知事の記者会見
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平成27年7月29日(水) 午後2時
1.

知事発言

(1)

行幸啓の感想及び愛知県名誉県民顕彰式の挙行について

【知事】  それでは、今週の定例記者会見を始めさせていただきます。
 今日は29日水曜日、午後2時という、ちょっとイレギュラーな時間でございますが、ご案内のように今週、昨日まで、日、月、火と、天皇皇后両陛下の行幸啓をいただいておりました。そして、昨日午後1時前に名古屋駅で両陛下をお見送りした後、昨日、今日と全国知事会議が岡山県でありましたので、その足で私は午後1時過ぎの新幹線で岡山に行き、そして先ほど戻ってまいりましたので、この時間にしていただいたということでご理解いただければと思っております。
 まずは、昨日まで3日間、天皇皇后両陛下におかれましては、名古屋市で開催されました「国際第四紀学連合第19回大会」の開会式へのご臨席とあわせまして、県内をご視察いただきました。両陛下の行幸啓は5年ぶりということでございまして、ご即位後6回目、陛下におかれましては、皇太子殿下時代を入れますと18回目のご来県ということで、大変光栄でございました。
 ご滞在中、名古屋大学で赤ア先生、天野先生、ノーベル物理学賞を受賞されたお二人の先生からのご進講、そしてまた、トヨタ自動車株式会社の元町工場で燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」の製造現場をご視察いただきました。また、昨日はノリタケの森をご視察いただきました。
 特に昨日のノリタケの森は、ノリタケの森のミュージアムとクラフトセンターの建物が30年前ぐらいにできて、そのオープンの折、昭和54年、36年前に皇后陛下がお越しになったということで、両陛下とも大変ご関心が深く、お楽しみをいただけたご様子でございました。
 沿道や各施設におきまして、多くの県民の皆さんの笑顔に、歓迎にお応えいただきました。両陛下の温かいお人柄に触れることができたと思っております。
 最後、名古屋駅で私から県民を代表いたしましてお礼を申し上げました。県民皆が本当に喜んでおりました、くれぐれもご無事でお帰りいただきますようにということを申し上げさせていただきました。大変ありがたい行幸啓だったと思っております。
 そして、その名古屋大学でご進講いただきました赤ア先生、天野先生のお二人につきましてでございますが、先の6月県議会において、名誉県民としてご同意をいただきました。
 そこで、お手元の記者発表資料の写しのとおり、9月11日金曜日の午後2時から、本庁舎の2階の講堂におきまして顕彰式を挙行することといたしました。議長始め来賓の皆様をお迎えし、顕彰状と名誉県民章を両先生にお贈りさせていただきます。お二人の輝かしい栄誉をたたえまして、県民こぞってお祝いを申し上げたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
http://www.pref.aichi.jp/0000084949.html
 なお、こちらがお贈りさせていただく名誉県民章の実物でございます。これは昭和62年に、桑原幹根元知事を名誉県民第1号として顕彰するときに製作発注をした業者さんが予備としてつくったものを、今日は借りてきたということでございます。これは1個しかありません。
 型が残っておりますので、4年前に4人の先生方に名誉県民章を贈らせていただいた折もつくらせていただきましたが、その都度その都度発注してつくりますので、今現存するのはこれ1個ということでございますので、また後ほどご覧いただければと思います。
 この名誉県民章は、県の花であるカキツバタを図案化したものでございまして、県章マークを組み込んでおります。
 このデザインにつきましては、昭和62年に「愛知県名誉県民条例施行規則」で定めたもので、当時、愛知県立芸大の学長でありました河野鷹思氏がデザインをしたものということでございます。河野先生は、東京芸大を卒業された方で、札幌冬季オリンピックの公式ポスターでありますとか、大阪万博の日本館の展示設計を手がけた日本を代表するデザイナーでございます。そのデザインの県章を差し上げるということでございます。
 9月になったということは、これは議会で議決をいただいた後、地金が純銀の七宝仕上げということで、これを発注してつくるのに2か月かかるので、ちょうど7月の頭から2か月ということで、9月で両先生の日程を調整していたところ、9月11日ということで日程調整が相なったということでございます。
 顕彰式の模様は、インターネットのユーストリームで生中継を行うということにさせていただきます。顕彰状と名誉県民章を贈呈した後、私からお祝いのご挨拶を申し上げ、ご来賓、そして赤ア先生、天野先生にもご挨拶をいただくという予定でございますので、よろしくお願いいたします。
  
(2)

