知事の記者会見
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平成28年11月14日(月) 午前10時

1 知事発言
(1) リオオリンピック・パラリンピックに係る愛知県スポーツ顕彰及び愛知県障害者スポーツ顕彰表彰式について(http://www.pref.aichi.jp/soshiki/sports/sports-kennsyo-2016rio.html)
【知事】 11月14日のですね、月曜日、定例の記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いをいたします。
 リオオリンピック・パラリンピックに係る愛知県スポーツ顕彰及び愛知県障害者スポーツ顕彰表彰式についてでございます。
 8月、9月に開催されましたリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックに出場いたしました愛知県ゆかりの選手に対する愛知県スポーツ顕彰、愛知県障害者スポーツ顕彰表彰式を11月16日の午前9時10分から本庁舎6階正庁で実施をいたします。
 当日は、オリンピック日本選手団主将を務め、4大会連続でメダルを獲得されました女子レスリングの吉田沙保里(よしだ さおり)選手を始めオリンピック選手12名と、指導者としてレスリングのチームリーダーを務められた栄和人(さかえ かずひと)さん、そして女子体操競技のコーチを務められた坂本周次(さかもと しゅうじ)さんのお二人、また、パラリンピックで銀メダルを獲得された柔道の廣瀬誠(ひろせ まこと)選手を始め7名の、総勢21名の方々に御出席をいただける予定でございます。
 オリンピックを振り返りますと、日本全体のメダル獲得が金銀銅合わせて41個。そのうち、本県ゆかりの選手で9個を獲得されました。また、パラリンピックにおきましては、金メダル獲得にはなりませんでしたが、銀10個、銅14個の合計24個とすばらしい結果を残されて、愛知県勢もこの2つを持ち返っていただきました。リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの大会期間中は連日愛知県ゆかりの選手の活躍に大いに感動したことを思い出しております。
 今回の愛知県スポーツ顕彰は、これまでのオリンピックでの輝かしい功績に対し、より栄誉をたたえる表彰として、新たに愛知県スポーツ功労栄誉大賞を設けて、吉田沙保里選手に授与することといたしました。
 今後は、4年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けて選手の皆さんが一層努力を重ねられ、今大会以上に多くの愛知県ゆかりの選手が出場されて多くのメダルを獲得し、活躍されることを期待いたします。
 ということで、お手元にちょっとお一人お一人、選手お一人お一人のプロフィールが書いた資料がお配りをしておりますので、御覧をいただければと思います。
 今回の表彰は、まず1ページの4の(1)ですが、愛知県スポーツ功労栄誉大賞というのを、今回新設をいたしまして、吉田沙保里選手に贈らせていただきます。御本人も御出席をされます。
 それから、金メダルを取られた方、2ページ目で愛知県スポーツ栄誉賞ということで、女子レスリング3人。3人とも御出席をいただけます。丸がついたところは出席いただける方でありまして。
 そして愛知県スポーツ功労賞。メダル、入賞された方ということで、当日出席していただくのは、体操の寺本明日香(てらもと あすか)選手、また、新体操の杉本早裕吏(すぎもと さゆり)選手ですね。それからラグビー7人制の坂井(さかい)選手、彦坂(ひこさか)選手ということでございます。
 それから、3ページでありますが、愛知県スポーツ功労栄誉特別表彰を授与することといたしまして、伊調(いちょう)選手、栄監督でありますが、栄監督は御出席をいただけるということ。それから、女子体操のコーチでありました坂本周次監督も御出席をいただけるということでございます。
 ということで、4ページは陸上、テニス、ボート等々ということでございます。そして5ページは、パラリンピックに出場された選手、7名の選手全員御出席をいただけるということでございます。
 大変にぎやかな、晴れやかな会になろうかと思いますが、何とぞよろしくお願いをいたします。

