知事の記者会見
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平成28年2月29日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

産業廃棄物処理業者への行政処分(改善命令)について

【知事】  皆様、おはようございます。本日は2月29日月曜日ということで、4年に1回のうるう年の29日でございますが、定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 産業廃棄物処理業者への行政処分(改善命令)について発表いたします。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/junkan-kansi/20160229syobun.html
 本日2月29日に、ダイコー株式会社に対する法的措置として、廃棄物処理法第19条の3第2号の規定に基づきまして改善命令を発出いたしました。ダイコーによる食品廃棄物の横流しが発覚した1月12日以降、愛知県は、法に基づき、ダイコーの本社工場及びダイコーが県に届けていない廃棄物の保管場所への立入検査、関係者への報告徴収等を行いまして、違法に大量の廃棄物が保管されていることを確認いたしました。
 今後、こうした廃棄物が放置された状況が続きますと、悪臭の発生や廃棄物の飛散、流出等による周辺の生活環境への悪影響が懸念されるわけでございます。このため、ダイコーに対し違法に保管された産業廃棄物を撤去するよう命じたものでございます。
 この命令をもとに、ダイコーに対して産業廃棄物の速やかな撤去を指導していくとともに、ダイコーへ産業廃棄物の処理を委託した排出事業者に対しましては、この産業廃棄物の適正な回収を促していくことといたしております。
 なお、ダイコーの本社工場等に保管されている廃棄物には、一般廃棄物も混ざっている可能性がありますので、それらにつきましては県と関係市町村でダイコーに対し撤去を指導してまいります。引き続き、ダイコーに対する廃棄物処理法に基づく許可の取扱いにつきましては、別途、厳正に対応を進めていきたいと考えております。
 資料を御覧いただきたいと思いますが、本社工場、それから保管場所ということで、愛知県内全部で4か所の産業廃棄物について撤去を命令するものでございます。そして、着手期限は今週の金曜日3月4日、そして履行期限は5月17日ということといたしております。
 参考の1でございます。これが業務改善命令でございます。そして、参考の2が、改善命令による撤去量ということで、工場としては稲沢市の本社工場600㎥、そして稲沢北麻績工場1,500㎥、附島町600㎥、一宮市大和町900㎥、合わせて3,600㎥の産業廃棄物の撤去を命令するものでございます。期限も切っていますので、これは厳正にしっかりとやっていただきたいと思っております。
 先程申し上げましたように、ダイコー株式会社に対しては産業廃棄物の撤去を命令していきますが、併せまして、このダイコーに産業廃棄物の処理を委託した排出業者に対しましても、自社の排出した廃棄物の回収を促していくことといたしております。
 今後の対応でございますが、ダイコー株式会社には、こうした廃棄物処理法の違反については、既に虚偽のマニフェスト報告や処理基準に適合しない違法な保管など、様々な違反事実が明らかになってきております。現在、それぞれの違反内容について事実確認を進めているところでございます。今後、全ての違反事実が確認できた段階で処分内容を決定して処分を行うことといたしておりまして、現在その違反事実について、事実の確認、確定といいますか、オンゴーイングで調査をしているということでございます。速やかにこの確認をした上で、厳正に対処していきたいと思っております。
 なお、今後、警察等への告発といったことでございますが、これにつきましては、もう既に警察関係も捜査を行っているところでございまして、警察から捜査上必要な事項についての照会があれば、県で把握している内容は、適宜回答をしているところでございます。今後の状況や今後の推移を見て、適切に判断をしていきたいと思っておりまして、これも今後十分に検討していくということでございます。
 廃棄物処理法に加えて、食品衛生法の違反、そして食品表示法の違反、そして米トレーサビリティ法の違反といったことについても、立入調査をし、そして事実関係の把握に努めているところでございます。
 これは廃棄物、ごみということで処分を依頼されたものを、それを請け負っておきながら、大量に保管して、また食品という形で横流しをしていたという、まさに、あってはならない前代未聞の事案でございます。食品の流通、食品の衛生、適切な食品の供給に対して、その信頼を揺るがす大変大きな、そして極めて遺憾な事案だと思っております。事実関係を全て明らかにした上で、厳正に対処をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、先程申し上げましたが、いわゆる食品製造業者といった事業者から排出されたものは産業廃棄物、これは県の管理監督のもとで対応していくということで、今回のこの産廃と確認できた3,600㎥については、撤去命令ということで出させていただきました。
 一方、そうでない、例えばスーパーだとか小売だとか、そういったところから横流しをされたものは、これは産業廃棄物ではなくて一般廃棄物という扱いになるわけでございまして、そういったものも大量に保管されているし、横流しをされていたという事実も判明をいたしております。
 一般廃棄物につきましては、これは法の仕立てでは、監督者は市町村ということになります。ですから、県として、この一般廃棄物の撤去命令は法律上出せないということでありますので、市町村と連携をして、これも併せて撤去の指導をしているということでございまして、しっかりと対処をしていきたいと思っております。
 1月12日の事案判明から1か月半強が経過したわけでございますが、今回の業務改善命令は、我々としては一つのまとめということなのかもしれませんが、まだまだ、これは続いてまいりますので、引き続き、事実関係の確認、把握と、そしてまた関係者への厳正な対処、厳正な処分をしっかりとやっていきたいと思っております。
  
