知事の記者会見
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平成26年4月28日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

「県庁さわやかエコスタイルキャンペーン」の実施について

【知事】  おはようございます。4月28日月曜日午前10時、定例の記者会見を始めさせていただきます。
 発表事項の前に、1つご報告といいますか、発言申し上げたいと思います。
 これは既に、先週の25日に発表していると思いますが、「県庁さわやかエコスタイルキャンペーン」の実施について申し上げます。
 5月も近づいてきました。昼は大分暖かくなってきました。本県では、毎年、生活習慣の見直しを通じて、社会全体を省エネ型に変えていくため、軽装やノーネクタイを奨励する「県庁さわやかエコスタイルキャンペーン」を実施しております。今年も昨年と同様、5月1日から実施いたします。
 服装につきましては、ポロシャツ、チノパンなど、カジュアルなものについても認めたいと思いますし、このキャンペーンに合わせて、事務室の昼休み時間の消灯、それから、使用していないパソコンの電源オフなど、省エネの取組も徹底していきたいと思います。このキャンペーンにつきましては、県民、企業の皆様に対しましても、ホームページ、県が主催する会議など、様々な機会を通じて、広く周知をしていきたいと思っております。
 5月1日からノーネクタイの軽装をやるということでございまして、ちなみに、これは国も5月1日からということでございます。この辺では、ほとんど5月1日、名古屋市さんが連休明けの5月7日からということでございますが、あとは大体、5月1日ということでございます。9月30日までを予定いたしておりますが、気温の状況などによりまして延長したいと思っておりまして、昨年は、9月議会開会中の10月11日まで延長いたしました。今年も、「県庁さわやかエコスタイルキャンペーン」を実施したいというふうに思っております。
  
(2)