(2) 国家戦略特区の新たな規制改革の提案について
(http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kikaku/kokkatokku-teian28-2.html)
【知事】 国家戦略特区の新たな規制改革の提案について発表いたします。
 国家戦略特区における新たな規制改革事項として、医療ツーリズム推進のための医療滞在ビザの早期発給と農業分野の外国人材の受入れについて申し上げます。これを国に提案させていただくということでございます。
 まず、医療ツーリズムの推進でございます。医療ツーリズムの推進のための医療滞在ビザの早期発給について御説明をいたします。
 愛知県では今年度、愛知の優れた医療技術を海外の方に提供し医療の国際化を推進するため、あいち医療ツーリズム研究会を立ち上げ、これまで2回研究会を開催しております。研究会に御参画いただいております医療関係者からの要望を踏まえまして、この度、国家戦略特区の新たな規制改革事項として、医療滞在ビザの早期発給を国に提案することといたしました。
 具体的な提案の内容といたしましては、医療目的で日本に来る外国人の方は医療滞在ビザが必要でありますが、この医療滞在ビザは申請から発給までおおむね1週間程度を要しております。これではですね、早期に日本で治療を必要とする外国の方はビザの発給に時間を要することにより治療の開始が遅れ、病気が進行してしまうおそれがございます。そこで、早期に日本で治療を必要とする外国人の方につきましては、医療機関で円滑に受入れが行われるよう医療滞在ビザを早期に、できれば即日発給できるようにし、愛知のすぐれた医療を迅速に提供する機会を拡大したいと考えております。
 なお、本日午後3回目の研究会を開催し、そこで医療ツーリズム推進に向けた提言を受け取る予定といたしております。提言の取りまとめに当たっては、国家戦略特区による規制緩和の活用が盛り込まれる方向で議論されていると聞いておりまして、県といたしましては、今回の提案以外にも、医療ツーリズム推進の障壁となる規制があれば、その緩和に向け国へ提案をしてまいりたいと考えております。
 まず、医療ツーリズムについて申し上げますが、これはですね、お手元の資料のところを御覧いただければと思いますが、今私が申し上げたことがここに、1ページに書いてあるわけですね。申請書類の簡素化、最優先審査等により申請から発給までの期間を大幅に短縮してほしいということで、参考資料がありますね、資料がね、横長のものがついております。医療ツーリズムということでありまして、ここに書いてありますように外国人患者受入れに係る現状と課題ということで、丸の括弧のところね、ビザの申請から発給までに必要な期間は原則として申請受理の翌日から起算して5業務日、おおむね1週間ということになっておりますので、これをできるだけ短縮する。できましたら即日発給ということでやれないかと。緩和のイメージとしては、できるだけ早期に治療が必要な外国人患者の医療滞在ビザ発給の迅速化ということでございます。
 これ、例えばですね、一定の条件を満たした場合にはと書いてありますが、例えば外国の方が観光ビザにより日本で検診やセカンドオピニオンを受診し、後日、その後ね、早期の治療が必要であるという結果が出た場合、本人が帰国したり、また日本滞在中であっても入院等の準備のため一旦帰国しなきゃいけないという場合もあります。そうした場合にですね、帰国した外国の方が、日本の医師が治療の開始が遅れると病気が進行してしまうため日本で早期に治療が必要であると判断をした場合、要は、日本に一旦来ててですね、健康診断とかやって、これは早く手術して治療したほうがいいね、となった場合でも、一旦帰っているか、当然帰る場合が多いんですけど、帰ったときに、向こうのその方の主治医というか病院、お医者さんと日本のお医者さんとで連絡してですね、これは早く来てもらったほうがいいよというようなことの証明をしたらですね、そういう口添えというかそういう書類があったら直ちに発給するという形というのが考えられるということでございます。
 何もなくて、ただ単に行きたいというんじゃそれはだめですよ。やっぱりそれは、ビザというのは国が発給するものですからね。そういう条件をつけた上で、直ちに発給してすぐ来てもらったらどうかということでございます。そういった提案ということでございます。
 ビザのスケジュールはその裏の紙に書いてありますが、そういったことで申請してから大体1週間ということでございますが、それを早く出すということの提案ということでございます。
 私どもやっておりますあいち医療ツーリズム研究会は、愛知県内にある4大学の病院の代表、それから愛知県医師会、歯科医師会、病院協会の会長、それから医療ツーリズムを実施している医療機関の皆様ということで、10の方々、団体代表をメンバーといたしておりまして、愛知県医師会の柵木会長を座長としてお願いをしております。これまでに様々研究をしていただいて、今日の午後取りまとめ、そして私に提言をいただくという運びになっておりますので、よろしくお願いをいたします。
 どういった医療分野かということでございますが、やはり日本の医療機関が非常に優位性がある各種のがんとか心疾患。がんの手術、治療といったことが今もありますしね、あとは心疾患ですね、そういったものが多いと、現に多いということでございますが、そういったことが想定をされるんではないかというふうに思っておりまして、また更にですね、進めていければと思います。
 なおですね、どういった医療機関が考えられるかということでありますが、外国人患者の受入体制が整った医療機関として外国人患者受入医療機関認証制度というのがありまして、これは日本医療教育財団が認証しております。全国16施設、今年の10月現在、全国で16施設を認証しておりますが、愛知県内では藤田保健衛生大学病院と名古屋共立病院の二つが認証されているということでございますが、もちろんこれはあくまでも日本国内の財団が認証しているだけでありますけれども、ほかのところももう現に受け入れていますので、そういう意味ではこういった形で医療ビザが早くおりるということになりますとスムーズに受入れが可能になるのではないかというふうに思っておりまして、そうした提言を本日付で国のほうにしていきたいというふうに思っております。それが医療ビザでございます。
 2点目、資料の2ページでありますが、農業分野の外国人材の受入れでございます。
