知事の記者会見
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平成28年1月18日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

食品衛生上の問題が危惧されるビーフカツの流通について

【知事】  皆さん、おはようございます。本日は1月18日の月曜日、定例記者会見を始めさせていただきます。
 先週来、大変大きな問題になっておりますビーフカツの横流し問題について一言申し上げたいと思っております。
 今回、先週の1月12日の火曜日、壱番屋さんから連絡を受けて、廃棄物として処理を委託したものが適正処分されずに転売されていたという事実が判明したということでございました。極めて遺憾でございます。
 早速、県としては、直ちに立入検査を行いまして、事実関係が分かり次第、逐次その状況を発表し、報告しているということでございます。
 今回の事件は、県民の皆様の健康、それから食の信頼、そして食の安全・安心を揺るがす大変重大な問題だと思っております。こうした事態が起きた経緯、流通の実態、その事実関係をしっかりと解明し、県民の皆様にしっかりとお知らせをしていきたいと思っております。
 県警や関係自治体と連携をしながら、事実関係の解明にしっかりと取り組んでいきたいと思いますし、併せまして、これは関係法令に基づいて、関係の業者、こうしたものには厳正に対処をしていきたいと思っております。そして、県民の皆様には、そうした食品を口にしないように、引き続き注意喚起をしていきたいと思っております。
 そして、県としては、廃棄物処理法に基づきまして、ダイコーを始め、この関係の業者3社について、先週、文書による報告を求めるということで通知を発出させていただきました。壱番屋さんには1月14日木曜日、ダイコーとみのりフーズには15日の金曜日に、1月22日までに文書による報告を出してもらいたいということで、書面による指示を発出いたしたところでございます。
 そうした手順を踏みまして、事実関係の解明と、関係者に対する厳正な対処、厳正な処分などをしていきたいと思っております。
 そして、愛知県内には、食品の残さだとかそういったものなどなど、食品廃棄物を取り扱う産業廃棄物処理業者が54事業者ございます。これは県所管分で政令市を除く、名古屋市は名古屋市で別にということでございますが、県所管分の54事業者につきましては、今日から一斉に立入検査を行うことといたしておりまして、産業廃棄物の適正処理の徹底を指導していきたいと思っております。
 今の現状でございますが、逐一発表させていただいておりますし、各報道の皆さんもそれぞれ取材で、連日報道していただいておりますが、現段階で県民の皆様から食の安全に関する総合相談窓口とか、県の保健所、名古屋市の保健所とありますが、電話で多くの相談が寄せられております。
 その中で一番多いのは、「手元にその物があるけれどもどうしたらいいか」という問合せでございまして、そういった場合には、絶対に食べることなく、購入した販売店に返品してくださいということでお答えをさせていただいているわけでございます。
 現段階におきまして、こうしたビーフカツを食べたことによる健康被害が生じたという情報はありません。今のところ、そういったことはないということでございます。
 これはどういう法律に触れるかといいますと、一つは食品衛生法、それから食品表示基準に従った表示がされずに販売されておりますから、食品表示法にも違反する可能性がある。そして何といっても廃棄物処理法ですね。適正に廃棄するのではなくて、いわゆるマニフェストで虚偽の報告を出したということもありますから、この廃棄物処理法にも違反するということでありますので、そういった観点からしっかりとこの関係業者に対して対処していきたいと思っております。
 いずれにいたしましても、冒頭申し上げましたが、今回の事案は、食品に対する信頼、そして安心・安全を揺るがす大変重大な問題であります。極めて遺憾だと思っております。事実関係の徹底的な早期の解明と、そして県民の皆様への報告、そして関係者への厳正な対処をしっかりとやっていきたいと思っております。また新たな事実関係が分かり次第、御報告をさせていただきますし、今週いっぱい、22日までに文書による報告ということでありますから、それを受けて厳正に対処していきたいと思っております。
  
(2)

