「町工場技能者コンクール」の開催についてでございます。(http://www.pref.aichi.jp/0000067582.html)
 今年11月末には、先ほど申し上げました技能五輪、アビリンピックの全国大会がございます。そういう中で、技能五輪は23歳以下という年齢制限がありまして、高度な技能を必要とする課題設定などがありまして、競技時間が6時間、7時間、8時間、長いのは9時間とかね、体力の限りを使う。ぶっ通しで5時間とか、トイレだけというのは、やっぱり20歳ぐらいの体力でないとできないんではないかと思いますが、そういう中から、中小企業の若年技能者もぜひ、こういった大会に参加させてもらいたいというお声がたくさんありまして、今回、技能五輪の併催イベントとして、プレイベントとして実施することとなりました。具体的には、愛知県職業能力開発協会が厚生労働省から受託した「若年技能者人材育成支援等事業」を活用し、「町工場技能者コンクール」として開催いたします。実施職種は、建築板金と電気溶接の2職種でございまして、建築板金は3月9日アピタ名古屋空港店で、電気溶接は3月14日名古屋高等技術専門校において開催いたします。募集につきましては先月の26日に発表いたしましたが、参加資格は県内の中小企業に勤務する原則30歳未満の若年技能者で、概ね技能検定2級以下の技能レベルの30歳代の方も参加できることといたしました。ぜひ多くの方に参加いただいて、中小企業の人材育成・技能振興を図っていきたいというふうに思っております。資料は2枚目以降にありますので、またご覧いただければと思っております。
 建築板金というのはハンマーとか針とかラジオペンチなどの道具を使って、銅板による鶴を製作するもので、銅板で折り紙の鶴をつくるということで、60分以内で完成させると。できばえで優劣を判定するというものでございます。電気溶接は、広く普及している溶接技法の炭酸ガス半自動アーク溶接によりまして鉄板を溶接し、45分以内で四角い鉄製の容器を作成するということでございまして、そういった競技を今回、進めていきたいというふうに思っております。
2.

質疑応答

(1)

平成25年度「町工場(まちこうば)技能者コンクール」(技能五輪併催イベント)の開催について

【記者】  このコンクールは初めての試みですか。今後も続けていくことになりますか。
【知事】  町工場技能者コンクールにつきましては、厚生労働省の25年度の予算を活用して、愛知県の職業能力開発協会が受託をした「若年技能者人材育成支援等事業」という事業の中でやっていくということでございまして、今回が初めてでございます。
 今までは技能五輪全国大会は、県予選があって、それから全国大会、23歳という年齢制限がありましたので、やっぱりそれになかなか、23歳までのというと、ある程度職種が限られてきて、大手企業さんだと高校を出て仕込んでということもやれますけど、やっぱりどうしても、もうちょっと規模の小さい会社だと、その年が過ぎちゃうと。でも一生懸命やっていると、そういった人たちをやっぱり応援する、そういうイベントとか大会がないかということを言われておりまして、最初、ちょっと年齢制限が少し緩められないかというようなことも国のほうにも言ったんですけど、なかなか、これでずっとやってきたということと、国際大会に向けて、つなげてというのがありますもんですからね。ということもあって、そのかわりこういった別大会を組んでという話で、前からちょっと打ち合わせをしてきまして、今回こういう形にしていただきました。
 今後これを続けていくかどうかは、またちょっといろいろ、今回やってね、やった上でいろいろなご評価とか評判を聞いて、また考えていきたいというふうに思っております。
(2)

