知事の記者会見
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平成28年3月22日(火) 午前10時
1.

知事発言

(1)

「第5回科学の甲子園全国大会」における海陽中等教育学校の総合優勝について

【知事】  おはようございます。3月22日、今日は3連休の後でございますので火曜日の定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 まずは週末のニュースから一つ。これは大変めでたいといいますかね、大変結構なことでありますが、都道府県代表の高校生が科学の知識や技能を競う「第5回科学の甲子園全国大会」におきまして、愛知県代表の海陽中等教育学校等が見事全国優勝ということで、大変素晴らしいことでございました。これからもしっかりと頑張っていただきたいと思っております。心からお祝いを申し上げたいと思います。
  
(2)

北朝鮮によるミサイルの発射について

【知事】  北朝鮮のミサイル発射ということでございますが、これは昨日の21日月曜日の午後、ミサイル又はロケット弾と見られる5発を発射したということでございました。日本への飛来は確認されておらず、日本の安全保障に影響するような事象も確認されないという防衛大臣のコメントがございましたが、年明けから、1月6日の核実験、2月7日、3月10日のミサイル発射、そして3月18日のミサイル発射に続いての今回ということでございます。極めて遺憾だと思います。
 当然、こうした一連の行動は断じて容認できませんので、この点については、日本政府に毅然として対応していただきたいということを申し上げたいと思いますし、県民の安心安全を守るために、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。
  
(3)

政府関係機関の移転に係る国の基本方針決定について

【知事】  政府関係機関の移転に係る国の基本方針の決定についてでございます。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/chiiki/iten-kihonhoushin.html
 政府関係機関の地方移転につきましては、本日、まち・ひと・しごと創生本部が基本方針を決定し、本県の提案機関に係る国の検討結果が示されるわけでございます。
 本県は、自動車を始めとする高度なモノづくり産業が集積し、かつ、花き産出額53年連続1位を誇るなど農業も盛んな地域であることから、こうした強みを背景に、研究機関を中心とする7機関の移転を国に提案し、愛知のポテンシャルを強く訴えてまいりました。
 その結果、一つは、「農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所」につきまして、新品種開発の共同研究等を実施することとなりました。参考1でございますけれども、これは、ここに書いてありますように、国の花き研究所と愛知県、田原市等が連携をし、豊橋市にあります愛知県の農業総合試験場や田原市の実証研究ほ場におきまして、キクの低コスト生産技術の開発と実証、カーネーション等のゲノム解析成果を活用した新品種開発の共同研究等を実施するものでございまして、しっかりと具体的な研究開発の実を上げていきたいと思っております。
 それから、またお戻りいただいて、二つ目が、「産業技術総合研究所 先進パワーエレクトロニクス研究センター」について、つくばにある研究センターから移転する研究者を含めまして20人規模の、新たな研究連携拠点が来月4月に名古屋大学の中に設置され、オールジャパンの体制で、世界最先端の窒化ガリウム半導体の共同研究が進められることになったということでございます。
 産総研の一部を愛知県に移転し、「産総研・名大窒化物半導体先進デバイスオープンイノベーションラボラトリ(仮称)」を設置するということでございます。次世代半導体新素材、ガリウムナイトライド(窒化ガリウム)のパワー半導体、世界最先端の研究環境を形成するということでございます。
 ガリウムナイトライド研究コンソーシアムということで、名古屋大学の未来エレクトロニクス集積研究センターで基礎研究をする。そして、「産総研・名大窒化物半導体先進デバイスオープンイノベーションラボラトリ(仮称)」で事業化、実用化を目指す産業界との橋渡しを行う。そこには愛知県と科学技術交流財団が支援を行うという形でのコンソーシアムをつくるということでございます。名古屋大学の中にそういった建物もつくりますし、20人規模の研究チームをつくって、全国的な窒化ガリウムのパワー半導体の研究体制を組む、コンソーシアムを組むということでございます。これはノーベル賞を受けられた天野先生を中心とした、そうした体制ということで、大いにこの成果が期待されるということでございます。
 私ども愛知県としても、産学行政連携による研究開発プロジェクト等で全面協力の連携をいたしまして、我が国の産業競争力の強化につなげていきたいと考えております。
 しかしながら、一方で、私どもは宇宙航空研究開発機構(JAXA)について、初の国産ジェット旅客機(MRJ)など航空機産業の実践的な開発生産拠点を持つ愛知の優位性を強く訴えてきたわけでありますが、この点については一切顧みられませんでした。これを含め、地方からの提案に対する、全般的に国の消極的な姿勢が強く見られたということは、大変残念に思うわけでございます。
 いずれにいたしましても、愛知には次世代の自動車産業、航空宇宙産業、ロボット産業など、我が国を牽引していく産業がございます。その発展に直結する研究は、モノづくりが盛んな愛知こそが拠点となるべきものと考えておりますことから、今回の取組に限らず、研究施設の新設、拡充については、引き続き国に働きかけてまいりたいと考えております。
 今回私どもは、行政機関ではなくて研究開発機関といったものの移転を提案させていただいたわけでございます。2点につきましては前進をいたしましたが、全部で七つ提案をしておりまして、特に航空宇宙の関係では、私どものところでなければ現実の具体的な開発はしていないということでありますから、その優位性は申し上げたのでありますが、残念ながらゼロ回答であったということでございます。
 首都圏にある大学との共同研究とか、そういったことを色々挙げられておられましたが、そんなこと言うと、一切、首都圏、東京から離れられないということでありますから、そういう姿勢では、これは言葉だけで進んでいかないということなので、その点は是非、国が改めていただかないと、言葉だけで、口だけで進んでいかないということになりますので、その点はしっかりと申し上げていきたいと思っております。
 また、行政機構については、私どもはあえて申し上げておりませんでしたが、今後そういう可能性があるなら、それはしっかり言っていきたいなとも思っております。
 ただ、行政機関はやはり国会の関係とか、日本は議員内閣制なので様々難しいという話が事前に色々ありましたので、それであれば、今こういうデジタル、ネットなどなどで十分意見交換ができる研究開発拠点の方が移転にふさわしいのではないかということで、提案させていただきました。
 それすらも、なかなか難しいということであれば、一体何を移転しようとしているのだと、そもそも口だけかということでありますから、そこのところは是非、姿勢を改めていただきたい。全国に分散していこうという形で、むしろ率先して取組を進めていただきたいと、強く申し上げたいと思っております。
 行政機関は、オールジャパンを対象にしたものであれば、何でここに行くんだということを説明するのがなかなか難しいということは、そのとおりだと思いますが、特定のテーマに絞った研究機関であれば、その方が私は移転分散はやりやすいと思います。今回の名古屋大学のガリウムナイトライド(窒化ガリウム)の研究開発体制でも、これは全国的なコンソーシアムを組むわけですから、それがこの名古屋でもできるということなので、そういった形でもっともっと分散していくような方向を、むしろ国で積極的に出していただきたい。そのことを強く申し上げていきたいと思っております。
  