伊勢志摩サミットを契機とした海外メディア等に向けた魅力発信について

【知事】  伊勢志摩サミットを契機とした海外メディア等に向けた魅力発信についてでございます。
 今年5月の伊勢志摩サミット開催を契機として、サミットのゲートウェイである本県の様々な魅力を海外に発信するため、海外メディアを対象とした招請事業を実施いたします。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai/summit20160118tour.html
 その第1弾といたしまして、1月20日から22日まで、中国の観光雑誌「旅遊天地(りょゆうてんち)」の特派員を招請し、トヨタ産業技術記念館、有松・鳴海絞会館といった産業観光施設や名古屋城本丸御殿といった武将観光施設を始め、自然、温泉、食、ショッピングなど多彩な愛知の魅力を取材していただきます。
 また、第2弾といたしまして、1月27日に海外メディアを招請いたします。イギリスの新聞社「the guardian(ザ・ガーディアン)」、アメリカの経済誌「Forbes(フォーブス)」を始め、現時点で6か国・地域の10メディア、計12名の参加を予定しております。
 海外メディアの皆様には、トヨタ自動車の元町工場におきまして、世界初の量産型燃料電池自動車「MIRAI」の製造工程の視察と開発責任者への取材、そしてデンソーウェーブにおきまして、ロボット開発への取組の取材、医薬・医療用及び手術支援ロボットのデモンストレーションの視察を行っていただきます。また、モノづくりの原点であるからくり人形を現代に伝える九代目玉屋庄兵衛氏による実演も視察していただきます。
 取材時間が限られていることから、主に産業・技術分野の企業を訪問していただきますが、短い時間の中でもしっかりと取材していただいて、良い記事を書いていただき、本県の海外へのPRにつながればと思っております。
 このメディアの皆さんの募集は、昨年11月に東京の外国特派員協会で開催いたしました観光プロモーション「愛知ナイト」にお集まりいただいた海外メディアの皆さんに、私からもその場でメディアツアーへの参加を呼びかけさせていただきましたが、そういった皆さんにお声がけをさせていただいて、今回中国の「旅遊天地」という雑誌の記者の方と、そして第2弾として海外メディア10メディア12名の方の参加をいただくことになったということでございます。
 今回の行程につきましては、昨年11月に私ども愛知県が委嘱いたしましたサミットアドバイザーのフォーリン・プレスセンターの理事長赤阪清隆氏から、海外メディアの関心事項はどういうものかという助言をいただいて、併せてツアーの参加希望者からも取材希望を聞いて、こういった形のものにしたということでございます。
 中国の方は、観光誌ですからトヨタ技術記念館とか有松・鳴海絞り、それから名古屋城本丸御殿といったものを取材していただく。あと、「the guardian」とか「Forbes」といった海外メディアの方はやはり世界最先端の産業でトヨタとかデンソーウェーブ、そしてからくりの玉屋庄兵衛さんといったものを取材していただくということにさせていただいたということでございます。
 今後、更に伊勢志摩サミットの関連で、海外メディアの方につきましては、2月から3月中旬にかけまして、今回のツアーに参加できなかった方を対象とした招請事業と、G7等サミット関連国の在京大使館のスタッフに向けたツアーも企画いたしておりまして、それぞれ1回ずつ、2月から3月にかけてやるということで今段取りを進めております。できるだけ多くの方に御覧いただけるようにしっかりとやっていければと思っております。
 もう一つ、後段ですが、プレスキットを作りました。サミットを契機に愛知を訪れる海外メディア等関係者の皆様に、日本一のTechnologyやTraditionといった本県の魅力を効果的に発信するため、こうしたプレスキットを作成いたしました。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai/summit20160118presskit.html
 今回、新たにサミット関係者向けに制作した多言語ガイドブック「愛知〜伊勢志摩サミットのゲートウェイ〜」、これは、愛知県から伊勢志摩サミット会場までの交通アクセスや、「産業首都」、「歴史の中心」、それから「文化と自然」の三つの構成で、愛知の様々な魅力を、美しく迫力ある写真とともに紹介をしているものでございます。3部構成でございまして、最初がアクセス、それから「産業首都」が1、それから2が「歴史の中心」、それから3が「文化と自然」ということでございます。
 このガイドブックは、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、そして韓国語の7言語で制作したものでございます。このガイドブックに昨年10月に制作した本県のPR動画を収めたUSBメモリーを加えまして、専用のプレスバッグに入れます。
 プレスバッグは、この赤色のやつですが、愛知県産の三河木綿を使いまして、東京やまたそれぞれの国、本国に帰った後でも愛知への関心を持ってずっと使っていただけるような、活用できる仕様のバッグといたしました。
 本当は私はこれを見たとき、ここに「AICHI」「“Heart”of JAPAN」と書いてあって、これはちょっと小さ過ぎないかと、もうちょっと大きくできないのかということを言いましたけど、見たときにはもうでき上がっていたので、こういうものは私には相談がありませんのでしょうがないなと。もうちょっと大きくせいよと言ったのですけど、あまり大きいと使い勝手が悪いのではないかということのようですから、それは専門家の皆さんが作ったので何ともあれですけれども。いずれにしても、この冊子をこのバッグに詰めて、プレスの皆さんにお渡しをするということでございます。
 このプレスキットは、先程申し上げました海外メディア招請ツアーの参加者、大使館のスタッフに配布するほか、サミット開催時には来県されるサミット関係者の皆様に積極的に配布し、愛知の様々な魅力を世界へ発信してまいります。
 なお、ガイドブックの情報等を掲載したサミット関係者向けポータルサイトを、1月下旬に開設する予定ということでございますので、よろしくお願いいたします。
 あと、資料は中国の「旅遊天地」の概要を書いてあります。発行部数が大体65万部ということでございます。
 それから、2ページが行程です。蒲郡のオレンジパークからラグーナテンボス、それから名古屋城の本丸御殿、産業技術記念館、明治村、大須、3日目は有松・鳴海絞会館、南知多、国盛、やきもの散歩道、イオンモール常滑、中部国際空港と、結構ハードな日程だと思いますが、盛りだくさんで御覧いただくということでございます。
 それから、海外メディアにつきましては、1月27日に、「the guardian」、「Forbes」始め、10社12名の皆さんに来ていただくということであります。行程は、デンソーウェーブ、トヨタの元町工場を御覧をいただく。また、玉屋庄兵衛さんのからくりも見ていただくということでございます。
 取材等々のお申入れにつきましては、ここに書類がありますので、また御覧をいただければと思います。プレスキットにつきましては、今私が申し上げたことが資料になっておりますので、御覧いただければと思っております。
  
