知事の記者会見
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平成27年9月7日(月) 午前10時00分
1.

知事発言

(1)

交通死亡事故多発警報の発令について

【知事】  まず、交通死亡事故多発警報の発令について発表したいと思います。
http://www.pref.aichi.jp/0000085890.html
 お手元に資料を急遽お配りさせていただいておりますので、ご覧いただきたいと思います。
 愛知県では、依然として交通死亡事故が多発しておりまして、昨日までに136人もの尊い命が失われております。本年は、これまでに4回の交通死亡事故多発警報を発令いたしましたが、その後も交通死亡事故が相次いで発生いたしまして、8月28日から昨日までの10日間に10人の方が犠牲となっております。10日間で10人というのが交通死亡事故多発警報発令の一つの基準ということで、それを上回ってしまいました。
 もう一つあわせまして、交通事故の死者数は昨日現在、全国ワースト1位でありまして、第2位の大阪府との差も11人となっております。また対前年同期比でも11人増加となるなど、極めて厳しい状況でございます。
 この多発警報の発令基準として、もう一つ、交通事故による死者数が全国ワースト1位で、ワースト2位との差が10人以上、かつ前年の同時期と比較して増加数10人以上となったときという基準がございまして、これは今まで発動しおりませんでした。ワースト1位で2位との差が10人以上になって、前の年より10人増えたときは10日間で10人いなくても発令するということだったのですが、今回は、昨日までで10人、そしてもう一つのワースト1位で2位との差が10人で増加数も10人という二つ目の基準、ダブルで基準を超えてしまったということでございまして、今日付けで今年5回目の交通死亡事故多発警報を発令いたします。
 この二つの基準に合った場合は、今までは多発警報は10日間でありましたが、今回は二つの基準にダブルで超えてしまい、大変厳しいということで、発令期間は本日9月7日から9月20日までの14日間としたいと思っております。
 この警報の発令を受けまして、県警察では、警察本部から県内各地域へ警察官とパトカーを応援として派遣いたしまして、そういった形で本部からの応援、派遣で取締等の強化を図ってまいります。
 そして、私ども県としては、県の本庁舎また県民事務所等での懸垂幕とか看板などでの啓発、また様々な場所での街頭の啓発キャンペーン、立哨活動、交通安全団体に対する呼びかけ、それから鉄道事業者に対する車内広報への呼びかけ、FM放送局などへの情報提供、県民への呼びかけを強化していきたいと思いますし、県内の市町村、そして教育委員会、各学校、それから道路管理者への依頼などで交通安全対策を強化をしていきたいと思っております。
 昨日現在で愛知県での交通事故死者数は136人、大阪府が125人ということで、それまでは愛知県はワースト2位でありましたが、8月15日以降、残念ながらワースト1位で、段々差が開いているということでございまして、大変厳しい状況でございます。
 またさらに、今年は夏休みに入って、7月末から交通死亡事故が多発し、8月2日に前年同期比で増加。それまでは前の年より少なかったのですが、8月2日から増えたということでございまして、大変残念でございます。
 この時期以降の死亡事故の特徴としては、高齢者、それから歩行中の死亡事故が、もともと多いのですが、さらに多発いたしております。これから秋の行楽シーズンを迎えまして車を運転する機会が増えることから、交通事故の発生がさらに心配されます。また、日没時間が早まってきますので、薄暮、夕暮れ、そういったときはドライバーからは非常に歩行者、自転車が見えにくくなるために危険性も高まります。くれぐれもドライバーの皆さん、車を運転する皆さんには安全運転に努めていただきたいと思います。
 今後とも、県警としっかり連携しながら、広報啓発活動を強化し、県民の皆様の交通安全意識の高揚を図り、交通事故死者数の減少に努めていきたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
  
(2)

