知事の記者会見
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平成27年4月6日(月) 午前10時00分
1.

知事発言

(1)

新年度のごあいさつ

【知事】  皆さん、おはようございます。平成27年度最初の定例記者会見を始めさせていただきます。
 いつも4月の頭はこの県公館でこういう形でさせていただいておりますので、今年もそういった形で進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 今日は4月6日月曜日ということでございます。まず、新年度に当たりまして、私から一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
 2月の知事の2期目の就任の際にも申し上げさせていただきましたが、平成26年度から平成27年度にかけまして、愛知は大変大きなプロジェクトが目白押しということでございます。リニア新幹線の着工スタート、そしてまた、世界初の燃料電池自動車FCVがスタート、そしてまた日本初のジェット旅客機MRJがもうすぐ空を飛ぶということもございます。そういった事業が次から次へと展開していく、そういう元気な愛知を引き続き県民の皆様とともにつくっていきたいと思っております。
 選挙のときからずっと申し上げておりますが、産業、雇用を興し、特に若い人、女性の雇用・活躍の場をさらに増やしていき、そしてその人たちが定着し、さらに活躍していただける。そして安心して子どもさんを産んで育てていただける、そういう良い循環の愛知を、皆さんと一緒につくっていきたいと思っております。そういう中で、日本一元気な愛知、そして人が輝く愛知をつくっていく。
 光り輝く愛知をつくっていくための予算も2月議会で議決をいただきまして、新年度から早速これを実行に移させていただいております。一般会計2兆4,800億円余、そして企業会計、特別会計を入れますと3兆4,300億円余の予算。しっかりと県民の皆様にお届けしていきたいと思っております。
 そして、この4月からは、産業競争力の強化、産業人材の育成、人づくり、そしてグローバル展開、また、観光、スポーツの振興など、重点施策を進めていくための体制の強化もなりました。スタートダッシュでしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
 そして、特に2015年を「あいち観光元年」と位置づけておりますが、観光集客を愛知の戦略産業として位置づけまして観光資源を磨き上げ、地域の魅力を高め、国内外からの観光集客を強力に進めていきたいと思っております。4月からは観光局を設置いたしまして、加納新観光局長のもとで、そうした戦略づくりと具体的なプロジェクトをしっかりと進めていきたいと思っております。
 スポーツ振興については、4月に「あいちスポーツコミッション」を立ち上げました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けての選手の強化、そしてまた、様々な合宿地とかを含めた、そうした受け皿づくり。そして、2019年ラグビーワールドカップも豊田会場に決まりましたので、この支援委員会を立ち上げ、さらにはそれに向けての盛り上げといったことなども含めて進めていければと思っております。
 また、今年は愛知万博10周年ということでございまして、各新聞・テレビ、報道の皆様には10周年の企画もやっていただいておりまして、感謝申し上げたいと思いますが、その10周年の記念事業として、9月から全国都市緑化あいちフェアを開催いたします。10年を振り返る、そしてまた新たな花と緑の潤いのある、そういったイベントにしていきたいと思っております。
 そして、こうした取組以外にも、社会インフラの整備、また次世代産業の育成、環境対策、教育・医療・福祉、地震防災対策など、森羅万象にわたる様々な施策をスピード感を持って進めていきたいと思います。そしてまた、目標を持ってこの4月、新年度をスタートいたしましたので、まさにロケットスタートで目標に向かって邁進していきたいと思っております。
 県民の皆様、そしてまた記者クラブの皆様にも何とぞ今年度1年よろしくお願いを申し上げて、まず新年度に当たりましての冒頭のご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  
(2)

平成27年度の知事の名刺を使った農林水産物のPRについて

【知事】  平成27年度の名刺を使った農林水産物のPRについてということでございます。これは1期目の4月から、平成23年度、24年度、25年度、26年度と4年間、毎月毎月、月替わりで愛知の農林水産物のPRをさせていただきました。そして平成27年度は、新たに愛知県が全国に誇る優れた品質の農林水産物のうち、「名古屋コーチン、抹茶、花、アサリ、ウナギ、そして小麦(きぬあかり)」の6品目を2か月ごとに取り上げまして、重点的にPRをしていきたいと思っております。このうち花につきましては、最も産出額の多い「きく」を取り上げることといたしておりまして、6品目それぞれの出荷が始まる時期などに合わせてPRを行い、ブランド力の強化と生産振興を図っていきたいと考えております。
 4月、5月は抹茶ということでございまして、もう既にその図案を入れた名刺を使っておりまして、今後ともそうした名刺を使ったPRを引き続きしっかりとやっていきたいと思っております。
 4月、5月は抹茶、6月、7月は、毎年7月はいつもウナギを使っておりますので、ウナギ。それから、8月、9月は小麦、10月、11月が花、「きく」ですね。それから12月、1月は鍋のシーズンなので名古屋コーチン。2月、3月は旬のアサリという形でPRをしていきたいと思っております。
 これまでのPR品目一覧はお手元の参考資料ということでございます。こういう形でしっかりPRしていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
     
2.

質疑応答

(1)

愛知県議会議員選挙について

【記者】  統一地方選挙では無投票の選挙区が全国で約2割あり、愛知県議会議員選挙でも20選挙区で30人に上っていますが、この現状をどのようにご覧になりますか。また、そのような中で、議会に対してどんな役割を期待されるのかお伺いします。
【知事】  本来はやはり、4年に一回は民意を聞くということで、有権者の皆さんに投票していただくというのがあるべき姿でありますし、望ましいというのはもちろんなんですけれども、それぞれの個々の選挙区の事情で、現職の方が非常に強かったりとか、県議会議員さんはやっぱりまとまった得票が要りますから、ある程度の組織、バックがないと、今日手を挙げて明日選挙でというわけには、なかなかいきませんので、そういったこともあろうかと思います。色々な事情があろうかと思いますけれども、無投票で当選ということであっても、それはやはり民意の反映だと思っております。
 4月3日金曜日、初日でゴール。スタートしてすぐ、1日でゴールという皆さんのところにも私は行きましたが、多くの有権者の期待もあってということだと思いますから、ぜひそうした皆さんのお声をしっかり受けとめていただいて、今後の4年間の任期をしっかり務めていただきたいなと思っております。また、そうした県議会の皆さんともしっかり丁々発止の議論をしながら、愛知県政を前に向けて進めていければと思っております。
 愛知県の場合は、無投票は今回全部で30人ですか。過去もこのぐらいの数が無投票で決まったときもありますので、今回だけが突出するということではないのかもしれません。あと、やっぱり選挙区が、県議会議員さんの場合、1人区、2人区、3人区、4人区、5人区まであるのかな。定数が4とか5になると、やっぱりなかなか無投票になりづらいでしょう、各主要政党からみんな出てくるので。ただ、1人区とか2人区だと、どうしてもすみ分けみたいな形があり得るので、そういう意味ではやっぱり無投票が多いのはそういったところですよね。
 区割りというか選挙区割り、そして選挙区の制度などなども含めて、これは愛知県だけということではありませんが、日本全国のこういう地方選の課題ということで、そういった面でもまた色々ご議論いただければいいんじゃないかなと思いますけどね。