(3)

第34回全国都道府県対抗女子駅伝における愛知県チームの優勝について

【知事】  昨日の都道府県対抗女子駅伝について一言だけ申し上げたいと思います。
 私も最後だけちょっと見ましたけれども、最初のスタートが中盤ということで、優勝候補と言われながらあれでしたけど、中盤からどんどんどんどん追い上げていって、最後ああいう形で、劇的に大逆転勝利を勝ち取られたということなので、アンカーを務められた鈴木選手はもちろんですが、9区間走られた全ての選手に心から祝福、お祝いを申し上げたいと思っております。非常に素晴らしいレースだったと思いますし、歴史に残るレースだったと思います。
 ああいうレースをやると、監督は多分、監督冥利に尽きるんでしょうね。いずれと言いますか、近いうちに優勝報告にも来ていただきたいと思いますし、その折に大いにねぎらいとお祝いを申し上げられればと思っております。
 そして9人は、まさに選抜チームですから、職場や学校はそれぞれ全部違う方々なので、今回の素晴らしい優勝を糧にして、それぞれの職場、学校に戻っても、また自分の目標に向かって、今年1月さい先良いスタートを切られたと思いますから、今年はリオオリンピックもありますので、そういった大きな目標を見据えながら、それぞれの目標に向かって大いに飛躍する1年にしていただければと思っております。
 何にせよ、昨日も愛知優勝ということを、ああやってテレビでわんわんやってもらうと、非常に気分が良かったなと思いますけどね。ありがとうございました。
             
2.

