知事の記者会見
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平成28年5月23日(月) 午前10時
1.

知事発言

(1)

伊勢志摩サミットに関する愛知における歓迎・おもてなしについて

【知事】  皆さん、おはようございます。5月23日月曜日午前10時の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 伊勢志摩サミットに関する愛知における歓迎・おもてなしについてということでございます。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai/summit20160523.html
 昨年6月、伊勢志摩サミットと発表されてから、ゲートウェイとなる本県では歓迎、受入れの準備を進めてまいりましたが、いよいよ今週本番ということであります。
 本県におきましては、中部国際空港での歓迎のほか、アウトリーチの各国首脳や国際機関の代表の方々が滞在されるため、名古屋市とともに歓迎レセプションを開催いたします。
 レセプションでは、あいちの花や食材などでおもてなしをいたしますとともに、日本の技術と伝統が凝縮した愛知の魅力を発信する展示ブース、アトラクション、体験コンテンツなどを準備しております。5月26日の木曜日、夜7時半から2時間ぐらいで名古屋観光ホテルで予定しております。日本側招待者は、地元経済界、アウトリーチ各国へ進出している企業などの代表の方々を予定しておりまして、今後ますます交流が深まることを期待いたします。
 取材につきましては、カメラ取材は、日本を含む各国ごとに代表取材とさせていただきますので、報道各社の皆様には御理解と御協力をお願いできればと思っております。
 出席者は、日本側は国会議員、県会議員、市会議員、それから経済団体の代表、それから県内の市町村長、それからアウトリーチ国に進出している企業の代表といった方々、特に経済界の方々を多く御招待し、各国首脳及び随行の皆様との交流を深めていただければと思っております。
 やはり我々もそうですけど、各国の首脳、随行の方が来られると、企業立地、企業誘致といった機会にしたいとか、投資をもっと誘引する機会にしたい、そういう御要望が非常に強いと思いますので、特にそういった経済界の方を多く御案内したいと思います。
 そして、中部国際空港でのMIRAIによる首脳車列の先導、MRJの展示といったことでございますが、中部国際空港では、最初に首脳がみんなあそこに降りられますので、まず、飛行機からタラップを使って降りられてからサミット会場へ移動するヘリコプターの駐機場所まで、首脳の車列をFCV・MIRAIで先導いたします。加えて、25日から26日にかけまして、国産初のジェット旅客機MRJを各国首脳到着エリア付近に展示いたします。MRJの隣にMIRAIもあわせて展示いたします。
 MRJは現在、型式証明の取得に向けまして県営名古屋空港を拠点に試験飛行を行っておりますが、今回その試験飛行の一環として、初めて中部国際空港に飛来するものでございます。空港での停留は24時間ぐらいを予定いたしておりまして、その間各国首脳に御覧いただければと思っております。
 なお、試験段階にあるMRJの飛行は、現時点では有視界などいろいろな条件がありまして、気象条件によっては飛行できないということもあるかもしれませんが、そのことは御容赦、御理解をいただければと思っております。
 FCV・MIRAIはトヨタ自動車から5台を無料で提供していただきまして、3台を首脳の車列の先導車、それから1台を展示用でMRJの横にどんと置くと、もう1台はサミットのときの空港内での連絡用車両として使わせていただくということでございますので、よろしくお願いいたします。
 また、MRJの飛来の予定時刻などの詳細、現時点ではまだ決まっておりません。やはり天候等々をにらみながらやっていきたいということで、これは関係者と調整の結果、なかなか空港自体が非常にセキュリティーが厳しいということもございますので、撮影等々については代表者の方々ということで、これは空港とか警備当局と調整の結果、そういった形でお願いしたいということで。最初だめだと言っていたのですけどね、何とか代表の方でも、ということでさせていただきますので、よろしくお願いいたします。天気に恵まれて無事、中部空港には初めてのMRJ飛来なので、これもこれで是非飛んでいただきたいなと思っております。
 そしてもう一つ、JR名古屋駅のおもてなしブースのオープニングセレモニーでございますが、今日からサミット終了後の5月28日の土曜日まで、JR名古屋駅とセントレアにおきまして、海外メディアを始めとしたサミット関係者に交通案内や地域の魅力を発信するおもてなしブースを開設いたします。
 今日12時半からは、このブースのオープニングセレモニーを開催いたしまして、三田中経連会長、河村名古屋市長とともに私も出席いたしますので、よろしくお願いいたします。なお、これはもう既に記者発表済みということでございますので、よろしくお願いいたします。
 アウトリーチ国首脳等の歓迎レセプションの開催ということで、会場展示等は、ウェルカム演奏が名古屋フィルハーモニー管弦楽団(弦楽四重奏)、それからオープニングアクトが日舞の西川流、お家元にやっていただく。それから、Technology&Traditionということで、MIRAI、MRJの模型、それからトヨタのロボット、バイオリン演奏ですね、それからからくり人形の実演、山車、名古屋城の模型、有松・鳴海絞り、友禅染め、金シャチのレプリカ、映像による愛知県の紹介、愛知の祭りのスライドといったことを結構やりますので会場が狭くなると、てんこ盛りにしますので会場がちょっと狭くなりますが、そんなことで御理解いただければと思います。
 アトラクションは徳川家康と服部半蔵忍者隊、体験コンテンツとしては甲冑・着物の試着、お茶、そしてバーチャルの手筒花火、あいちの花による装飾、それから愛知県産食材を使った料理、なごやめしの提供という形で、ちょっとてんこ盛りになりますけれども、こういう機会はそうないのでしっかりとPRをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、資料の2枚目に参考として、アウトリーチ国についてはアジア、アフリカの7か国、そして国際機関の5機関ということでございます。アジア、アフリカの7か国のうち、アジアの5か国についてはアジア・オリンピック評議会のメンバーでございますから、しっかりと私どものアジア競技大会の招致についてもアピールをし、協力の要請もしていきたいと思っております。
  
