知事の記者会見
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平成26年7月28日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

新日鐵住金名古屋製鐵所での黒煙発生について

【知事】  おはようございます。7月28日月曜日の定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 昨日ですね、東海市の新日鐵住金の名古屋製鐵所におきまして、また大量の黒煙が発生する事故が発生したということについて、申し上げたいと思っております。
 昨日の朝ですね、第一報をいただきました。防災局長の方から第一報をもらったんですが、昨日の7月27日日曜日、午前7時15分に、また新日鐵住金の名古屋製鐵所から大量の黒煙が発生しているという報告があり、これにつきまして、直ちに環境部の職員が現地に向かい、検知管で有害物質の発生状況を確認したところ、そうしたものは検証されなかったということでございます。
 また、経過を申し上げますと、近傍の大気汚染の測定局、一番近いところが、内陸に2.5km離れております東海市の横須賀小学校にある測定局におきましても、微小粒子状物質(PM2.5)、それからNO2、それから浮遊粒子状物質(SPM)とも、目立った変化はなかったということでございます。なお、人的な被害はありませんでしたが、物的な被害につきましては、現在、事業者において調査中ということでございます。
 これにつきましては、今月の7月7日にですね、新日鐵本社の方から蜷代表取締役副社長と酒本名古屋製鐵所の所長さんに来ていただいて、私から、今年1月に2回、そして6月22日に3回目ということで、半年で3回、こうした大量の黒煙を発生させる事故を起こしたということは、周辺住民にも大きな不安を与えており、誠に遺憾であるということを申し上げました。度重なる事故というのはですね、日本を代表する製造業の、鉄のトップメーカーとして、こうした度重なる事故を起こされたということは、極めて遺憾であり、大変憂慮すべき事態だということを申し上げました。
 県民の安心で安全な暮らしを守ることは、県政のまさに基本でございますから、二度とこうしたことがないように、原因の徹底究明と、そして再発防止策を、直ちに、速やかに講じられるよう、強く申し入れたわけでございます。その上で、県民の皆さんに、会社の方からも十分丁寧な説明をされて、信頼の回復に努めていただきたいということを申し入れさせていただきました。これは取材いただいたとおりでございます。
 まさに日本を代表するトップメーカーでありますから、私どもはその企業さんを信用している、信頼しているわけでございますが、そういった信用、信頼に十分応えていただきたいということを、その際申し上げさせていただきました。
 そういう中にもかかわりませずですね、まだ1か月も経たないうちに、こうした今年4回目の黒煙の大量発生ということで、原因はこれまでの3回とは全く別の原因だったと、第4発電機の変圧器がショートし、部分停電が発生したということとお聞きをいたしております。
 どういう原因があったのか、老朽化なのか何か、それは私はわかりませんが、直ちにですね、これは、徹底した原因究明と再発防止。それと、とにかくですね、周辺住民の方々を含めてですね、やはり不安を取り除いていただくことを厳にやっていただきたいということを、強く申し上げたいというふうに思っております。今後どういう形で対応されるのか、十分注視をしていきたいと思っております。
 昨日ですね、朝、そういう報告といいますか一報をもらいましてね、正直言って、信じられないという気持ちでございました。特定の工場で大きな被害があったらえらいことですけれども、なかったとしても、これだけの企業さんが半年で4回もパタパタパタッとこういった事故を起こされるというのは、これは全く考えられないですね。
 そういう意味では、ぜひ、徹底的な原因究明と再発防止策はもちろんですが、関係者一同、大いに反省をしていただいて、今一度、全ての業務をもう一回点検してもらわないかんのではないかというふうに思います。この新日鐵住金さんは、これまでの長い歴史の中でね、国民の皆さん、また多くの関係の皆さんの信頼を積み上げてきたはずなんですね。ですから、こういう形で、その信頼を損なうようなことは、ぜひやめていただきたいと思いますし、ぜひその信頼を取り戻すべく、しっかりと対応していただきたい。このことは愛知県民の県民生活の安心安全を守る立場であります私から、強く申し上げたいというふうに思っております。
 また今後、県の部局には、この原因究明と、そして今後の対応などなどについて報告があるでしょうけれども、またどういう形なのかあれですが、機会を捉えて、今の趣旨のことは改めて強く申し上げたいと思っております。
  