質疑応答

(1)

伊勢志摩サミットを契機とした海外メディア等に向けた魅力発信について

【記者】  今回の発表事項以外で、愛知県による伊勢志摩サミットでの今後のPR策があれば、教えてください。
【知事】  こういったPRの冊子と物を作りましたので、あとは先程申し上げましたように、第1弾は今回二つ、中国の観光誌と海外メディアの方々。海外メディアの方々にもう一回やるのと、あと大使館スタッフということでありまして。
 私は2月の半ばぐらい以降から、G7の各国の大使館を直接お伺いして、それぞれの各国首脳に、サミットの前後に愛知を視察いただけないかという要請をしていきたいと思っております。
 これから順次、特定の課題等々について、G7以外の国も招聘するアウトリーチ国ですね、アジア、アフリカの国々を中心としたアウトリーチ国や国際機関の皆さんも招請するということで聞いておりますので、そういった国々の大使館にも出向きまして、首脳にサミットの参加前後に愛知、名古屋、この地域を視察していただきたいということで招請をしたい。場合によっては、そういったアウトリーチ国の関係のマスコミの皆さんにもお声がけをできればと思います。
 G7の国よりアウトリーチ国の方が数多いはずですから、10か国以上になると思いますので。順次、決まり次第、また我々の方からお声がけをしていきたいと思っています。
(2)

