知事の記者会見
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平成27年12月8日(火) 午前10時00分
1.

知事発言

(1)

第53回技能五輪全国大会における愛知県選手の成績について

【知事】  おはようございます。今日は12月8日火曜日でございますが、昨日まで12月議会の本会議ということでございまして、今週は今日が定例記者会見とさせていただきます。
 「第53回技能五輪全国大会」における愛知県選手の活躍について申し上げたいと思います。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/jinzai/0000089197.html
 12月4日の金曜日から昨日の7日月曜日まで、千葉県の幕張メッセを中心に、「第53回技能五輪全国大会」が開催されまして、愛知県からは172名の選手が参加いたしました。この参加選手団の数も全国最多であります。結果については、昨日御報告をいたしましたが、愛知県選手は、10職種10名が金賞、銀賞が17職種22名、銅賞が14職種23名、敢闘賞が14職種26名、合計で26職種81名が金、銀、銅、敢闘賞ということで入賞いたしました。
 この結果、愛知県選手団は第43回大会から11年連続で「最優秀技能選手団賞」、いわゆる11連覇を果たすことができました。その中でもウェブデザイン職種では、名古屋市立工芸高校の高校生が金賞と銀賞を受賞したということで、大変な活躍で、こういう若い人が活躍してくれるというのはうれしいことでございます。
 また、洋菓子製造では金、銀、銅を独占いたしまして、いずれも名古屋製菓専門学校の生徒さんでございます。大会前、11月の終わりに私のところに来てくれまして、今年の8月にサンパウロの世界大会で銅メダルを取った女の子と、彼女も現役の生徒でしたけど、その後輩の3人を連れてきていただきましたが、3人とも金、銀、銅ということで、すばらしい結果でございました。
 あとは、機械組立て、抜き型、機械製図、木型、これも金、銀、銅を独占ということでございます。すばらしいことでございます。
 今後も、「産業首都あいち」を更に盛り上げていくために、2019年度の技能五輪の全国大会、また2020年度の大会の誘致についても今、取り組んでおりまして、その先の2020年代初頭の技能五輪国際大会の誘致に向けて、また気運を盛り上げていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、今大会で金賞を受賞した選手は、後日、私を訪問していただけるということになっております。日程調整をして、年内に来ていただけるということでございますので、お待ちをしたいと思っております。
  
(2)

「アジアbP航空宇宙産業クラスター形成特区」の評価結果(平成26年度)について

【知事】  昨日、資料配付させていただきましたが、「アジア1航空宇宙産業クラスター形成特区」の評価が内閣府から発表されました。愛知県を始めとした中部5県で形成しております「アジア1航空宇宙産業クラスター形成特区」は、全国7つある国際戦略総合特区の中で最も高い「4.6点」ということで、この評価制度が始まって最初の平成24年度から3年連続最高位ということになりました。
 最も高い評価となりましたのは、特区における「緑地規制の緩和」、また「設備等投資促進税制」、「国による利子補給金」などの支援措置の活用実績が順調に伸びているということ、そして航空機・部品の製造、航空機類の輸出金額の数値も順調に伸びているということを評価していただいたということでございます。
 今後も、11月に初飛行に成功いたしましたMRJの量産開始、ボーイング787の大幅増産、また次世代大型旅客機ボーイング777Xの生産開始も予定されておりまして、更にこの生産が高まっていくと思っております。特に関連事業者の間では、生産用地の確保や設備増強の必要性が一段と高まっております。
 今後とも、こうした特区の支援措置を活用するとともに、産業空洞化対策減税基金に基づく「21世紀高度先端産業立地補助金」などを活用した本県独自の取組なども通じまして、更なる企業集積、生産機能の拡大・強化を図っていきたいと考えております。
 ちなみに、税制の特例を平成24年度、25年度、26年度、27年度の4か年で支援措置を活用したのが中部5県で50社。うち愛知県は18社でありますが、この設備投資額471億円のうち293億円は愛知県の企業。あとは、岐阜県の企業は21社ですけど、岐阜県の設備投資額は166億円ですから、やはり愛知県が圧倒的に多いということでございまして、そういった形でまた航空宇宙産業の特区を活用した生産増強をしっかりと進めていきたいと思っております。
  
(3)

