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平成29年5月29日(月) 午前10時

1 知事発言
(1)北朝鮮の弾道ミサイル発射について
 5月29日月曜日、5月最後のですね、月曜日でございます。定例記者会見を始めさせていただきます。
 今朝、北朝鮮による弾道ミサイル発射が行われましたので、そのコメント、先ほど配付をさせていただきましたが、その趣旨を申し上げたいと思います。
 今朝、5月29日月曜日5時40分ごろ、北朝鮮東岸より弾道ミサイルを発射をし、日本海の我が国、排他的経済水域内に落下をしたということであります。
 これにつきまして、政府もですね、断固抗議するという声明を発表しておりますが、私ども愛知県といたしましても、このことについて先ほどですね、私のコメントを出させていただきました。
 累次の核実験、そしてまた弾道ミサイルの発射等々ですね、ここんところずっと続いておりますが、これはですね、明白な国連安保理決議の違反でありまして、航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある行為だということであります。北朝鮮に対して厳重に抗議するとともに、強く非難をいたします。
 政府には、国際社会と連携をして北朝鮮の拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて、断固とした措置をとるように強く要請をするものであります。
 本県としては、引き続き県民の生命、財産を守るために、安全、安心の確保に努めてまいります。

(2)「全地形対応車」の活用に関する検証の実施について
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/shobohoan/saramanderkensyou.html
 全地形対応車の活用に関する検証の実施について申し上げたいと思います。
 これはですね、私ども愛知県と岡崎市さん、同時刻といいますか、同じタイミングで発表させていただくものでございます。
 全地形対応車は、広域・大規模災害等の発生時に備えまして、緊急消防援助隊の活動体制の充実強化を図ることを目的といたしまして、消防庁から全国でただ1台、岡崎市消防本部に配備をされております。
 この全地形対応車、いわゆるサラマンダーと呼んでおりますが、浸水や瓦れきなどにより一般車両では走行不能な場合においても、あらゆる災害現場への人員・物資の輸送や救助救援活動を行うことができる車両であります。
 平成25年3月の配備以降、県内、県外ともに出動が求められることはございませんでしたが、この6月から新たな活用方策として、大雨・洪水警報が発令をされ、浸水等の被害が想定される段階から、関係消防本部との調整の上、事前の警戒活動にも出動することといたしました。当面は、台風や豪雨が多く発生する出水期である10月までの5か月間、この運用を試行してまいります。
 大雨・洪水警報が発令をされ、浸水等の被害が想定される段階から出動し、全地形対応車の出動機会を増やすことで、災害の発生前から発生後までに渡る効果的な運用の在り方、対応方法について検証していきたいと考えております。
 この地域でも、今後、南海トラフ地震などの大規模な地震や台風、豪雨、河川の氾濫などの災害の発生が危惧されております。こうした実践的な取組を進めていくことで、住民の皆様の安心・安全の確保に向けて、災害への備えをより一層万全なものにしてまいります。
 お手元に資料がお配りをしてありますが、これはですね、消防庁、岡崎市、そして愛知県が共同で以下の運用をして検証していこうということであります。6月1日から5か月ということであります。
 出動条件でありますけれども、当然でありますけど、岡崎市で警報が発令された場合は岡崎市。岡崎市以外へはですね、岡崎市以外の市町村で大雨・洪水警報が発令をされたけれども、岡崎市では警報が発令されておらず、24時間以内に岡崎市で警報が発令される可能性が低いといった場合にですね、3にありますけれども、愛知県はその該当する市町村の区域を管轄する消防本部と岡崎市消防本部と調整した上で、岡崎市消防本部に出動を要請するという形で進めていきたいというふうに思っております。
 その全地形対応車の概要はその次の資料にありますけれども、こういう装甲車とちょっと違うかなと思いますけど、キャタピラーが付いてね、瓦れきでも海でもドンドコドンドコ、海じゃないな川だな、水でもドンドコドンドコ行けるというものでございます。荒れ地、不整地、段差、溝、土砂、瓦れきといったところで、一般車両では走行不能と思われる災害現場、水溜まり等の障害に対しても、特別な装備品等を装着することなく走行が可能なものであるということでございます。2両連結になっておりまして、これを、その裏のページにありますこういう大きなトラックで運ぶということでございます。
 これは平成25年3月から、消防庁から岡崎市に無償使用の制度により配備をされているものでございます。
 日頃から訓練を実施をし、災害に備えておりますけど、現時点で出動実績がないということはいいことだと思いますが、これを岡崎市だけではなくて、愛知県全県にですね、警報の発令状況等に合わせてですね、配備をするということでございますので、しっかり検証をしていきたいというふうに思っております。

