知事の記者会見
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平成29年6月20日(火) 午前10時

1 知事発言
(1)LOVEあいちサポーターズ「あいち広報大使」であるSKE48のAKB48選抜総選挙での結果について
 皆さん、おはようございます。6月の20日火曜日午前10時、定例記者会見を行わせていただきます。
 昨日が6月議会の開会日でありましたので、1日ずれたということでございます。
 毎年言っておりますけどね、ちょっと柔らかい話ですが、私ども愛知県のLOVEあいちサポーターズのPRをお願いをしておりますSKE48がね、この間の土曜日、17日の土曜日にAKB選抜総選挙で大変また今年も活躍をしてくれました。大変有り難いと思っております。
 定期的にといいますかね、年がら、いろんな折々に私のところにもいろいろ来ていただいて、いろいろPRをしていただいて、大変感謝をいたしております。
 80位以内に19人ということで、これはAKB48の25人に続いて第2位と。16位以内は5人ということで一番多かったということでございます。そういう意味では、大いに今年も活躍をしてくれたということで、トップのね、松井珠理奈さんが3位ということで去年と一緒でしたが、是非ね、来年は上の2人が抜ける、そういう言い方はあれですけど、是非来年は1位をとって、大いにね、盛り上げていただけたらと思います。松井珠理奈さん自身は、去年から私には「必ず1位をとってきます」と言ってですね、「1位を名古屋に持って帰ります」と言ってくれてたのでですね、本人は本当悔しいと思いますが、是非頑張ってね、これからも大いに活躍をしていただきたいというふうに思っております。

(2)愛知県県民栄誉賞表彰式について
 愛知県の県民栄誉賞の表彰式であります。
 愛知県では、広く県民に敬愛され、県民に明るい夢と希望と活力を与えることに顕著な業績があり、愛知県の名を高めた方について、その栄誉を讃えるため、愛知県県民栄誉賞を設け、その第1号として、元フィギュアスケート選手の浅田真央さんを表彰することを御報告をいたしました。
 この度、その表彰式の日時、場所が固まりましたので、御報告をいたします。
 表彰式は、平成29年8月4日金曜日に愛知県体育館で開催をされますアイスショー「THE ICE(ザ・アイス)」の会場におきまして、その第一部終了後、第一部と第二部の間の午後1時50分頃から、そのリンクといいますかね、その開催場所で、ですから、観客さんの前ですから、リンクのところで開催をいたします。表彰式で私から表彰状と記念品をお渡しをいたします。
 なお、記念品につきましては、現在検討中。検討中といいますか、浅田さん、真央ちゃんの方とね、打合せしておりまして。大体方向は固まっておりますけど、大変御本人の希望も入れて、なかなかかわいらしいものになると思います。また、是非請う御期待ということでございます。また、決定次第御報告をさせていただきます。
 浅田真央さんは、バンクーバーオリンピックの銀メダルや数多くの世界大会で優勝するなど、魂のこもった演技と決して諦めない不屈の精神で輝かしい成績を残すとともに、常に夢に向かってひたむきに努力を続けるその姿と笑顔は、日本は元より世界中のファンを魅了し、多くの人に明るい夢と希望を与えてくれました。このことは愛知県民の大いなる誇りでありまして、表彰式当日は会場のスケートファンの皆様とともに浅田真央さんのこれまでの功績を讃え、感謝の意を改めて表したいというふうに思っております。
 資料がありますが、ここにありますようにね、愛知県体育館で8月4日に行われる「THE ICE」の会場におきまして、第一部終了後に表彰式を開催をするということでございますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
 この「THE ICE」の出場者、浅田真央ちゃん、浅田舞さん、高橋大輔さん、織田信成さん、鈴木明子さん、小塚崇彦さん、無良崇人さん、それから宇野昌磨君、それからジェフリー・バトルとか長洲未来さんとかね、アデリナ・ソトニコワ。何かそうそうたるメンバーですけどね、そのところでね、県民栄誉賞を差し上げることができるというのは大変うれしく思っております。
 どうかですね、またこれからもですね、浅田さんは、大いにまた活躍をしていただきたいというふうに思っております。