(2)

大規模展示場トッププロモーションについて

【知事】  大規模展示場のトッププロモーションについてでございます。
 私ども愛知県では、常滑の空港島に計画している展示面積6万平米の大規模展示場につきまして、2019年秋の開業に向けて準備作業を進めております。
 本年度は設計、工事の発注に向けた仕様の検討や各種調査を行うなど、着々と具体化を進めております。こうした進捗を踏まえながら、展示場の計画内容などにつきまして、6月10日の金曜日、名古屋と東京の2か所で、展示場事業者など関係者の皆様を対象に私がプロモーションを行います。
 名古屋会場では6月10日金曜日午後1時から名古屋マリオットアソシアホテルで、東京会場は同日午後4時から東京駅前のJPタワー「KITTE」にあるJPタワーホール&カンファレンスで開催いたします。各会場の定員は200名程度を予定いたしております。当日、私からものづくり愛知のポテンシャルや県の整備する大規模展示場計画の内容、それから2019年秋の開業までのスケジュールなどについて御説明をいたします。
 ここ愛知に使い勝手のよい新たな大規模展示場をつくるということ、そして特に東京オリンピック・パラリンピックで首都圏の展示場が縮小、閉鎖になります2019年から2020年に展示会の会場として御利用いただけること、そしてこの愛知において展示会等を活発化することで様々な交流を生み出し、愛知ひいては我が国の産業競争力の強化につなげていくことなどを関係者の皆様にしっかりとアピールをしてまいりたいと考えております。
 これは、6月議会前でございますが、今年、今年度の調査、地質調査と測量、そういった調査予算で3億6,000万円の予算を年度当初から用意をしておりますので、その準備の中、作業の中の一環として、こういった形で広くお示ししていきたいと思っております。
  
(3)