(3)新城総合公園における民間活力を活用した新たな公園施設「フォレストアドベンチャー新城(仮称)」の設置について
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/koen/shinshiro20170529.html
 新城総合公園における民間活力を活用した新たな公園施設「フォレストアドベンチャー新城(仮称)」の設置についてでございます。
 愛知県では、県営都市公園に民間活力を活用した新たな魅力の創出と市民の皆様に親しまれる公園づくりを進めております。昨年7月には、大高緑地公園において、民間事業者が運営するディノアドベンチャー名古屋がオープンし、大変多くの方に御好評いただいております。
 そうした中で、愛知県では、大高緑地に続いて新城総合公園においても民間活力を導入した新たな公園施設の整備に向けた検討を進めてまいりました。この度、民間事業者からの提案を受け、新たな施設「フォレストアドベンチャー新城(仮称)」の具体的な計画案がまとまりましたので、事業内容についてお知らせをいたします。
 フォレストアドベンチャーは、フランス企業のアルタス社が開発した体験型森林アクティビティで、現在、世界100か所を超える地域で営業をされております。国内では、有限会社パシフィックネットワークが日本の代理店となり、アルタス社から企画・設計・材料供給などの技術提供を受け、全国22か所で営業をしております。
 今回新城総合公園に整備するフォレストアドベンチャーは、この日本代理店であるパシフィックネットワークと業務提携を結んだエバイス株式会社、これ名古屋の会社ですが、技術指導や運営ノウハウ等の提供を受けて、設置・運営を行う計画であり、東海三県では初の開業ということでございます。
 このフォレストアドベンチャーは、プラットフォームと呼ばれる木製の足場や階段、ワイヤー、吊り橋から成るサイトが複数設置された全長約500メートルの森林体験型の遊戯施設でありまして、樹の上のプラットフォームへ登った利用者は、次のプラットフォームへ自らワイヤー等を伝って空中を進んでいって、最後は地面に滑り降りることを繰り返す、自然共生型のアクティビティとなっております。遊戯施設を全部体験するには2時間半から3時間程度かかるということで、地上約10メートルの空中散歩や空中遊泳など、緑いっぱいの自然の中で非日常的でスリリングな体験がお楽しみをいただけるということであります。
 この先のスケジュールですが、本日、運営事業者となるエバイス株式会社と愛知県との間で協定を締結し、今後、公園の許可手続などを経て、工事に着手、順調にいけば、来年の3月ごろにオープンする予定であります。
 新城総合公園は、新東名高速道路・新城インターチェンジから車で約7分と、非常にアクセスのよい場所にあります。是非多くの方にこの新城総合公園の森の中で空中散歩を体験していただきたいと思います。
 資料を御覧いただければと思いますが、これはですね、新城総合公園は昭和60年に供用開始をした運動公園でありますが、今年の2月9日から3月10日までの間、1か月間ですね、民間のノウハウ、ユニークなアイデアを生かした公園施設等々の事業者を公募したところ、1件の応募があったと。これをですね、外部有識者4名で構成する選定委員会で評価をしていただいて、最終候補者として選定をしたというものでございます。
 この公園施設は、ここにありますように全国22か所、この赤丸ですね。やっぱり関東地方が多いかなと。関東地方が多いということでございますが、それが今回、東海三県で初めて設置されるということでありまして、その資料の裏面を見ていただきますと、先ほど申し上げたようにフランスのアトラス社と日本の代理店が契約し、それを更に名古屋のエバイス社が契約をしてですね、やるということであります。