 本県は全国有数の農業県、全国屈指の施設園芸産地でありまして、稼げる農業として今後一層の成長が期待をされております。しかしながら、本県におきましても農業従事者の高齢化や人材不足が深刻な状況となっております。そこで、施設園芸等を中心とした本県の農業に経験と知識、技能を兼ね備えた外国人材を受け入れることによって、更なる成長、発展のボトルネックとなっている労働力不足に対しまして強い農業を実現すべく、今回、国家戦略特区における追加の規制改革事項として検討が進められております農業分野の外国人材の受入れに対して、本県としても提案することといたしました。
 受け入れる外国人につきましては、即戦力として施設園芸などにおける高度な栽培技術に対応できる知識、技能を持つとともに、コミュニケーション能力や愛知県での就業経験がある人材であることが効果的であると考えております。このため、愛知県において外国人技能実習制度を修了し、引き続き県内での農業従事を希望する方で一定の日本語能力を持つ方などを受入れの要件とし、こうした要件を満たす人材に対して、いわゆる出入国管理法における特定活動という在留資格の拡大を求めるとともに、あわせて受入体制について提案するものでございます。
 これらの提案につきましては、本日にも国に提案してまいりたいと考えております。本県といたしましては、国において積極的に検討していただいて、実現を期待するものであります。
 今日提案ということで、内々にはもう全部話してありますので、もう実際協議はいたしております。内閣府とはですね、もう十分相談をさせていただいておりますが、そういう意味でいろいろ課題とか論点を整理した上で、今日正式といいますかね、手続としては提案という形で進めていきたいというふうに思っております。
 なお、資料のですね、さっきの医療ビザの早期発給の次の資料にですね、農業分野の外国人受入れに対する愛知県提案という横の資料がございまして、ちょっと御覧をいただければと思いますが、愛知県はですね、ここにあるように全国屈指の施設園芸産地、園芸用施設の設置面積が全国3位。左下のね、隅の表を見ていただきますと、熊本、茨城に次いで第3位という大施設園芸県でございます。農業所得も非常に高いと。真ん中の施設野菜で、全国が400万ですが、愛知県は700万を超える農業所得があると。稼げる農業だと。さらに、あいち型植物工場だとか次世代施設園芸拠点といったものも整備をし進めております。
 そういう中でですね、愛知県はやはり日本一の産業県でありますので、商業施設や工場の立地も多くて、雇用労働力の獲得競争は非常に激しいと、厳しいと。ですから、農業の分野においてもですね、労働力不足が大変大きな課題になっているということでございまして、そういった分野に外国人材の受入れを進めるために提案をするというものでございます。
 また、愛知県では野菜や花きなどの施設園芸や畜産といった施設型農業は、繁閑ね、忙しいときと暇なときが、繁閑のサイクルが少ない周年農業でありまして、外国人材を受け入れた場合、一つの農業経営体で年間フルタイムで安定して農作業に従事することができるというふうに考えております。
 実は、これは国の国家戦略特区等々というか、構造改革特区もあわせてですけど、内閣府で農業人材の、農業分野への外国人材受入れをですね、出してくれということで、そういう方針と呼応してですね、各地域からこれまでにですね、秋田県の大潟村、群馬県の昭和村、それから長崎県、茨城県と、こういうところから農業人材の受入提案というのが出ておりまして、そうすると我々の愛知県が三つ目ということでありますが、例えば農繁期の臨時的に入れてくれというような提案があるんでありますが、うちはそうではないと。ほかの所はどうもそういった所が多いんですな。やっぱりあれですね、夏野菜、夏キャベツの大産地でそのときだけは非常に忙しいとかね、大潟村もそりゃそうでしょうな。刈り入れ時というか収穫時とか、そりゃ冬はありませんからね。ですから、そういう意味で、そういった忙しいときにですね、入れてくれということが前提というか、あるようでありますが、我々はむしろ周年だと。周年でずっと、年間フルタイムでそうした人材の受入れをスムーズにすることができるということでですね、提案をしていきたいというふうに思っております。
 実際にですね、今現在どういう状況かといいますと、技能実習制度で、愛知県で農業という形で、農業分野で技能実習に来ている方はですね、平成28年10月時点で、これはあれか、違います。技能実習で、農業分野で外国人技能実習生が来ているのは、平成27年実績、去年の実績で1,198名。1,198名がおられます。うちですね、農協が受入団体になっている技能実習生が275人ですが、その受入先の構成比を見ると、施設園芸が8割、畜産が1割で、足すと9割が施設型ということになっております。ですから、1,198の内訳じゃないけれども、農協が受け入れているのを見ると、施設園芸が8割、畜産が1割の9割。ですから、多分同じような状況なんでしょう。ですから、施設型がほぼほとんどということでございまして、そういった状況の中で今回提案、周年でですね、受け入れることができるという提案をすることといたしました。
 なお、東三河地域の農協から労働力不足に、こうした状況についてどうだということを聞き取ったところ、労働力は不足していると。優秀な技能実習生には是非継続して働いてほしい。技能実習生の中にも、3年で帰国せずに、もう少し日本の農業を学びたい、働きたいと希望する人がいるというのが声でございました。
 ですから、技能実習3年ですから、3年で技能があって日本語能力があって、本人の希望で更に2年間いたいという方を、特定活動という期間として3年を5年に延長するというのが今回の提案ということでございます。
 ちょうど1年前、去年の11月に私ども国家戦略特区で、外国人雇用特区で提案をしたものは、業種を問わずに、一定の日本語能力と資格、国家検定試験を受けた、受かった方という方で、一旦帰られた方、技能実習等で本国に帰られた方でもう一度来たいという方を5年の期間でお呼びするという、産業人材という新たな在留資格を提案いたしておりまして、それとは別でございます。去年我々が提案したのはもっとハードルが高くて、日本語の検定試験は受かっている、技能検定の試験も受かっている、そのかわり家族もあれもみんな連れてきていいよと。で5年だと。それも愛知県がそういった生活の面倒も見る団体もつくって受け入れますよという形の提案が去年の提案でございます。産業人材という提案でありました。
 今回は、この技能実習制度の農業で、3年でやっていた人が、本人の希望と日本語能力とかそういったことであと2年延ばすという提案ということでございます。
 非常に愛知としては実益があるといいますかね、非常に受け入れやすいということで提案をさせていただきますので、早くこれはですね、実現をしていただきたいというふうに思っております。

