知事の記者会見
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平成28年10月24日(月) 午前10時

1 知事発言
(1) 鳥取県中部を震源とする地震について
【知事】 10月24日月曜日、定例記者会見を始めさせていただきます。
 まずはですね、10月21日金曜日午後2時7分にですね、震度6弱を観測する地震が鳥取県中部で発生いたしました。被災された皆様には心からお見舞いを申し上げたいというふうに思っております。
 なお、まだ余震が続いているということでございますので、一刻も早くおさまり、復旧・復興となりますように、我々も必要に応じてしっかりと御支援をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、現在私どもに対する支援要請につきましては、緊急消防援助隊、DMAT、県警、いずれも出動派遣要請はありませんので、待機をしていると。いつでも、もしあれば行けるようにということでやっておりますが、今のところ支援要請までには至っていないということでございます。しっかり状況を注視していきたいというふうに思っております。
 今のところ、亡くなられた方はおられないということでございますが、負傷者、また建物等々の被害も広範囲に広がっているということでありますので、事態がおさまり、一刻も早い復旧・復興となるようにですね、願っているところでございます。

(2) あいちトリエンナーレ2016の閉幕について
【知事】 あいちトリエンナーレ2016の閉幕について御報告をいたします。
 愛知県では、今年3回目となるトリエンナーレ、あいちトリエンナーレ2016が昨日、10月23日に74日間の会期を終えまして、無事閉幕をすることができました。
 まずは、港芸術監督を始めとする関係者の皆様、そして献身的にサポートしていただいたボランティアの皆様、また、各メディアを通じてトリエンナーレを御紹介いただいた報道関係者の皆様など、今回のトリエンナーレ開催に御尽力や御支援を賜った全ての方に、この場をお借りして厚く厚く御礼、感謝申し上げる次第でございます。また、多くの方にお越しをいただきました。御来場いただきました皆様にも心から御礼を申し上げる次第であります。
 来場者につきましては、全ての会場の延べ来場者数が、速報値ではありますが60万1,635人と、前回に引き続き60万人を超える多くの方々に御来場していただくことができ、大変うれしく思っております。
 私自身も会期中に何度も会場に足を運びましたが、どの会場もお子様から御年配の方まで幅広い年齢層の方々でにぎわっており、どなたも真剣に作品に見入っている姿を拝見し、これまで回を重ねてきたことでこの現代アートが愛知に着実に根づいていると実感をいたしております。
 今年、愛知は芸術・アートの年でございます。トリエンナーレでの盛り上がりを、今週末、先ほど申し上げました10月29日から12月3日までの「第31回国民文化祭・あいち2016」、さらには12月の「第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会」につなげていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 なおですね、今回のトリエンナーレの来場者数結果等々について少し所感を申し上げますと、前回がね、前回が79日間、今回が74日間。要は、国民文化祭があるのでちょっと、1週間短くなったということが本音のところですが、ですから、5日間短くなって、前回が62万6,000人、今回60万1,600人ということなので、そんなものかなということかなと思います。
 それとですね、今年は御案内のように8月の終わりから、末から9月中はですね、9月は雨ばっかりと、土日になると台風がやってくるとこういう、何というか、いろんな行事、イベントをやるにつきましては大変な悪条件でありましたので、そういったものを差っ引くというか、加味すればですね、勘案すれば、まあまあほぼ前回並みというのは、こうしたアートのイベントがですね、定着をしたということではないかなというふうに思っております。そういう意味では、こういった形でまた引き続きですね、トリエンナーレですから次は3年後、2019年ということではあろうかと思いますが、今回の結果をしっかり総括、検証し、その上で次につなげていきたいというふうに思っております。
 今回の特徴としては、あとはですね、豊橋を初めて会場にしたということ、それからモバイルトリエンナーレということで、設楽町、大府市、一宮市、安城市で巡回展示をした。いわゆるトリエンナーレの作品を巡回展示したということでございまして、そういったところでもね、多くの皆さんにお越しいただき、喜んでいただきました。また、これまであまり国内で紹介されてこなかった中東や中南米の作家の作品も幅広く展示をし、国内初出展、新作を多く展示したということでございますし、港芸術監督の専門である文化人類学的な視点を入れた作品など、これまでとは一味違う作品を数多く紹介することができたのではないかというふうに思っております。