外国人児童生徒の支援等を行う「日本語学習支援基金」の再造成について

【知事】  外国人児童生徒の支援を行う「日本語学習支援基金」の再造成についてご報告をいたします。
http://www.pref.aichi.jp/0000085310.html
 ご存じのように、愛知県には多くの外国の方が暮らしておられまして、平成26年末の外国人の住民の方は、登録をしている方でございますが、全部で20万673人ということでございます。ご参考までに、平成26年12月末の外国人在住者の方は東京都が43万人、大阪府が20万4,000人、愛知県が20万673人と、日本全体で212万1,000人ということでございますが、愛知県は全国3位、大阪府と並んでほとんど同じということでございます。
 本県では、外国人の増加と定住化が進展する中で、地域の経済活動を支える外国人の方が、日本人とともに学び、働き、安心して暮らせるよう、平成25年度から29年度までの5年間を計画期間といたします「あいち多文化共生推進プラン」を策定し、多文化共生の社会づくりを推進しているところでございます。
 この地域の外国人の子どもたちに目を向けますと、平成26年の5月1日現在、本県には全国で最も多い1万375人の外国人の児童生徒が小・中・高校に在籍しております。さらに、そのうち日本語指導が必要な子どもも全国で最も多い6,373人でございます。6,373人というのは、文科省が出している数字でございますが、日本で一番多く、第2位の神奈川県が3,228人で、第3位の静岡県は2,413人ですから、愛知の6,373人というのは圧倒的に多い。ちなみに東京都が4位で2,303人ということでございまして、愛知県は外国人労働者の方が日本で一番多いんですね。東京都は何で多いかというと、学生さんとか色々な方が多いわけです。要は、働いている方が多いということは、ご家族で来られて、子どもさんもたくさんいるということなので、そういう数字になるわけでございます。
 外国人の子どもたちは、日本語の理解が十分でないため授業についていけなかったり、不登校になったり、就職に際しても、学歴や日本語能力の点から困難な状況に置かれることも多く見受けられるわけでございます。この子どもたちが将来に夢や希望を持ち、地域社会で自立し、安心して生活していけるようにするためにも、日本語の学習が極めて重要でございます。
 こうした中、本県におきましては、今年度、小中学校の日本語教育適応学級担当教員や語学相談員を県単独で増員するなど、様々な独自の取組を行っております。
 一方で、中国やフィリピンなどアジア系の子どもの増加といった国籍の変化や、集住地域以外への拡大など新たな状況が生じていることから、きめ細やかで、柔軟な対応ができるNPO等が行う日本語教室の役割も、これまで以上に大きくなっております。
 本県におきましては、平成20年度に地元経済界、企業等との協力によりまして「日本語学習支援基金」を造成し、地域の日本語教室などを支援し、地域社会全体で外国人の子どもたちの日本語習得促進や、地域での居場所づくりを進めてまいりました。
 この基金は、今年度末で残額が減少し、事業が実施できなくなることから、地元の経済団体、中部経済連合会、商工会議所連合会、そして経営者協会にご相談をし、働きかけをさせていただいたところ、基金を再造成いたしまして、またこの事業を実施していくということについてご賛同をいただいたわけでございます。
 現行の基金は2億4,500万円ということでございますが、再造成後の基金の目標額は1億5,000万円でございまして、企業や個人の皆様からご寄附を募り、目標額に向けて最大限努力いたしますけれども、その半分は県で負担したいと考えております。
 この基金では、日本語教室や外国人学校に対する助成、日本語教室の運営コーディネーターの養成などを予定いたしております。経済団体、企業の協力を得て、地域をあげて外国人の子どもたちの日本語学習を支援する枠組みは、極めて先駆的でありまして、こうした取組の継続は、大変重要であると考えております。
 今回の基金の再造成が地域の担い手を育て、豊かで活力ある地域づくりにつながっていくことをご理解いただき、多くの企業、県民の皆様のご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。
 資料が、お配りしてありますが、日本語指導の必要な児童生徒が6,373人と全国最多で、全国の約22%を占めているということでございます。大変多いわけでございまして、こうした子どもたちに日本語学習支援基金を造成し事業をやっております。
 1ページに必要性などが書いてありますが、1枚めくっていただいて裏の2ページの「3再造成後の基金の主な事業内容」ですが、外国人児童生徒の支援、日本語教室の学習支援、日本語能力試験の受験料の助成、外国人学校への支援、それからその他の事業ということで基金事業報告、日本語教室運営コーディネーターの養成といった、現行やっている事業を継続してやっていこうということでございます。
 3ページの参考の資料でありますが、現在は、2億4,500万円の基金を積んで、平成20年度から今年度まで8年間ずっとこういう累積の事業をやってきているということでございます。大体毎年3,000万円ぐらいの事業をやっていくということでございまして、今回1億5,000万円を目標として5年間ということですから、大体単年度3,000万円の事業を現行と同じようにやっていこうということでございます。
 現行基金は、民間企業、個人の皆さんからの寄付で造成をいたしました。これは当時、外国人の子どもの日本語教育は企業で働く労働者の子どもの問題だと捉えていたことから、経済団体、企業の皆さんの協力で造成したものでございますが、今は、定住化、永住化が進む中で、従来の企業労働者の問題という観点ではなくて、この地域の地域社会の一員だということから、企業だけでなく、行政と地域社会が一体として協力し合うということから、私ども県も半額を負担していきたいと思っております。そういった形で造成をし、事業を進めていきたいと思います。
 ちなみに、この事業の成果でありますが、また資料を1枚めくっていただいて4ページですが、日本語教室は平成20年度は25か所と書いてありますが、基金造成前の19年度は4か所でございましたが、4か所が今80か所に増えたということで、大変大きな成果があがっております。
 日本語教室の学習者は1,177人というのが26年度ということで徐々に増えてきておりますし、また、高い日本語能力を身につける子どもたちも増えてきたというのが、その一番下のデータということでございます。上級レベルの合格者がですね、20年度は1人であったものが26年度は33人ということで、増加をいたしております。こういった形で、日本語学習支援基金を再造成したいと思っております。
  