2 質疑応答
(1) 愛知県スポーツ顕彰について
【質問】 吉田沙保里選手に授与されるスポーツ功労栄誉大賞ですが、この賞に該当する方について基準はあるのでしょうか。
【知事】 この資料の53ページですね。53ページに、愛知県スポーツ顕彰規定を、これを改定いたしましてね。この上のほうにね、顕彰対象第3の1、愛知県スポーツ功労栄誉大賞。愛知県スポーツ栄誉大賞の受賞者で、オリンピック競技大会で更に優れた功績を上げた方ということでございまして、もう既に吉田さんはスポーツ栄誉大賞を受けているので、要は、2大会連続して金メダルを取った人がこの2のスポーツ栄誉大賞なんです。その方で更にオリンピックで優れた功績を上げられたということで、今回、吉田さんを表彰するためにつくったということで御理解いただいていいと思います。
 やっぱりこれだけの功績の方ですから、何としても我々としては、更に更に頑張っていただきたく顕彰し、というか、気持ちだけでもね、お届けしたいと思っております。また2020年東京オリンピックで活躍していただければ、また新たに何かつくるということではないかと思っております。

(2) 国家戦略特区の新たな規制改革の提案について
【質問】 国家戦略特区の新たな規制改革については、提案とはいうものの、既に国と話をしているということですが、ある程度、目途というか、実現の方向に向けて道筋が立ちそうなものと受け止めてよいでしょうか。
【知事】 いや、そんな簡単なことではなくて、まあこれからですわ。そんな数日前じゃなくて、大分前からこれは内々に。内々にというか、いわゆる協議をね、下協議を。要は、これを出して、箸にも棒にもかからんようなものを出しててもしようがないので、どうですかねという話で提案をして。ただ、話を、今協議をしているというところですが、やはり協議している以上、やはり提案という形で出して、内閣府に各省としっかり協議をやってもらうということだと思いまして、このタイミングでの提案という形で出させていただいたということでございます。
 医療ツーリズム、医療ビザの関係ではですね、今日医療ツーリズム研究会をやりますので、そこでもね、当然御議論、そういうところからも御要望いただいていますので、そのタイミングで今回我々としては提案をするという形で、また医療ツーリズム研究会の皆さんとはやっぱりしっかり連携をしてね、やっていければというふうに思っております。
 というのが一つと、あと、農業労働の分野はですね、これは全国各地からいろんな労働力不足、農業でも非常に労働力が不足しているんだという声を受けて、国のほうでそういった農業分野の外国人材の受入れというのを検討している中で各地からいろいろ提案があったと。先ほど申し上げた4か所といっても全部今年、この28年の提案ということでありますが、それも長崎県、茨城県は10月だ、先月かな。違う、8月だ。8月の提案ですね。ということでありますが、あわせて、まとめて彼らは議論したいということなんでしょう。ですから、できるだけこういう地域で受け入れたいというところがたくさん出てきたほうがいいということなんで、我々も当然手を挙げるよと言っていたところですね、あと、先ほど言った去年、1年前に提案した産業人材でも協議していますから、そこで相当やりとりをやっているんですよ。
 あっちはね、やっぱり新たな在留資格をつくるんで、非常にやっぱり関係方面はなかなかね、いろんなことを言うわけですな。腰が引けてる役所があるわけですよ、はっきり言ってね。ところが、これは技能実習の延長なのでということなんで、こちらでもね、愛知県はどうだというような話もあったことも含めて、ちょっと今回提案するということであります。
 先ほど申し上げたように、忙しい、わかるんですよ、農繁期のときに猫の手も借りたいけど人がいないと。だから、そこに入れたいという気持ちはわかるんです。そうすると、3か月だけ来てね、あとどうするんだという話になっちゃうわけですよ。なかなかそれはね、僕は現実的にはそう考えると結構大変だと思いますよ、それ。ところが我が愛知としては御案内のように別に冬でも農業やれるしですね、むしろ、皆さんまた現場を取材していただければおわかりになると思いますが、冬野菜の本場なんだよね、ここはね。冬、別に雪が積もるわけでもないしですね、水があって太陽があるから、冬でも育つんですな。ですから、東京の冬キャベツの6割以上は愛知のキャベツなんでですね、そういう意味では周年の雇用ができるという、やっぱりアドバンテージはあるんじゃないかなと。
 ですから、そういう意味で、施設型の園芸、畜産、特に施設型園芸を中心にですね、非常に受入れの可能性は高いのではないかということなので、こちらのほうは今すぐにでもね、我々としては受け入れたいという提案ということでございますので。
 本当言えば、こういうのを早くやってほしいけどね。もう特区にもなっているので、これをやりますって決めてくれたら、直ちに動けると思っているんですけども。ということでございます。
 それと今の農業分野のやつはですね、3年プラス5年ですな。3年プラス5年。2年じゃなくて。資料のところにね、資料7ページね。7ページに、3年目で、特定活動で5年。だから、3プラス5ということで8年になるんだね、これはね。8年、なかなかずっといるかどうかというの、なかなか大変ですけどね。だから、最長5年延びていくと、こういうことですね。

【質問】 医療ツーリズムというのは、特にどこの国からの患者を想定していますか。また、これまであまり受け入れてこなかった国も積極的に受け入れていきたいと考えていますか。
【知事】 やはり現状、やっぱり中国の方が多いと聞いてます。圧倒的にですな。ただ、まだまだ数的にはそんなに多くないので、というか、現に増えてますよ。相当。倍々ゲームで増えていると。もともと数が少ないからということなので、そういったところの医療滞在ビザの発給を早くやっていただければ早く受け入れやすいと。現にそういったところはもうこちらの医療機関と現地の医療機関とでも連携、連絡しているんですね。ですから、個人個人じゃなくて、病院と病院、医療機関と医療機関、大学病院と大学病院という形でのネットワークがあって初めて、そういううちで受け入れる用意があるということの、早く来てもらいたいという、そういう医者の所見ですな、そういうのを送るから、そういうのを申請書類ね、ビザの申請書類につけて申請すれば、早くおろしてちょうだいと。ただ口だけで言うんじゃなくてね。ということが今回の提案でございますので、そういう点では、やっぱり中国を始め、あとはアジアですね。アジア各国も大変それは可能性がある。現にそういう話はですね、それぞれの医療機関にはもう来ていると聞いております。

【質問】 例えば、中国から多くの患者が大挙してこちらに来ると、国内の患者にデメリットがあるとか、国内の患者への医療がおろそかになるのではないかという懸念はないですか。
【知事】 だから、そういうことがない範囲で受け入れるということなんですよ。
 だって、日本に、国内に大挙してやってきて、どーんと病院に押しかけるということはあり得ないでしょ、現実問題。制度としてね。だから、医療機関同士が連携をして、うちの患者こういう、例えば最近では、一番わかりやすいのは、胃がんの手術でね、胃を摘出してやるときに、内視鏡でやってね、日本でも内視鏡でやってやれば、術後ですよ、術後そりゃ3日4日でぱたぱたぱたぱた歩けるしですね、流動食も食べれるしですよ、1週間で退院できるわけですよ、日本でやれば。そういったものができ、受けたいとかね。病状によってはですよ、病状によってはなかなか開腹してあれするのが大変だとかねということのそういったもので医療機関同士で連携をしていって、こちらの医療機関もあれですよ、そういった声を結構、そういうことを言われないようにするためにね、例えば空いた時間にやるとかですよ。土曜日やるとかね。そりゃ、お医者さんとか医療スタッフはだからあれですよ、勤務外に出てきてもらってやるとかね、というようなことでやっていると。ですから、そういう国内の医療をしっかりやった上で、その上で更に国際的な貢献という形。それから、その能力の範囲内でやると、で受け入れると。受け入れる可能性、受入可能な範囲でやるというのが、今回のこの愛知県における医療ツーリズム、それから医療滞在のビザの早期発給というところの原点というかね、ポイントなんですけどね。
 ただ、これは愛知県の話じゃありませんが、私は前から思ってたのがですね、やはり日本の医療で、医療資源、地方でいって医療、お医者さんが、医師不足だとかいろんなことが言われてますが、これから日本全体、トータルでいえば、人口も減少局面に入っているわけですね。これだけの医療資源があると。ほっておけば、どんどんどんどん医療のニーズというか減っていくわけですよ、常識的にはね。人口が減っていくわけ。だから、そういう意味で、これだけ高度な医療の技術、レベルが、体制があるんだから、その点についてやはりアジアの方、中国とかアジアの方々って、やっぱり日本の高度な医療を受けたいという方々には、その部分をオープンにしてですよ、受け入れるということが、日本の医療、産業と言うか何と言うかは別にしても、日本の医療界、医療産業がやはり一定のレベルを保っていく、そして国際化ということでやはり海外の医療機関とも競争するわけですから、そういう意味では日本の医療のレベルアップにもつながるということに、私はつながっていくというふうに思います。
 将来を考えれば、やはり人口がどんどんどんどん減っていくようなところだとね、やっぱり医療機関だって持ち切れないと思いますよ。お客さん減っていくわけだから。だから、そういうトータルのことを考えればね、私はやっぱりこの医療ツーリズムというのは一定程度、日本の地域医療への医療サービスの提供ということと両立させながらね、両立させながらやっぱり模索していくということが必要ではないかというふうに思っています。
 もちろん様々な課題がありますから、まずはね、この愛知でそういうことがスムーズに受け入れることができる環境をね、今愛知でつくりつつありますので、そういう意味では、実験的にといいますかね、とにかく愛知で試行的にといいますかね、やってみるということではないかというふうに思います。
 ですから、多分ね、最初こういうふうに大々的には言ってみたものの、目に見えるような形でどんどん来るということには多分ならないと思いますね。ぼちぼちだと思います。ただ、それでもね、やっぱり大分、そういった形で海外のお客さんを受け入れることができるということになると、大分やっぱり風景は変わってくるんじゃないかなという気はしますけどね。是非そういった日本の医療ツーリズムの先駆けというか先鞭というかね、という形で取り組んでいければかなと思います。そうなると、いろいろやってみればやっぱりいろいろな課題が見えてくると思いますよ。それはまた改善していけばいいんじゃないかというふうに思っています。