「産業空洞化対策減税基金」に基づく「新あいち創造研究開発補助金」の平成28年度採択案件の決定について

【知事】  産業空洞化対策減税基金に基づく新あいち創造研究開発補助金の平成28年度採択案件の決定について申し上げます。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/san-kagi/28shinaichihojokin-saitaku.html
 平成24年度に創設したこの補助金制度は、次世代自動車、航空宇宙、環境・エネルギーなど今後の成長が見込まれる分野におきまして企業が行う研究開発、実証実験を支援する制度でありまして、5回目となります今年度分につきましては119件、約16億8,000万円の応募をいただきました。その後、外部有識者を中心とする審査委員会におきまして厳正な審査を行った結果、この28年度は86件を採択し、約7億6,000万円の補助金を交付することといたしました。
 何件か採択案件の概要を紹介いたします。
 お手元の資料の整理番号1番のアイサンテクノロジー株式会社の取組は、ドローンによる計測システムを開発して、高精度な地図を作成し、自動走行に利用する実証実験を行うものでございます。愛・地球博記念公園内での実証実験で精度などについて検証・評価を行います。自動運転車の実用化につなげていただく成果を期待したいと思っております。
 次に、24番の株式会社コムテックの取組は、画像分析による安全運転支援装置の研究開発であります。同社は、ドライブレコーダーで培ったカメラ制御技術をもとに、運転者の顔の向き、視線などを画像分析し、居眠り運転や脇見運転につながる顔面、顔の変化を捉え、警報音を鳴らす装置の開発を目指します。自動車安全技術に資する成果を期待いたします。
 次に、73番の三菱重工業株式会社の取組は、航空宇宙用の金属材料の新たな製造手法の研究開発であります。3Dプリンターを用いて、ある金属から別の金属へ継ぎ目なく変化させる材料の開発によりまして、機体やエンジン部品の軽量化を目指すものでございます。
 続いて、84番の株式会社吉見製作所の取組は、株式会社IHIエアロスペースなどと連携してロケット部品の試作を行うものでございます。同社が釣金具製造、てんびん、仕掛けで長年培ってきた形状記憶合金に関する技術を応用いたしまして、温度変化による形状変化をスイッチとして活用することで軽量化を目指すものであります。この二つの取組は、愛知県が取り組むアジア1航空宇宙産業クラスター形成特区の実現に資するものと期待をいたします。
 そして、59番の日本メナード化粧品株式会社の取組は、同社が開発した、微粒子を溶液中に分散させる技術を使い、これまで両立が課題でありましたUV防御性能と明るい透明感の、相互にすぐれたパウダーの実用化を目指すものであります。県内産出の雲母やパール剤などを材料に加えることで地域資源活用にも資する取組となっております。
 以上5件を御紹介いたしましたが、県といたしましては、今後とも企業が行う研究開発、実証実験への支援を通しまして、この世界の一歩先を行く付加価値の高いものづくりの維持拡大を図り、「産業首都あいち」の実現を目指して、新しい愛知づくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 お手元の資料を御覧いただきますと、最初の1枚目にその総括、まとめが書いてありますが、参考としてありますように、企業区分別としては中小企業さんが79%、その対象分野としては次世代自動車が19%、航空宇宙が13%、環境・新エネルギーが10%、健康長寿が20%、情報通信・ロボットが13%ということで、大体新しい次世代産業ということからするとバランスがとれているのではないかと思います。地域区分別としては、名古屋、尾張、三河でほぼ30%ぐらいですね。名古屋地域が34%、尾張地域が35%、三河が足して31%ということで、大体ほぼ地域バランスもとれているのではないかなと思っております。
 採択案件リストは、その次にありますように一覧表がだーっと並んでおりまして、86件採択をさせていただきました。大学の先生とか研究所の先生方とか第三者委員会に諮って御意見を聞いて、そして評価をしていただいた上で上位からずっと選んでいったということでありますので、御理解いただければと思います。
 これで24年、25年、26年、27年、28年、5か年で、全部で採択が360件でありますし、これで補助の金額、県費としては37億5,000万円の補助ということになります。こうした形で更に新しい技術、新しい産業、新しい商品に更にチャレンジしていただきたい、そしてまたそれをしっかりと後押しをしたいと思っております。
 これまでは、例えば採択企業からの実績としては、平成24年度に豊田市の新明工業さんのコンバージョンEVの開発に関する実証実験を支援いたしましたが、もう既にコンバージョンEVを3台販売したと。さらに超小型のコンバージョンEVも開発しているということでございます。
 25年度には、豊橋市のヤマサのちくわさんは、介護食として利用可能な魚肉練り製品の開発に取り組んで、歯茎で潰せるやわらかさと飲み込みやすさが特徴のふわふわちくわを完成させて、26年1月から販売を開始しているということであります。
 それから、平成26年度には、東郷町の東郷製作所では、高齢者の生きがいを創出する人間共生ロボットの実証実験に取り組んで、癒し型赤ちゃんロボット「スマイビ」を完成させ、昨年1月から販売をスタートいたしておりまして、インターネット通販Amazonでも販売をしているということでございます。
 そして27年度は、知立市の富士機械製造は、入浴時の脱衣支援ロボットの実証実験に取り組み、ベッドから車椅子、車椅子からトイレといった移乗の動作や脱衣所での立位保持を支援するサポートロボット「Hug」を完成させ、今年の4月から受注を開始しているということで、実績も上がっているわけでございますので、よろしくお願いいたします。
 あとは、例えば今回採択の情報通信・ロボット分野の11件のうち6件がロボット分野の案件でありまして、ロボット分野では先ほどの1番のアイサンテクノロジーのドローン・自動運転のほか、18番の鬼頭精器製作所、豊田市、これは自動巡回見守りロボットを開発しておりまして、県内の病院、介護施設計3か所程度で実証実験を継続的に行うことで量産化使用を目指したいということでございます。
 19番のキャプテックス、名古屋市中区でありますが、産業用ロボットに搭載するコンパクトで高容量の蓄電池システムを開発し、生産ラインで実証実験を行うというものでございます。この開発によりまして産業用ロボットの設置場所の変更が容易となりまして、生産ラインの柔軟なレイアウト。電気使いますからね、コンパクトで大規模容量の蓄電池システムを開発すれば、そのラインのレイアウト、柔軟なレイアウトも可能になる。いろいろなそういった改善を含めたビジネスのシーズ、ニーズがあるということだと思っておりますので、そういったことをしっかりと後押しをしていきたいと思っております。
  