タイ・バンコクでの海外産業情報センターの設置について

【記者】  タイ・バンコクに「海外産業情報センター」を設置するとのことですが、開設時期や、センターの規模、活動内容はどのようになりますか。
【知事】  タイのバンコクに置く「産業情報センター」でありますけれども、愛知県はもう既に、大分前にご報告したかと思いますが、「海外産業情報センター」という形で県の職員が海外に駐在して、これはジェトロと連携をしてということですが、今現在それはパリとサンフランシスコと上海に置いております。いろいろ検討いたしましたが、今後、欧米方面は縮小していこうというか、撤退していこうということで、まずは、この今年度いっぱいでサンフランシスコを閉鎖し、ちょっと後でまた、産業労働部に聞いていただければと思いますが、26年度ということで、バンコクに置くと。これは一応ジェトロさんと連携して、その中なのか、その近くなのかというのはちょっとあれですが、また聞いていただければと思いますが、単独で行ったってできない。ジェトロさんと連携をする中で、ありていに言えば、ジェトロの中に愛知県のデスクといいますかね、そういったものを置かせていただくという形でやっていきたいと。ですから、県の職員が行き、あと、現地スタッフを1名ぐらいでしょうね、雇って、進めていくということになろうかと思います。
 何でバンコクかというと、もともと10年ぐらい前までバンコクにあったやつを、歴史的な経過を言うと、バンコクとシドニーに愛知県のセンターがあって、それを行革の観点で統合して、それを今、上海に置いたということがあって、当時、バンコクを閉めるのも愛知県から行っている日本の企業の皆さんに大分ぶうぶう言われたらしいんですけどね。何で一番こんな多いところから出ていくんだという話を言われたらしいんですが、「いや、行革で」とか言って、なにしたんですが、今考えてみると、上海は中国全体を見ますけど、やっぱりアジア全域を見るという感じには、なかなかなりづらいので、上海とバンコクで東南アジア及びアジア全域をカバーしていくということで、やはりアジア重視という流れの中で今回置くということでご理解をいただければというふうに思っております。
 そのかわりと言ってはあれですが、やはり行革なので、今度サンフランシスコを閉じてということにいたしていると。おいおい、次は、今もパリに置いてありますが、パリについてもその次に役割を終えたということの判断の中で閉じていくということにしていきたいというふうに思っています。
【記者】  パリの事務所を閉じる時期はいつ頃になりますか。
【知事】  1年後。来年度末の予定です。若干の、1〜2か月のずれはあるかもしらんけどね。
【記者】  タイ・バンコクに海外産業情報センターを設置し、その代りサンフランシスコ、パリからは撤退するとのことですが、欧米を縮小しアジアに力を入れるのはどういう理由からでしょうか。
【知事】  これはもう既に方針を決めて、関係方面といいますか、議会もそうですし、関係者の皆さんにもこういった方向でやっていきますよということを表明させていただいたものでございますが、これは1年検討して24年度、昨年度に「あいち国際戦略プラン」というのをつくらせていただきました。その中で特に愛知から大いにPR発信をする。それから海外からも人を受け入れていく、交流を進めていくというグローバル化への対応というのも大きな柱とさせていただきましたが、そういう中で、一つの柱として、視点として、アジア重視。アジアとさらに交流を進めていくということを出させていただきました。
 そういう中で、先ほど申し上げたように一つの私どもの愛知県の拠点として、産業情報センターとしては上海に、引き続きジェトロさんと提携をして今やっております。あとはアメリカとヨーロッパにあるわけでありますが、中国で、上海でアジア全体を見るというのがちょっと、なかなか難しいのではないかということもあり、それだけ中国のボリュームが非常に大きいというのと、アジアのボリュームも非常に大きいということもありまして、アジアの拠点ということで、かつてあったバンコクのセンターを復活させようということを決意し、そして、何で海外に私ども県がセンターを置くかというと、もともと古くは、昭和30年代、40年代からやっているわけですけど、県内のいろんな中小企業さんが海外で見本市をやったり、商品の売り込みをやったりするときに、そういう手続とか含めてようわからんということがあって、つくって応援をするということであったんですが、時代が変わりましてね、特にアメリカなどは、北米市場なんかはやっぱり企業さんが独自で、独自ルートでどんどんやっていけるということになったので、今回これを見直して、サンフランシスコの拠点は閉鎖し、そしてタイ・バンコク、特に発展著しい東南アジアの拠点であるバンコクに置こうということに決定いたしました。
 ですから、今後、上海とバンコク2か所ということでありますが、その1年後には今度パリのほうも閉じますけれども、その後さらにどうするかは、これは様子を見てと思っております。
 本当言えば、もう1か所アジアに拠点をつくってもいいかもしれませんけれども、今すぐインドとか中東のほうに、そこまで、今まだ県内の企業さんとか、あれが進んでいるかという、そこまでまだあれかもしれませんので、状況を見ながら、まずは上海とバンコクの2か所でアジア重視、アジアの友好交流の拠点として取り組み、進めていければというふうに思っています。 流れとしては以上です。
(3)