(3)

「女性の活躍企業」の認証(第1弾)と愛称・ロゴマークの決定について

【知事】  「女性の活躍企業」の認証(第1弾)と愛称・ロゴマークの決定についてでございます。
http://www.pref.aichi.jp/0000085376.html
 本県では、「あいち女性の活躍促進プロジェクト」の一環といたしまして、企業等における女性の活躍に向けた更なる取組を促進するため、女性の活躍企業等を認証する制度を創設し、5月1日から、申請受付を開始しております。
 このたび、第1弾といたしまして、中部電力株式会社など、17社を認証することとし、明日、30日木曜日に認証書を交付することといたしました。
 女性の活躍認証企業を表す愛称とロゴマークを募集したところ、全国から愛称965件、ロゴマーク246件の応募をいただきました。選考委員会で優秀作品を選考した結果、愛称については、兵庫県西宮市の前田敏之様(54歳)から応募のあった「あいち女性輝きカンパニー」ということです。そして、ロゴマークにつきましては、高知県高知市の濱口温男様(57歳)から応募のあった作品に決定をいたしました。
 認証企業におかれましては、この認証を契機として、一層取組を促進していただきたいと願っております。また、本日、決定した愛称とロゴマークにつきましては、企業の商品や広告、社員の名刺、会社案内等に印刷して使っていただくなど、女性の活躍認証企業であることをアピールしていただきたいと思っております。
 また、県といたしましては、認証企業の一覧を県のホームページに掲載するほか、学生向けの就職説明会で配付するなど、様々な機会をとらえて積極的にPRをしてまいります。その他、認証企業につきましては、協賛金融機関の低金利融資の対象となることができるなどのメリットもありますので、企業の皆様の積極的な申請をお待ちいたしております。一社でも多くの企業に「あいち女性輝きカンパニー」になっていただいて、「女性が輝くあいち」、「女性が元気に働き続けられる愛知」の実現を一層加速してまいります。
 今回、認証企業のまず第1弾ということで、17社を認証させていただきました。これは、女性の活躍企業認証シートで、25項目の具体的な取組をリストアップしておりますけれども、この所定の項目数を満たしているということが確認できますと認証できるということでございますので、また奮って、申請をいただければと思っております。
 この認証企業さんのメリットでございますが、今申し上げましたように、女性の活躍企業というこのロゴマークを色々な場面で使うことができるということ、私どもの愛知県のホームページにも一覧を掲載する、PRをするということなどございますが、先ほど申し上げましたように、協賛金融機関における低金利融資の対象でございます。一つは商工中金さんが「あいち女性の活躍企業応援ローン」、それから中京銀行さんが「あいち女性の活躍企業応援融資」ということで、運転資金、設備資金ともに融資をし、所定利率より0.2%優遇するということでございまして、これは私ども県から個別に金融機関に協力を依頼したところ、低金利融資を行うことを、商工中金、中京銀行さんが決めていただいたということでございます。
 更に、認証企業のうち中小企業につきましては、女性の活躍促進奨励金、上限10万円の対象となりますし、平成28年の4月以降、ウィルあいちを利用する場合には利用料が一般の利用料金の3分の2程度に優遇するということもございます。ということでございまして、しっかりと引き続き取り組んでいきたいと思います。
 ロゴマークについては、これは愛知の「a」をモチーフに、輝いている女性のイメージが表現されているということでございまして、しっかりと周知、PRをしていきたいと思っております。
  