(4)

産業廃棄物処理業者への行政処分(改善命令)に係る動きについて

【知事】  産業廃棄物の処理について、ダイコーについて申し上げたいと思います。
 この1週間で新たにまた処理困難通知書を2社追加いたしまして、合計74社となりました。そして、この排出事業者による撤去作業が今進められているということでございます。毎週申し上げておりますように、処理困難通知書をダイコーから排出事業者に出しますと、廃棄物処理法の法律上その処理責任が排出事業者に行くということになりますので、それを出した上で、その排出事業者に撤去してくれということを我々が法律に基づいて指導するものでございます。
 そして撤去でございますが、またこの1週間で100トン以上の廃棄物の撤去が進みまして、先週が40社391トンの回収と報告をいたしましたが、この1週間で100トン以上の回収が進みまして、昨日までで45社で合計509トン、約509トンが回収されましたということでございます。県としては、引き続き廃棄物が一日も早く撤去されるように、ダイコーや排出事業者に対して回収を指導してまいります。
 現場の状況は、毎回申し上げておりますが、県職員が本社、関連保管場所を毎日巡回して確認しております。さらに、引き続きこの早期の回収がなされるように、関係者をしっかりと指導していきたいと思っております。
   
(5)

平成28年熊本地震について

【知事】  熊本地震への支援状況でございますが、これまでに愛知県からは、DPAT、DMAT、保健師、それから建築関係、避難所運営支援といった形で14業務延べ480人を熊本県に派遣いたしまして、現在も、災害派遣精神医療チーム(DPAT)や応急仮設住宅建設業務の応援職員2人など、今現在も、20人について県から現在派遣をしているということでございます。県内の公営住宅は24戸での被災者の受入れが決定しております。県内の小中学校では、被災した児童生徒15人を受け入れております。今後とも息の長い支援をしっかりとやっていきたいと思っております。
 
     
(6)

スズキ(株)の燃費試験における不正行為の影響について

【知事】  自動車関係でいきますと、この1週間ではスズキ自動車さんから燃費試験における不正行為についての発表がありましたが、スズキ自動車さん、特に四輪ですから湖西工場等ですね。豊川のバイクの工場、二輪車とか船外機の工場なので、今回は四輪ということなので、スズキの本社、それから湖西工場との取引のある県内企業、それから近隣市、商工会議所に聞き取り調査を行っておりますが、現時点では大きな影響は確認されておりません。引き続き情報収集に努めていきたいと思っております。
 
(7)