 料金はですね、大人3,600円、子供2,600円ということで、国内で展開しているのはこの3,500円から3,800円、場所によるんでしょうけどね、子供が2,500円から2,800円なので、少し安目の方なのかなということでありまして、参加条件は小学生、小学校4年生以上または身長140センチ以上、体重130キロまでというのはそういうことかなと思いますが、ということでございます。
 事業期間は、まずは許可日から10年間、事業区域は、斜面地2ヘクタールということでございます。3が経過で、その他、新城総合公園の概要ということでありますが、更にその次の資料で、新城総合公園の施設配置を見ていただきますと、その中でのですね、事業区域がこの赤のところの、この虹の階段の何ていうんですかな、これは南西部分というんですかね、崖のところということで、結構な崖というか斜面ですけどね、これがいいのかと言ったら、こういう斜面がいいんだということで、その後イメージ写真が幾つかありますが、こういう樹の上のところにですね、こういったものをつけて、ずっと空中遊泳、空中散歩をやっていただける。@、A、B、Cとこうあります。こういうイメージでありますけれども、現状の樹林地を上手に生かして、景観や自然環境を生かした提案だということでございます。
 そして、これはですね、来年度はですね、ですから、来年3月の春休みに合わせてオープンをするということでありますが、ですから、来年度は、最初の初年度は1年間で年間1万人の来場者を見込んでおりまして、毎年徐々に増加をしていって、10年後の平成39年度には年間3万人を見込んでいると。
 全国の実績ですが、多いところでは年間5万人以上、少ないところでも1万人ぐらい、1万人弱ということでありまして、他の施設と比較しても、来場者の想定している来場予測は十分に達成できるのではないかと。全国22か所の中の条件としてはいい方だということでありますから、十分達成できるんではないかということでございます。
 ちなみにですね、安全対策としては、さっきの写真にもありましたように、最初に道具の使い方、注意点に関する安全講習を受けていただいて、施設利用中は専用の安全装置、ハーネス、腰にこういう安全ベルトみたいなやつを装着してですね、ずっと回っていただくということでございまして、国内では平成18年にフォレストパークが開業して以来、延べ150万人を超える利用者が体験しておりますけれども、骨折などの重大な事故は発生していないと聞いております。
 また、自然環境等への配慮については、コースを設置するための間伐や下草刈りを行うことで森の再生を図ると。ワイヤー等を装着する樹木に対しても、添え木を介して締め付けを行うなど、樹木に過度な負担がかからない施工をすると。施設をもし閉鎖する場合には、ワイヤー等を撤去すれば元の森に戻るということでやっていくということであります。それから、この施設は一切の動力を必要としないので、機械等の騒音や排気臭を出すことはないということであります。
 なお、事業者には愛知県都市公園条例に基づいて県に使用料を納めていただくことになります。概算使用料では、大体100万から200万円かなということでございます。
 これはですね、冒頭申し上げましたように、この新城総合公園は新東名の新城インターチェンジから約7分ということなので、非常にアクセスのいい場所だということで、この民間事業者の方々からは前向きな評価をいただいたということでありますので、是非多くの方に来ていただいて、にぎわっていただければありがたいなというふうに思っております。