 それから、今回のメイン作家であります大巻伸嗣(おおまきしんじ)さんのですね、「Echoes Infinity」という、芸文センターの広い部屋を丸々確保してですね、真っ白な空間、床も壁も天井もという真っ白な中に丁寧に花を描いていった作品をつくり、その最後の2週間ぐらいかな、中へ入っていいですよと実際に触ってもらってね、やれると。そういう作品もありましてね。これは時間と記憶が刻まれるということで、そういった作品もありました。
 また、岡崎公園で期間限定、10月の1日から16日かな、展示されました「ペンタルム・ルミナリウム」という大きなバルーンですね、幅が40メーターか、50メーター。50メーター30メーターの大きなバルーン、五角形のね、五つのバルーンがあって、その中に入って光と音と色の芸術を楽しめるといったものも本邦初公開、日本で初公開でありまして、大変見ごたえのある作品が多かったんではないかというふうに思います。
 これからもですね、愛知ならではのですね、現代アートをまたしっかりと発信をしていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(3) 食と花の街道の取組の認定について
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/nogyo-shinko/kaidou.html
【知事】 「食と花の街道」の取組の認定について申し上げたいと思います。
 愛知県内には、地域特産の農林水産物やその加工品などの資源を活用し、○○街道という名称をつけて、観光振興、地域活性化に取り組む事例が増えております。愛知県では、こうした取組を新たに「食と花の街道」として広く認定をし、PRして応援をしていきたいと思っております。
 具体的には、愛知県産の農林水産物やその加工品を活用し、食をテーマとした取組を行う街道を「いいともあいち食の街道」、また、愛知県内で栽培されている花をテーマとした取組を行う街道を「花の王国あいちフラワー街道」として認定証を交付し、県のホームページ等に掲載するとともに、活動への助言などを行います。
 ついては、市町村や団体を対象に、11月1日から12月16日まで候補となる取組を募集いたします。寄せられた取組については、審査の上、年明けに認定を行いたいというふうに思っております。
 たくさんの応募を期待するとともに、この事業が農林水産物の需要拡大と観光振興、地域の活性化に寄与するよう取り組んでいきたいというふうに考えております。
 2枚目以降はその募集要項でありますので、また御覧をいただければというふうに思っております。
 このことについてね、そんな予算がということではありませんが、とにかく各地域でそういった動きがありますので、それをですね、この際、県として取り上げ、県が認定した街道として広く情報発信をすることで県産農林水産物の需要拡大、そして何といっても人に訪れていただければと思います。観光振興ね、地域活性化、そういったものにつなげていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 そして、県としてはこうした各地域のですね、特色と創意工夫を生かした活動を展開していけるよう、県では観光分野の専門家による助言等を行うということ、それから県のホームページの掲載やパンフレットを通じたPRを行い、地域の活動を支援していくというふうにしていきたいというふうに思っております。

(4) かがやけ☆あいちサスティナ研究所成果発表会2016の開催について
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kankyo/kagayaken2016.html
【知事】 「かがやけ☆あいちサスティナ研究所成果発表会2016」の開催についてでございます。
 愛知県では、持続可能な未来のあいちの担い手となる人づくりを推進するため、日本一の産業県である本県の特徴を生かし、県内の企業に御協力をいただきながら、大学生向けの人づくりプログラムとして、かがやけ☆あいちサスティナ研究所を昨年度から実施しております。
 この研究所は、私が所長を務め、未来のあいちを担う大学生40名が研究員となって、様々な業種のパートナー企業10社から提示された環境課題に対して解決策を提案するものでございます。
 この度、第2期となる今年度の研究所の研究成果を発表する「成果発表会2016〜考えよう!未来の環境〜」を11月23日水曜日の祝日午後1時から、愛知淑徳大学星が丘キャンパスの講堂で開催することといたしました。