(4)

愛知県立愛知総合工科高等学校の開校について

【知事】  愛知県立愛知総合工科高等学校の開校について申し上げます。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/sougoukouka-kaikou.html
 本県の工業教育の中核校となる学校として、名古屋市千種区の星が丘に建設を進めてまいりました県立愛知総合工科高等学校が、約2年の工事を経て、この度完成をいたしまして、いよいよ4月に開校いたします。
 「ものづくり愛知」の将来を担うスペシャリストの育成を目指し、豊富な実習や、大学・産業界と連携した専門的な学習により、実践的なものづくり教育を行います。また、同時に開校する専攻科では、産業界と連携しながら、より高度な技術・技能を身に付けて、生産現場の牽引役となる人材を育成してまいります。この専攻科は、1年後の平成29年度から、国家戦略特区の制度を活用した日本初の公設民営化を目指しております。
 この度、完成した校舎には、最新の工業教育施設・設備を整備いたしておりますが、それに加え、この学校が工業を学ぶ学校であることを踏まえ、教室や廊下の天井を無くしたり、配電盤の扉や一部の壁には強化ガラスを使用したりして、建物の構造や配線、配管が見えるようにするなど、建物全体が教材となるような工夫をいたしております。これらの新しい施設・設備をしっかりと活用し、本県のものづくりの将来を担う人材を育成してまいりたいと考えておりますので、御期待をいただきたいと思います。
 なお、4月6日水曜日に行われる愛知総合工科高等学校の入学式には、私も出席をさせていただく予定ですが、それに先立ち、関係者向け内覧会を、4月4日月曜日に実施いたしますので、是非、御覧いただきますようによろしくお願いを申し上げます。
 3枚目以降が資料でございます。御覧いただければと思います。
 40名掛ける10クラスで400名ということでございます。事業費もこちらに載せてあります。
 愛知総合工科高等学校では、1年時に全ての生徒が工業全般の基礎的な知識、技術を広く学んだ上で、2年時からそれぞれの学科に分かれて専門分野を学んでいくところが、教育課程の特色となっております。全部で7学科10学級。そして専攻科では、企業と学校が密接に連携して人材を育てるデュアルシステムを導入いたします。20名掛ける2クラスでございまして、2学科、2学級でございます。
 施設、設備は最新鋭のものを用意いたしておりまして、ものづくりの基礎を学ぶための旋盤、フライス盤は1人1台の実習環境を整えておりますし、電気自動車、電子顕微鏡など高度な実習に対応できる最先端の備品も整備いたしております。
 ハイブリッドエンジン、3D CAD、3Dプリンタ、ロボット、ドローン、そうしたものも用意しておりまして、また建物についてもスケルトン構造を随所に用いて、校舎全体が工業教育の教材となるように工夫を凝らしております。
 資料の3枚目の裏を見ていただきますと、ところどころをこうしたガラスにして配管等が見えるようにして、建物の設備を見てもらうといったこともやっております。是非、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 ちなみに、入試の出願状況は、尾張部一円の広い地域から受検生が集まったと聞いております。全部で入学予定者400名でありますが、推薦入学で62名が合格かな、ですから残りが約340名ですか。うち一般入学は、募集人員が338名でありますが、特に一般入学の第一志望者は583名ということで、志願者総数が約700名、倍以上の人気でありました。第一志望は583名ということなので、そういう意味では、第一志望が多いということは大変人気があったと、期待が大きかったということだと思っておりまして、今後とも、その期待に応えられるような学校にしていければと思っております。
 なお、専攻科につきましては、公設民営化に必要な事項を定めた条例案を、今議会に上程しております。議決をいただければ、来年度の早い時期に指定管理法人を公募により決定したいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
   
(5)

産業廃棄物処理業者への行政処分(改善命令)に係る動きについて

【知事】  産業廃棄物について、ダイコーについて、この1週間の動き等々について申し上げたいと思います。
 ダイコー株式会社には、2月29日に業務改善命令を発出し、3月3日木曜日にこのダイコーから排出事業者に対して処理困難通知書を発出したということで、各排出事業者による廃棄物の撤去作業が、その時点から開始されております。なお、ダイコーは新たに排出事業者1社に対して通知を発出したことから、合計52社に対して処理困難通知書が発出されております。
 排出事業者による廃棄物の回収につきましては、先週の3月14日月曜日に1社が約9トンを回収いたしましたので、これまでに3社約20トンが回収されたところでございます。まだまだたくさんありますので、それについては引き続き速やかな回収を促していきたいと思っております。
 また、県は新たに排出事業者14社から相談を受けておりまして、これまでに合計30社の排出事業者から相談を受けているところでございます。県としては、引き続き廃棄物が一日でも早く撤去されるように、ダイコー株式会社、そして排出事業者に対してその回収を促していくことといたしております。
 現場の状況は、県職員が本社及び関連保管場所を毎日巡回して確認しております。引き続き、速やかな回収を促していきたいと思っております。
 
     
(6)