(4)平成29年度「あいちSTEM教育推進事業」研究指定校について
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/h29stem.html
 あいちSTEM教育推進事業研究指定校について申し上げます。
 日本一元気なものづくり愛知の未来を担う若者を育成するために、本県の高等学校において、理数教育や工業教育に力を入れていくことが重要であります。
 そこで、本県では、アメリカのオバマ前大統領が、国の科学技術力の底上げを図る教育改革の一環として提唱したSTEM教育に注目をし、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マセマティクスの4分野の先進的・実践的な教育を行う「あいちSTEM教育推進事業」を本年度より実施することといたしました。
 この度、本事業の研究指定校が決定しましたので報告をいたします。
 まず、STEM 4分野に関する先進的な教育課程を研究する「あいちSTEMハイスクール研究指定事業」については、県立高校の普通科から瑞陵高校、大府東高校の2校、専門学科から半田農業高校、岡崎工業高校、豊橋工業高校の3校、計5校を研究指定校として指定をいたしました。
 資料の裏面にありますように、研究指定校では、県内の理工系大学と連携をして科学技術の先端的な研究に触れたり、ロボットやモデルロケットの製作やプログラミング、人工知能(AI)を取り入れた教育のプログラムなど、3年間に渡って研究するとともに、このプログラムに基づく講義や講習を行い、ものづくり愛知の未来を担う理数工学系人材を育成をしてまいりたいと考えております。
 資料のですね、1ページはこの指定校が書いておりますが、この裏に5校の特徴が書いておりますので、御参考いただければと思います。
 瑞陵高校は、STEM 4分野分野の発展的な学習を目的としてですね、連携先としては豊田工業大学、名古屋大学、名古屋市立大学、中部大学。
 大府東高校は、生物や情報等の教育、科目の教育内容を研究し、科学実験のデータ分析やロボット動作のプログラミングを通して、課題発見・解決力を身に付けるなどなどでありまして、愛教大、人間環境大学、中部大学、Elwood College等と連携をするということであります。
 半田農業は、植物工場内でのLED照明を活用した植物の生育調整技術や環境制御プログラムの学習などを通してということで、中部大学と連携と。
 岡崎工業高校は、モデルロケットを用いた航空宇宙に関する知識・技術ということで、豊橋技科大、愛知工科大学。
 豊橋工業高校は、人工知能(AI)と人とのよりよい共存ということで、豊橋技科大、愛知工科大学。
 そして、もう一度戻っていただいて、次に、教員の指導力向上を図るための支援員を学校に派遣する「あいちSTEM教育力強化事業」につきましては、8校を研究指定校といたしました。春日井工業、春日井商業、古知野、東海商業、松平、猿投農林、刈谷工業、そして新城ということでございます。
 これらの研究指定校においては、企業や大学等から専門的な知識・技術を有する支援員の派遣を受け、STEM 4分野の教材開発や生徒への直接指導を行っていただくことによって、本県高等学校の理数工学に関する教育力の底上げを図ります。
 なお、各事業の内容や研究に取り組む各校の情報は、本日より開設する専用Webページに発信をいたします。本県としては、これらのSTEM教育に関する研究の取り組みを通して、ものづくり産業の未来を担う理数工学人材の育成に努め、ものづくり日本一の基盤を更に固めてまいりたいと考えております。
 ということで、八つはですね、資料の3ページでありますが、こういう八つの高校の科目でそれぞれこういった研究の概要をするということでございますので、御覧をいただければというふうに思います。
 そして、このSTEM教育力強化事業の支援員はですね、STEM 4分野に関する専門的な知識・技術を持つ人材を有する企業や大学、研究機関と連携して、研究に必要な支援員の派遣をするということでございます。
 農業科では6次産業化や造園設計に関する企業、工業科では自動車部品や産業用ロボットを製造する企業、商業科ではプログラミングを専門とする大学や専門学校、家庭科では被服や食品科学、保育を専門とする企業や大学などから支援員を派遣をしていただくことを予定をしているというものでございますので、よろしくお願いいたします。
 五つのSTEMハイスクール研究指定校で大学と連携をしてそういった研究をするもの、それから、八つのSTEM教育力強化事業研究指定校についてはそういった支援員を派遣をすると、こういう2段重ねでやるということでございますので、よろしくお願いいたします。