「あいち山車まつり日本一協議会」の設立について

【知事】  「あいち山車まつり日本一協議会」を設立いたします。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/syogaigakushu-bunkazai/0000089209.html
 愛知の山車まつりの魅力を引き出して、更に発展させるため、県内の山車まつりの保存団体、山車まつりが開催される市町村と愛知県で、12月13日日曜日に「あいち山車まつり日本一協議会」を設立いたします。同日には、関係者が一堂に集まる決起イベントを開催し、「山車日本一あいち」を宣言いたします。
 文化財の指定・未指定や規模の大小に関わらず、県内全ての山車まつりを対象といたしまして、その保存団体・市町村・県で構成する山車まつりのネットワークは、日本で唯一ということでございます。
 本県は、豪華絢爛で歴史のある山車まつりが集中する地域でありまして、愛知県内には40市町に154の山車まつりが存在し、418の山車が存在いたします。いずれの数につきましても日本一ということでございます。
 ユネスコ無形文化遺産の登録候補として、現在国が申請しております日本の「山・鉾・屋台行事」、これは国の重要文化財に指定されている山・鉾・屋台行事33件ございますけれども、そのうち5件が愛知県でありまして、全国最多でございます。また、「モノづくりあいち」につながる山車からくりの数も全国最多ということでございます。
 山車まつりは、祭人(まつりびと)の気概と心意気をもって継承されてきた地域の「元気の源」、「宝」でございます。この度のネットワークづくりをきっかけに、今後一層の連携と熱気によって、愛知の山車まつりを盛り上げ、県内外へ、そして海外へ魅力を発信するとともに、保存・継承にもつなげていきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思っております。
 当日は、半田市の上半田南組のおはやしと犬山祭の金襦袢(きんじゅばん)のコラボレーションもありますし、一ノ瀬芳翠さんの書道パフォーマンス、玉屋庄兵衛さんのからくり人形「からす天狗」の披露といったこともありまして、大いに盛り上げていきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
  
2.

質疑応答

(1)

「あいち山車まつり日本一協議会」の設立について

【記者】  愛知県は山車の保存数が日本で一番多いとのことですが、その理由は何ですか。
【知事】  愛知県全県でということですが、敢えて言いますと尾張地方に多いんですね。これはやはり歴史的に尾張藩が大藩で非常にお金があったと、この地域は裕福だったということではないでしょうか。特に知多半島が多いんだよね。これはやはり海運業ですよ。尾州廻船ということで、海運で色々な物資を江戸に運んで、江戸からまた色々なものを持ってきて。当時は物を運ぶのが難しい時代でしたから、物を運ぶことによって付加価値、富が生まれる。
 特に樽廻船で、尾張地方でつくった酒と半田の酢を大量に送って、江戸からまた大量に物を持ってきてと。そういう津々浦々に山車がいっぱいあるんですね。当時の大旦那衆がその分をドーンと地元に寄附してということではないでしょうか。
 あとは、やはり木工ですよね。木曽の山の方で木を切って、いかだを組んで、ずっと木曽川を下って、熱田までグッと回ってきて、そういう木の加工の伝統。それと地域の大名家というよりも、そういった民間の財力が重なって、そういったものをたくさんつくって維持する。
 半田市だけで江戸時代からの山車が31ありますからね。知多半島だけで100、もっとあるのではないかな。200まではいかないかもしれないけど、やはり知多が多いんですよ。海運業ですね、そういうことで多いのではないかなと思いますが、やっぱりそういう伝統は大事にしていきたいなと思っています。
 更に言いますと、山車について、これだけの数がありますから、まずは協議会を立ち上げて、これから皆さんと連携しながら、しっかりやっていきたいと思いますし、そういう知多半島のものもあれば、名古屋市内の金箔の絢爛豪華(絢爛豪華)なものもありますしね。からくりが付いた山車が149。からくりが付いた山車がこれだけあるのも、圧倒的に日本一ですし、そういったものを大いにまた盛り上げていきたいと思っております。
(2)