(2)

愛知県障害者差別解消推進条例の4月1日の全面施行に向けた3月の集中的な啓発活動について

【知事】  愛知県障害者差別解消推進条例の4月1日の全面施行に向けた3月の集中的な啓発活動について申し上げます。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/shogai/jourei-keihatsu.html
 愛知県では、平成28年4月1日施行の障害者差別解消法の趣旨を広く県民の皆様に周知し、県民各層の差別の解消推進への気運を高め、県民一体となって、障害を理由とする差別の解消を図ることを目的といたしまして、昨年12月に愛知県障害者差別解消推進条例を公布いたしました。この度、4月1日の条例の全面施行に向けまして、県民、事業者の皆様に条例の趣旨、内容を御理解いただくため、明日から集中的に啓発活動を実施することといたしましたので、お知らせをいたします。
 まず、ポスターにつきましては、明日3月1日以降、県庁始めとした県の施設、市町村等において掲示を行うほか、名鉄及びJRの主要な駅での掲示を行うわけでございます。これがポスターの現物でございまして、これを県の施設、市町村、それから名鉄及びJRの主要な駅で掲示を行わせていただいて、周知をいたしたいと思っております。
 そして、リーフレットも作成いたしました。県の施設の窓口に配置して配布するとともに、市町村と連携して町内回覧を行うなどにより、条例の趣旨の周知に努めていきたいと考えております。さらに、3月17日以降、地下鉄、JR、名鉄の各路線におきまして、それぞれ約1週間程度、中吊り広告を実施してまいります。
 今後も市町村と連携して条例の趣旨を周知し、障害の有無にかかわらず、共に暮らせる社会の実現に向けまして、しっかりと取り組んでいきたいと考えております。
 資料は、こういったスケジュールでポスターの掲示、それから中吊り広告、リーフレット。リーフレットは全部で12万部作成して配布するということでございます。
 市町村におきましては、名古屋市は今年1月に、この内容について、「広報なごや」に書いていただいて、全戸に周知をしているということでありますが、他には、54市町村のうち、現在のところ39市町村で配ってもいいよと言っていただいておりますので、是非、これを配布してPR、周知をしていきたいと思っております。
 ちなみに、愛知県障害者差別解消推進条例は、昨年12月議会で議決をいただいて、12月22日に公布、そして即施行ということでございます。そして、職員の差別解消推進への対応要領につきましては、今年の28年1月1日から施行をいたしております。しっかりと周知をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  
(3)

愛知県広報動画「愛知の引力。」の制作及び動画サイトの開設について

【知事】  愛知県広報動画「愛知の引力。」の制作及び動画サイトの開設についてでございます。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/koho/kohodoga.html
 この度、国内外での愛知の知名度向上やイメージアップを図るため、愛知県広報動画「愛知の引力。」を制作いたしました。この動画は昨年10月に発行いたしました愛知県広報誌「愛知の引力。」の動画版でありまして、内容は、ナレーションを使用せず、美しく躍動感ある映像で愛知のすばらしさを心に感じていただけるようなイメージ動画となっております。
 今回制作した広報動画は、サミット関連イベントや観光プロモーションなど、愛知をPRする様々な場面で活用してまいります。その他にも、海外へのPRとして、「ダラス・アジアン映画祭」(テキサス州)、「DC短編映画祭」(アメリカ・ワシントンDC)、そして「釜山国際短編映画祭」(韓国)など国際的な映画祭へエントリーをして、愛知の知名度アップを図っていきたいと考えております。
 さらに、海外の若者向けにPRするため、名古屋大学の協力を得て、アジア7か国8大学に展開している「日本法教育研究センター」で広報動画や広報誌を使用し、日本について勉強する学生に愛知の魅力を発信していきたいと考えております。
 また、県民の皆様にも是非、この動画を御覧いただいて、愛知の魅力を再認識していただいて、郷土愛知に対する愛や誇りを感じて、愛知のことをもっと好きになっていただければと考えております。本日10時に動画サイトを開設いたしましたので、愛知の「愛」があふれる動画を是非、御覧いただきたいと思います。
 資料がずっとありますので、また御覧をいただければと思います。なかなかの動画、優れものでございますので、是非、是非、御覧をいただければと思います。
 そして、3ページが国内外への映画祭エントリーで、先程申し上げたものですが、一つ目が「パームスプリングス国際短編映画際」これはカリフォルニアですね。それから、テキサス、ワシントンDC、釜山、それから東京の「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」といったものにもエントリーをいたしまして、計五つということでございます。よろしくお願いを申し上げたいと思っております。
 これは、昨年10月には英語のですね、Technology&Traditionの動画も作成いたしましたが、これは愛知の誇りであるTechnology、Traditionを歴史的な背景から、クリス・グレンさんのナレーション付きでPRするというものでございますが、今回はナレーションなしで、映像で見ていただける、心に感じていただけるイメージ動画ということでございますので、是非多くの皆さんに御覧をいただければと思っております。
  