ESDユネスコ世界会議に関する取組について

【知事】  ESDユネスコ世界会議に関する取組について、3点発表いたします。
 1つ目は、平成26年11月に愛知・名古屋で開催されるESDユネスコ世界会議の成功に向けまして、開催地としての機運を盛り上げ、多くの県民の皆様に、ESDユネスコ世界会議についてご理解をいただくため、半年前イベントを、5月から6月にかけまして「あいち・なごやESDフェスタ2014」という形で、尾張、三河、名古屋の県内3か所で実施いたします。本日は、このうち、5月に開催いたします尾張会場、三河会場について、発表いたします。名古屋については6月ですから、また後日、発表いたしたいと思います。
https://www.pref.aichi.jp/0000071611.html
 尾張会場につきましては、5月11日の日曜日、愛・地球博記念公園、モリコロパークにおきまして、地球市民交流センターで、午前11時から午後5時まで、SKE48のメンバー3名によるESDトークステージ。この3人というのは、須田亜香里さん、柴田阿弥さん、梅本まどかさんの3人ということでございます。SKEに選んでもらったんですけどね。トーク、それから、ユネスコスクール・NPOなどの活動発表、ブース展示、ワークショップなどを行います。11日には、豊田市立の藤岡南中学校さんにも来ていただくということでございます。あとは、中部環境パートナーシップオフィス(EPO中部)とかJICA中部などが、出展を予定ということでございます。
 それから、三河会場につきましては、5月17日の土曜日、豊橋駅前にあります「穂の国とよはし芸術劇場プラット」におきまして、同じく午前11時から5時まで、愛知県出身のシンガー河原崎辰也さんと地元のアイドルBOYS AND MEN、ボイメンの皆さんのトークステージ、それから、ラジオ公開録音を実施いたします。地元の豊橋を中心に活躍するキッズユニット「ええじゃないか豊橋伝播隊DOEE」のステージ、桜丘高校の和太鼓の演奏、ユネスコスクール、NPOなどなどのワークショップを行います。
 お手元にお配りしております資料をご覧いただければと思っております。
 それから、もう1つ、2つ目はですね、ESDユネスコ世界会議の開催をアピールするために、名古屋駅前の大名古屋ビルヂングの建て替えをやっておりましてね、あそこに工事用の囲いがありますね、仮囲がありまして、そこに、5月1日から1か月間、SKE48を使いまして、巨大壁面広告を実施いたします。
https://www.pref.aichi.jp/0000071654.html
 全長100m×4mなので非常に迫力があると思いますが、それ全部を使いまして、SKE48のメンバー7人の等身大サイズの写真を配置いたしまして、インパクトのある広告になるというふうに思っております。
 これはですね、去年11月に、1年前ということで、同じく大名古屋ビルヂングの工事の囲いを使ってやったんですが、そのときは、工事囲いの、屋外広告の規制がありましてね、12m×3mでね、だから、これぐらいしか書けなかったんですけど、規制緩和になって、今ごろ規制緩和というのは何か意味があったのかと思いますが、今度は100m×4mなので、名古屋駅側から桜通に行く方面を全部、100m、これでやりますのでね、相当目立つんではないかと思いますね。ということで、ぜひ多くの皆さんに見ていただきたいと思います。
 そこにSKE48のメンバー7人、さっき申し上げた3人ですね、須田亜香里さん、柴田阿弥さん、梅本まどかさんと、木本花音さん、古畑奈和さん、東李苑さん、山田みずほさんの7人ということでございまして、メンバーはSKEの方で選んでいただいたということでございまして。ちなみに、これ全部、彼女たちのあれは等身大でございますから、ぜひお好きな人は、そこで写真を撮っていただければというふうに思います。俺も写真撮りに行こうかしらと思うけどね。これ、みんな等身大なので、この辺で写真撮ってもらえばええっていうことかな、と思いますがね。多分、最初は、ちょっと人気スポットになるのではないかと思って、期待をいたしておりますが、何でもいいから、とにかくESDというのを知っていただきたい、ということでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
 3つ目は、ボランティアの募集についてでございまして、世界各国から来県される会議の参加者に対しまして英語でおもてなしをしていただきますボランティアを募集いたします。
https://www.pref.aichi.jp/0000069481.html
 会議場内での運営サポート、空港、駅での交通案内などをしていただきます。募集人数は130人ほどということでございまして、応募資格は18歳以上、愛知県内に在住、在勤、在学の方で、必要な英語力を有する方ということでございまして、積極的な応募を期待いたしております。
  
(3)

平成26年度予算の早期実施について

【知事】  平成26年度予算の早期実施についてでございます。
 平成26年度予算の執行につきましては、消費税率の引上げに伴う駆け込み需要の反動減等が懸念される中で、国が数値目標を掲げて事業の執行に取り組むことを踏まえ、本県といたしましても、景気の下振れリスクなどに対応するため、以下のとおり早期実施に取り組むことといたしました。
 具体的には、平成26年度予算の執行について、国が、6月末までに4割以上、9月末までに6割以上が執行済みとなるよう早期実施に取り組むことを踏まえ、本県におきましても、公共事業、単独事業の契約率について、国の目標を達成するとともに、更なる契約額の上積みができるよう、早期実施に取り組むことといたしました。これ以外の予算につきましても、可能な限り、早期実施に取り組んでいきたいと思っております。また、県内市町村に対しましても、県のこうした方針をお伝えし、積極的な取組について、ご協力をお願いしたいと思っております。
 2枚目が、その関係の資料ということでございます。
 国が消費税対策も含めて上半期に早期執行して、できるだけ契約を積み上げて、景気循環というかね、お金の回りを良くしようと、こういうことでございますので、私どもも、これに協力をしたいというふうに思っております。
 なおですね、これは国からの要請ということでありますが、ちょうど3年前の平成23年度は、東日本大震災を受けてですね、23年度前半に私が指示をして、愛知県単独で、上半期に、事業の早期発注というのを実施いたしました。そのときの目標は85%でございました。実際は81.6%の契約ということでございまして、今回は6割、60%ですから、そういう意味では、自然体ということかなというふうに思っております。
 これまで大体60%ということで、昨年度、平成25年度は、6月末で愛知県は44.1%、9月末で63.7%ということでございますので、40%、60%という目標を立てましたが、少なくとも昨年度の実績ぐらいは上回りたいということで、積極的に積み上げていきたいというふうに思っております。これは自然体で達成できるというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
  