(2)

愛知県フィルムコミッション協議会の設立について

【知事】  愛知県フィルムコミッション協議会の設立についてということでございます。(http://www.pref.aichi.jp/0000074929.html
 今年は「LEADERS(リーダーズ)」、「ルーズヴェルト・ゲーム」など、ドラマを中心に、県内の施設を利用したロケが最近増えてきております。朝の連ドラの「花子とアン」もね、それからその前の「ごちそうさん」も、犬山の明治村で大分撮っていただきましたので、ああいうのは我々すぐわかりますけれども、そういったことも含めてですね、従来からあった犬山、名古屋に加えて、近年、東三河、豊田でもフィルムコミッションが設立され、それを窓口とした撮影が行われております。
 こうした中、本県といたしましても、映画、ドラマなどの撮影場所を観光資源としてPRすることで、県内外からの観光誘客に取り組んでいきたいと考えておりまして、「なごや・ロケーション・ナビ」を始めとした4団体を中心といたしまして、フィルムコミッションの間で連携促進を図ることを目的とし、このたび、「愛知県フィルムコミッション協議会」を設立することといたしました。
 この協議会の第1回目の会合となります設立会合を、来月25日、午後1時から1時半までの予定で、愛知県産業労働センター、名古屋駅前のウインクあいちの11階会議室で開催し、参画団体からの状況報告、意見交換等を行うことといたしております。当日は、私も出席し、あいさつ申し上げます。
 また、フィルムコミッションが設立をされておられない県内市町村でも、NHKドラマの舞台となったり、また、ロケ誘致に積極的に取り組んでおられるところもありますので、こうしたフィルムコミッションに関心のある市町村さんにおかれましても、この協議会に参画していただくべく、幅広く呼びかけを行っていきたいと考えております。2枚目は、その具体的な資料ということでございます。
 それから、2枚目の裏にですね、参考として、最近の、この2年ちょっとぐらいのロケの状況ということでございます。ぜひこういった形でさらに盛り上げていければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
  
(3)