平成28年度税制改正について

【記者】  与党税制調査会で大詰めとなっている平成28年度税制改正についてですが、愛知県が撤廃を求めている地方法人特別税については廃止とする一方で、法人住民税については、自治体間の再配分を拡大する模様です。
 愛知県にとっての最終的な損得はよく分からない状況ですが、現在の改正の動向について、知事の所見はいかがですか。
【知事】  まずは、やはり地方分権に逆行するということから、大変残念な流れだと思います。
 今回、私は、二つあって、一つは、消費税が上がると、消費税の分を地方税にする、多く振り分けるということになると、消費が都市部、特に大都市部の方が多いので、そうすると大都市部と地方とで差ができる。その分を少し調整しないといけないという趣旨はわからないでもないんですね。ただ、そこはお互いの理解と了解の中でやってもらわないといけないということだと思うんですね。そのことをずっと申し上げてきました。
 交付税に入れるということは、愛知県は今やはっきり言って地方交付税の交付団体に落ちぶれておりますので、一部は戻ってくる。それでも失う方が多いのだろうと思いますが、それは消費税の分があるのではないですかと言われれば、それもあるかもしれません。
 一方で、その分があったとしても、県というよりも、市町村の不交付団体が全く取られるだけということになって、むしろ、消費税収が少し入ってきても、それよりもマイナスが多いというところが現実に出てくるわけですね。そういったところは幾らなんでもひどいのではないかということを、東京選出の関係の国会議員とも昨日の夕方もちょっと話しておりましたが、そこはやはりおかしいのではないか。もうちょっとそこはよくよく、もっと制度をしっかり練ってもらわなければいけないということは、引き続き、申し上げております。
 もう一つ、私が一番腹が立つのは、8年前の2007年の年末に法人事業税を2分の1国税にして譲与税に振り換えた。今でも本当にはらわたが煮えくり返るけど。僕は当時自民党愛知県連の会長だったから、当時は福田内閣でしたが、県内の国会議員と一緒に、総理官邸の福田さんの総理執務室までこんなやり方があるのかと直談判に行きましたよ。
 当時の全国知事会は、地方の知事も含めて、47都道府県知事の連名で、こういう地方分権に逆行するやり方は、いわゆる地方税を国税に召し上げるということはとんでもない話だということだったのですね。ところが、この8年間でもらうものをもらっちゃったら、毒まんじゅうを食べちゃったら、今やもっと偏在是正をやれという、そんなのばっかりですね。
 昨日もちょっと某東京の税調のインナーをやっている国会議員と色々と話しておりましたけど、これはおかしいと言っているのは結局東京と愛知だけだと、もう情けないねという話をしておりました。8年前も最後までぎゃんぎゃら言ったのは東京と愛知で、途中から石原慎太郎さんが降りてしまったので、非常に私は腹が立ったのですけど、勝手に妥協するんじゃないよと怒ったのは覚えていますけどね。残念だね。
 大体、地方公共団体の間でそういう議論が起こるということであるなら、もう雰囲気が悪いので、私は全国知事会には行きたくない。ああいう会は、もう止めた方がいいかもしれないね。日本に地方分権はないということじゃないか。そういうことをやっていると間違いなくこの国は廃れていきますよ。この日本という国の発展はないということでしょう。
 国が色々な政策をやっていたって、成功なんかしてないじゃない。成長戦略なんか成功してない。霞ヶ関はもう知恵がないから、こんなの無理なんだよ。現場が頑張らないと成長しない。それに逆行しているわけだから、日本の行き先は見えたと、心ある人は海外に出ていくということではないでしょうか。日本が沈んでも愛知だけは沈まないように頑張りますけどね。
 もう一つは、自動車税制もけりがつきそうだけど。ただ、まだ最後まで頑張れよと言って、昨日も発破を掛けてきましたがね。増税なんかにするなよという話をしておきましたけどね。先に増税を決めるというのはとんでもない話だね。自動車販売は国内で去年、今年と2年連続マイナスなのに、先に増税を決めて、ベアをやれなんてとんでもないと思うよね。これも経済政策の失敗ということになるのではないかと思いますけどね。
【記者】  国際戦略総合特区の税制については、どこまで進んでいると思いますか。
【知事】  もう細かい話はけりがついているでしょう。止めるという話は聞こえてこないから、そういうことではないか。
(3)