(4)

ぽぷかる4(「愛知ぽぷかる聖地化計画」第4弾)の開始について

【知事】  ぽぷかる4の開始についてということで、「愛知ぽぷかる聖地化計画」第4弾ということでございます。
https://www.pref.aichi.jp/0000071556.html
 本県では、リニモ沿線をポップカルチャーの発信地として、一層の賑わい創出を目指して、平成22年度から「愛知ぽぷかる聖地化計画」をやっております。22年度、23年度、24年度か。途中であれだね、1回どこかで飛んどるんだな。飛んどるといいましてもね、1回目が22年度ですが平成23年2月なので、2回目が平成24年の11月なんで、年度が1年、23年度が空いていますが、3回目が25年の9月でございますので、年からいたしますと、平成23年、24年、25年と3年連続で、今度は、26年の11月の1日・2日ということでございます。地域の住民、大学、県内企業などと幅広く連携しながら、ポップカルチャーを活かして、活性化を図っていきたいと思います。
 リニモの駅にポップカルチャー作品を展示したり、ポップカルチャーと気軽に触れ合える空間を創る。また、名古屋造形大学と「ぽぷかる」のショートアニメを共同制作し、テレビ、インターネットなどで、広く配信をしていきたいと思います。また、ぽぷかるキャラクターに扮したPR隊による活動、SNSによる全国・海外への情報発信、ニコニコ動画によるインターネットの生放送など、様々な形で配信をしていきたいと思います。そして、11月1日・2日、土日には、ポップカルチャーコンテンツを一堂に集めた総合イベントを、今回は「ぽぷかるパーティ」という名称で開催したいというふうに思っております。
 なお、本日のスタートと同時に、ぽぷかるキャラクターのコスプレイヤーや、ボランティアスタッフを募集いたします。多くの方にご応募いただいて、盛り上げていただければというふうに思っております。
 私も、ぽぷかるの名誉会長といたしまして、ポップカルチャーが、リニモの沿線地域、ひいては愛知に根付いて、全国一の発信地となるように取り組んでいきたいというふうに思っております。
 2枚目以降に、その参考の資料がございますので、ご覧いただければというふうに思っております。
 国の方も「クールジャパン」ということを言っておりまして、そういった形で、リニモの沿線とポップカルチャーを結びつけて、しっかりと盛り上げていきたいというふうに思います。
 ちなみに、一宮商工会議所さんなんかは、「コスチュームタウン構想」ということで、繊維産業とコスプレイヤー、そういうコスチュームタウンということで、7月の七夕なんかで大いに盛り上げていただいておりますが、そういったものともコラボしていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
  
2.

質疑応答

(1)

減税日本の動向について

【記者】  国の方では、維新の会と結いの党が合流を目指す動きがある中で、減税日本も、先週末、横浜で勉強会を開いたり、河村市長が結いの党の江田代表に合流の話で会ったり、最近、そういった動きが活発化してきています。統一地方選を見据えた河村市長の動きについて、現段階での知事のお考えをお聞かせください。また、知事として、そのような動きにどう関わっていかれるか、お考えがあれば教えてください。  
【知事】  地方議員さんの勉強会は、これは何回目かでしょ。初めてじゃないね。だから、そういう意味で、そういった動きをされていくというのは、大変結構なことではないかなというふうに思いますね。
 河村さんが減税日本という地域政党を立ち上げて、様々な活動をやってこられました。ただ、いろんな事情でちょっと、本人自身も感じていると思いますが、若干、手詰まり感というのがありますので、河村さん、前から言っておられるように、維新とか結いの皆さんとか、そういったところと合流をしたいというふうに言っておられるので、それは大いに頑張ってやっていただければというふうに思っておりますね。私としては、エールを送りたいというふうに思っております。
 ただ、どういう形になっていくかは、これは今の段階では、全く、まだ、お話をしているという状況でしょうからね、それはこれからということではないでしょうか。ですから、そういう状況は、私としては、見守っていきたいというふうに思っています。それと併せて、河村さんには、友人としてね、頑張れということで、エールは常に送っております。
(2)