海上の森の隣接地における太陽光発電施設の建設に係る動きについて

【知事】  海上の森隣接地における太陽光発電施設の建設についてでございます。
 これは3月18日金曜日の午前9時に三の丸庁舎におきまして、愛知県の尾張県民事務所、尾張農林水産事務所、尾張建設事務所の職員から、それぞれ文書を事業者に手渡して指導を行いました。
 一つは森林法に関する指導でありまして、林地開発許可基準を満たす是正計画書を4月28日の木曜日までに提出すること。そして、砂防指定地内行為技術審査基準を満たす是正計画書を、これも4月28日木曜日までに提出すること。それから、土壌汚染対策でありますが、土壌汚染対策法、条例に基づく届出書及び報告書を速やかに提出すること。この3点について文書を手渡して指導を行いました。この事業者からは、今後も行政指導に従っていく旨の発言がありました。
 今後は、こうした指導に対して提出される計画書の内容を審査し、引き続き、計画書と併せて工程表を提出させて、しっかりとその是正の進捗管理を行っていきたいと思っております。
 これは、かねてから申し上げておりますように、例えば土砂流出や水害等がないように、沈砂池とか排水施設等の設置、一定緑地の確保などを求めるものであります。そういった是正措置について、計画書と工程表をしっかり出させて、そしてそれについてやらせるということを、まずやっていきたいと思います。
 それからもう1点、文化財保護法に関することでありますが、3月16日水曜日に、県教育委員会が現地確認を瀬戸市とともに行いました。これまで行ってきた指導内容を改めて文書により事業者に通知をし、文化財保護法第93条に基づく届出の提出期限を3月25日金曜日といたしました。3月18日の金曜日には、先程申し上げた森林法等に基づく文書指導に併せて、再度事業者に対して、口頭により、この文化財保護法についての指導も行ったということでございます。
 事業者からは、今回の件についての謝罪と届出を期日までに行うこと、今後の調査への協力に誠実に対応する旨の発言があったということでございます。引き続き、しっかりと厳正に取り組んでいきたいと思っております。

2.

質疑応答

(1)

政府関係機関の移転に係る国の基本方針決定について

【記者】  政府関係機関の移転に係る国の基本方針決定に関して、今回の農業・食品産業技術総合研究機構の花きに関する研究連携拠点の設置については、将来的な機構の移転につながっていくのですか。
【知事】  いや、それはないでしょ。全くそういうことではないので。この窒化ガリウムのことについては、元々はっきり言って、天野先生のパワー半導体の研究について、これを名古屋大学を中心としてオールジャパンで研究体制、コンソーシアムを組むということで進めていたところに、今回の機関移転の話があったので、並行的に進んでいったという色彩があったのでですね。
 それと、炭化ケイ素を使ったシリコンの半導体の研究は、ほぼ峠は越え、山を越えてきたということもあって、それは、つくばに産総研のそういうところがあるわけですが、これからは、窒化ガリウムだということになって、それを天野先生を中心にこちらでやろうかということを進めていたところに、この話があったので、あわせて乗ったという感じがあるので、引き続きといいますか、比較的スムーズにですね。元々種があったので、そうするかという話で、名大の中にそういった建物、建屋も造りやっていこうということになったということでありますが、今回の農研機構の花き研究所については、元々全国に分散していたやつを、ようやくつくばに集約したということもあることもあるのでしょう。あとは共同研究で勘弁して、ということではないかなと思います。
【記者】  愛知県としては、共同研究をしていこうという提案だったのですか。