(4)

海上の森の隣接地における太陽光発電施設の建設について

【知事】  海上の森の太陽光発電施設についてということでございますが、経過だけ御報告をさせていただきたいと思います。
 2月17日に現地調査ですね、これは瀬戸市と合同で、森林法、砂防指定地内における行為の規制に関する条例、それから自然環境の保全条例、土壌汚染対策法といったものに基づいて立入調査を行ったと。そして、土砂流出のおそれがある箇所の応急措置と正確な面積確定のための測量結果の提出を指示いたしました。
 その後、廃棄物が埋まっているのではないかという話等々がありましたので、2月24日に廃棄物処理法に基づく立入検査を実施し、翌25日にその報告徴収を実施いたしました。そして、翌2月26日に、事業者立会いの上で、今度は森林法、そして砂防の規制条例、それから自然環境の保全条例に基づいて現地確認を実施し、2月17日にやった立入調査の上での現地確認ですね、現地確認を行い、確認の結果、応急措置で設置いたしました土砂流出防止柵の約20メートルの追加が必要と認められたため、その施工を指示をしたと。
 そして、測量の結果については、一部で図面と現地の不整合が認められたため、再測量を指示したと。指示した事項は、今週中にも実施をされる見込みであるということでございます。適正な測量結果をもとに、法令違反の内容を確認して、事業者に対して必要な是正措置を講じるように指導していきます。
 この海上の森の隣に太陽光発電施設が造られていたという件については、経過は以上で、先週もそういった形で立入調査、それから現地確認といったことを行っております。また引き続き、法律、条例、法令に基づいて、これはきっちりと厳正に対処していきたいと思っております。
          
2.

質疑応答

(1)