2 質疑応答
(1)北朝鮮の弾道ミサイル発射について
【質問】 今年に入ってから、北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次ぎ、本日発射した弾道ミサイルは、日本の排他的経済水域に落下したとみられますが、知事の受け止めを改めて聞かせてください。
【知事】 排他的経済水域の中であろうがなかろうがですね、やはり日本海に向けて発射するということは、やっぱり通常の船舶、それから漁船等々ですね、日常に普通のですね、産業活動、経済活動ですね、やっているわけですから、それを全く考慮せずにですね、やるということは、もう言語道断だというふうに思います。
 北朝鮮という国家に対して、差し迫った危機とかですね、危たいがない中でですね、こういったことを繰り返すということは、周囲の国々に対してですね、まさに危険な挑発をしているということにほかならないわけですから、だからこそ、だから国連の安保理でですね、これは駄目だと、やるなということを決議して、更に経済制裁も加えているわけですね。それを更に累次で次から次へとやっていくということは極めて遺憾だというふうに思います。
 ですから、更に実効的な措置をですよ、関係国が共同してやっていくということをですね、日本の外交当局はしっかりとですね、やっていただきたいということだと思っております。引き続きそれはしっかり申し上げていきたいと思います。

(2)「全地形対応車」の活用に関する検証の実施について
【質問】 全国で岡崎市にだけ「全地形対応車」が配備されている経緯を教えてください。
【知事】 これはね、こういった先進的なといいますかね先端技術を活用したこういった全地形対応車のやつをいわゆる消防庁さんの方でモデル的にですね、導入をするということで、平成23年度の補正でやって配備をして、平成25年3月だから平成24年度だな。
24年度の末にやったと。これ、作るのにこれ1億円ぐらいかかっているんだね。ですから、予算が何だ9,765万円か。9,765万円で。だから特注ですわね。ですから、それ予算平成23年度でやって、作って、平成25年3月に配備して。
 岡崎市を選んでいただいたというのは大変光栄ですけどね。その経過は、私もよくわからんけど、こう選んでいただいて、今配備をして、これで4年になるわけですね。
 ただ、おかげさんで今のところ、そういう大きな災害がないもんだから、配備がないので。せっかくだからこの、もちろん岡崎市がね、最優先ですけど、ここは全然、ゲリラ豪雨がね、どんどん出てくるとかそういうのがあれなので、ここが全然大丈夫だということであれば、県内のほかのところに持っていってね、いざというときに備えようと。こういうことですね。
【防災局長】 公募の際、岡崎市の他にも複数の自治体が手を挙げましたが、選考された理由として、岡崎市は高速道路等の交通の便が良く、全国各地に災害応援に行きやすく、津波被害を受ける可能性が低いということを重視して選定されたと聞いています。

【質問】 「全地形対応車」について、今回の検証の結果、これまでは消防庁長官が出動の判断をしていたものが、県で独自に判断をすることができるように指揮体系が変更されるということもありますか。
【防災局長】 今回はあくまで愛知県内だけで検証を行います。検証では、消防庁は指揮系統には入りません。

【質問】 「全地形対応車」は、これまで一度も出動がなく、平成26年8月豪雨による広島県の土砂災害においても準備はされましたが、結局、出動要請がなく、もったいない状況もあったようです。今回の検証にどのようなことを期待しますか。
【知事】 だから、基本的にはね、今までおかげさまでといいますかね、無かったということだし。岡崎市をまず最優先にということになるんでしょ、今まではね。自分のところ。だから、そういう意味では、それを広域的に運用できるということをですね、今回実証するということですから、そういった形でスムーズな運用がね、できるようになれば、せっかくね、これだけのものを一つの実験というかね、実証で作ったわけですから、できるだけ広域的に活用するということは有意義ではないかと思います。
 それがその運用でね、何ていいますかね、広域的な運用が可能になるようなことを今回試してみると、試行してみるということですから、そういう意味では、そのこれハードだけではなくて、それを運用するやり方がね、スムーズにいくようなことをね、是非やっていければというふうに思っています。
 それは国の方の狙いではないかなというふうに思いますけどね。

(3)新城総合公園における民間活力を活用した新たな公園施設「フォレストアドベンチャー新城(仮称)」の設置について
【質問】 フォレストアドベンチャーは、事業者の応募は1者だけですか。
【知事】 応募は1社だけ。

【質問】 フォレストアドベンチャーは、全長約500mを2時間半から3時間かけて進む遊戯施設とのことですが、遊具はどれくらいありますか。
【建設部長】 これから設計をするので、数はまだはっきりしていません。ハーネスを付けて移動するので時間はかかると思います。

(4)平成29年度「あいちSTEM教育推進事業」研究指定校について
【質問】 「あいちSTEM教育推進事業」において、研究指定校へ支援員を派遣する企業は決まっていますか。
【高等学校教育課長】 今、地域の企業とコンタクトをとっている段階ですので、具体的には申し上げられませんが、まもなく決まると思います。