食品衛生上の問題が危惧されるビーフカツの流通について

【記者】  本日から行われる産業廃棄物処理業者54事業者への立入検査は、いつ頃までに終え、具体的にはどういった検査を行うのですか。
 また、54事業者には、ダイコー(株)が含まれるのですか。
【知事】  ダイコーを含む54社です。だた、ダイコーさんにはもう既に文書での報告を発出しておりますし、現時点で社長及び社員の皆さんとはコンタクトというか、接触ができないと聞いておりますので、54社の中にはダイコーは含んでおりますが、正確に言えばダイコーを除く53社ということなのかもしれません。
 いずれにしても今日からですから、県内各事務所で対応しますので、7事務所で対応して分けていきますと、今日明日ぐらいには、大体一回り回れるのではないかなと聞いております。
 立入検査をする場合、基本的にはまず持っている書類でもってちゃんと適正に処分されているかどうかといったようなことをチェックすることと、それぞれの事業所、工場の中を視察し、そして報告書どおりにちゃんとやられているかどうかをチェックするということになろうかと思います。
【記者】  ダイコー(株)が、廃棄物を適正に処理をしていなかったことを見抜けなかったことに関して、県の監督責任についてはどう考えますか。
【知事】  見抜けなかったというか、結局、いわゆる廃棄物の処理については、文書でもって、マニフェストという形でずっと送っていくわけですね。そういったもの、そこを偽造されれば、偽造されたことを全部チェックして把握していくということは、日々その会社に立ち入っていれば、常駐していればできますけれども、それは現実問題、そういった形で悪意でやられた場合には、なかなか難しいということが現状だと思います。
 ですから、こういったものは法律でもって縛り、そして罰則を担保し、あとはそういった事業者の皆さんのモラルといいますか、事業者の皆さんの何といいますか、どちらかというと性善説に立って、こういった法律、法令に従って、そしてそもそも、適正に作られていないものを横流しして売るということは、まさに商売倫理といいますか、商業道徳に全くもとる話ですから、そういったものはないということの前提で色々な法律とか社会の仕組みは成り立っています。それが商売の信用ということだと思います。そういったことを、はなからそんなものは抜きで、だまして金をもうけるんだということを行政で、チェック機関で全部チェックして挙げるというのは、それは正直言って至難の業だと思います。
 それをやるとすると、本当に超監視社会で、超監視、超密告の、一挙手一投足全部管理していく、そういう社会になってしまいますから、私はそういうことではないと。そういった本来あるべき姿、そしてこういう事業とかビジネス、そういったものは、やはり信頼が命ですから、そういったものをしっかり踏まえてやっていただくということを、法令とか我々行政のチェックで担保していく。こういったものが見つかった場合は、これはもう厳正に対処する、厳正に処分するということで担保していくということだと思っています。 
【記者】  現時点で、県は、ダイコー(株)の会長を始め社長、社員には一度も会えていないのですか。 
【知事】  最初に会って、その後病院に入ってしまい弁護士を立てて、一切電話にも出ないし、話にも応じないということなんだね。だから、この間、警察が家宅捜索に入ったのでしょ。家宅捜索ということは強制捜査ということですから、そういった形も含めて、事実関係は解明していくということになると思います。
 我々行政は、廃棄物処理法では、罰則はありますし調査権もありますが、まさに強制捜査のような捜査権はありませんので、あくまでも事業者の協力がないと調査に入れないんですよね。警察は強制捜査権がありますから、同意なんか無くたって、令状を見せていけば入れますから。もう事態はそういったところまで行っているということだと思います。
 社長も全然連絡が取れないし、会社に社員もいない。会社の前に報道陣のテレビカメラなど、皆さんおられるようですけれども、全然、中がもぬけの殻なので、取材もできない状況だとも聞いてますけどね。
 ですから、先程の1月22日までの文書による報告でありますけれども、そういったことなので、内容証明付の郵便で送ったということでございます。
【記者】  会長、社長の居場所は把握していますか。 
【知事】  連絡が取れないということです。 
【記者】  当初は会えたが、その後の居場所は把握できてないということですか。 
【知事】  雲隠れということですかね。だから、事実解明するには、我々行政の手法では難しいということではないでしょうか。警察がもう家宅捜索に入っていますから、捜査という形で事実関係を解明するしかないのではないかなと思います。 
【記者】  本日から行われる立入検査は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第19条に定める立入検査ということですか。
【知事】  それはそういうことです。 
【記者】  マニフェストが悪意をもって偽造された場合には、行政がそれを見抜くことができないという現在の仕組みについて、県としての手立ては何かありますか。 
【知事】  正直言って、なかなか難しいと思います。はなから悪意を持ってマニフェストを、文書を偽造して報告、発注者に報告し、行政にも報告してくるということになると、よほど怪しいようなものとか、あり得ないような、1か所で処分し切れないような量を、1日で何万トンみたいなものを書いて適当に持ってくるとか、例えば処分したところが全然架空のところで、いかにもあり得ないような処分地だったとか、そういうものであれば別でしょうけれども、普通にやっているところで、本来処分が10トンだったものをマニフェストでは50トンとしてやったとかいうようなものを見抜くのは、これは正直言って難しいと思います。