農薬が検出された(株)アクリフーズの冷凍食品について

【記者】  愛知県内では健康被害にあったなどの相談状況や対応はどのようになっていますか。
【知事】  昨日の夜ですか、海部地域で女の子が、これはアクリフーズが自主回収を進めるピザを食べて嘔吐したという報告があったと聞いておりますが、昨日、5日に津島保健所のほうに連絡があったということでございますが、その冷凍ピザの現物は残っておりませんし、購入した時期、店舗もわかってないということなので、このピザと嘔吐との因果関係というのはわからないということであります。今のところ、この件も含めて、物を食べて嘔吐したという連絡件数、これはアクリフーズのやつということでいいのかな。保健所のほうから上がってきているのは3件。津島保健所、瀬戸保健所、衣浦東部ということでございますが、いずれも因果関係は不明ということでございます。
 引き続き、そういった情報があれば、保健所のほうにぜひ、ご連絡をいただいて、それはまた、記者クラブの皆様に情報提供という形で提供していきたいというふうに思っておりますし、特にどういう状況でそういった、嘔吐始めそういう状況になったかということも、ぜひ県民の皆様から詳細にお知らせをいただければありがたいなというふうに思っております。
 愛知県といたしましては、ホームページのトップに、緊急情報というところに、この自主回収情報ですね、マルハニチロのアクリフーズのそういった食品についての自主回収情報をトップページに提供しておりますし、各保健所が窓口となってそういった情報の収集に努めているということでございます。
 今のところ、確定的な情報が県内にあったということではありません。
(4)

エコカー免税について

【記者】  エコカー免税の3年間延長について、知事の考えを教えて下さい。
【知事】  エコカーの免税措置につきましては2年前に、平成24年の1月から24年度、25年度という形で、購入された電気自動車、EV、そしてプラグインハイブリッド、PHVについて自動車税を5年間免除するということで、環境対応車を販売促進していこうということで取り組んでまいりました。それは愛知県が環境対応車の促進の事業の中で取り組んでおりますので、環境対応車の事業計画、「あいち自動車環境戦略2020」というのをつくっておりますが、こうしたものでさらにこれを進めていこうということで取り組んでおりますけれども、今回、このEV、PHVの普及につきましては、これは先ほど申し上げた減税施策で後押しをするということで、ちょうど2年前の1月、平成24年の1月―3月、それから24年度、25年度ということで、この税制をやっております。この25年度末で、今年の3月末で一応期限が来るということでございますので、どうしていくかを内部で今検討しているところでございますが、基本的にはこれで打ち切りという選択肢はなかなか、これは難しいねということでございますので、これをさらに延長していく方向で、今内部で検討しております。延長するということになれば、2月議会に提案していくということになろうかと思います。
 今のところ、24年の1月―3月と24年度、そしてこの25年度、今年度10月末までの数字がありますが、このEV、PHVの登録といいますか、購入台数が県内3,750台ということでございまして、この、あいちEV・PHV普及ネットワークの目標というのは、平成25年度までに、累計5,000台ということを目標ですが、これについては引き続き延長し、さらに後押しをしていくという方向で取り組んでいきたいというふうに思っております。
 具体的には、条件、そうしたものを精査し、そして条例という形で提案していかなきゃいけませんので、また2月議会のほうに提案をしていきたいというふうに思っております。
【記者】  延長期間については3年が目途でしょうか。
【知事】  税ですからね。税の場合、2年とか3年とか。長いやつ、5年というのはなかったかもしれませんけど、一つのそういった、ほかの制度との並びで、大体落ちつくところでやっていければというふうに思っています。
(5)