日本一愛知の会について

【記者】  現段階で、知事として、日本一愛知の会をどのような形にされたいですか。また、1年後に地方選がありますが、勝ちを狙いに行くというのであれば、現段階で何をすべきだと思っていらっしゃいますか。   
【知事】  県議会の中で統一会派を組んでいる、これは議会の中の話ですから、それはそれで引き続き、そういう形で、議会活動をやっていってもらうということになると思いますが、今後のことについては、現段階では、特にどうするというようなことを持っているわけではありません。様々な状況を見ていければというふうに思っています。
(3)

バンコク産業情報センターについて

【記者】  今月開設されたバンコクの産業情報センターに関して、平成24年7月にバンコクと「相互協力に関する覚書」を結ばれましたが、改めて、この目的を教えていただけますか。   
【知事】  タイのバンコクとはですね、ちょうど2年前の7月ですね、平成24年の7月に私がバンコクに参りまして、私とスクムパン都知事との間で、友好協力の協定を結ばせていただきました。その後、昨年10月には、スクムパン都知事が、3日間でしたけど、こちら名古屋に、日本で名古屋だけの予定で訪問していただきまして、様々な企業を見ていただいたり。また、あの方は王族なんだな。ひいおじいさんがラーマ5世という、日泰寺にお釈迦様のお骨をいただいた方なので、「やっぱり一回、日泰寺を見に行きたい」と言って、10月には見に行っていただきましたけどね。そういう意味では非常に親日的だし、日本に20回以上来とるって言ったかな。もともと大学の先生だしね。そういう意味で、お話ししていても、非常に私も、シンパシーといいますかね、ありますしね。そういう意味では、こうやって毎年毎年往来して、進めていくというのは、良いことじゃないかな、というふうに思いますね。
 そもそも、そのきっかけは、今、名古屋商工会議所の会頭になられた岡谷さんが副会頭のときに、実はタイには愛知会というのがあると。あそこに日本商工会議所もありまして、大体、日本商工会議所は何百社か、300社か400社ぐらい入っているんだろうと思いますが、大体、その会頭といいますか会長は、トヨタグループ関係の方が多くやられておられる。その中に、それとは別に愛知会という会があって、それも100社以上が加入して、もう20年以上前から、バンコクの所得の低いご家庭の子どもたちに奨学金を出しているという活動もやっていたと。これからますます、日本とタイ、愛知とバンコク、愛知とタイが、もっと強く結びついてほしいということで、そういう行政とかの協定があると非常にやりやすいというような話もいただいて、私からレターを出したら直ちに即答が来て、ぜひやりましょうと、こういう話で来ましたので、そういう意味では、非常にお互いといいますかね、スムーズに、そういった形になっていったんではないかと思います。
 さらにうれしいのは、この間、この4月にも、バンコクの高校生20人に来てもらいましたね。去年が10人で、向こうからの、ぜひという希望で、今年20人になって、愛知県の高校生25人と英語のディスカッションをやったりとか、高校の体験授業もやってもらったりとか。去年は岡崎高校、今年は刈谷北高校かな。そういう意味で、こういう形で交流が進んでいくというのは、大変結構なことだなというふうに思いますね。
 ですから、そういう流れの中で、現地の企業さん、特に愛知県から行っている、愛知にゆかりのある企業さんのニーズが高いということもあって、ジェトロさんと協力して、バンコクに、こういった産業情報センターを開設するということになりました。