(4)

知事のイタリア・フランス渡航について

【知事】  8月2日から7日までの間、イタリア・フランスを訪問してまいります。
 これは、2015年ミラノ国際博覧会に、愛知県と名古屋市で共同出展をする「あいち・なごやフェアinミラノ」レセプション及びオープニングセレモニーに参加をするというものでございます。
 まず、8月3日には、ミラノ日本国総領事を訪問してまいります。そして、その日の夕刻に、愛知県と名古屋市の共催で「あいち・なごやフェアinミラノ」レセプションを開催するということでございます。
 名古屋市と姉妹都市でありますトリノ市の関係者、それからイタリアのフード関連の報道関係者、旅行代理店の方々をお招きいたしまして、「なごやめし」を始めとする「食」を通じて、私たちの地域の魅力をPRしたいと思っております。
 そして4日火曜日には、万博会場日本館イベント広場で「あいち・なごやフェア」のオープニングセレモニーを開催いたします。また多くの方にご来場いただいて、日本、愛知・名古屋にも来ていただけますように、名古屋おもてなし武将隊、それから「愛知ぽぷかる聖地化計画」のキャラクター「ぽぷかる」と忍者とともにしっかりとアピールをしていきたいと思っております。
 それから5日は、パリに移動して、大使館などを訪問する予定でございます。またしっかりとPRをしていきたいと思います。
 具体的な日程はお手元にお配りしておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、この資料の2ページでございますが、提供を予定する「なごやめし」始め郷土料理ということで、きしめん、みそカツ、天むす、豊川いなり寿司、手羽先、抹茶、小倉トースト、カレーもそうですが、提供したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
          
2.

質疑応答

(1)

外国人児童生徒の支援等を行う「日本語学習支援基金」の再造成について

【記者】  外国人児童生徒の支援等を行う「日本語学習支援基金」について、前回この基金を造成する時には、目標を7億円としたところ、リーマンショックの影響であまりお金が集まらなかったという経緯があると思います。今回は景気も良くなっている中、目標額が1億5000万円ということでかなり控えめなようにも思いますが、いかがですか。    
【知事】  現実問題、結構大変だと思いますよ。もう既にいろいろ下相談してますけど、今やっている現行事業をやっぱり継続したいということで、事業費、事業量から換算して、5年間で年間3,000万円だと1億5000万円かなと。
 当地の経済界、企業の皆さんだけではなかなか確保が難しいので、これは我々県としてね、行政としてやっぱりしっかり取り組まなければいけないということで、半分県が出し、何とかこのぐらい集めたいなということでありますので、むしろその目標をしっかりと達成できるように努力したいと思います。
(2)

中部電力武豊火力発電所のリプレース計画について

【記者】  中部電力武豊火力発電所が石炭火力へのリプレースを計画していますが、環境省は今、二酸化炭素排出量削減の観点から異論を唱えています。近く、知事も県としての意見を出されると思いますが、所見をお願いします。
【知事】  これは、昨日、午前中に愛知県の環境影響評価審査会が開催されまして、この武豊火力発電所のリプレース計画についての、諮問について専門家の皆さんに答申をいただいたわけでございます。これは全部で12項目ということでございますが、それに基づいて知事意見を提出するということでございます。この答申を踏まえて、環境保全対策に関する最善の利用可能技術を導入することなどによりまして、環境影響の回避、低減に努めることなどを内容とする知事意見を中部電力に対して出していきたいと思っております。
 二酸化炭素の排出量の多い電力業界では、国の目標を受けて、業界全体で二酸化炭素の排出量を削減するという枠組みを先般示したわけでございますが、中部電力においても実効性のある取組を進めていくことが肝要だと考えておりますので、そういった面での環境保全対策をしっかりやってくださいということの意見を、中部電力に出していきたいと思っております。
 予定としては今週の金曜日、7月31日に事業者である中部電力に知事意見を通知するという予定でございます。これは私というよりも、通常この手続では事務方から、ですから具体的には担当課長から渡すということになろうかと思います。