「第32回全国都市緑化あいちフェア」の開幕について

【知事】  「第32回全国都市緑化あいちフェア」でございます。いよいよ今週の土曜日、9月12日から万博10周年記念の都市緑化あいちフェアが開会いたしまして、11月8日までの2か月間ということでございます。
 開幕に向けて会場の準備も順調に進んでおりまして、あとはお客さんをお迎えするばかりでございます。
 あいちフェアでは、花や緑でいっぱいの会場をご覧になって楽しんでいただくことはもちろんのこと、会期中を通して様々なイベントも開催してまいります。
 まず、9月12日から9月27日の16日間は、第1楽章「想″〜夏(万博)の思い出〜」、「EXPOメモリアル」ということでございまして、9月12日、13日のオープニングイベント、それから26日、27日には万博10周年をお祝いするイベントなどなどをやります。
 オープニングが12日、13日、それから「愛フェス」というNPOの皆さんが集まっていただけるのが19日、20日。26日、27日は、前も発表いたしましたが、「一市町村一国フレンドシップフェスタ」ということで、海外のお客さんもたくさんお招きしてやっていければと思っております。
 それから、第2楽章が「活″〜秋のはじまり〜」ということで、9月28日から10月12日の15日間。「レッツ!ヘルシーライフ!」ということでスポーツの秋、健康やスポーツをテーマにしたイベントを楽しんでいただきます。10月3日は高橋尚子さんをお招きし、トークショー、ジョギング教室を開催いたします。10月3日から12日までの土・日・祝日は、青空のもとヨガやダンスで気軽に体を動かしていただくプログラム、会場内を周回するマラソン企画、全国で活躍するインタープリターによる多彩な自然体感プログラムなども用意いたします。11日、12日が、万博10周年記念のインタープリター、森の案内人の愛・地球ミーティングということでございますので、またよろしくお願いを申し上げます。
 それから、会期後半、10月13日から11月1日の20日間が第3楽章「食″〜深まる秋〜」ということで「自然の恵みいただきます!あいち&東北大収穫祭」でございます。地元のグルメ、そして自然の恵みを提供するブース、そして東北を代表するみちのくグルメも楽しんでいただくということであります。10月23日から11月8日までは、全国うまいもの祭りといいますか、「花と緑の夢あいち うまいものガーデン」ということでございます。それから、会期の最後の週末、11月7日、8日がフィナーレということで「花と緑の夢あいちフィナーレ」、日本の祭り、世界の祭りでステージを盛り上げていきたいと思っております。
 その他にも、会期中を通じまして、来園者に花贈りの主人公になっていただく体験催事や各種団体による体験プログラム、それからNPOのブースなどがあります。
 9月10日木曜日がメディアの内覧会と、またあわせて「ジブリの大博覧会」の開会式、そして内覧会を地球市民交流センターで行いますので、多くの皆様にお越しいただければと思っております。
 そして9月10日の夜は、新しく芝生広場をさらに増設して、日比谷の野外音楽堂みたいな野外ステージも作って、そのこけら落としのイベントとして、夜にSKE48のコンサートをやりますので、またぜひお越しいただければと思っております。
 人工芝の芝生で奥に大きいものをもう一つ作って、天然芝の土手とか法を入れますと1万人のコンサートができるステージを作りましたので、そこがメイン会場になって今回、この「全国都市緑化あいちフェア」をやりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 あと、色々な資料もお配りしてありますので、ご覧いただければと思っております。よろしくお願いいたします。
  
(3)