【質問】 STEM教育についてですが、研究指定校の選定方法と、今後、研究指定校を増やす予定があるのかどうかを教えてください。
【知事】 指定校のこの選定の手順でありますけれども、これはですね、手挙げていただいたと。こういう形で3年間研究を、何をテーマに研究するかということをそれぞれの学校でまず手挙げていただいた。こちらが3年間こういうこと、共通の目的でね、やってもらいますよという条件を示して、うちですね、7校が応募をし、外部委員を含む選定委員会において協議をして5校に決定をした。地域バランスも配慮してということだろうと思いますがね、ということでございます。
 委員の皆さんはね、教育委員会の学習教育部長、それから名古屋大学の教授、公立高校の校長会の会長さんとかね、工業高校の校長会の副会長さんとか、そういった関係者、専門家の皆さんに御意見をいただいてということでございます。
 まずはね、やっぱりこれ結構、3年間こういう、この資料の2ページ見ていただきますと、3年間こういう形で研究テーマを決めて、それぞれのやっぱり大学と連携をしながらですね、人材も派遣をしてもらって共同研究をしながら、よりよい教育プログラムはどうだということでやっていくとなると、結構大変だと思うんですね。ですから、まずは我々この5校と支援員を送る8校で、まずしっかりそこでやって、そこで成果を上げた上でね、広げていくことを考えていければかなと思いますし、多分、多分というかこの五つなり八つでですね、どういう実態成果が上がっていくかを見ながら、それが上がっていけば、それを広げていくというやり方をしていこうというふうに思っています。

【質問】 STEM教育研究指定の対象クラスは、全クラスなのか特定クラスなのか、教えてください。また、過去に理系分野の教育推進事業はありましたか。
【知事】 理系の中心のやつはね、今までは、国がやっているスーパーサイエンスハイスクールってありますよね、全国200校で愛知が10校だな。だから、そういう仕組みはね、ありますけれども、あれは学校を見るとね、そりゃそうそうたる進学校だわな。岡崎だ刈谷だ一宮だ時習館だとかね、そういったところのそうそうたる進学校なんで、そういうところももちろん伸ばしていってもらいたいけれども、合わせてより実務に近いようなところもね、こういういわゆる専門科の、職業科のね、学校も含めて全体を底上げしていこうというのが、今回の目的なので、そういう意味ではこういった形で。だから県単独事業なんだけど、こういった形でやっていくということも意義があるんではないかというふうに思って、今回やったということです。
【高等学校教育課長】 対象クラスについては、各学校によって若干違います。ある学年で始めて翌年以降広げていこうという学校もあれば、ある学科、コース等で始めて、全校に広めていこうという学校もあります。
【知事】 またあれだね、今までスーパーサイエンスハイスクールは国の方の指定ではあるけれども、実際いろんな活動やっているのは、それぞれ個々の学校でテーマを決めてやっているということでいいんだよね。実際やっているのは、愛知県の教育委員会が、ここの学校はこういうことをテーマにしたらと協議しながらテーマと方向を決めてやっている。
 だから、科学の甲子園なんかにいっぱい選手が出ていると、出て活躍していると。国内大会もそうだし世界の大会でも行ってメダルをとっているというのは、まさにその、これまでの県の理数教育が成果を上げている一つの証左ではないかなというふうに思っていますが、より裾野を広くね、していくという意味で、今回しっかりやっていければと思います。

【質問】 県独自の理系分野の実践的な教育推進事業は初めてということですか。
【高等学校教育課長】 理系教育ということだけであれば、今回が初めてだと言えますが、研究指定事業というのは、平成20年度以降、愛知スーパーハイスクール研究指定事業や、アクティブチャレンジ事業という形で行っていました。この度、STEMという形で実証させていただくということです。
【教育長】 「あいちSTEMハイスクール研究指定事業」と「あいちSTEM教育力強化事業」が新規事業です。
「あいちSTEM能力育成事業」は既存の事業であり、STEMの観点から拡充するということです。