(3)東名高速道路で発生した死傷事故を受けた緊急調査の結果について
 東名高速道路で発生をいたしました死傷事故を受けた緊急調査の結果について申し上げます。
 今月の10日土曜日、新城市の東名高速で乗用車が中央分離帯を飛び越え、対向車線を走行中の観光バスと衝突する死傷事故が発生をいたしました。この事故を受けまして、愛知県では、先週の会見で申し上げましたが、至急調査するということを申し上げました。県や愛知県道路公社で管理する道路を対象にし、事故現場と類似した構造の箇所がないか緊急的に調査を行い、その結果がまとまりました。
 まず、今回の調査方法ですが、まずはですね、道路台帳やその他の図面で記者発表資料にありますイメージ図のとおり、中央分離帯が盛り土で斜面になっているかどうか、それから高低差が50センチ以上あるかどうか、低い側にもガードレール等の防護柵が設置されているかどうかなど、今回の事故現場と類似の構造となっている箇所はないかチェックをし、その上で現場においても、現場の確認もさせていただきました。
 その結果、該当する箇所は記者発表資料の1枚目裏側の箇所図にお示しをしておりますが、県の管理道路では、桃色枠で示す豊橋市の国道259号と主要地方道豊橋渥美線の2路線、2か所ということでございます。そして、県道路公社の管理道路では、青色枠で示す豊田市の猿投グリーンロードの2か所において、今回の事故現場と類似の構造の箇所が見つかった。いわゆる段差が50センチ以上あって、中央が斜面になって、盛り土の斜面になって、ガードレール等の防護柵がちょっと、全部そろってないということでございます。
 なお、今回の調査は類似の構造の箇所を把握したものであり、この場所で同様の事故が直ちに起こり得る危険な状態ということを示すものではありません。過去、これらの箇所で大きな事故が発生したこともないということでございます。
 あれがまだ、要は百何十キロのスピードを出すようなところじゃありませんのでね。ですから、あれは、東名の新城の、あの事故は、まさに悪条件が重なった上での希有な例ということではないかというふうに思いますが、いずれにしても、構造上、この4か所が見つかったということでございます。
 今後の対策につきましては、愛知県警察や高速道路会社で事故の原因究明や検証が進められているところでありますので、その結果を踏まえ、必要な対策を講じていきたいというふうに思います。その事故検証が行われますので、それと並行的に、それも状況を見ながら、我々ももちろん対策は並行的にですね、その検証を待つことなく検討し、やれることからやっていきたいというふうに思っております。
 資料見ていただきますとね、ありますように、調査対象は、県と県公社が管理する道路を4,860キロ、調査期間は6月12日から6月15日、先週やりましたということで、2か所、2か所ということでございますが、今後調整をしていきたいと思います。場所は、裏の地図にありますようにこの四つと。現場の写真はですね、これですね、県管理、豊橋市の2か所。豊橋市から田原市に行く三河大橋の手前のところとその近くのところということでございます。そして、もう2か所は猿投グリーンロードのこういう段差のあるところということでございます。
 東名の新城の事故の検証の、先ほど申し上げましたその検証は、しっかりそれは状況を見ながらその検証、また我々もですね、把握したいと思いますが、併せてこれらについて、今、県としてすぐやれることを、また検討してやれることからしっかりと対策はしていきたいというふうに思っております。

(4)「輝く女性ソーシャルビジネスプランコンテストあいち2017」の開催について
 「輝く女性ソーシャルビジネスプランコンテストあいち2017」の開催について申し上げます。
 本県では、女性の活躍と雇用の拡大を通じた新たな産業の創出、既存産業の生産性向上、人材の育成・確保促進を目指しまして、あいち・ウーマノミクス研究会を設置をし、この研究会でいただいた意見を踏まえて、あいち・ウーマノミクス推進事業を実施をいたしております。
 この取組の一環として、昨年度に引き続き、介護・福祉、子育て、地域のコミュニティーづくりといった身近な社会問題をビジネスの手法で解決するソーシャルビジネス分野における女性の創業を促進することを目指し、「輝く女性ソーシャルビジネスプランコンテストあいち2017」を開催することといたしました。本日から8月21日までの2か月間、ビジネスプランの募集を行います。