 今回の成果発表会では、7月から約5か月をかけて研究員が現場での調査や企業の方々とのディスカッションを経て取りまとめた研究成果を発表するものでございます。当日は、パートナー企業の代表者から研究成果の評価をしていただくとともに、私から研究所の全課程を修了した証として修了証を授与いたします。
 当日は、御来場いただいた県民の皆様に研究員の発表に対して投票をしていただいて、そこで最優秀賞を決定したいと思います。最優秀賞に選ばれたチームには、12月に東京で開催される全国大学生環境活動コンテストに研究所の代表として参加をし、自分たちが取り組んできた活動について発表をしていただくことといたします。
 今回の成果発表会には、この地域の大学生はもちろん、環境に先進的に取り組む企業やNPOの方にも多数御参加をいただいて、学生研究員の環境マインドにあふれる発表に大いに刺激を受けていただくことで、参加される皆様の環境活動の新たな展開のきっかけとしていただきたいと思います。
 さらに、特別講演として、柔道でオリンピック3連覇の偉業をなし遂げた野村忠宏(のむらただひろ)さんからこの地域の若者に向けて、自身の経験を踏まえたメッセージをいただきます。
 この発表会を契機として、大学生同士、さらには大学生と企業やNPOの方々との交流する場が生まれ、より多くの大学生が環境活動の担い手として、持続可能なあいちの実現に向けて活躍していただくことを期待するものでございます。
 ということでございまして、日時、場所等はその裏のペーパーにも書いておりますので、よろしくお願いをいたします。
 そして資料の2枚目ですね、3ページですが、かがやけ☆あいちサスティナ研究所のパートナー企業10社がここに書いております。今年度は研究員、大学生40名、そして去年は5社の企業でしたが、今年は10社ということで、学生も企業も倍ということになって、その規模が大きくなっているということでございます。
 なお、全国大学生環境活動コンテスト2016は、4ページにあるように今年の12月23,24日で東京で行われるということでございます。学生だけでなく、企業、行政、学識経験者、環境団体などの選考委員を交えて評価すると、こういうことでございます。
 この研究所の目的はですね、三つございまして、この研究所は参加する大学生が、一つ目として様々な環境課題に対しグローバルな視点を持って取り組んでいただくということ。二点目として、環境活動を底上げし、学生や大学間のネットワークをつくっていただく。それから三つ目として、社会に出てからも継続してエコアクションを実践できる環境リーダーとなっていただくということを目標として、27年度に立ち上げたプロジェクトでございます。
 様々な環境課題に対してグローバルな視点を持って取り組んでいただく。二つ目として、環境活動を底上げし、学生、大学間のネットワークをつくってもらう。三つ目として、これらの人たちが環境リーダーとなっていただくということでございます。
 このプロジェクト、何だったけな、国の何とかにあれした。
【環境部長】 全国知事会の政策事例で優秀政策になっています。
【知事】 あっそうか、知事会のあれか。になっているそうでございます。評価はされている。人材養成としては大変評価をいただいているということでございます。
 是非ですね、日本一の産業県としての愛知の特性を生かして、企業、NPO、各環境団体等々と連携をして、協働して、持続可能な社会、環境首都あいちの実現を目指して、こういった若い大学生の皆さんにね、実践的な活動をしていただき、そしてネットワークを、大学間とか学生の間でネットワークをつくっていただいて、そして人材養成、リーダーとして養成をしていく。そういう形で今回取り組んできたものでありまして、引き続きしっかりとやっていければというふうに思っております。
 パートナー企業も5社から10社に増えたということで、大変好評でございます。パートナー企業からもですね、こういった学生の新しい発想に触れてですね、大変これはいいということで、これを取り入れた企業さんもあるというふうに聞いておりますし、さらに進化させていきたいと。また、企業にとっても新たな環境取組のきっかけとなったという感想も寄せられております。
 学生からはね、当然、こういった社会人、企業の考え方、そしてまたそういったつながりができたことを大変喜んでいる声もありますし、大変理解が深まったという声もいただいております。
 引き続きですね、こうした活動をしっかりと進め、人材養成、人材育成を進めていきたいというふうに思っております。

2 質疑応答
(1) あいちトリエンナーレ2016について
【質問】 トリエンナーレで「コキンチョウ」という鳥が作品の中で使われていましたが、このことについて知事の所感を聞かせてください。
【知事】 コキンチョウということだけではなくて、何といいますかね、そこだけ取り上げられてもかなという感じがいたしますが。