中部国際空港と県営名古屋空港の一元化に関する報道について

【記者】  中部国際空港と県営名古屋空港の一元化について、県として対応を考えていくとされた一部報道がありましたが、知事の考えはいかがでしょうか。
【知事】  そういう話は初めて聞きました。
【記者】  一元化に向けてはいかがですか。
【知事】  私の頭の中にはありません。
 誰かが言ったんだろうけどなきっと。誰かが言っとるんだろうけど、私は聞いたことないな。誰が言ってるか知らんけど。
(6)

男女共同参画を推進する県の組織体制について

【記者】  県の男女共同参画室を課に格上げするとの一部報道がありましたが、これについてはどういう状況でしょうか。
【知事】  男女共同参画のプロジェクトですね、女性の活躍促進プロジェクトチームで様々な、今、具体的な事業を検討していただいております。ワーク・ライフ・バランスの促進だとか女性の活躍、さらにまたM字カーブの解消、それから女性の管理職登用、あと起業、それから就業の継続、子育て支援などなど、様々な面で今検討していただいておりますが、それを具体的にどんどん進めていく上におきましてもね、やはり県庁の事務局体制もやっぱり強化していかなきゃいけないということだと思っておりますので、これはそういった方向で検討をしていきたいというふうに思っております。
 ただ、具体的にどうするかはまだ、組織、人事の話なので、これまた引き続き検討し、2月議会に向けて、しかるべきときにまたご報告というか発表ができればというふうに思っています。今検討しているところでございます。
(7)

ソチオリンピック女子フィギュアに出場の愛知県3選手について

【記者】  ソチオリンピックの女子フィギュアに愛知県3選手が出場しますが、3選手に対し知事が新たに表彰を考えていると一部新聞報道がありましたが、これについてはいかがでしょうか。
【知事】  これは全くこれからの話ですよね。とにかくそういうふうなことが、やっぱり声がわっと上がってくるような大活躍をぜひ、していただきたいなというふうに思いますね。
 スポーツ顕彰は、吉田沙保里さんについてもスポーツ顕彰させていただいて、ロンドンオリンピック3連覇でさせていただいて、例の瀬戸人形のドールですね、あれを贈呈させていただきましたが、非常に喜んでいただきまして。今まであんなもの渡したことないと思いますけど、そういう意味では、その時々でいろんな、特別なことは考えていきたいと思いますけど、まずは、まずはこれから1か月半大いに体調を整え、コンディションを整え、盛り上げていって、3人で表彰台を独占してもらうというのをぜひ、願いたいなというふうに思います。そういうことになれば、当然県民の皆さんからそういった特別な顕彰、表彰したらどうかというお声が出てくるんではないかと思っておりますので、そういう場合にはしっかりとそういったお声に応えてやっていければというふうに思います。
 まだまだそれはこれから。スポーツですからね、ましてや世界のオリンピックだからね、やっぱり今この段階でそういったことを、先走ったことを言ってもあんまりあれだと思うので、まずはやっぱり3人の選手に大いに活躍をしてほしいなということです。
   
(8)