 応募の対象となるのは、女性起業家や女性経営者が行うソーシャルビジネス分野のプランで、社会課題の深刻さ、プランの具体性や実現可能性などの審査項目により、10月上旬に公開で行う最終審査会を経て、愛知県知事賞を3件を決定をいたします。受賞したプランにつきましては、受賞決定後から来年3月まで、この年度中ですね、約半年間ハンズオン支援を行い、具体的な事業化を後押しをいたします。
 今回は、この知事賞のうち1件について、愛知県内の女性たちの活躍支援をテーマとするビジネスプランを女性活躍支援部門として表彰することといたしました。
 このハンズオン支援というのはですね、伴走型支援、マラソンの伴走者のようにですね、事業者に寄り添ってきめ細かく支援をするというものでございます。
 この愛知県知事賞に選ばれた3件については、そのビジネスプランについては、具体的な事業化を実現するために、課題の分析と解決方法のブラッシュアップ、資金計画、スケジュール等について専門家がマンツーマンで助言、指導を行うほか、先輩起業家や金融機関等から直接アドバイスを受けることもあるということでございまして、このハンズオン支援でそういったいろんな専門家から一緒に、伴走、走りながらですね、一緒に検討して事業化を目指していくと、こういうことを愛知県が、その枠組みを作ってその方にそのサービスを提供するという形でやっていくということでございます。
 そして、2枚目でございますが、また、御協賛いただいた7金融機関からは、それぞれの機関賞を授与していただきます。昨年度協賛いただいたのは瀬戸信用金庫、知多信用金庫、中日信用金庫でありますが、今年度新たに愛知信用金庫、クレディセゾン東海支社、西尾信用金庫、碧海信用金庫からも授与していただけることとなりました。このほか、県内の起業支援機関の協力をいただいて、協力機関賞の授与、起業支援メニュー等の提供等により、多くのビジネスプランの事業化を支援してまいります。
 初めて実施した昨年度は、合計66件の御応募をいただき、審査の結果、がん治療後の女性に寄り添い、医療用かつらとメンタルサポートを行う美容室を展開するプランなど3件の知事賞を決定し、私から表彰状をお渡しをしたほか、10件のプランを表彰いたしました。その中からは既に起業し、ビジネスを展開している事例も出てきております。
 今回も、応募を検討される方を対象とした、プラン作成を支援する事前のセミナー、また、最終審査に進んだ方を対象にした、プランの充実、プレゼンテーション力向上のためのブラッシュアップセミナーも開催いたしますので、多くの女性の皆さんに御応募をいただきたいと思います。
 ということで、昨年度はですね、昨年度、愛知県知事賞を受賞された3件について申し上げますと、一つはですね、地域に密着した訪問看護を計画をしていた木村いづみさんは、今年の4月1日に名古屋市緑区に在宅看護センター名古屋をオープンされ、既に事業を開始をされております。
 二つ目の石黒智恵さんは、がん治療をした女性に寄り添い、医療用かつらとメンタルのサポートを行う美容室を運営をしておられますが、受賞後マスコミに多く取り上げられ、現在、提携美容室の拡充とネットワークづくりに取り組んでおられます。このアトリエ・リリーという美容室は、所在地は岡崎市の上地ということです。
 そして、吉本真与さんはですね、出産後女性の正規雇用促進コンサルタント事業を計画しておられました。この吉本さんは1年後の創業を目指し準備中で、5年後には全国のママの就業率1パーセントアップに貢献する目標に取り組んでおられるということでございます。
 このほかね、協賛の金融機関賞、協力機関賞を受賞された方も資金融資につながった、助成金を受けた、提供ラジオ番組で事業PRを行ったなど、支援を受けて今も創業に向けて取り組んでおられます。
 ということでございまして、大いに去年、1年目は大いに成果を上げたということで大変有り難く思っております。今回の協力はですね、金融機関が新たに4つ加わって7金融機関、それから1監査法人、1大学。大学はですね、名古屋大学の学術研究・産学官連携推進本部が応援してもらえると。監査法人は、新日本有限責任監査法人が応援していただけるなどなど、様々に応援をしていただけるところが増えてきてて、有り難いことでございます。