 いろいろな経過があって、10年ぶりということでございましてね。何で10年前閉じちゃったんだという話は、当時、相当言われたようですけどね。それはそれで、未来志向で、これからしっかりやっていければというふうに思いますし、10年前と今では、やっぱり、タイとか東南アジア、ASEANの重みが全然違うんじゃないかという気がしますよね。
 アジアでは、上海に1つ、そしてバンコクに2つ目ということなので、東アジアはこれで大体カバーできるという感じになりましたから、さらに、また、この2つの県の産業情報センターにフル活動してもらって、中国、ASEAN、東アジアと、我々愛知、日本との交流に、活躍、活動してほしいなというふうに思います。
【記者】   「相互協力に関する覚書」は、バンコクだけですか。他にもありますか。    
【知事】  愛知県が結んでいるのはね、県の友好のというか姉妹州というのは、1980年ですね、今から34年前に、中国・江蘇省とオーストラリアのビクトリア州と2つ結んでおりましてね。その後、その中で江蘇省とはまた、2008年だったかな、姉妹提携、友好提携を結んでいますけども、併せて経済の連携協定というのを結んでおります。その後、ベトナム政府と、これも2008年だったと思いますが結んでおって、ベトナム政府の計画投資省の中に、愛知県のサポートデスクというのをつくってもらっていると。ですから、それに次いでということですから、江蘇省、ビクトリア州、それからベトナムに次いで、4つ目ということになるかと思いますね。その後に、去年11月に広東省とも、これはまだ経済のところまでいきませんが、今後はしっかり友好交流をやっていきましょうという友好交流協定も結んできましたから、今、そういう形で言えば5つということで、ご理解いただければと思います。
【記者】  バンコク産業情報センターが今月設立され、いよいよスタートしましたが、今後の展開についてお聞かせください。
【知事】  経済界、それから県議会の皆さんにも、一緒に行きましょうと言って今声をかけていますが、今年9月にですね、結構大きなデレゲーションで、バンコクに行こうと思っております。その際には、1つは、向こうの政府の産業工業関係大臣と面会をする予定になっております。そういった政府関係との意見交換が1つ。それから、当然、バンコク都のスクムパン都知事とも、旧交を温めたいというふうに思います。
 ちなみに、スクムパン都知事はタイの民主党のリーダーというか親分というか、顔らしいけどね。政治的なことは置いといて、バンコク都の皆さん、それから、あとは現地で企業セミナーをやります。それから、また観光プロモーションをやる。それから愛知の農産物フェアをやるということで、セットで、てんこ盛りでやろうというふうに思っておりますが、現地に産業情報センターをつくるというのは、基本的に、愛知県から向こうに行っている企業さんのいろんなサポートをする、そして、現地の企業さんとの橋渡しをしていくとか、現地の政府とか行政とかと橋渡ししていくということも、もちろんありますが、やはり、ここにきて非常に大きいのは、ASEAN、タイもそうですけど、インバウンドですね。やっぱり観光客を誘致するというのは、今、為替が円安になり、そしてASEAN各国では、非常に所得が上がってきているので、今年も、タイ、マレーシアというのは、観光客が、むちゃくちゃ増えていますよね。それが東京とか大阪へ行って、どうも名古屋及び中京圏は、その来られているお客さんを取り切れてないというのもありますから。それはやっぱり、皆さんに知られていないというのが一番大きいので、この際やっぱりPRをして、ぜひこちらにも立ち寄ってほしいということをPRすれば、私は必ずや効果があると思いますので、そういったことも含めて総合的に、大いに盛り上げていければ、アピールしていければと思います。
 あと、もちろん、さっき言った高校生の若い人たちの交流というのは、これが一番大事だと思います。
(4)