三菱自動車工業(株)の状況について

【知事】  三菱自動車さんに関しましては、先週、名古屋製作所の豊國所長が県の産業労働部を訪ねて報告がありました。名古屋製作所の受注生産状況につきましては、海外からの受注は落ち込んでおらず、操業への影響は現段階ではないということでありまして、今後とも海外受注について、影響はないのではないかということで見ているということでございまして、生産に現段階で影響があるということではないということでございます。
 日産との資本業務提携等々は、この後、資産評価という、デューデリジェンスというやつを、これは企業のM&A等々、連携、合併、統合、更には企業連携等々について必ず、当然相手の資産が幾らぐらいなのだというのを正確に出さないとその対価が払えませんから、それをこれから手続に入るわけでありますが、そのデューデリを経て、10月に正式決定をする見込みということでありまして、経営体制、調達、開発等の見直しはその後になると見込んでいるということでございます。
 適正な、こういった企業統合の、企業連携の手続を踏んでいただくのはもちろんでありますが、日産と三菱自動車がしっかりコラボして、今度こそ三菱自動車の再生をきちっと果たしていただきたいと思いますし、雇用、それから取引の多くの企業、それから当然一番大事なのは消費者、ユーザーでございますから、消費者、ユーザーの信頼をしっかりと取り戻し、回復をしてもらいたいと思っております。
 何せ自動車産業はビッグビジネスなので、そう簡単に代わりがすぐ出てくるなんてことはありませんのでね、やはりそういった社会的責任も踏まえて、三菱さんにはしっかりと再生を果たしていただきたいと思っております。

2.

質疑応答

(1)

伊勢志摩サミット関連について

【記者】  伊勢志摩サミットに関連して、知事は先週、アウトリーチ国のアジア5か国の首脳に第20回アジア競技大会招致の協力の要請をしていきたいとのことで、歓迎レセプションではなく、個別に首脳に会う機会を設けたいとのことでしたが、その後、各国との調整はどのようになっていますか。
 また、アウトリーチ国の首脳は、27日、アウトリーチ会合を終えられた後に名古屋へ戻られますが、県として、27日の午後に、アウトリーチ国の首脳に対して、県内のおもてなしツアーなどを開催する計画や要請はありますか。
【知事】  アウトリーチ国の皆さんは27日にまた帰ってこられて、多くの方が28日に安倍総理との会談、バイの会談をやるということで調整しているようでございまして、私どももその合間を縫ってといいますかね、会談、面談を個別にバイで申し込みをさせていただいておりますし、向こうからもお話があったところもありまして、一部入ってきているのもありますけれども、なかなか首脳の日程ですから、やはり直前までは、相手がありますので発表しないということが通例なものですから、そこは御容赦いただければと思います。もちろん取材をしていただけるようにまた情報提供はしっかりやっていきますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 それから、視察等々につきましては、首脳の配偶者の皆さんには視察をしていただくということも組んでおりますが、トップの首脳の皆さんにも、是非是非こういう形でいろいろなところを視察をということで御提案させていただいておりますが、そこの日程はまだまだこれからということですかね。やはりホテルを出て外に行ってということになりますと、それはある程度まとまった時間がないといけないので、ひょっとしたら多分、27日はこちらまで帰ってくるとほぼ夕方になってしまうのではないですか、きっと。ですから、あまり27日は時間的には難しいのかなという感じはしますけどね。
 その後、27日もレセプションとかするのかという話ですが、これは、そういう御希望とかお声があれば開催してもいいと思いますが、あとは経済界の皆さんともよく相談しながら。それはいかようにでも対応できるように準備はいたしておりますので、そういった形になればぱっとやるということになろうかと思います。
【記者】  歓迎レセプションで提供する「なごやめし」のメニューが決まっていれば、教えてください。
【知事】   「なごやめし」は、手羽先、きしめん。みそ串カツぐらいあるのか。天むすぐらいあるのか。大体私が言ったようなものはあると思うけどね、きっと。ひつまぶしもあるのかな。
 大体主立ったものはそろえて、ブースをつくって並べておくということになろうかと思いますが、名古屋観光ホテルさんですからね、そこら辺は手慣れていると思いますので、そういった形で提供できればと思っています。
【記者】  伊勢志摩サミットを直前に控え、期待や狙いなど、知事の率直な感想をお願いします。
【知事】  やはり8年に1回アジアで唯一行われるG7サミットでありますし、アメリカ大統領始め各国首脳、先進各国首脳が全部集まるということでありますから、その発信力、注目力というのは大変大きいものがあると思います。ですから、是非、この地、この中部・東海、そしてまた伊勢志摩の地から大いに世界に向かって、まずはこの日本、そして伊勢志摩、この東海地域を大いに、中部地域を大いに発信していただければと思っております。
 その上で、これまで各国の、G7の閣僚会合をずっと積み重ねてこられましたが、やはり一つは、このサミットというのは経済サミットですから。もともと1975年に経済で始まったと、5か国G5で始まったという経緯がありますけど。ですから今、国際経済の動向がなかなかちょっとセンシティブな、微妙なところになってきていますから、そういった面でできるだけ認識を一にして、そういった経済の安定化、そして経済成長、そうしたことに向けてG7先進国が共通認識で前に向いて発信していくということを是非期待したいと思っております。その上で、貧困対策とかテロだとかそういったことも含めた国際社会全体の連携、連帯が大いに発信できればありがたいのではないかと思っております。
 その上で、私どもこの愛知、名古屋については中部空港のゲートウェイ、それからアウトリーチ国、国際機関の皆さんがこちらに来られる、泊まられる、そしてオバマ大統領の広島訪問について安倍総理も行くということなので、期せずしてアウトリーチ国とのバイ会談の場がこの名古屋ということになりそうでございますので、そういう意味では大いにこの愛知・名古屋も注目を集めると思います。我々としてもしっかりと受け入れ、歓迎・おもてなしと警備、セキュリティーをきちっとやって、万全の体制でこのサミットが成功できるように臨みたいと思っておりますし、一つでも二つでもこの愛知・名古屋からやはり情報が発信できるように、我々としても取り組んでいきたいと思っております。