【質問】 外国人の農業人材を確保したいというのは、人材不足を補うという意味もありますが、低賃金で雇えるというメリットも大きいのでしょうか。
【知事】 我々の条件にですね、資料編の2ページにですね、農業分野の外国人材の受入れというところを御覧いただきたいと思いますが、その(2)の提案の概要の@、対象となる外国人の要件ということで、アでですね、外国人技能実習制度を修了した者で、引き続き愛知県で農業に従事することを希望する者、イ、一定の日本語能力を有すると認められる者、ウ、日本人と同等額以上の報酬で雇用される者ということでありまして、我々、この技能実習制度はね、やっぱり外国人の労働力のいわゆる安使い、チープレイバーをですね、日本の企業、産業界が求めているということではないかというふうな批判をね、よく言われます。我々も耳にします。そういうことであってはいけないんで、ですから我々がここに、こういう日本人と同等額以上の報酬で雇用される者という条件をつけさせていただいております。そういった条件の中で受け入れるということで進めていきたいというふうに思っています。

【質問】 愛知県内の医療機関に、医療滞在ビザを使って来ている人はどれくらいいますか。
【知事】 医療機関に聞き取った数字だとですね、ある病院では昨年度20人ぐらい、ある病院では昨年度50人ぐらいということですな。
 昨年度ね。だから、まだそのぐらいということです。
 その50人ぐらいというところは、これ民間病院ですが、これは健康診断だね。とあるもうちょっと大きな病院、とある大学病院は20人ぐらい。これは手術だよ。がんだ、がん。がんの内視鏡。

【質問】 やはり外国人の方のニーズとして、医療滞在ビザの発給を早くしてほしいというニーズがあったのでしょうか。
【知事】 ほぼ中国の方ですけど。そういうことを言うとあれですが、来たいばっかという感じですよ。そりゃ、許していただければどんどん来たいと。向こうもどんどん送り込みたいという形ですね。やっぱり内視鏡ですよ、そりゃやっぱり。結局手術というのはですね、あれなんですよ。手術は大抵やっぱり、よっぽど難しいか、その手術自体は大体成功するんです。問題はその後の術後管理なんだ、これ。人間って機械じゃないので、生きている生身なんで、術後管理をどうきちっとやって、後をね、ケアしてフォローしていくか。最後治さにゃいかんですからね。そういう意味からすると、やっぱり内視鏡で体に負担なくですね、手術して、1週間でぴんぴんして帰っていくというのを見ると、そりゃ喜ぶ。むちゃくちゃ喜ぶ、向こうの人はね。ですから、そういった意味で可能性は相当あると思いますが、そうはいっても、先ほどのね、御質問のように、それじゃ全部受けれるかって、そんなことできないので、日本国内の患者さんがおられるので。だからそこをバランスとりながら、その医療機関の受入可能な範囲で受け入れていくと。それでもね、それだけ人気があって、そういうお声、来たいという声があればね、やはりそれは、僕はやっぱり受け入れていくべきだと。これは徐々にでも門戸を広げていくべきだ。
 そういう中で、この医療滞在ビザが少しでも早くおりればね、やっぱりもっとこちらへ来てきちっとした手術を受けてね、また元気になって帰っていかれるという方が、これは医療経済的なこともさることながら、やっぱり人道的な観点からしてもね、日本の貢献、日本の海外への貢献ということにもつながるんじゃないでしょうかと思っています。
 多分ね、東京が一番多いんだきっと。東京って医療機関が山のようにあって、大学病院が14もあるので、受け入れているんですよ。だけども、組織的に、システマティックに受け入れているということは今のところないですな。
 ただ、もっともっとこれは自然に増えていくのではないかという気もしますし、僕は日本としてね、日本はやっぱりアジアでも最先端の医療技術、医療レベル、医療の資源を持っているので、そういう面でも、私は中国、アジアの方々に貢献をしていくということはあっていいというか、あるべき姿ではないかなというふうに思いますね。

【質問】 医療ツーリズムについては、東京など他の地域でも言い出しているようなことですが、そのなかで、愛知でやることのメリットや、国内的に愛知でやると医療経済の面でも良いというような売りはありますか。
【知事】 地域として医療ツーリズムを掲げて取り組んでいるのは、日本で私どものところだけでございまして。東京もそんなことは旗振れません。大阪も。地方へ行けば、やっぱり医師会の皆さんが反対をしておられるところが多いので、そういうことにはなってないと。ですから、日本で唯一であります。
 というのは、ここは人口当たりの医師数としては全国平均には届いておりませんが、一方で、最先端医療ができる大学病院、大学医学部、大学病院が四つあってね、そこがいつも協議会をつくりローテーション方式をやり、そして若手の医師研修制度もね、そういったもの、独特のものをつくりですよ、やってて、それが救急体制としてはですね、救命救急センターが、東京が26、愛知が22ありますから、そういう意味ではですよ、救急体制としてはぴしっとできている。その上で、かつて問題になったような救急患者のたらい回しみたいなことも起きていない、ここはね。ですから、そういう状況の中で大学病院、それから地域の中核となるような病院、大きな病院と地域の医師会の皆さんとが非常にここはうまくいっていると思います。だから、こういう医療ツーリズムという取組ができるということだと思います。
 ですから、そういう意味で、先ほどもあれしましたよね。やっぱり地域に対する医療の提供と両立というのが一番大きなそこのポイントになるので、そこが私は、愛知はできている。だから、受入可能な範囲で受け入れていくということができる。そこが一番の売りというか、一番のポイントだと思っています。
 ですから、是非ね、そういう形で可能な範囲で受け入れていくことでこの地域の医療レベルもアップしていければと思いますし、そのアジアへのそういった人道的な面での貢献もできればと思いますし、やっぱりここへ来てね、そりゃ元気になって帰った方はやっぱりファンになるでしょう、やっぱり圧倒的な。また来るよというような形で来ていただけると思いますしね。そういう意味で、そういう形で少しでも広がっていければいいなというふうに思っています。