 また、是非今年もですね、この事業を大いに盛り上げていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(5)特定外来生物の「ヒアリ」に関する港湾の緊急点検について
 特定外来生物ヒアリのですね、緊急点検についてでございます。
 5月26日に兵庫県尼崎市において、国内で初めて特定外来生物であるヒアリが確認されたことを受けまして、国土交通省から昨日6月19日付で全国の港湾管理者宛てに緊急点検をしてほしいという通知がありました。
 それはですね、内容は、中国広東省の南沙港からの貨物の取扱いがある港湾において緊急に施設の点検を実施し、点検結果について、これ6月22日までにね、国の方へ回答してほしいと、こういうことでございます。仮にそういった個体が発見された場合には、中部地方環境事務所にも連絡してほしいと、こういうことでございました。
 私ども愛知県はですね、名古屋港、衣浦港、三河港という形で大きな港が三つございます。広東省広州市の南沙港と船のやりとり、ここは、この近くにトヨタ自動車の工場が、広州工場があるのでですね、その関係もあるかもしれませんが、船の行き来はございます。したがって、これは早急に点検をし、調査をしたいということで考えております。至急調査にかかっております。ということでございます。

2 質疑応答
(1)愛知県県民栄誉賞表彰式について
【質問】 浅田真央さんの表彰式について、記念品は検討中とのことですが、知事は何かイメージをしていますか。
【知事】 いや、これはあの、やっぱりいずれしかるべきときにということで。浅田さん側ともやはりしっかり協議しますので、途中で申し上げることはしないということでございます。
 請う御期待ということで。そのとき申し上げますわ、いろいろ。

(2)東名高速道路で発生した死傷事故を受けた緊急調査の結果について
【質問】 東名高速道路で発生した死傷事故を受けた緊急調査についてです。今後、東名高速道路の調査結果を踏まえた上で、愛知県及び愛知県道路公社管理道路において必要な対策を講じたいとのことですが、具体的にはどのような対策を想定していますか。
【知事】 多分ですね、東名高速のあの事故は、やはり百何十キロを超えるですね、大変なスピードでそれも反対側に、左側のガードにぶつかって制御不能になって、中央分離帯を飛び越えたという、まさにある意味で希有な例だというふうに思いますが。
 私どもはこの4か所をね、見まして、大体猿投グリーンロードはガードレールが付いてね、あれですけど、豊橋市の方は、今まで事故もないしそんなに高低差があるわけではありませんが、状況を見てですね、必要であればガードレールは、その調査結果を待たずにですね、少し作っていこうかなというふうには思っております。
 ですから、それも現場をもう一度しっかり検証してですね、やっていければというふうに思っています。とりあえずはそういうところで、あとはその結果を見ながら、それを踏まえて、こちらに置き直したときにどうかということをチェックしたいと思います。
 ただ、これは猿投グリーンロードはね、自動車専用道でありますけど、こちらの豊橋市の方は一般道でありますから。それともう一つ、このうちの一つのところは、もう信号がすぐそばのところなんで、そんなにスピードが、そんな百何十キロも出るようなところでありませんのでね、ちょっと事情は違うと思いますが、やっぱり段差があるということも事実ですから、そこは念には念を入れてといいますかね、少し現場の状況見ながら少しガードレールの整備ぐらいはせないかんかなと、やった方がいいかなというふうには思っております。
 いずれにしても、ちょっと現場を検証しながら取り組んでいければと思います。

(3)特定外来生物の「ヒアリ」に関する港湾の緊急点検について
【質問】 特定外来生物の「ヒアリ」に関する港湾の緊急点検についてですが、仮に、県内の港湾で「ヒアリ」が発見された場合、どのような対応をしますか。
【知事】 これはこれからですね。昨日そういう通知が来たので、緊急に今日からとにかくかかろうということでありますけれども、今日からというか、昨日から段取りしてかかっていると思いますが。
 調べればそりゃすぐ分かりますので、そういうのが出てこないということを期待しておりますけれども、仮にもしそういうことがあれば、それはしっかり駆除をしてですね、更にその周辺も調査をし、点検をしていくということだと思います。