(2)

産業廃棄物処理業者への行政処分(改善命令)に係る動きについて

【記者】  ダイコーの問題に関して、廃棄物の悪臭等の苦情は出ていますか。
【知事】  毎回申し上げておりますけれども、現在のところ、私ども愛知県とか稲沢市さんに、悪臭、廃棄物の飛散、流出に係る苦情は来ていないということでございます。
  
(3)

県営名古屋空港へのオスプレイ飛来について

【記者】  サミットに関連して、先週、県営名古屋空港にオスプレイが飛来しましたが、一部でオスプレイは安全性に疑念があるという声が聞かれます。今回、県営名古屋空港に飛来するということに関して、国からどんな連絡があり、県として、安全性などをどのように判断したのですか。
 また、厚木基地や横田基地がある東京都や神奈川県では、オスプレイが飛来する際は役所のホームページ等で事前に飛来日時の情報を提供しているようです。県が今回、県民に知らせなかったのはなぜですか。
【知事】  今回ですね、米軍のオスプレイが、5機飛来をして、これは私ども県営名古屋空港は、こういった形で自衛隊、米軍機等々の飛来について、こういうふうに使用しますという要請がありますと、それを判断するということになっていないものですから、自動的にそれは飛来を許可するという形になっておるのがまず第1点。これは法制度上ということです。
 その上で、この飛来をするということで、20日金曜日の午後に飛来をしてきたわけでありますが、私ども県庁のほうに防衛省から、こういった形で伊勢志摩サミットに関連する米軍機の飛来については、C-17の輸送機とオスプレイが飛来をするという形で前の19日木曜日の夜、防衛省からそういった形での報告がありました。続いて、20日の午前中に外務省からも同様の報告がありまして、外務省のほうから、これはサミット関連の警備にかかわることであり、詳細についてはお答えは差し控えていただきたいという、そういった報告がありました。
 事実関係を申し上げると、私のところに報告が来たのは20日の午後でありましてね、部局から。これはどうなっているのだという話を聞いたら、こういう経過があったということなので、そんなもの、こういうことがありますといって記者クラブに報告すればいいではないかと言って、外務省にそう言ってやれと言ったのですけれども、外務省にそう言ったら、外務省にこれ言いますよと言ったら、外務省から5分か10分ぐらい後で「いや困る」と、「言ってくれるな」という話があったのでしようがないなと、サミット関連ということであれば、いたし方ないのではないか、ということでございます。
 なお、外務省から関係市町へ知らせてくれという依頼がありましたので、名古屋市、小牧市、春日井市、豊山町、常滑市には、こういった形で情報提供はさせていただいております。
 経過は以上でございます。
【記者】  今回はサミット関連ということですが、今後、県営名古屋空港へオスプレイが飛来することになった場合には、県としてどのように対応しますか。
【知事】  一つは、オスプレイの安全性うんぬんについて、私が申し上げる材料を持っておりませんので、そのことを申し上げるのは控えたいと思っておりますが、オスプレイという機材は大変関心が高いと思っておりますから、私は基本的には広くね、やはりこういった形で飛行、飛来があるよということは、地元の市町には今回も情報提供させていただきましたが、県民の皆さんにも情報提供はしたほうがいいのではないかと思っておりますが、それもそのときのケース・バイ・ケースで、防衛省なり外務省なりからこういう理由で今回は控えてもらいたいということがあれば、それはそこでまたそういう判断をしなくてはいけないこともあるかもしれませんね。
 だから、今回はサミットの件なので、警備の関係でそういったことを、情報提供は控えていただきたいという、外務省からこれは政府見解だというふうに来たのでしようがない。それでも発表するかという手はあったのだけどね、あったのだけど、まあしようがないなということだと思いますが。
 これからは私は、いろいろ申し上げましたが、基本的には県民の皆様に情報提供していくということはあってしかるべきだと思いますし、そうすべきではないかと思っています。
 別にそう困るようなものだったら飛んできてはいけないな、これ。と思いますよ、私は。
 