 私は、まずはですね、率直に言って、これは現代アート、アート、芸術ですので、私の基本的な方針はね、金は出すけど口は出さない。アートなんだから、芸術なんだから、自由にやってほしいということが基本ということは申し上げて、ずっと申し上げてまいりました。ですから、3年前は、芸文センターの美術館の中にね、福島の原発神社とかいうのをつくった作品もありましたけどね。若干いろいろ、若干声もありましたが、いや、そんなものはアートだから自由になってほしいと。金は出すけど口は出さないということでやっているということを申し上げております。
 ですから、私はそういう意味ではいろんなアートのね、芸術の表現の仕方があっていいというふうに思っておりますし、そういうふうに私も実際、豊橋の水上ビルのところで見たときは、ああこういう表現の仕方もあるのかというふうに思いました。
 というのが1点でございますが、その前提としてね、当然生き物を展示するということになれば、それは適切な飼育をしていただいてね、きちっとその生物、生き物に対して配慮して管理をしていく、これは当たり前のことでありますし、また、当然法令を守ってやっていくというのは当たり前のことでありますから、それが今回できなかったということでね、その点に十分な配慮が足りなかったということについては、これは大変残念なことだったというふうに思っております。
 ですから、こういうのはね、そりゃ関係者はそれはわからなかった、知らなかったということなんでしょうけど、そこはやはりしっかり配慮していかなきゃいけなかったんじゃないかなというふうに思います。
 その上でね、その上でやはりそれが指摘をされてわかったならね、わかったなら、その段階でしっかり、それは「過ちを改むるにはばかるなかれ」でありますからね。その点はしっかり反省をして、その上でそうしたものに対して、小鳥に対してしっかり管理をしていくということで対応していけばいいというふうに思っておりますし、現にそういうふうに対応しているというふうに思っております。
 現在、このコキンチョウの3羽というのはNPOの関係者が飼育管理しているということでございます。また、今回の件について、いわゆる種の保存法に基づいてどのように対応する必要があるかを環境省へ照会中ということでございまして、そうした回答を待ってですね、これをどうするかは適切に対応したいというふうに思っております。
 ただ、この鳥は、希少種とはいいながら、大分前に日本に入ってきて、ブリーダーがどんどん繁殖させて出回っているんでしょ。と聞きましたけどね。豊橋の小鳥屋さんからそれを何十羽か購入したときに入っていたと。だから、その小鳥屋さんも知らなかったのかもしれませんな、それは。ということかもしれませんが、いずれにしてもですね、そういった状況ということ。
 それから、会期終了後はこの鳥の70何羽かな、については、全ての鳥が適切に飼育管理されていくよう、そのNPOの皆さんの協力を得ながら引取り手を探していくというふうに聞いております。
 ということで、今回のこの鳥がそういう希少種だということも、そのNPOの皆さんに見てもらってですね、これはそうじゃないかという話で御指摘をいただいたということでありますから、引き続きそういった専門家の皆さんとね、相談をしながら、また法令等々の解釈、それから対応については環境省に照会しておりますので、環境省の見解を踏まえてね、見解をもらって、適切に対応していきたいというふうに思っています。

(2) ダイコー(株)の裁判等について
【質問】 今週、産業廃棄物の問題で起訴されたダイコー(株)の会長らの裁判が始まりますが、それについて知事はどのように受け止めていますか。また、6月から税金を投じて撤去作業を進めていますが、その進捗等を教えてください。
【知事】 今週から公判が始まるというふうに、私も報道で拝見いたしましたが、これだけ多大な迷惑を地元、一義的にはまずは地元に大変な迷惑をかけたと。廃棄物を、産廃も一廃もどんどん集めて、集めるだけ集めて、お金だけ取っててですね、あとは野となれ山となれという形で腐敗物も初め放っておったということについては大変な、これは大変な犯罪行為だというふうに思っておりますし、極めて遺憾だというふうに思います。そして、そのこととあわせてですね、そういった廃棄物で引き取ったものをもう一回食品に仕立ててですね、流通させる、多くの皆さんがそれを食してしまったということ、これは食品の安全性、それから食品の表示、安全に対する大変な信頼を損なう、大変なゆゆしき事態だったというふうに思っております。ですから、そういった二つの側面でね、非常にこれは遺憾な事案というか、犯罪だったというふうに思っています。