第11回教育懇談会の開催について

【知事】  第11回教育懇談会の開催についてでございます。
 これからの愛知の教育について広くご意見をお聞きする「教育懇談会」を9月14日月曜日、午後1時半から開催いたします。11回目となる今回の議題は、「子どもの体力向上や競技力の強化など、あいちのスポーツ振興」についてであります。
 文部科学省が実施しております「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によれば、子どもの体力は昭和60年頃をピークに長期的に低下傾向にあります。最近は低下傾向に歯止めがかかっておりますが、ピーク時に比べますと、まだまだ低い水準ということであります。
 平成26年度調査では、愛知県は小学校5年生の男女ともに得点平均が全国平均を大きく下回っておりまして、子どもたちの体力向上は喫緊の課題であります。
2020年の東京オリンピックに向けまして、多くの愛知県ゆかりの選手を輩出していくためには、中学生、高校生など若い世代における競技力の強化にも力を入れていく必要があります。
 懇談会では、こうした子どもたちの体力向上の取組、スポーツを楽しむことができる機会の充実、2020年東京オリンピックに向けた競技力の強化など、スポーツ振興の方策について、幅広い視点からご意見を伺ってまいりたいと考えております。
 今回は、特別参加として、愛知県スポーツ推進審議会の委員や2020年東京オリンピックあいち選手強化本部専門部委員を務めていただいております中京大学教授のスポーツ科学部長で、かつてオリンピックで活躍された高橋繁浩さんにご出席いただきます。1984年のロサンゼルス、88年のソウル、2大会連続でのオリンピックの水泳競技、平泳ぎに出場され、2000年のシドニーオリンピックでは、競泳の日本代表コーチも務めておられますし、ロシアのカザンで行われた第16回の世界水泳大会でも熱のこもった解説を行っていただいたわけでありますが、その高橋さんにも参加いただいて、また、前回に引き続いて漫画家の江川達也さんにもご出席をいただきます。一般の方の傍聴も受け付けますので、よろしくお願いいたします。
 この懇談でいただいたご意見、ご提言は、今年度作成する「教育に関する大綱」、「第三次教育振興基本計画(アクションプラン)」の参考とするなど、今後の愛知の教育に生かしてまいりたいと考えております。
  
(4)

大災害時に必要になる応急仮設住宅に係る調査結果に関する報道について

【知事】  これは読売新聞さんの記事でありますけれども、全国の調査をされた仮設住宅の確保等について、私から状況を一言だけ申し上げたいと思います。
 愛知県は、災害時の必要戸数が6万506戸で、仮設住宅の用地の確保済みが4万1,539戸と、こういうふうになっており、まだ差の2万戸の見通しが立っていないという、こういう記事でありますけれども、それはそうではありませんでね。うちの建築局も、いや、そこはこういう形でちゃんと確保できますということを答えているということは申し上げたいと思います。
 一つは、6万506戸ということで、これは他の県に比べれば多い。極端に多いところもありますけど、愛知県であれば公園とか、いざというときに仮設住宅を作る土地を確保しようと思えば、幾らでも確保できます。ただ一方で、プレハブ住宅を仮設で作る場合に、住宅の供給能力が、中部地区だけでも半年間で6万戸前後と、こういうふうになっているので、愛知県だけで5万戸、6万戸一遍にこれだけ、全部よこせと言っても来ないわけです。
 一方で、愛知県内に賃貸用住宅の空き家が26万4千戸あります。そういった賃貸住宅の団体、愛知県宅地建物取引業協会とか、全日本不動産協会愛知県本部とか、愛知県共同住宅協会とか、それから愛知県農業協同組合中央会とか、あと全国賃貸住宅経営者協会連合会、そういった皆さんと、もう既に災害時における民間賃貸住宅の提供に関する協定を結んでおりまして、そういった場合には直ちに、賃貸の空いているところをご提供いただけるということになっておりますから、そういう意味では、全く何らそれは心配ないということは、申し上げたいと思っております。
 むしろ、1県で5万戸、6万戸の住宅を建てられるということの方が現実的ではないのではないかと、字面を合わせただけではないかと言わざるを得ないだろうなと思います。大災害が起きないにこしたことはありませんが、仮にあったとしても、現段階でこの仮設住宅などで課題があるとか問題があるということは全くないと、全く心配しておりませんということは、申し上げておきたいと思っております。
2.