「あいちイクメン応援会議」の設置について

【知事】  次は、「あいちイクメン応援会議」の設置についてということでございます。(http://www.pref.aichi.jp/0000074922.html
 このたび、愛知県では、「あいち女性の活躍促進プロジェクト」の一環といたしまして、育児等を積極的に行うイクメンの促進に取り組んでいきたいと考えております。今回、官民一体となって仕事と生活の調和を推進いたします「あいちワーク・ライフ・バランス推進協議会」の下に「あいちイクメン応援会議」を設置いたしまして、現役イクメンの大学教授やイクメンを支える企業などの7名の方に、委員をお願いいたしました。
 そのうち、3名は女性の方にお願いいたしておりますが、男女双方の意見交換の中からアイデアをいただきまして、男性の育児と仕事の両立を企業の方に応援していただけるような取組や、県民の方々への啓発につなげ、イクメンを増やしていきたいと考えております。今のところ、イクメンを応援するキャンペーンや表彰を予定いたしておりますが、会議での議論を踏まえた取組を行いまして、地域社会全体での気運醸成を図ってまいります。今週金曜日の8月1日には、第1回を開催いたしまして、私も出席したいと思っております。
 また、本日より、県内在住又は在勤・在学の方を対象に、イクメンを題材にした川柳の募集を開始いたします。優秀作品につきましては、本県のホームページで紹介するほか、啓発ポスターなどに掲載して活用させていただきます。イクメンを増やし、応援するため、ぜひ多くの方にご応募いただきたいと思います。
 こうした取組を通じまして、男女がともに子育てを担い、生き生きと希望に満ちて輝き続ける社会、女性が輝く愛知、人が輝く愛知を目指してまいりたいと考えております。
 3枚目以降は資料でございますので、ご覧いただきたいと思いまして、2ページに、そのメンバーが記してございます。
 有識者といたしましては、名古屋大学の大学院法学研究科の田村哲樹教授ということでございまして、田村さんは政治学とジェンダー等について研究されておられる若手の研究者でありまして、個人としても、お二人のお子さんの父親であり、2002年には名古屋大学で男性初の育児休業を1か月取得されたという方でございます。ワーク・ライフ・バランス、男女共同参画の推進ということで大変ご造詣が深いということでございますので、そういった形でご発言いただければと思います。また、2人目の、NPO法人ファザーリング・ジャパンの理事であります横井寿史さんは、働くイクメンの代表として参加いただきます。それから、連合愛知の広報・教育局長の加藤夕紀さんは、この方は女性ですが、企業等で働く労働者の立場から。そして、愛知県の経営者協会会員サービスグループ部長の中尾賢一さんには、イクメンを支える企業代表として。それから、ダイバーシティの取組に積極的な中部電力株式会社の女性活躍支援チームのチーム長の山口房江さんには、実際に企業という組織の中で、男性、女性社員の両立支援に取り組まれているお立場から。それから、有限会社ソフィア企画の石塚智子代表取締役には、中小企業における女性経営者のお立場からご意見をいただきたいというふうに思っております。こういったメンバーで第1回あいちイクメン応援会議を開催いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
  
(4)

あいちトリエンナーレ2016芸術監督の決定について

【知事】  「あいちトリエンナーレ2016」の芸術監督を決定いたしました。(http://www.pref.aichi.jp/0000074931.html
 愛知県で3回目の開催となります「あいちトリエンナーレ2016」の芸術監督につきましては、あいちトリエンナーレ実行委員会におきまして選考を進めておりましたが、このたび、写真家・著述家でありまして、多摩美術大学教授の港千尋さんに決定いたしましたので、私からお知らせをさせていただきます。
 港さんは、2006年の釜山ビエンナーレと2012年の台北ビエンナーレで共同キュレーターを務めたほか、2007年にはヴェネツィアビエンナーレで国際美術展日本館のコミッショナーを務めるなど、国際性豊かな方でございます。港さんには、これまでの実績を生かし、広い視野と柔軟な発想で、世界から注目され、多くの皆さんに親しまれるトリエンナーレを創り上げていただきたいと考えております。
 8月2日の土曜日には、私も港さんとの面談を予定しておりますが、その後、午前11時からは、本人による就任記者会見を行うことといたしておりますので、よろしくお願いいたします。
 2枚目が、その資料などでございます。
 経歴はですね、港千尋さんは、1960年神奈川県生まれ53歳、写真家・著述家、多摩美術大学の美術学部情報デザイン学科の教授ということでございます。
 選考委員は、2ページ目にですね、この6名の方の選考委員さんに候補者の推薦をしていただきました。選考委員会におかれましては、港さんについて、「高い国際性を有し、柔軟な発想を持ち合わせ、オリジナリティにも長けていることから、多くの方々に親しまれる、愛知ならではのトリエンナーレを創り上げることが期待できる人物である」というふうに評価されたとお聞きいたしておりまして、大いに期待したいと思っております。全会一致で、この選考委員会で推薦されたとお聞きいたしております。
 それから、港さんのコメントはここに書かれておられるとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。
 詳しい経歴は3ページにありますので、またご覧いただければと思っております。
 今回これでですね、トリエンナーレ2016の芸術監督を決定させていただきました。全体の取り仕切りをしていただくということでございまして、今後、港さんを中心にテーマ・コンセプトの検討を行いまして、今年の10月を目途に実行委員会で決定の上、公表したいと思っております。
 3年に1回というのは、結構時間があるようで、もうあと2年なんですね。ですから、芸術監督を決めて、秋にはコンセプトを決めて、半年後の来年春ぐらいには大体大枠を決めて、参加していただくアーティストに、次から次へと声をかけていかなきゃいけないということで、1年ぐらい前から、とにかくアーティストの皆さんにはそういう物をつくっていただかなきゃいけませんのでね。そういう形でやっていくということなので、これビエンナーレだと本当に大変なんだなと思いますけど、まあトリエンナーレでも終わったらすぐ次の準備をやらないかんということなんだなというふうに改めて思っておりますが、非常に関係方面の評価も高い国際芸術祭でありますから、ぜひこの港芸術監督のもとで成功させていきたいと思っております。
2.