 その後ね、結局残されたものをどうするかということでね、梅雨を前にした6月の頭の時点でですよ、このまま放っておくと、とにかく冷凍庫が3月の末から電気が止められてどんどん腐敗をしてしまうということで、我々としては苦渋の決断でね、これは産廃、一廃放っておけば、そのままにしておいて、稲沢市の地元がどうにかすればええだろうということではやっぱり済まない事態だったということなので、ある意味で異例ではありましたけれども、私ども県が主導してですね、その処分、特に、状態が安定している固形物のようなものはいいですけどね、いいというか時間かかってもいいけど、生もので腐敗するものがね、もう梅雨を前に、夏を前にしてね、これは緊急を要するということで、事務管理という手法でもってですね、県の費用を使って、そしてまた多くの廃棄物の業者さんに無償で協力いただいて、これを処理をするということになったということでございます。
 ですから、あれからもうこれでかれこれ4か月ですかね、4か月がたったということでございますが、そういった腐敗をするようなもの、生もの等々についてはもう全て、それはもう処理を終えたということでありまして、あとは固形物等々を分別しながらやっているということでありますが、何せ量が多いので。現状で半分は超えたのか。
【環境部長】 6割です。
【知事】 6割以上はいったということ、体積でな。
【環境部長】 はい、体積で。
【知事】 体積で6割以上はいったということでございます。
 ですから、引き続きですね、県の職員、毎日見回り、そういった分別作業も指示をしておりますので、そういったことをやりながら、また地元の稲沢市、そして廃棄物業者の皆さんと連携しながら処分をですね、進めていきたいというふうに思っております。
 現状は安定しているんだな。
【環境部長】 そうですね、はい。
【知事】 ということで聞いておりますが、現状はそういうことでございます。
 ただ、もう一回申し上げますが、我々こういう形で税金を投入してですね、処理をせざるを得なかったということは、私は地元の住民の方々等々のことを考えればですね、万やむを得なかった対応、措置だというふうに思っておりますが、一方でですね、その一方で、この今回裁判にかけられる、この逮捕されたこの業者の方々は、そりゃその分というか、それ以上の利益をですね、得ているわけでありますよね。こういう反社会的な行為をやって利益を得て、その後始末を我々が税金でやらなきゃいけないということについては本当に割り切れない、やり切れない思いと憤りを感じます。
 ですから、こういう司法の判断はね、裁判とか司法の判断はやはり、そりゃ厳正、公正にやっていただかなきゃいかんと思いますが、様々な状況を踏まえていただいてですよ、大変これは極めて遺憾な反社会的な事案だったと、司法においては厳正に処断をしてもらいたいというふうに私は思っております。

【質問】 現状は6割程処分を終えているということですが、作業が完全に終わる見通しはありますか。
【知事】 いやわかりません、それは。できるだけ速やかにやるということではないでしょうか。私の手元には、いついつというのはまだ来ておりません。着実にやっているということであります。

(3) 衆議院議員補欠選挙について
【質問】 昨日、衆議院議員の補欠選挙が東京10区と福岡6区であり、いずれも自民党の候補が勝利しましたが、これについて知事の所感を聞かせてください。
【知事】 私のコメントというよりも、あれじゃないでしょうか、この東京10区も福岡6区もですねそれぞれに、事前の様々な世論調査等々でですね、大体そういうことだよねということなので、大体想定どおりの結果ではなかったかということではないかと思いますね。
 東京10区はね、小池さんの後継、跡目ということで、都知事選からも小池さんを応援してきた若狭さんがね、自民党の候補になった時点で大体勝負は決まっていたんではないかというふうに思います。これはそのまま、そういう小池さんの後継者として順当に当選されたということではないかと。
 それから福岡6区のほうは、私も大変親しく御指導いただいた鳩山邦夫先生の御子息が、地元の市長さんという立場で出られたということでありますから、自民党、保守は分裂したとはいいながら、そういった知名度、それからそういったいきさつ等々からですね、やはり圧倒的に強かったんではないかということで。
 そりゃ政党がどうのこうのというよりも、やはりそれぞれの、東京は小池都知事、小池さんの後継者という圧倒的な、何といいますかねアドバンテージ、それから福岡のほうはやはり鳩山邦夫先生のですね、御遺志を継いでという、そういった経過とそれから地元の市長さん、やっぱりそういったことも含めてですね、圧倒的な知名度、そういった鳩山先生の後継という経過、そういったことで、今回は政党の、与党と野党の対決というよりも、そういう個別のそういった要素でですね、もう最初から大体勝負は決まっていたということではなかったかというふうに思います。ですから、そういう意味で、マスコミ報道等々、皆さんもそういうことだよね、という今日の報道が多かったんではないかなというふうに思いますけどね。