質疑応答

(1)

交通死亡事故多発警報の発令について

【記者】  交通死亡事故が足下で増えているということですが、原因や理由など、推察されることは何かありますか。
【知事】  これというのはなかなか難しいとは思いますが、やはり夏休みに入って、7月末から増えてきており、8月頭から去年の数を上回って、8月15日からワースト1位になって、また段々差が開いているということは、大変残念でならないわけでありますけれども、夏休みになると人がたくさん出ているということなんですね。ですから、それ以上に我々は交通安全に対する啓蒙、啓発をしっかりやって、交通違反の取締もしっかりやっていくことだと思っております。
 何せ我々がやれることには限界がありますから、とにかく県民の皆さんに、やはり交通安全の意識をしっかり持っていただくということを、方々にお願いしていきたいと思います。
 さきほど申し上げたようにこれから秋になり、行楽の秋なのでまた人が出る、それから年末に向けて、人が動いていく時期でありますから、ぜひ交通安全をよろしくお願いしたいと思います。
【記者】  交通死亡事故は高齢者や歩行者が多いということですが、エリアや地域で特色などはありますか。
【知事】  高齢者が多いというのは、ずっとここのところの傾向なんですね。ですから、それは同じ傾向であり、歩行者、特に交差点での事故が多いというのも傾向ですから、同じような傾向があるということであります。事故別原因では前方不注意とか左右安全不確認といった安全運転義務違反、ドライバーに起因するものも多いというのも、これまでの傾向です。その分、この夏休みにたくさん人と車が外に出たのでしょうね。それで増えているということであります。
 地域別では西尾張が35人で今年の最多ということですね。去年は西三河が最多でありましたが、今回は西尾張が最多ということであります。新たな傾向ということではないと思いますので、引き続き、しっかりと啓発をして、しっかり取締をしていきたいと思っています。
【記者】  今回初めて交通死亡事故多発警報発令の二つの基準に該当したということですが、それについての知事の受止めをもう一度お願いします。 
【知事】  先ほど申し上げましたが、ダブルの基準でこの交通死亡事故の多発警報を発令したのは今回が初めてでありますから、事態は大変厳しいということだと思います。愛知は産業も経済も、そして雇用も人手不足で人手も足らない。とにかく、非常に活気はある、活力はあると思っていますが、その一方でこういう形で負の側面も出てくるということではないかと思っております。
 交通事故は、特に死亡事故というのは、とにかく無くしていかなければいけない。ある日突然というか、ある一瞬から、関係の皆さんがみんな不幸になりますので、それをみんなで減らしていくということをやっていかなければいけないと思っています。
 ですから、今までの基準に加えての、もう一つのワースト2位との間が10人以上開いたということと、前年同時期より10人以上も増えたということは、大変厳しいことだと思います。本当に厳しく厳しく受けとめて、全力で対策に取り組んでいきたいと思います。
 
(2)

愛知県警が公表した星座から見た交通死亡事故の特徴について

【記者】  先般、愛知県警が、交通安全の啓蒙を目的に、過去2000人を超える交通死亡事故の当事者を星座ごとに割り振り、この星座の人は何月に注意という、星座占いに絡めた事故の内容の分類をホームページに載せました。ウェブで色々な意見を見ていると、「おもしろい」、「注意しようと思う」といった肯定的な受け止めもある一方で、「生き死にに関係していることなのでふざけすぎではないか」、「行政が非科学的なものを持ち上げるのはいかがなものか」といった否定的な意見もありますが、知事の評価をお願いします。
【知事】  今初めてお聞きしましたけれども、それに対して色々なご意見があるのは、そのとおりだと思います。ただ、私はやはり、どちらかというと前段のご意見に近いのだろうと思いますが、色々な形で交通安全とかこういった交通事故のことについて興味、関心を持っていただくということは、これはいいことだと思います。そういう意味では、そういった形で星座と絡めてあれするということが、正直言ってそれに科学的な意味があるかと言われれば、そんなことはないわねということなんでしょうけど、関心を持っていただくということで、またお気を付けくださいと持っていくというのは、私は一つの努力ではないかなと思って肯定的に受け止めております。そういうふうに受け止めていただければいいのじゃないかと思います。