 これはどういうふうにこういう規制の法律、制度を作るかということによると思いますが、全部が全部きちっと、がちがちに管理してやっていくということは、その監視官とか、いわゆる行政の監督官みたいなものをボコボコボコボコ作って、毎日毎日、目を光らせてチェックするということはなかなか現実問題として難しいと思いますから、私はそういう意味では、守るべきものをきちっと決めて、ルールを決めて、それに反したら罰則がありますよと、きちっとした行政処分もありますよと、そういうことをやると業としての事業の継続も難しいですよということにしておいて、そのルールを守ってやってもらう。
 あとは、当然発注者との間の事業、ビジネスですから、信頼関係がなければ仕事が来ませんからね。事業モラル、商業道徳とかそういった形でしっかりやっていただくということではないかと思います。
 これはこの件だけではなくて、全てのこういう自由経済とか資本主義社会の中では、基本的には事業、ビジネスは自由な中で、それを違反した者は当然ペナルティーを受けて事業継続が難しくなる、商売できませんねということになる。あとは、守らなければいけないルールは法律などで決めて、それを反すれば当然ペナルティー、罰則もかかるという形でやっていくということではないでしょうか、と思っています。 
【記者】  廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、産業廃棄物処理業者が適正な処理を行っているかどうかについて、排出事業者が現地確認等をするという努力義務があるようですが、排出事業者である(株)壱番屋の責任はどのように考えますか。 
【知事】  これがどういう実態だったかということによると思います。それを先週、先程申し上げたように文書を発出して、今週末の1月22日までに文書で報告されたいということですから、その文書の報告を待って判断したいと思っています。ただ、今言われたように、努力義務をどう見るかということだと思いますがね。
 ただ、取引されていたのは2001年からですか。もう15年も取引してきて、それも段々段々取引が拡大してきたということは、最初のうちというか、ずっときちっと対応されていたのでしょう。だから取引が拡大していったのだろうと思いますが、そういう意味では壱番屋さんも信頼していたのでしょうね。
 ですから、実際にどういう対応だったのか、最後まで確認されていたのかどうか、それは今週末の報告で分かると思いますから、それを見て、我々としての対応をどうするかを判断したいと思います。 
【記者】  横流しされたビーフカツについて、一部報道で、取引された段ボール箱に、みのりフーズが製造したとするシールが貼付されていたとありましたが、県は確認していますか。
 また、製造者を偽装したシールを貼付したことは、不正競争防止法違反になりますか。 
【知事】  また、そういうのは担当者に聞いてもらって。私に聞かれても、そこまでは一つ一つ全部やれませんので。
 もちろん、製造していないものにみのりフーズのシールを貼って売ったということとか、そういったことで食品衛生法とか食品表示法に触れるところがあるということであれば、その法令に基づいて厳正に対処するということになると思います。それはあくまでも事実関係をきちっと抑えた上で、ということになります。
 現地も確認に行っているから、今言われたそういうことにはなるのでしょう。文書での報告についても、それを両方突き合わせて、どういう実態だったのかを見て、厳正に対処するということになると思います。 
【記者】  横流しされたビーフカツについて、先週金曜日に県が発表した以降、県内での流通量が積み上がっていれば数値を教えてください。 
【知事】  また後で聞いてもらえますか。 
【記者】  愛知県でもかなり有名な優良企業である(株)壱番屋でこのような問題が起こったことについて、改めて知事の受け止めを教えてください。
【知事】  私は、よく申し上げているのですけれども、壱番屋さんも被害者ですよね。長年取引をし、その廃棄物処分のあれも非常に良好だったのでしょう。だから取引が拡大してきたと思います。そういった事業者に、いわゆる裏切られたということですから。連日連日こういう報道で壱番屋さんの名前が出ていくということについては、私は大変な被害を被られたと思います。
 ただ、一方で、先程の質問でありましたように、最後まで確認するということについてどうだったのか、それは報告を待ちたいと思います。
 いずれにしても、壱番屋さんが作られたもので事件になっているということですから、その点についてはよくよく、何でこうなったのかを壱番屋さんとしても検証していただいて、二度とこんなことが起きないように対応していただきたいと思います。
 壱番屋さんは、愛知県でも大きな会社と言われましたけれども、日本を代表するカレーの外食チェーンですよね。海外でも非常に展開を増やしておられるし、大手企業さんのグループとなられて、更に海外展開を加速する。日本を代表していく、日本の和食を海外に売り込んでいく、まさに先兵ぐらいの、それぐらいの勢いの会社、事業者だと思いますので、二度とこんなことが起きないように。
 それだけの会社ですから、やはり社会的な責任は大変重いと思います。ですから、消費者の方にこういう御迷惑をかけるようなことが二度と起きないように、何でこんなことになったのかということを壱番屋さんとしてもしっかり検証してもらうということ、それからしっかり反省をしてチェックをしてもらうということ。それから今後二度と起きないような再発防止策、それはしっかり講じていただきたい、そのことは強、くこれから申し上げていきたいと思います。