【質問】 医療滞在ビザの発給要件以外に、何か検討された特区の提案はありますか。他に行政としてできることや検討課題はありますか。
【知事】 今回この医療ツーリズムを、海外からの患者さんの受入れを検討する中でいろいろ検討しました。規制緩和、規制開放をお願いすることがないかというのであれしましたけれども、基本的には、特にそういう障害になるような規制は今のところないと、受けられると。
 というのは、海外から来られる方は全部、自由診療なわけです。保険関係ないので、だからあれですよ。手術やって1週間おられたらやっぱり何百万円ですよ。実費ですから。あんまり、何百万、知ってるけど、100万200万じゃないでね、これ。もうちょっと上のほうの何百万ですから。だから、それを来られる方は即金で払っていくという方々ばかりですわね。でも、それでもやっぱり、長年ね、苦しんでたけど治ってね、あと、その後も、術後も快適だというんで喜んで帰っていかれるということですね。ですから、規制がというよりも、やっぱり自由診療だから、そういう意味では、費用はやっぱり国内の方に比べれば高いですね。そこのところが一番あれですが、それは世界どこでも一緒ですからね、世界でどこでも。むしろ、日本の医療費はアメリカとかに比べればはるかに安いので。アメリカの手術代というのは日本の2倍3倍じゃないでね。もっと高いですよ。もっと高い。胃を切ったら何百万円しますからね、その手術だけで。日本はそんなにしませんから。そういうことじゃないでしょうか。
 あとはね、いろいろ様々に研究しましたけど、やっぱりどういうふうに海外からの患者さんを受け入れていくかという、そのネットワークですね。あと、そこは、医療機関側は営業とかそんなことできませんので、受け入れるだけなので。だから、そこをコーディネートする方とかね、あと、どういうふうに情報発信をしていくかと。こういうところでこういう受入れができますよというね。そういうことをどうやっていくかというのが課題かなという話が出てますけど。
 ですから、今回はまずはこの医療滞在ビザの早期発給という話をした上でね、また引き続き医療関係の皆さんとよく議論、協議しながら、また新たな課題が見つかれば、そこでこういうのを改善してほしいという提案をしていきたいというふうに思っています。

(3) トランプ氏の次期アメリカ大統領選出に係るTPP発効の見通し及び経済への影響について
【質問】 知事自身はTPPに関して、農業にしても輸出産業にしても、可能性を非常に感じていると思うのですが、情勢からすると、トランプ次期アメリカ大統領はTPPに反対で、オバマ政権下でも批准しないということになれば、TPP発効自体が、かなり非現実的になっています。このことについての知事の所感と、それでも自由貿易圏づくりに向けて働きかけを今後もしていくのか、その辺の考えを聞かせてください。
【知事】 一つは、今言われましたようにTPPがこういう形で発効するのは難しいということになったということは、誰しも認識をしておられると思います。難しいんでしょう。もうあれだけ大統領選挙のキャンペーンで明言して、選挙結果で当選されたトランプさんがしないと言い切っているわけですから、これは難しいということだと思っておりますので、それはそういう形で受け入れざるを得ないんではないでしょうか。というのが一つ。
 ただ、やはり日本としてですね、このアジア、太平洋を中心に自由貿易圏をつくっていくと。保護貿易には反対していくと。できるだけ自由に経済取引を進めていくと。それは物の貿易だけではなくて、様々な資本、金のやりとり、情報のやりとり、様々なことも含めてね、大きな大きな経済圏をつくっていくというのは日本にとってプラスであることは間違いないと思っています。ですから、これからもね、そういう形で日本は旗振りをして、自由貿易体制をつくっていくということに汗を流していくということが必要じゃないかというふうに思います。
 そして、この愛知、中部ですけれども、この地域もね、何度も申し上げていますが、付加価値の高い製造業、ものづくりで生きてきているところでありますし、それから更に日本経済をその付加価値の高いものづくりで支えているということでありますし、もう相当部分が海外にどんどん今展開していますから、有機的につながっているわけですね。ですからそこの、また自動車なら自動車でね、部品もどんどん海外に、お互いに海外の国同士で最適なところでつくってやりとりしている。それから、最適なところで研究開発もどんどんテクニカルセンターを分散して、そのネットワークしてやっている。だから、人の往来も自由にどんどん行くということも、そういうのも前提でビジネスモデルが組み立てられているわけですね。ですから、そういった人、物、金、情報の往来が自由にできるということを保障する。そういう体制というのが私は日本及びこの中部、愛知の企業、ビジネス、産業にとってメリットがあると思いますから、引き続きですね、そういった点での自由貿易圏、自由貿易体制づくり、これは世界第一の経済大国であるアメリカとやっぱり十分議論をして深めていくということが必要ではないかというふうに思いますし、是非そうしていただきたいというふうに思います。
 あわせて、我々としても、今年、テキサス州、そしてワシントン州と友好協力協定を結んだわけでありますしね、様々なプロジェクトも抱えていますから、我々もそういったところとしっかり交流、連携、経済交流しながらですね、この日本とアメリカの経済のきずなをもっと強くしていけるように努力をしていければというふうに思っています。
 ただしかし、あれだね、本当にTPPこれでもう完全に。参議院で今日から始まるんだね、審議。何かちょっと、衆議院でああいう形でね、少し強引に通したんであればですね、その通しておいてですよ、参議院へ行ったら、状況が変わったからといって、姿勢、態度が変わるというわけにいかないから、何とはなしに気の抜けたビールのような感じになっちゃったような気がしますけどね。それでもやらざるを得ないんでしょう。それはよくわかりますよ。政治っていうのはそんなもんだなと。ただ、あれだね、説明するほうも答弁するほうも質問するほうもあんまり力が入らんかもしれんな。それでもって、あと国会延長すれば自然に成立するんでしょ、そこまで延長するんだろうね、やっぱりね。
 ただ、その間十分議論の時間ができたんでしょうから、これでもかっていうぐらい、腹いっぱいになるまで議論してもらったらいいんじゃないでしょうかね。ただ、あれ100時間とかあると大変だよ。昔、郵政で何か延々と議論したとき、最後質問がなくなってきたような覚えがあるけどな。まあいいや、そんな余計なこと。