(5)半田市長選挙について
【質問】 昨日、告示された半田市長選挙についてですが、災害拠点病院の津波避難指定地域への移転が争点になっていると聞いています。知事は、現職候補の決起集会に参加したと聞いています。知事の半田市長選挙における着眼点及びスタンスを教えてください。
【知事】 今回の半田市長選、3人の方が立候補されてですね、昨日からスタートということでありますが、私は先週の日曜日の決起大会には参加をさせていただき、激励を申し上げさせていただきました。
 榊原市長さんは現職の方でもありますし、これまでもずっといろいろですね、半田市と県もいろいろ一緒に仕事をしてきております。たくさんの事業がありましてね、これはやっていけば、これは県だとか市だとかという話ではなくて、一緒にやっていくことになりますから、そういう意味ではそういった事業、これまでも円滑に進めてきたということもありまして、私はその手腕を評価をいたしております。
 したがって、この期間中も機会があればといいますか、応援に入る予定であります。時間調整しましてね。

【質問】 半田市長選挙の応援に入る日程は決まっていますか。
【知事】 もう日程は決まっておりまして。明日の夜、演説会に行くことになろうかと思います。

【質問】 県内においては、女性の首長はゼロです。県議会議員も含め、政治進出が少ないという声もありますが、知事は理由をどう考えますか。
【知事】 たまたまじゃないでしょうかね。
 僕は、特に深い理由があるということではないのではないかなというふうに思いますが、いずれにしても今回の選挙は、私は半田市長選は、半田のまちづくり、半田の地域づくりにとってどうかという観点が一番大事だろうと思いますし。
 我々がですね、半田市と一緒になってやっている事業としては、一つはやっぱりね、何といっても衣浦港がありますから、衣浦港湾のね、今も臨港道路から港湾の整備、引き続きまた埋立ても含めてですね、やっている。そこから企業立地、産業振興、そういったこともやっている。それから、半田駅のですね、鉄道高架、それからその周辺の中心市街地の区画整理、そういった大事業もある。またですね、観光振興。この間、半田亀崎の潮干祭に行ってまいりましたが、ユネスコの世界文化遺産にもなるし、伝統文化、山車祭りね。それから新美南吉、それからまたMIZKAN MUSEUMとかね、様々にそういった観光資源がたくさん。レンガのカブトビールの拠点だとか、様々にそういう拠点のものがありますから、そういう意味では一緒にやってきているので、そういう意味で私は現職の榊原市長の手腕は評価しておりますので、そういう意味ではしっかりとまた応援をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 知事選挙には、女性が立候補したことはありますが、そもそも女性が首長選挙に立候補する機会があまりないのではないかと思いますが、知事はどう思われますか。
【知事】 いや、時々というか、候補者として出られる方は私がこの何年か、5、6年でも何人かおられるというのは承知してますけども、たまたま結果としてその当選者にはなっていないということではないでしょうか。

【質問】 女性が首長選挙に当選していないことについて、問題意識はないですか。
【知事】 それはやっぱりあれじゃないですか。首長というのは、議員さんはね、たくさんおられますけれども、首長はやはりそこの地域をマネジメントする人を1人選ぶわけですから、総合的な観点ですね、縦横斜め、360度全ての要素をね、含めて評価をして判断されるべきではないかというふうに思っております。