 やはりこういう危険なですね、特定外来生物は、やはり水際でですね、防御すると。水際で処理するというのがやはり基本ですから、それは徹底してやりたいというふうに思っております。
 まずは緊急点検、調査だと思っています。

(4)西尾市長選挙について
【質問】 18日に告示された西尾市長選挙についてです。知事は先日の半田市長選挙において、現職の候補者を支持しましたが、西尾市長選挙においても、現職の候補者を支持しますか。また、支持する場合、選挙応援には入りますか。
【知事】 もう御案内のように、この間の、おとといの日曜日の出陣式には、現職の榊原康正市長さんの出陣式には私もまいりまして、応援と激励の弁を申し上げました。
 あと、様々に、選挙のポスターとか選挙のはがきとか公報とかビラとかそういったところに私の名前も写真も入っているというのは御案内のとおりでございますから、ということで榊原現職の榊原市長さんを応援をしているということでございます。
 これも、半田市のときも同じなんですけどね、やはり現職の市長さんから是非にということで御依頼をいただきましたので、私としては、現職の市長さんとは一緒に仕事をやっていますからね。やってますから、私はそういう意味では是非また榊原市長さんには引き続き西尾の市政を担っていただきたい。また、愛知県と西尾市で一緒にやる仕事はたくさんあるということなので、また引き続き一緒にね、西尾市、そしてまた西三河南部のね、発展のためにまた頑張ってやっていければと、やっていきたいということを申し上げております。
 今後、選挙戦はこれで半ばというかね、これで序盤ということでありますけど、今後どうするかは、ちょっと私も日程、今週は議会がありますからね、なかなか日程的にはあれかなと思いますが、日程は、私、大体1週間ぐらいの先を見て、あとはその都度その都度変えてますから、臨機応変に。ですから、引き続きそれはちょっと調整をしてみたいと思ってます。
 西尾の市長選挙でPFIの話がね、ちょっと話題になっているので、ちょっと申し上げますけども。
 PFIというのはね、やはり今まで行政がやっていた、国、県、市、それぞれ官がやっていた事業をですね、やはり民間事業者に期間を決めて、それも指定管理というのは大体5年ぐらいなので、3年か5年ということですが、それを超えてやはり10年とか15年とか20年とか、場合によっては30年、うちの有料道路のコンセッションは30年、それから平針の運転免許場は、あれは15年とかですね、今度のうちのこの国際展示場は15年とか、要は5年を超えるものをやはり期間でやっていく、それでもって、建設管理、運営をですね、民間でやっていただくということになりますと、トータルで何ていいますかね、バリューフォーマネーといいますけども、やはりその期間を行政でやったことに対しては、これだけ費用が節約できてメリットがありますよと、トータルではやっぱりその分税金を使わずに済むので、その分また別のところに行政サービスができますよと、行政の投資ができますよというのがPFIのメリットなんですね。
 ですから私は、愛知県としては、これまで北区にある環境調査センターもPFI、あの駅前にあるウインクあいちもPFIで、PFIというのを積極的にね、導入をし、やっていきたい。これが今の行政のね、今後の流れだと思っております。
 ですから、僕は、本筋はね、やはりPFIというのはそういうものですということをですね、やはり理解をしていただきたいなと思っておりますが、あとやっぱり、ただ、個別の事業についてね、いろんな御意見はそりゃ当然出てくると思いますので、個別各論についてはね、それはやはりそれぞれの事業ごとに、施設ごとにやっぱり地元の皆さん、地域の皆さんとよくよく御相談していただいてやっていくということが必要ではないかというふうに思います。
 ですから、そういうふうに現職の榊原市長さんはやっていくと言われているんですので、そういう意味では、僕はその進め方については正しいというふうに思っております。