 ですから、今やっている国会の議論とか国政とか様々な、今度解散・総選挙がいつあるかとかいうことについてはあんまり影響はないのではないかという気がします。これが逆に、もっと差が肉薄されていたとかね、何かひっくり返ったという話だったらえらいことだと思いますが、そういう意味では、何か予定どおりというか、想定内ということではなかったかというふうに思います。そういうふうに受けとめております。

(4) 衆議院の解散総選挙について
【質問】 衆議院の解散総選挙について与野党から色々発言が相次いでいますが、こうした動きを知事はどのように見ていますか。また解散の時期について、どのように考えていますか。
【知事】 解散・総選挙は昔から総理の腹一つ、考え方一つですから、それ以外、ほかの方が何を言ったって、あくまでも観測気球というか、観測気球どころか、単なるとりあえず言ってみただけということなんでしょうけどね。
 いろんな見解があろうかと思いますが、日本の場合はね、衆議院の解散・総選挙はいつやってもいいということになっていますから、そういう意味では、いずれかの時点であるというのはみんなわかっているわけですよね。ただ、やはりその時々の国政の課題がですね、課題が何なのかと。その課題を、国民に信を問うということでないと、やっぱりなかなか大義名分というのはないんではないかというのは昔から言われていますよね。ですから、そういう意味ではですね、そういった課題がどういう状況なのかということによるのではないかと思います。
 ですから、当面、今臨時国会の中でTPPだとか消費税を延期する法案だとか、パリ協定とか、いろんな課題がありますから、そういったものをやっていくと11月いっぱいですか。だから、TPPは今月中に衆議院をあれしても、1か月やっぱりかかりますからね、その後参議院。ですから、11月いっぱいはそれで、次は12月15日にロシアのプーチン大統領との会談があるわけでしょ。ですから、そして予算編成がある。ですから、年内はだっと国政をやりながら、そういった状況の中で何を争点にして、その後国民に信を問う場面が訪れるかどうか。そこはそのときの状況だと思いますし、安倍総理の腹一つ、判断一つではないかというふうに思いますね。
 ですから、昔から解散というのは、一つはやっぱり内閣不信任が可決したときにあれするということ。それからもう一つはあれですよね、やっぱり追い詰められての、追い込まれてにっちもさっちもいかなくて解散するということ。三つ目が、やっぱり国民に信を問うと言って自ら打って出る。三つしかないんです。三つしかないので、当面追いつめられることはないでしょうからね。不信任も問いませんから、そうすると、これを国民に信を問うと打って出るというのを、いつ安倍総理がやられるのかということなんでしょう。ですから、そういう意味では、どこが一番有利なのかと、自分にとって有利なのかということを判断をされるんでしょう。だから、それは我々はそういうのを見ているしかないのかなというふうに思いますね。
 ですから、それがどう今後、年内のそういったいろんな課題がね、どういうふうにこなしていくのか、クリアしていくのか、どういうふうになっていくのか。それによるのではないかというふうに思います。

【質問】 次の総選挙について、知事の見立てと、あるべき争点をどのように考えていますか。
【知事】 争点はその時々の、その時々の本当に何ていいますか国政の課題、森羅万象なんだというふうに思います。それぞれの皆さん、それぞれの地域、それぞれの企業、団体の立場でね、どういうふうになっていくのかによるんだろうというふうに思いますが、私はこの、やはり国政選挙、参議院もそうですが、特に衆議院の総選挙の場合は政権を占う、政権をかけて戦う選挙でありますから、これまでの、この2年前の12月、年末の選挙から今回というか次の選挙に至る間に何が起こったかということをやはり国民の皆さんに報告、説明をして、それでもって信を問う、そしてこれからこれをするということを言って信を問うということがやっぱり憲政の常道ではないかというふうに思いますね。
 ですから、そりゃ森羅万象たくさんあろうかと思いますが、一つはやはり安保法制が通ったということですから、この安保法制、憲法の問題をどういうふうに与党の皆さんが説明をし、野党の皆さんがそれについてどういうふうに反論していくのか、これが大きな軸になるというのは間違いないことだと思います。