【質問】 半田市民病院の移転候補地の浸水、地盤の弱さが論点の一つとなっています。知多半島の災害拠点病院でもありますので、知事の考えを聞かせてください。
【知事】 これもですね、それぞれ、市民病院ですから、市民の方が、市民の方を代表する市長それから市議会がですね、やっぱり適切に考え、判断をしていくということになろうかと思いますけれども、いろんな観点からのやっぱりプラスマイナスあると思いますよ。僕は一概にどこだからいい、どこだからいかんということにはならないと思いますね。もう既に様々に計画が進んでいるということもあるでしょうし。
 それから、病院自体がだから大分もう何ていいますか、年数がたってますからね、大分老朽化しているわけですから、今の医療の診療報酬のですね、点数のその評価基準からいたしますと、大分施設自体が小さい、狭い等々でですね、これを早急に手を打たないと診療報酬の点数が下がってしまう。そうするとですね、その病院自体は経営ができなくなるということは厳然たる事実としてあるんですよね。
 ですから、全く白地に絵を描くという話ではないのでですね、ですから、私はそういうことを踏まえて何が一番プラスなのか。そりゃどんな選択肢にもプラスマイナスあると思いますよ。ですから、その中で総合的に考えて何が一番半田市民にとって、半田市にとっていい選択なのかということをやっぱりみんなで判断をしていただくということではないでしょうか。
 ですから、全く今からね、全くゼロから考え直すということになりますと、その半田市民病院自体の経営的には大変厳しい状況に陥るということだけは事実だと。今から場所を選定をしてやっていけばね、5年や6年じゃできませんよ。そうなると、その間にですね、施設が古い、狭あいになっている。ですから、様々な手術室だとか病室だとか廊下のあれだとかいろんな施設等々でそういうあれですね、ベッド数も含めた、ベッド数とか様々な機能も含めたですね、診療報酬での医療の評価によって点数は決まってくるわけなんで、それは必ず相当下がるということになり、経営的には大変厳しくなる。その分の相当な赤字部分というかね、そういったものも半田市が税金で埋めるということなら、それはそれも一つの判断かもしれませんが、私はやはりそういったことを含めて総合的に考える、考えていくべき話ではないのかなというふうに思ってます。
 ですから、ここまで進んできた話でありですね、やはり市民によりレベルの高い、そして質の高い医療をね、提供する、医療サービスを提供するという観点からすれば、私はですね、やっぱり現職の榊原さんの判断は正しいのではないかというふうに思ってます。

【質問】 半田市民病院の移転について、判断のウエイトとして一番大きいのは診療報酬の部分ということですか。
【知事】 経営的に立ち行かなくなるということはですね、あれですね、事実としてそれを申し上げなきゃいけないんじゃないでしょうかね。
 それを無視して、お金が幾らかかってもいいと、病院が立ち行かなくなるということであっても全くゼロから見直すということにするのかどうか。それは、事実をしっかりとしてね、正確に市民の方に、何て言いますかね、提供しなければいけないんじゃないかというふうに思います。
 その上でね、その上でまた別にワンイシューでやっているわけじゃないので、総合的に縦横斜め、360度の観点からね、やはり今後4年間の半田市政のマネジメントを誰がやるのか、誰が一番ふさわしいのか、誰が一番マネジメントできるのかということを判断をしていただくことが必要なんではないかというふうに思います。

(6)国産旅客機YS−11のあいち航空ミュージアムでの展示について
【質問】 国産旅客機YS−11が、初飛行をした県営名古屋空港に、本日戻ってきます。今後は11月に開業する「あいち航空ミュージアム」に展示するとのことですが、どのような存在になることを期待しますか。
【知事】 今回、私この後行ってですね、昼前には小牧基地から鳥取の美保基地に飛び立っていきますけども。もう1時間もないと思いますがね、飛び立っていきますが、向こうでYS−11にまた乗ってですね、C−130で行ってYS−11で戻ってくるんですけれども、今回一緒に戻ってくる機体は、まさにこの小牧の三菱重工のね、小牧南工場で造って昭和40年に、昭和40年に自衛隊が輸送機としてですね、人員輸送の飛行機として引き渡された機体でありますから、これで52年ぶりの里帰りということですかね。ですから、もう飛行が許可される期間はあと何日かということなので、これが最後のフライトになるわけですね。ですから、こちらに戻ってきて、里帰りして、その前に最後この小牧の県営名古屋空港の上を、上空をくるくるっと回って、そして降りてくるということで、そのときに放水の歓迎もあるので、そういう意味では一つの記念フライトではないかなと思います。ですから、それをこちらに、11月30日オープン予定の私ども「あいち航空ミュージアム」に展示することができるようになるということはですね、大変有り難いことだというふうに思っております。
 是非そういった、この飛行機がですね、この名古屋の地、愛知の地で造られて、そしてこれが更にまたこれからMRJという形でね、発展、進化をしていくということを多くの子供たちを始めね、多くの県民の皆さんに見ていただいて、航空宇宙、空へのね、思いといいますか、航空宇宙産業への理解をね、深めていただければ有り難いなというふうに思います。
 ですから、YS−11を皮切りに、ここで造られたものを何機か実機を展示いたしますので、また、ここでこれができたんだ、造られたんだということをね、多くの皆さんに体験、体感をしていただければ有り難いと思います。