【知事】  違います。これは、政府機関移転の提案だから、政府機関の移転を提案したということでありますが、そこには至らなかった。これからもこれは至らないでしょう。我々としては、まずはこういった共同研究を、実を上げていくということでやっていくということではないかなと思っております。
【記者】  文化庁や消費者庁や統計局など、結果的には、行政機関を移さない方向に耳目がかなり移ったように思いますが、今回の政府の全体の流れに関して、知事の所見はいかがですか。
【知事】  先程も申し上げたように、我々としては、産総研については同時並行的に別途の観点から進んでおりましたので、これはスムーズにというか、元々進んでいたというところに、国もこれに乗っかってきたという感じだろうと思うんですが、我々としてはJAXAがね。この地域はMRJもあればロケットもこれからどんどん進んでいくということもありますので、そういった面で、一部でもどうかと。特にジェットの関係のものについてはどうかと。これは、つくばでもないし東京ですからね、調布市と三鷹市なのでどうかということを強く提案したのですが、はっきり言って、けんもほろろという感じでした。我々としては、交通の便が不便だとかそんなこともないと、十分全部段取りしますよということも申し上げたし、現に、飛行機の関係の研究者はしょっちゅう名古屋に来ているわけです。ここが製造の拠点なのでしょっちゅう来ているわけです。
 何でですかと言ったら、東大を始め、結局、首都圏にある大学との共同研究が、もうネットワークができているので、なかなか難しい。そんなこと言われたら、どれもこれもできませんよ。そんなことを言うのだったら最初から言うなと、できもしないこと言うなと、私は言いたいですね。
 私は研究機関の方が、今こういう時代だから、ネットもあればテレビ会議システムもあればですよ、研究者も色々なところ、全国ということもないでしょうけど、拠点を行ったり来たりしていると。その製造の拠点はここにあるから、ここでどうだと言ったのですけれども、それを一顧だにしてもらえないということについては、大変残念だと思います。あと、行政の機関は国会の対応があるとか、全国からみんな集まってくる、利便性がある、そんなこと言われたら、できませんわね。
 自民党が先月ですか、全省庁の移転の社会実験をやったらどうかという提言を出したと聞いておりますが、是非、国の方から、自らそういった形で、移転ができるものを、むしろこういうものがあるということを出していただくような形にしないと、それは進んでいかないのではないかと思います。
 発想の転換を是非していただきたい。民間企業の本社とか本社機能の地方分散、地方移転ということを言われるのであれば、やはり、政府の機能、機関についても、日本全国への、各地への分散、移転といったことを是非、率先してやっていただきたい、そのことを強く申し上げたいと思っております。 
【記者】  医薬品医療機器総合機構(PMDA)関しては、薬事戦略相談の個別面談のオフィスが、数年前から大阪市と神戸市にもあります。
 愛知県には、再生医療の先進的な器具があり、ライフサイエンスの分野についても、今後、伸びる見通しが強いと思いますが、今回、PMDAのサテライトオフィスの移転が認められなかったことについて、知事の所見があればお願いします。
【知事】  これは、一言で言うと特にコメントはありません。
 正直言って、これは、我々としても、相談の実績とかそういったことについて、まだまだ、これからということがあるのは事実だと思います。ですから、そういった形のシーズとかニーズ、それから実際の相談件数とか、そういったものを含めて、産業研究開発、産業基盤、そういったもののベースを更に強くして、また提案をしていきたいということだと思っております。
正直言って、我々としてもまだまだ、これからだということだと思っておりますので、引き続き、我々自身がもっともっと力をためていくということが必要ではないかなと、そういう分野だと思っています。 
(2)