(4)

海外からの要人の訪問の増加について

【記者】  最近、知事の元を訪れる海外の要人が多いような気がします。愛知県は今、MRJ 燃料電池自動車MIRAI、リニアなど、新技術の発信に力を入れていますが、そのことが浸透して訪問が増えているのか、知事として感じていることはありますか。
【知事】  確かに連休前から連休にかけてはアメリカ訪問をいたしまして、多くの方とお会いさせていただきましたが、そちらでも感じましたけど、やはりこの地域の、この愛知の産業力、経済力、これは驚嘆すべきものだと。やはり日本はね、これはアメリカとか特に先進各国とか、あとシンガポールのファンドとかね、いわゆる国際経済、金融の目からして世界のどこに投資したらいいのかというようなことを見ている方々からいたしますと、日本はもう成熟した老大国だと、人口減少を非常に心配していると。人口がどんどんシュリンクしていって、どんどんどんどん経済が落ち込んでいくのではないか。そうすると、そういったところに投資をしても、回らない、ペイしない、また回収が本当にできるかと。要は、投資したら価値が上がらなくてはいけないのでね。そういったことができるのかという疑念を持たれているのは事実なのですね。
 ただ、唯一の例外は東京ですよ。私は前にも申し上げたことがあると思いますが、東京は世界都市だから、ニューヨークと同じ。ここは何があっても廃れない、世界都市だから。世界中から人、物、金が集まってくる、まさにアジアで最大、唯一の世界都市ですから、何があっても発展をすると。残るジャパンはもうだめだというのが、この数年の通り相場ですよ、そういうふうに私も聞くから。
 ただ、私が今回行ってうちの愛知はこうなのだということを言うとみんな驚嘆する。日本で東京以外にそういう、日本経済とかアジア経済を牽引する、世界経済を牽引するエンジンがあったのかというのが率直な皆さんの反応、評価ですよ。
 ですから、もちろん我々県庁がそれでリードして引っ張っていてどうのこうの、偉いなんてことは言うつもりはさらさらありませんが、やはりここにある企業群の、企業、産業群のグローバル企業の力がそういうことになっている、存在感を持っているということなのですが、我々はそこを担う地方政府として、もっともっとやはり世界にそういう実態をアピールして、ここにもっともっと世界中から企業も産業も、そして投資も呼び込んで、人も来ていただくと。それもビジネスを。どんどん付加価値を、お金を稼ぎ出すようなマンパワーにもっともっと来ていただく、それがまたここに雇用を生み出していくということにつながると思うので、そういうアピールをやはりもっともっとしていかなくてはいけないなと思っております。
 そういう目からして見ますと、この連休明けは本当に、先ほど申し上げたように、オーストラリアのビクトリア州の方々も、上下両院議長さんも来られた、久方ぶりに中国の江蘇省の省長さんが来られた。何年ぶりだ。私が知事になってから初めてだな。とある一件があって以来交流途絶だったのでね、名古屋は行ってはいけないということだったので大変心配しておりましたが、去年は副省長が来て、今年は省長が来たということなので。ついでに、そして愛知県体育館のピンポン外交モニュメントも石泰峰省長には御覧いただきました。大変喜んでいただきましてね、そういう形で来ていただいた。
 それからまた、アフリカのエチオピアの大使、それからまたトヨタ自動車さんであったケニアの投資セミナーでケニアの関係者、ケニアの大使とかいろいろな方にもお会いさせていただきましたし、またイギリスの大使もこちらで取材されたし、様々にお越しいただいているというのは大変ありがたいと思いますが、やはりその磁力というか魅力というのは、先ほど私が申し上げたように、日本を引っ張っていく、日本を支えていくそういう成長のエンジンがここにあるということを、やはり各国の皆さん、海外の皆さんがよく御理解をいただいて来ているのではないかと思っております。
 ビジネスチャンスがありね、投資の機会があり、やはり企業、産業があるというところにはね、やはり来ていただけるということではないかと思いますし、我々は引っ込み思案というか、あんまりPR下手ということ、引っ込み思案とか、ということをよく愛知、名古屋人はよく言われますけどね、そうではないと、もっともっとアピールしていくということを我々が率先してやって、もっともっとやっていいと、やっていいし、やっていく必要があるのではないかということを、最近また改めて感じているところでございます。
 したがって今回、サミットでも、大変いい機会ではないでしょうか。サミット本体は伊勢志摩・賢島で、これはもう是非成功させていただきたいと思いますが、ゲートウェイにもなりますし、それからアウトリーチ国、国際機関の皆さんは名古屋に泊まっていただけるということなので、ここも一つの舞台になりますから、この名古屋、愛知からやはり大いに発信をしていくと、そういうことをやっていきたいと、改めてそう思っております。