 それから二つ目としてはですね、やはり原発・エネルギー政策の問題。これはこの間の鹿児島、新潟の知事選等々でもですね、原発立地のところでは大変大きな争点になり、結果が、普通保守地盤のところでああいう形で負けたということですから、それはやはり大きな、これは論点、争点にはなるのではないかというふうに思います。何となれば、福島原発の問題はまだ終息を見ておりませんのでね。ですから、やはり私はね、この問題はいろんな考え方があって、そう簡単に収れんはしていかないということの問題ではないかと思いますが、私はね、この福島原発の問題はやっぱり忘れちゃいけないと思うんですよ。風化させてはいけない。で、どういうふうに終息をさせていくのか。どういうふうに終息をさせていくのか、どういうふうにやるのか。これはやはり日本全体としてもっともっとそりゃ英知を絞りですね、やっていかなきゃいけない問題だというふうに思います。これは日本だけの問題ではなくて、今後やはり様々な原発を廃炉に持っていく上においてね、世界中の課題でもあるわけですよ。原発の出口がない。トイレのないマンションに住んでいるということは昔から言われているわけですから、それをどういうふうに終息をさせていくのか。それでもって事故が起きた福島原発をどういうふうに終息させていくのか。私はこれは風化させていけない問題だと思いますね。ですから、それは例えば原発立地でない愛知県であったとしても、中部電力、浜岡原発、今は止まっていますけど、かつて20%のやはりシェアはあったわけですからね。たまたま中電は一番原発が少なかったということではありますけれども、そういう意味では、これは風化させてはいけない。絶対にやっぱり忘れてはいけない課題だというふうに思いますね。
 それから、私がよく申し上げるやはり成長戦略ですね。日本の経済、産業、雇用、それから雇用も正規、非正規の問題等々も含めね、こういった日本が本当にこの先々もですね、日本の経済。アベノミクスがちゃんと、与党はそりゃアベノミクスの効果だと言うんでしょうけれども、野党はそれは結果が出てないと言うんでしょう。現実はですね、私は、行き過ぎた円高が止まったということは評価はしなきゃいけない、すべきだとは思いますが、じゃ結果として本当に成長戦略ができているかというと、私はできていないと言わざるを得ないのではないかというふうに思います。まだまだ全く足らない、全く足らないということだと思います。もっと具体化をしてもらわなきゃいけないというふうに思います。ですから、道半ばじゃなくてまだまだ、まだまだ手つかずの状態ではないかというふうに言わざるを得ないというふうに思います。
 それから、それと僕は経済成長の話とやっぱり裏腹だと思います。それは社会保障のあり方。経済が成長しなきゃ、社会保障もちませんから。じゃ年金、医療どうしていくのかと。年金、医療だけ充実させて、その財源がないと。それを裏打ちする経済の成長がないということでは、絵に描いた餅なんですよ。ですから、私はその成長戦略と社会保障をセットでね、やはりそれは議論してもらいたいというふうに思います。
 そして、その上において、その二つとも関連するというか、成長戦略ともろに関連するのは、やっぱり分権。分権、地方分権の問題。分権の問題は全く最近言われないので。分権しなけりゃ成長しませんから。しませんから、日本は。もう永田町、霞が関に知恵はありませんので。毎年毎年経済戦略、何か日本再興戦略いろいろつくってもですね、だんだん年を追うに従って何か中身が薄くなってきているような気がしてならないので、もう知恵が尽きたのかと言って毎年見ておりますけどね。
 ですから、思い切った分権と規制改革をやって成長させて、社会保障をきちっとやっていく。そういったところのトータルのところをしっかり議論していただいて。ただ、これ、一般の有権者、国民の方にわかりにくいですけどね。わかりにくいんですけど、そこは真面目にね、きちっと議論していただきたいというふうに思います。
 そして外交の路線ということではないでしょうか。それは、ただ日米同盟をあれしながら、アジア、中国含めたアジアとのあれをしっかりやっていくというのはそう変わらないような気はしますのでね。ただ、それもしっかり議論していただきたい。
 ですから、最初に申し上げた憲法と安保の話と外交の話はセットなんでしょうけど、特に安保法制、憲法の問題、これはやはり一つの大きな争点になるだろうと思いますし、それからもう一つはやはり原発・エネルギーの問題、これも大きな争点になると思いますし、三つ目としてですね、成長戦略、社会保障、分権、こういったものをやっぱりセットとして日本の社会保障と経済成長をどうしていくか。僕はやっぱりこの三つをそれぞれの骨太でしっかり語ってもらいたい。知恵や論争をぶつけていただきたいというふうに思います。その上でね、どのタイミングで解散・総選挙があるかは、年内はずっと、そりゃ国会があり、TPPの承認があり、それから日露首脳会談があり、予算編成があるということですから、それをほっぽらかして解散するというのはできないですわ。それはできないので。そりゃやれんことはないですけど、その時そういうことでやったら、何のために政治をやっているんだと。おまえ何だと、政権維持するためだけにやっているのかと。与党は何だと、与党としてのおいしいまんじゅうを食いたいだけでやっているのかということになりますわね。僕は、そういうことになったら、それはそれだけでやっぱり、微妙なあれでやっぱり5議席10議席は減りますので、そんなことはしないと思いますよ。