【質問】 TPPとは違う枠組みで今後その自由貿易圏のそういう体制を作っていくということが望ましいというのが、知事の考えでしょうか。
【知事】 いや、私はやっぱりここまでまとめてきたので、やっぱりTPPをね、是非やっぱり成立させてもらいたいなと、発効させてもらいたいなとは思います。
 だけど、現実にもうこの形では無理でしょ。だとしたら、やっぱりもう一度仕切り直してね、新たなアメリカの新政権、トランプ新政権と十分対話、協議してですよ、何がいいのかという形で議論、協議をしてもらいたいなというふうに思いますね。

【質問】 トランプ次期アメリカ大統領に関連してですが、就任が決まってから、市場の値動きもかなり乱高下して、荒い動きも見えましたけれど、こういったところを、知事はどう見ていますか。
【知事】 引き続きそういう形になるんじゃないでしょうか。だって、まだわからないもんね。その新政権、政権移行チームがだんだん人物が明らかになってきますけど、みんなあれでしょ、じっとトランプ新政権の陣容、陣立て、それからどういう政策でいくか、どういう政策でいくかって、大体陣立て、陣容、人で決まるところが多いので、どういうチームをつくるんだというのを本当に世界中があれじゃないですか、凝視している、注視しているということではないでしょうか。我々も一緒ですよね。だから、それをしっかり注視して、よりよい方策で対応していければというふうに思います。
 ただね、やっぱり、ただあれだと思いますね。トランプさんは実業家、ビジネスマンですから、アメリカのビジネスにとっていいことはどうなんだということを考えると思うんですね。アメリカズファーストというのはそういうことだろうと思いますね。
 だとすれば、今彼が言っているアメリカで雇用を、アメリカでどう産業を強くてアメリカに雇用をというのは、我々がやっていることと全く一緒だと思いますんでね。現に、今世界の産業界、日本の産業もそうですしアメリカの産業もですよ、やっぱり付加価値の高いもの、産業はアメリカ国内でやろうよという形の動き、流れも出てきているわけですからね、やっぱり労働集約型は、これはもう海外へ行かざるを得ない。ですから、その付加価値の高いものはアメリカ国内でアメリカ回帰。
 去年、1年半前、去年の春、4月にね、GEが発表したアメリカ回帰、Gキャピタルを売ってものづくりに回帰する。それもアメリカでつくると、メイド・イン・アメリカだと、アメリカで付加価値の高いものをつくっていくんだということを発表して、現にそのとおり動いているし、GEの株価がぐーんと上がっている。そういう動きはね、私はそれは変わらない、そういう動きはこれからも出てくるというふうに思いますね。ですから、そういう意味でトランプさんが言っていることがあながち、全く全然的外れなことを言っているということではなくて、ある意味、アメリカや日本、EU、そういう先進国型の産業の流れをね、言い当てている面があるというのは事実だと思いますよ。現にそういう動きが日本でもあるわけですから。
 そういったことをやっていただくこと、そういうことの後押しをしていただくということは、やっぱりアメリカの経済が強くなって、アメリカの経済が強くなれば、ダウの株価も上がるし日経平均株価も上がるし、そういう意味では日本の経済にとっても悪くないんじゃないでしょうか。現に、日本の自動車産業はアメリカの市場がやっぱり主力マーケットですからね、私は、そういう面ではメリットといいますかね、十分この日本とアメリカの経済関係をうまくやっていけることにつながっていくんじゃないかというふうに思っております。
 現に、我々とテキサス州とのつながりは、やっぱりトヨタの北米本社が来年5月からもうダラス郊外のプレイノにどーんと、4,000人の大拠点をつくって、そこで研究開発に近いようなこともやるということですよね。ましてや、またMRJは、今度はワシントン州で開発と、テストフライトの拠点をつくってそこで。事実上、この愛知とワシントン州で共同開発するようなもんですから、その意味では、そういう付加価値の高いものづくりという点ではね、我々も相当貢献ができるし、むしろアメリカの力を借りていかないとMRJは成功しませんから、そういった点で、私は同じ先進国、高度な産業を持っている先進国として、やはり同じベクトルを向いてね、やっていける。そういう素地は十分あるというふうに思っています。
 ですから、僕はどちらかというと、今後トランプ新政権が打ち出す経済政策にはむしろ期待をしたいなというふうに思います。

 追加だけ申し上げさせていただきますとね、やっぱりトランプさんはビジネスマンですから、それからそういうネットワーク、人脈もおありだと思いますので、どこが今アメリカ経済の課題でね、どの辺に今問題があり、どの辺に課題があり、どこを政策で刺激をすれば盛り上がっていくかということは、御本人はもちろんですが、周りのこれからつくる新政権のチームスタッフでもね、当然、経済界出身の方がたくさん入られると思いますので、そういった点はやっぱり大変、そういった点は、そういう経済、生きた経済がわかり、どういうところを突けばね、どういうふうな形になって、そしてアメリカ経済が浮上していくか、更に上昇していくかというのは非常にわかっておられるのではないかというふうに思います。
 現にアメリカ経済は強いですよ。強いですよ。やっぱりイノベーションで新たな産業とか新たな技術とか新たな商品をどんどんつくっていく、やっぱり世界の頭脳を集めていますから。シリコンバレーしかりね、金融のニューヨークしかりね、コンテンツのハリウッドしかり、航空機産業のシアトルしかりね。製造業、ものづくり、テキサスしかり、エネルギーのそういった南部しかり、そういった意味では非常に強い産業を持っていますから、私はそれが新政権の強力な後押しとかね、施策で更に。もともとベースはあるので、今でも強いので、それが政策で刺激することによってもっとレベルアップし浮上していくということは大いに期待できると思いますね。だから、あのニューヨーク市場のダウ平均株価が上がっているのはそういう期待じゃないでしょうか。
 ですから、私はそういう強いアメリカ経済がですね、更に強くなっていただくということは世界にとっても大変メリットあることだと思うし、たちまちアメリカ経済と相当融合している日本の経済、産業にとっても、私はプラス、メリットがあるというふうに思います。自動車産業しかりね、航空宇宙産業しかり。ですから、そういう意味で今後のもちろんトランプ政権のあり方というか、スタッフは注視しなきゃいけませんが、私はむしろ前向きに捉えてね、アメリカ経済がよくなる、前進するということは日本経済にとってもいい。で、日本経済、産業のものづくり、中心であるこの愛知、中部にとっても、私はプラス、メリットがあるというふうに思っていますし、そういうふうに期待をしたいというふうに思っています。