産業廃棄物処理業者への行政処分(改善命令)について

【記者】  ダイコー(株)への行政処分(改善命令)は、誰にどのように伝えたのですか。  
【知事】  今日9時40分に会長に手渡しをしたということでございます。命令書を手渡しさせていただいたということでございまして、これで改善命令という形で、可及的速やかにといいますか、直ちに、この命令に沿って産業廃棄物の撤去に取り組んでいただきたいと思っております。
【記者】  ダイコー(株)を県庁に呼び出して、改善命令書を手渡したのですか。 
【資源循環
推進監】
 県庁ではなく、尾張県民事務所海部県民センターで手渡しました。
【記者】  ダイコー(株)に対し、今日、撤去に係る具体的な指導を行っているのですか。若しくは、今後行う予定ですか。 
【知事】  指導というか、命令書を出しましたから、これでもってやっていただくということでございます。  
【記者】  県として監督や確認に行く予定はありますか。
【知事】  毎日チェックはします。   
【記者】  少し先の話になると思いますが、廃棄物処理法に基づく許可の取扱いについても、別途対応するとのことでした。いつ頃を想定していますか。
【知事】  まずは今日、この産廃の撤去を命令いたしましたので、まずその状況を見て、その上で、別途並行的に、先程申し上げましたように、様々な法令の違反事案について事実関係の確認をいたしておりますので、それがある程度といいますか、固まり次第ということになると思います。  
【記者】  ダイコー(株)の会長は、改善命令書を受け取ったとき、どういう反応をして、どういうコメントをしましたか。  
【知事】  まだそこまで情報は入っていません。
 もしあれだったら、個別にまた取材をしていただければと思います。  
【記者】  改善命令書に記載された対象の産業廃棄物は、汚泥、廃油、廃酸及び廃アルカリに限るとなっていますが、動植物性残さは含んでいないのですか。  
【知事】  今回包括的に産業廃棄物については撤去命令をかけているので、これが産業廃棄物だというように確認できた3,600㎥はもちろんですけれどね。
【記者】  今回、廃棄物処理法上の規定量を超過している部分が改善命令の対象になっていると思いますが、超過していない部分については、改善命令の対象外ということですか。
【資源循環
推進監】
 そうではなく、今回の改善命令は産業廃棄物の全てが対象です。
 法律では、中間処理の14日分の量まで保管できますが、実際には、ダイコー(株)が現在休止状態であるため、全体が改善命令の対象となります。 
【知事】  もう1月12日からだからね。もう1か月半以上たっているし、現状を見れば、電気も来てないというようなことでもあるしね。この後、腐敗、散乱といったことが当然危惧される、現にそういう状態なのでしょう。
【記者】  改善命令による撤去量が3,600㎥とのことですが、本社工場を始めとする4施設にあった、廃棄食品の合計量は分かりますか。 
【資源循環
推進監】
 8,900㎥です。  
【記者】  今回の撤去命令は、8,900㎥のうち3,600㎥に対するものですか。 
【資源循環
推進監】
 改善命令の撤去の対象は3,600㎥ですが、 本社工場始め4か所の8,900㎥については、保管基準を満たすよう、悪臭や飛散流出の防止のための措置をしなさいとしていますので、対象物としては8,900㎥です。単に撤去という言葉を使えば3,600㎥です。
【記者】  残り5,000㎥余りの部分についても県が指導をしますか。 
【資源循環
推進監】
 県が指導等を続けていきます。  
【記者】  ダイコー(株)に対して、県は具体的にどういった撤去の指導を行うのですか。  
【知事】  今日、この改善命令を発出いたしましたので、それに基づいて、期限が付いておりますから、取り組む期限は3月4日、全部やるのが5月17日ということですから、その間にやってもらうということで命令を発出したということでございます。その後は、県の職員、関係の職員で、環境部なり事務所等々の職員でこれはチェックしていくということでございます。
 あと、ダイコーに産廃を出した排出事業者についても、これは撤去してくれということを促していくわけでありますから、そうしたところにも働きかけをし、併せて、とにかく命令を出したわけですから、毎日チェックをしていくということになると思います。
 今、どういう形で会社が動いているかというのは、実質上、今休止状況ということでありますが、その会社の会長とか、社長、オーナー、それからまた従業員、担当の方には、とにかくこれは、こういう命令を出したのでしっかり対応してもらわないと困るということで、会社に行き、現場に行き、毎日これをチェックするということになると思います。
【記者】  排出事業者に回収をお願いするという話ですが、どれぐらいの規模の回収を想定していますか。  
【知事】  それは分かりません。  
【記者】  ダイコー(株)に対しては、今日の改善命令を出す以前も撤去の指導をしてきたと思いますが、ダイコー(株)側は放置していた言い分を何と言っていますか。  
【資源循環
推進監】
 ダイコー(株)側の言い分は、特にありません。  
(2)

愛知県広報動画「愛知の引力。」の制作及び動画サイトの開設について

【記者】  愛知県広報動画「愛知の引力。」のDVDのジャケットで、知事は俳優のようなたたずまいをしていますが、何か思い入れがありますか。
【知事】  いや別に、ただ単に行って、こういう格好してくれ言われたからやっただけです。特段はありません。
 私が出ているのももちろんですが、他の映像は、ナレーション抜きで、音楽とビジュアルがずっと流れていますので。そんなに長いものではありません。大体、1分、2分、3分までかな。是非、通しで、一当たり御覧いただければありがたいなと思います。
(3)

海上の森の隣接地における太陽光発電施設の建設について

【記者】  太陽光発電施設の南東側に、今回問題となっている建設会社が所有し産廃関係の事業をしている場所があると思いますが、法令に基づく正規の手続がされているかどうかの確認はしていますか。
【知事】  問題の場所のことでないことについては、私のところには報告は上がってきておりません。
【記者】   県の権限として太陽光パネル自体を撤去させることは難しいですか。
【知事】  今まだ、法律、条例に基づいて現地確認をし、土砂流出防止の措置の指示をし、そして測量をもう一回やれということを指示して、その報告を待っている状況でありますので、そういったことを一つ一つ手順を踏んでやっていって、その後どうするかは、今後の対応ということになろうかと思っております。
 行政の対応は、特にこういう行政処分というか、そういう措置といいますか、いわゆる法令に基づいた是正措置とか対処、そういったことについては、あまり予断を持って言うことは控えなければいけないなと思っておりますので、今やっていることについて申し上げたいと思っています。