 ですから、年内終えて、その時にやっぱり与党が解散を打つ。それもさっき申し上げたように選挙を、解散・総選挙、解散を打つのは内閣不信任と追い込まれはないわけなんで、ですから、打って出る解散の場合はやっぱり実績を訴えて解散するしかないので、どういう、何を訴えて解散するのかということではないでしょうか。ですから、年内の実績といいますかね、政権として訴えられる実績をどれだけ政権として積み重ねられるのかということによってくると思います。
 ですから、そりゃやはり一番焦点になるのは12月の日露の首脳会談で、北方領土問題含めてですね、そこが一定の方向が出せるのか、出るのか、そこが一番大きなポイント、焦点になってくるんではないでしょうか。そういう意味では、私も全くそれはよくわかりませんが、そこは十分注視をしていきたいなというふうに思っております。

【質問】 そうすると冒頭解散もあるかもしれないと思いますか。
【知事】 そりゃあれでしょう、そういうことがあると言っている人がいるから新聞が皆さん書いているんでしょうけどね。それは誰か言っている人がいるんでしょう。

(5)第20回アジア競技大会の開催に対する支援要請について
【質問】 先日、アジア競技大会の開催に対する支援要請のために永田町に行かれましたが、安倍総理との面会もあり、省庁も回られた中で色良い返事はありましたか。
【知事】 いやいや。個別の具体的なやつはね、まだ10年という時間もありますし、やはりそれは個別に実務的に詰めていかなきゃいけませんからね。ですけど、そういったことはもちろん一つ一つ詰めていかなきゃいかんけれども、政府としては全面的に支援すると、これ、成功させなきゃいけませんよねと。2020年東京オリンピックの次のこれは明るい話題だし、大きな目標になりますよね、ということは、安倍総理からは言っていただきました。ですから、そういうことだと受けとめておりますし、2週間前に菅さんと話したときもそんな、全く同じ話でしたし、彼のほうがもっと前向き、前のめりだったけどね。だけど、そりゃ総理官邸でこうだと言ったって、やっぱりだから決まるという問題ではないのでね、これはね。やっぱり積み上げていかなきゃいかんので、実務の話は。ということだと思います。
 ただ、方向、姿勢としてね、やっぱりアジア大会は国としてね、国として取り組んでかなきゃいけない大きなスポーツイベントですよねと、成功させるように我々も全力で応援しますし、一緒に頑張りましょうねという話はいただきましたんでね、それで、そういうことで現時点では十分ではないかなというふうに思っています。

(6)アジア大商談会について
【質問】 アジア大商談会のツアー参加で、今日から中国の一行が愛知県に来訪されますが、改めて、三重県や岐阜県と連携してではなく、愛知県単独で開催する意気込みを聞かせてください。
【知事】 これはですね、大々的に何といいますか、何というんだろうな、何かそういう見本市みたいな、ああいうイベントでやるようなものではなくて、本当に現地の観光の業界の方をね、来ていただいて、そういった報道の方も含めてね。そして、ここを見ていただいて、また向こうで発信をしていただくということなので、そういう意味では、より実務的にね、やって、こちらでできるだけ我々、何といいますか、この愛知のいいところを見ていただいて、それを彼らなりに感じていただいて、どんどん向こうで発信をしていただければありがたいなというふうに思います。ですから、そういう意味で、実務の専門家の皆さんにじっくり見ていただいて、そういう皆さんの目からね、この愛知の魅力というか、愛知の見るところをね、また発信していただけるように持っていければというふうに思っています。

【質問】 岐阜県、三重県と連携しないで行うメリットについてはどう考えていますか。
【知事】 岐阜と三重とか、そういうもともと仕立てじゃないので。だって、限られた日数の中でね、限られたというかそんな多くの人数じゃない方々が来ていただくので、岐阜と三重とやっていったって、そうすると行く場所が限られてきますわね。
 そりゃ何百人も呼んでね、何かこういう大商談会、どーんと来てテーブルでって、そういう話でもないので。より我々としては実務的な、こういう取組かなというふうに思っていますけどね。ですから、そういう意味では、各県さんも個別にやられておられるんじゃないでしょうか。ですから、そういう小回りのきくやつはね、個別にやってということだと思いますし、あとはね、やっぱりそういう広域観光ルートでいえば昇龍道というプロジェクトで、昇龍道プロジェクトでそういった専門家の皆さんを招へいしている場合もあれば、ずっとアジア各国を昇龍道プロジェクトで1年に1回、2回かな、回って、それを各県持ち回りで、今回はこの県この県と右代表で行ってね、そういうPRのイベントとか、あと商談会みたいなものも現地でやっている。そういうのもやっていますから、両両相まってやっていけばいいんじゃないかというふうに思いますけど。