(4) 高齢者ドライバーによる事故防止対策について
【質問】 週末、東京の病院の敷地内で83歳の女性が運転する車が暴走して、30代の男女が死亡するという事故がありました。最近、高齢者が加害者になる事故が相次いでいると思いますが、愛知県がこれまで、高齢者ドライバーに対して行ってきた対策や、今後行いたい対策があれば教えてください。
【知事】 大変あれですね、痛ましい事故だったというふうに思います。被害を受けられて亡くなられた方も、本当に御冥福をお祈りしたいというふうに思いますし、加害者になった方もね、やっぱり本当にあれじゃないでしょうか、胸が張り裂けそうな思いではないでしょうか。取り返しのつかないことをしてしまったという悔悟の念でですね、それも83歳という御高齢でね、そういうことを思うとですね、本当に胸が痛む思いであります。
 現にそういう、ブレーキとアクセルを踏み間違えたりとかね、いろんな形での、あと最近多いのは高速道路を逆走するようなね、とかですね、そういう事故が全国ひっきりなしにあります。愛知県でもあります。ですから、そういった思いで、本当に胸が痛む思いですが、我々としてはね、やはり一つはですね、交通安全のキャンペーン等々でね、やっぱり特に高齢者、ドライバーも歩行者も高齢者対策というのが大きな課題です。現実に交通事故で亡くなられる方の半分以上はね、60歳以上の高齢者ですから、そういう意味で、この高齢者対策、キャンペーン、テレビコマーシャルとか新聞広告、様々な広報で交通安全を周知するということと、あと、夜間外出するときにね、何でした、蛍光のワッペンとかね、ああいったものを着てもらったり、つけてもらうということも奨励をしております。それから、高齢の方ね、80歳を超えた高齢の方で、もう免許を返上してくださいということもね、それぞれの所轄の警察署等々でね、交通安全センターでもやっています。ですから、もうそろそろ免許をいかがですかというような形の、そういう働きかけもやっております。ですから、そういったことをね、これからもやっていくということだと思いますが、ただ一方でですね、健康体であってまだ運転できる、それもしかし、車がなければ買い物にも行けないというような方にどうするかというのは、これはなかなか悩ましい話でありましてね。ですから、そういったことをどうするかをよく考えながら、それでもね、それぞれの市町村、自治体で市内を回るああいうくるくるバスみたいなもの、巡回バスというようなものとか、あとタクシー券をお渡しするところも出てきていますので、よくよくそういった自治体とも話をしながらね、ある程度の高齢者の方には免許を返上していただくということも、これはアピールをしていかなければいけないんではないか。さらにアピールしていかなきゃいけないというふうに思っています。

【質問】 もう一歩、免許制度ですとか、免許更新時での認知症の審査の強化など、県としてもう一歩踏み込んだ対策というものはとれないものなのでしょうか。
【知事】 今言われたことも検討に値する課題だと思っております。で、特に免許更新時ですね、免許を先ほど私申し上げたように、免許をある程度の方、高齢の方には返上していただくということも周知をしていきたい、アピールしていきたいということでありましたが、特に認知症等々の方にはですね、やはりそれは御本人、それから周りの方の安全も含めればね、やはり返上していかなきゃいかんということだと思いますので、その免許更新時というのは一つポイントのときですから、そのときにどういう対応ができるのか、やはりそこを、更新を少し厳しくしていくということは、私は今後検討して、今後やっぱりそこまで踏み込まなければいけない課題ではないかというふうに思っています。
 ですから、関係部局でそこをしっかり検討してもらって、あと、当然愛知だけということになりませんから、日本全体でね、交通免許、運転免許の施策としてどうなのかということは十分検討してもらいたい。そのことは、これはあれですな、警察庁ですな、国家公安委員会の関係になろうかと思いますが、しっかり申し上げていきたいというふうに思っています。

(5) 名古屋グランパスのJ1復帰に向けた支援等について
【質問】 名古屋グランパスについて、社長も代わられて、ジュロヴスキー監督や闘莉王選手の退団も決まり、新体制で始まるわけですが、次の1年でのJ1復帰を目指すチームに対して、何らかの支援はありますか。また新体制への所感等があれば教えてください。
【知事】 11月3日にね、ああいう形で最終戦負けてJ2降格が決まったわけですね。そのときにも私、降格決定の後のぶら下がり取材でコメントを出させていただきましたが、大変残念でならないということです。
 ただ、そのときに申し上げましたが、我々はね、我々サポーター、応援団はとにかく応援するだけなんですよ。私はグランパス後援会名誉会長という役をいただいておりますので、そういうことからいってもね、とにかく信じて応援するだけと。とにかく落ちたと決まっちゃった以上しようがないんでね。とにかく来年1年間はJ2でもまれるしかないので、それをね、とにかくワンシーズンでね、1年でクリアして、もう一回、再びジャンプアップするんだという気概でね、是非頑張っていただきたいというふうに思っています。ですから、引き続きね、我々は、とにかく県民市民、サポーターの皆さんに広くね、広く後援会の皆さんに、J2になっても元気出して応援していくぞと、来年こそ勝って勝って勝ちまくってね、1年で復帰して、再来年はとにかく絶対J1優勝するんだということをね、強く、来年1年間強く強く、半ばやけくそで旗振っていきたいなと思っていますけどね。
 ドラゴンズも一緒だけどね。ええかげんにせいよ、おまえ2年続けてどべは許さんぞってね、半ばやけくそで旗振っていきたいと思っております。