今年の展望について

【記者】  今年一年の良い展望、厳しい展望という二つの面について、一言お願いします。
【知事】  課題は、私、やはり政治、行政、経済、社会含めて、やっぱり切れ目なく連綿と続いていく中でのことだと思っております。ですから、私はそういう意味では、昨年年末の漢字1文字が、飛翔の「翔」、翔る、飛ぶということでありましたから、そういった意味では、昨年は県内企業さんも、主力産業の設備投資も順調に進み、そして大きなイベントも成功裏のうちに終わり、本当に飛ぶように、かけるように勢いの出てきた1年だと思いますが、その勢いを生かして、さらに今年もそういった意味で、この天馬空を行くがごとく勢いのある、そういう1年にしていきたいというふうに思っております。
 それはやはり何といっても、企業、産業の力をもっともっと引き出していく。アベノミクスの第3の矢、成長戦略が問われるのは今年だろうと思いますが、その成長戦略、日本の成長戦略のフロントランナー、トップランナーとして進んでいくのが我々、我が愛知の役割だというふうに思っておりますから、その力を大いに発揮できる、そういった1年にしていきたいというふうに思っております。
 そういう意味で様々な、特区もそうだし規制改革もそうでありますしね、ぜひ我々が提案している様々なものがありますから、そういったものを大いに実現に向けて進めてもらいたいなというふうに思います。
 要は、掛け声だけじゃ世の中動いていかんわけですよ。実際世の中を動かしていくためには、とにかく政策もそうだし制度もそうだし、やっぱり今までと同じことをやっていれば、同じ投資というか同じものしか浮かばないわけなので、やはり思い切った規制改革をし、世界で最もビジネス環境が整う日本及びその地域を特区で実現したいということでありますから、我々はそれだけの用意はあると、企業、産業力はある、民力はあると。その民力をさらにほとばしらせる、さらに高みに向けていくのが我々の役割だと思っていますから、そういったことにさらにチャレンジをしていきたいというふうに思っています。
 我々特区の提案を見ていただければ、自動車でいえば、自動車の公道での自動走行実験とかね、これそう簡単じゃないんですよ。アメリカでやれてても日本でできない。日本は余りにも信号がばかばかあるから、そういったところじゃなくて、例えばある決まった自動車専用道路とかそういったところを活用してやるとかね、そういったことになると、東名とか第二東名を止めるわけにいかないので、そうすりゃ愛知県の県の有料道路というのはそこそこの長さがあるでしょ、知多半島道路もあれば、猿投グリーンロードもある。そういったものもあるし短いものもあるし、いろんなもの、バリエーションもありますが、そういったことをぜひ、私は提案に入れているわけですから、そういったことで自動車産業の可能性もさらに前に向けて持っていきたいというふうに思っておりますしね。
 そういう中で、豊田・岡崎地区の研究団地の事業ももっともっと進めていけれると思いますし、また航空宇宙産業だって、これも年末、川崎重工さんの大プロジェクトも発表させていただきましたが、そういった設備投資がバンバン進んでいる。MRJも年内に何とか試験機が形ができるんじゃないかというような報道もありますし、そうも聞いておりますんで、ぜひそういったものも進めていきたいし、そういう企業力、産業力、日本の民力、民力を大いにほとばしらせるような、力が発揮できるのは我が愛知だというふうに思っておりますので、それに向けて全力で取り組んでいきたいなというふうに思っております。
 懸念材料というのは、これは挙げ出したら切りがありませんが、やはり私は昨年の年末の予算、税制、特に税制で自動車関係の車体課税に全力で取り組んだのは、やはり消費税が4月に上がると。5%が8%になる。やはりこれは私は大変だと思いますよ。ですから、その影響をいかにやわらげて、そして一日も早く、一旦はちょっと落ち込むでしょうけど、それを一日も早く回復軌道に乗せていくために、やっぱり様々な政策を打っていかなきゃいかんし、我々はしっかりとそういった意味での対応をしていかないかんというふうに思っております。
 ほかにも、我々はそういったこの地域の課題がもちろんありますし、あとはやはりグローバル化の世の中ですから国際関係、中国を始めアジア諸国との友好交流関係、これはやっぱりしっかりと、引き続き強化をしていきたいと思いますし、そういった友好交流をさらにさらに進めていけるべく、やっていきたいなと思います。
 さまざまな課題あると思いますが、今年1年も大いに元気が出る、そういう1年にしていきたいというふうに思っています。