地方自治法の改正案について

【記者】  二重行政の解消を目的に、知事と市長との調整会議を作ることなど、政令指定都市の制度を変える地方自治法の改正が国会で審議されています。知事も、中京独立戦略本部で、中京都構想について河村市長と議論をされていますが、地方自治法改正案についての知事の受止め方と、独立戦略本部の今後のスケジュール等、何か新たに決まっているか教えてください。    
【知事】  中京独立戦略本部は、3月末でとりあえず一区切りと申し上げまして、まだ1か月しか経っておりませんので、そういう意味で、今年度どういう形にしていくか、これは、よくよく検討して進めていければというふうに思いますが、いずれにしても、愛知県と名古屋市、県と市が、ベクトルを1つにして進めていこうということは変わりませんので、何らかの形でまた、協議、議論してやっていければというふうに思っております。それが1つ。
 地方自治法改正の中での、指定都市制度の色々な見直しの中で、今言われた調整のための協議会というか会議ですね、これは1つの方向、やり方だと思いますので、既にその法案が、今、国会で審議中ではありますが、具体的にどうしていくかを含めて、それが成立した暁には、やはり、そういったことも1つの方法だと思いますから、どういうふうにそれをやっていくやり方があるのかということを、色々な頭の体操とか、ブレーンストーミングをやっておくようにということで、事務方には指示をいたしてあります。
 ですから、国がそういう法律改正をしてくれば、何らかの、そういう会議とか協議というのは、いろんな形で常に常にもちろんやってますけど、そういった形でやるというのも、1つの方法かなというふうにも思いますね。
 ただ、例えば神奈川県みたいに政令市が3つもあるとね、これはなかなか、どういうふうに交通整理するのかという話が出てくるし、大阪だと2つあるわけですから、それは、交通整理、結構大変だと思いますよ。そういう点でいけばね、ここは、愛知県、名古屋市という、1つ1つということなので、ある意味ではわかりやすい、協議もしやすいということではあると思いますね。新たに何か急に人口が増えてね、後から政令市に名乗りを上げたようなところと違って、名古屋市は、歴史も伝統もある、戦前の六大市の1つですからね。戦前から、六大市というのは、特別な権限が実質的に認められておりましたから、その歴史も伝統も風格もある名古屋市と愛知県は、前からずっと、いろんな形で協議はやってきているので、そういう意味で、よその地区よりもはるかに、色々なことはスムーズにやってこれているというふうには思っていますけどね。
 ただ、そうは言ったって、時代がどんどんどんどん流れていくので、そうすると、いろんな行政の仕事というか、それまで県と市ですみ分けていたものが、段々オーバーラップしてきているのは現にあるので、それをどういうふうに協議調整していくかということは、やっぱり、そういう協議会みたいなものをつくって議論していくというのは、私は、大変良いことだと思いますから、そういう意味で、私はぜひ、そういった形のものも、活用ができるなら活用した方が良いのではないかというふうに思っております。どういう形でするか、どういう形でやっていくか、まだ法律を議論しているところだから、あと、法律は、場合によって、途中で修正になるかもしれないから、あと、いろんな附帯決議が付いたりとかね、施行までの間に、具体的にどういうふうにやっていくかということもできていませんからね、まだ、ちょっとこれからの議論もありますが、ブレーンストーミング、頭の体操をやっておけということは、指示をしてあります。
 
(5)

知事のゴールデンウィークの予定について

【記者】 知事のゴールデンウィークの予定はどうなっていますか。    
【知事】  ゴールデンウィークの予定は、平日は大体カレンダーどおりで出てきますけどね。ちょっと東京へ行きますが、あとは、休みもいろんな行事で、公務で出ていく行事もあれば、政務でというか、僕の地元で、近所のお寺さんのお祭りとか、お宮さんのお祭りというのがあるので、そういうのは、もう20年ぐらい、国会議員のときから行っとるので。そういうのって、いきなり止めると、「何だあいつ」とかって言われるので、行きますよ。だけど、まあそんなにパンパンというか、ゆったりしていますが、毎日何かはありますわ。そんな感じ。だから基本的には、三河の方におりますよ。こちらにも、もちろん出張ってきますけどね。江南とか津島の藤まつりも行くでね。