(5)

ヘイトスピーチについて

【記者】  ヘイトスピーチの解消を目指す法案が5月13日に参議院で可決され、今国会で成立される見通しです。法案では、自治体に対して解消に向けた施策を講じることが求められている中で、今月29日に、「在日特権を許さない市民の会」が県内でデモするとの情報がネットに上げられています。これについての知事の考えと、県として何か対処として考えていることがあれば、教えてください。
【知事】  私は、このヘイトスピーチ、いわゆるヘイトスピーチというのは、まさに基本的人権に関わることだと思いますので、表現の自由を逸脱していると思います。ですから、これはある一定の限度、そこの線がどこなのかというのはありますけれども、それを越えたものは、これは控えてもらわないといけないと私は思いますし、それを規制するということは、私はやむを得ないというか当然だと思います。
 ですから、私は、何年か前にヘイトスピーチが東京とか大阪とかで話題になったときに、名古屋でもあるのかと、あったらこれは我々独自で、取り締まらないといけないということをうちの事務方には言った覚えがあるのですが、調べましたら、正直言ってないと、ほとんどないということだったので、それだったら様子を見るかと。あまりこちらがわーっと言うと、また何というかちょっとエキセントリックにやると、呼び寄せてもいけないのでね、これは。だから、そういう意味では状況を見ようということで思っておりましたので、こういう形で、法律で、国会で立法という形で決まるということであれば、私はそれに基づいてしかるべき対応はしていきたいと思っております。
 ただですよ、何をするかという前に、まずはやはり実態を把握しなくてはいけませんので、そういう形で本当に東京とか大阪ほどに、今のところはあまりというか、見受けられないので、その実態を見ながら適切に対処していきたいと思います。
 今言われた29日うんぬんの話は、今初めて聞きましたので。ただ、これはあれでしょう、デモをやったり何とかする場合は届出とか何とかという形でされるのでしょう。ですから、そういう法令等々にのっとってやられるのかどうかというのを、そこはよくよく見ながらということだと思いますね。
 あえて何を言われるかということを、まだわからないときにあらかじめ予見を持って申し上げるというのは、これもあまり適当ではないと思いますので、そこはよく事態の状況を、まずはよくよく注視をしていきたいと思っています。