質疑応答

(1)

新日鐵住金名古屋製鐵所での黒煙発生について

【記者】  新日鐵住金について、これまでの3回とは別の原因であるということですが、知事も、4回目でもあり、大いに反省し、すべての業務点検をしてもらうくらいでないといけないとおっしゃいました。今回の報告を受け、知事が特に問題だと思うところを改めて教えてください。
【知事】  先ほど申し上げたとおりなんですけど、最初の3回の原因とは全く別の原因で、今回、また黒煙が発生する事故、いわゆる停電事故が発生したということであります。規模的にはこれまでのものより大分小さかったということではありますけれども、やっぱり周辺の住民の皆さんからすればですね、通常見ることのない光景でありますから、非常に不安も感じられると思いますしね。今回、環境への影響はほとんどなかったというデータですけれども、場合によっては大きな影響がある事故というのも考えられるわけですから、そういう意味では、原因はそれぞれ違うということもあれですし、大体ほぼ特定されているということでもあるのかもしれませんが、何せ、この半年の間に4回というのは、やはり、ちょっとこれは、いかにも異常ではないかというふうに思いますね。
 ですから、そういう意味では、これだけの日本を代表するトップ企業さんですから、私は、社会的な責任というのはより重いと思うんですね。それだけ国民の皆さんの信頼も高いわけですからね。ですから、改めて、もう一回この名古屋製鐵所の総点検をやっていただいて、二度とこんなことがないように、しっかり取り組んでいただきたいということに尽きると思います。
 やはり、我々というよりも、まさに当事者である新日鐵住金さんが、専門家の立場としての分析も含めてですね、大いに、東海市さん始め周辺の市民、住民の方にしっかり説明していただいて、そして不安払拭をしていただきたいなというふうに思っております。
【記者】  半年で4回目ということで、新日鐵住金はその度に再発防止に努めると言っていますが、知事として、根本的な対策がこれまで以上に取られるまでは製鐵所全体の操業停止をするというような、踏み込んだ対応を求めるつもりはないのでしょうか。
【知事】  今回の黒煙の事故といいますか、いわゆる停電の事故が、どこまでの範囲のものかということにもよると思うんですね。こういう全体のですね、まさに集中的なところの、大変大きな影響のある決定的なところだったということになりますと、やはりそこは全部止めて検証してもらわないかんということになるのかもしれませんが、今回お聞きしている範囲ではね、本当に規模的にもこれまでのものより小さかった。それと、原因は、ほぼこの部分と、一部のここの部分ということで、特定をされているというふうにもお聞きしていますから、私は、全体をこのことによって止めて何とかという話には、すぐにはいかないと。それはまた逆に、世の中における影響が余りにも大き過ぎると思いますからね。
 ですから、私は、毎回毎回ということかもしれませんが、とにかく何としても今回の原因をしっかり特定し、究明していただいて、この事故については電源系統でしょう、ずっと電源系統ですもんね。それをもう一回総点検をしていただいてね、やはり安全性の確保、そしてこういうふうにやるんだということについても、しっかりと地元の方々を中心に説明していただきたい。そういった説明責任をしっかり果たしていただきたい、そのことを強く申し上げたいと思います。