民主党と維新の会の統一会派について

【記者】  民主党と維新の党が統一会派を組もうとする動きについて、どう評価していますか。
【知事】  夏ぐらいからそういう話をずっと言われているから、想定の範囲ということではないでしょうか。ばらばらやっていても仕方がないと。やはり国会は数なのでね。衆議院で100議席ないと、なかなか与野党論戦が十分できないということはありますから、できるだけ大同小異といいますか、意見をまとめていって、そして国会論戦で巨大与党に野党が対峙していくというのは、私はあるべき道、あるべき姿だと思いますよ。
 あとは、政策の個々の違いはあるのでしょうけど、何に焦点、フォーカスを当てて与党に論戦を挑んでいくかということを、しっかりとやっていくと。国会に緊張感がないといい国会、いい論戦、そしていい政治になりませんから、そこはやはりしっかり注目したいと思います。
 方向としては、私はいい方向だと思いますよ。言葉で言うと評価するということですかね。
(4)

瑞穂陸上競技場の改修について

【記者】  名古屋市が瑞穂陸上競技場の大規模改修を検討していますが、県として、財政支援を行うなど、どのように関わっていこうとお考えですか。
【知事】  色々な関わり方があるのではないでしょうか。名古屋市議会で地元の方が質問されたということでありますけれども、相当前から色々話はさせていただいておりますので、ぜひ前に向けて進めていければと思っております。相当大きな事業になると思いますから、名古屋市単独ではなかなかやり切れないのではないかと思いますので、一緒になってやっていければと思っています。
 いずれにしても、瑞穂競技場は、大変いい競技場でありますけれども、老朽化と、あとは国際大会ができない、そういう基準に満たないということが、かねてから言われていましたので、私は、やはり名古屋・愛知にふさわしい、国際大会ができるようなね。例えて言えば、世界陸上ができるような、そのぐらいのものが要るのではないでしょうかね。
 あそこは環境的にも非常に緑豊かということだから、そういった環境面、緑を当然残し、生かしながらやっていくということで、色々制約は付いてこようかと思いますが、私は、これは、名古屋市内の人だけではなくて、広域的に使われる、まさに地域を代表する総合的な陸上競技場、運動公園でありますから、そういった意味で、これは名古屋市と共同でこの話は前に進めていければと思っています。
(5)

組体操を安全に実施するための指針について

【記者】  先日の県議会で、今年度中に組体操を安全に実施するための指針を作成すると、県教育委員会が答弁しました。組体操については、団結につながる、運動会の呼び物になる等の面もありますが、一方では事故が相次いでいる面もあります。
 知事自身は、組体操に制約や目安を付けることについて、どのように考えますか。
【知事】  今年の秋、9月末ぐらいでしたかね、大阪の方で組体操で事故が起きて、何人か骨折してけがをされて、それがYou Tubeにアップされて、私も見ましたけれども、やはりちょっと行き過ぎではないかと思っておりまして、その時点ぐらいから、教育委員会には県内の悉皆調査をきちんとやれということを指示をいたしております。その結果が出て、この間の議会での教育長の答弁ということになったわけであります。
 その調査の結果を見て私も驚きましてね。これだけけがが多いのかということなので、当然のことながら、これは一定の規制はしなければいけないと思っております。指針と言っていますけど、これぐらいまでという形のものを決める。大体2メートルぐらいで、ピラミッドであれば5段、タワーであれば3段といったところが、大体2メートルの高さぐらいというのが一つの目安になるのではないでしょうか。それ以上はするなということは、はっきりと明示的にして通知を出すべきだと思っております。
 やはり小学校、中学校の子供たちには、まだまだ骨格が十分できていないときに、ああいう形では非常に負荷がかかる。確かに子供たちにけががなければ、見てて壮大で壮快でいいとか、また子供たちも達成感があっていいとか、こんな大きなのつくるのかということがあるかもしれませんけれども、現実に相当な率でけがをされる子が出ているということは、これはやはり大人の責任で止めさせる必要がある。学校現場の方々が、これは運動会の呼び物だとか何とかって、それは大人の勝手だよね。私は今まで規制をしなかったのがおかしいと思いますよ。
 今からしっかりと規制をして通知をしていけば、大体、今、運動会は春が多いので、来年春には間に合うということになろうかと思いますから、私はしっかりと具体的な数値を示して規制をしていくということは、当然のことだと思っております。
【記者】  県教育委員会から各市町村の教育委員会に通知し、一律に規制することを想定しているということですか。
【知事】  そうです。県教育委員会から市町村教育委員会、それから県立学校はそのまま行きますよね。そういうことで県全体でと思っています。