愛知県立愛知総合工科高等学校の開校について

【記者】  愛知県立愛知総合工科高等学校に関して、高等学校本科については、実質倍率が2倍近くあって人気だったとのことですが、専攻科については、一部の学科で定員割れがあり、相対的に人気がないように見えます。それについての知事の所見を伺います。
 また、専攻科では、産業界と連携しながら人材育成をしていくとのことでしたが、具体的な見通しがあれば伺います。
【知事】  職業高校に専攻科というのがありまして、愛知県内でもほかの学校でも幾つか、五つか六つあるのですけれども、正直言って全部の職業系の学校にあるわけではないということなので、まずは、あまりなじみがなかったということもあるかと思います。
 今、例えば工業高校の生徒で言えば、大体3割ぐらいが大学進学するのかな。あとが就職する方ということでありますけれども、基本的には、工業高校へ入られる方は、高校を出て、愛知県内にある、いわゆる大手企業さんに就職したいという志向が非常に強い方が多いと認識をいたしておりまして、そういう大手企業さんへの就職か大学進学かという、そういう選択肢の中で、専攻科という選択肢が、子供たち、そして親御さんにとってまだなじみが少なかったということではないかと思っております。
 愛知総合工科高等学校の専攻科というのは、非常に新たな、意欲的なチャレンジ、取組なので、そういったことを、これから実績を持ってPRしていけば、そういう意味で、私は人材育成の大変大事な受皿、ツールになるのではないかと期待をいたしております。
 本科の方は、まさに2倍、一般入学は2倍以上の人気でありましてね。第一志望者は583名で、募集人員が338名だから第一志望だけでも倍近い人気であります。これから公設民営化という形で新たなチャレンジもしていくということになりますので、私は専攻科の方も大変注目度は高まっていると思っております。
 特に、国家戦略特区で公設民営化をやると方向性が固まった、その前後というか、その前ぐらいにちょうど、もう専攻科の募集は大体済んでいましたので。その後、非常に認知度、知名度が上がったということもありますので、私はこういうものは、初めてやる場合は、段々段々認知度が上がっていって、多くの皆さんに注目していただけるようになると思っております。
 なお、先程申し上げたように、就職か進学かという形の選択肢ということでありますが、ここだけではなくて全国的に今後、専攻科から大学への編入というのが認められることになりました。
 ですから、ここに行って実践的な教育をし、さらに、そこから就職をする道もあれば、また大学への編入、ここが非常に立派な教育をしているということで実績を上げて、大学への編入という形の道も開けてくるということになりますと、私は大変注目が集まって人気も上がってくるのではないかと、そう思っています。ですから、最初はそれほどではないかなと思います。