 ただ、昨年、西尾市議会でね、やっぱり相当議論が出て、賛否も割れたというのは承知をいたしております。ですから、少しやっぱりそのPFI事業そのものについての何ていいますかね、誤解もあるでしょうし、少し、何ていうんだろう、行き違いというかね、ボタンのかけ違いというのはあるのは事実ではないかなと思いますが、PFI事業全体について、やはりこれは我々も進めてますし、その方向性は、これは日本だけじゃ、日本だって海外でやっててこんなうまくいっているからというので、日本は遅れているねと、もっと導入しましょうってやってたのが2000年ぐらい、今から15〜16年前の議論ですよ。当時その議論にも参画して、なかなか、おい、どうやってやるんだとか言ってね。だから日本の法制度だと何か今までやったことないし、どうすんだってなんてなこと言ってましたけど、徐々に徐々に今進んできてね、いろんなところでPFIが取り組まれているというのはいいことだと思うし、そのPFIを日本で一番先頭に立って活用していることは愛知県だというのは間違いないので、そういう意味ではそういった形でね、民間の力を使って、民力を使って官営事業、公営事業をやっていく、そのことはね、私はその方向性は全く正しいし、これからも進めていく必要があると思います。ですから、相対的に言ってですね、西尾市がやろうとしているPFI事業については、方向性もやっていることも、私は全く正しいと思っています。
 ただ、施設が、僕は全部の事業というか個個までつまびらかにしませんが、何でしたか、30ぐらいあるんでしたっけ、施設の事業。だから、それは一つずつ作ってやっていくときはね、当然その地元、要は施設の事業は一つ一つなんですよ。ですから、当然その地元の皆さんの御意見とかその事業の状況とかを踏まえて、一つ一つやっぱり丁寧に協議をしてね、やっていくということになると思いますね。
 ですから、それはそういうふうに進めていくというふうに榊原市長さんも言われているんですから、そういうことでやっていければいいのではないかなというふうに思っています。
 ただ、選挙だからいろんなことを言いますし、選挙っていうのは言った者勝ちみたいなところがあるのでね、あれですけど、なかなか冷静な議論にならんのはね、ことあるのはやむを得んとこあるかもしれませんが、事業としてはそういうもんだと、そういうことだということはね、やはりしっかり多くの方にね、理解をしていただきたいなというふうには思いますね。

(5)天皇陛下の退位後のお住まいについて
【質問】 天皇陛下の退位後のお住まいについてですが、京都市長は、是非京都に来てほしいと発言し、また、奈良県知事は、奈良県に離宮を造ることができないか是非検討したいと発言しています。京都市や奈良県のこういった動きについての感想を聞かせてください。
【知事】 そりゃ日本の歴史でね、やっぱり奈良、京都というのはそれぞれ都が置かれてた場所でありますから、そりゃいろんな思いがあられるんだと思います。ですから、それはそれで私は、そういったことをね、それぞれ京都や奈良のね、知事さんとか市長さんが言われるのはね、私は理解できますし、そういったお考えを言われるということもよろしいんじゃないでしょうか。
 ただ、現実にどうなるかは、それは私、そのことについてコメントする立場ではありませんので、それは控えたいと思いますが、いろんなね、御意見があっていろんなことを言われるということはいいことではないかなというふうに思います。
 ただ、それがどういうふうになっていくか、それについて私、特に感想を申し上げる立場ではないというふうに思ってます。

(6)県営住宅における吹き付けアスベスト対策の状況について
【質問】 県営住宅の吹き付けアスベストについて、先週、県は調査結果を発表しました。その後、別の県営住宅で吹き付けアスベストの使用が判明した等、新しい情報はありますか。
【知事】 これはですね、先週、6月16日だから金曜日にね、相談窓口を開設をしたということでありますが、相談窓口開設後、昨日の夕方5時まで、11件の相談があったということでございまして、それについてはですね、それぞれ窓口の方で適切にお答えをしたということだと思いますが。
 これはですね、先週、6月13日に国土交通大臣が会見で、地方公共団体に対し必要な情報提供を行うということを促すというふうに言っていることからですね、愛知県としては昭和63年に、当時調べたところですね、二つの住宅について使用していたということが分かったので、昭和63年、直ちにアスベストの除去工事をやって、当時公表済みということでございます。
 その後ですね、平成17年、平成18年、平成20年に調査を行っているけれども、入居者が使用する部分にアスベストの使用は確認されていないということで、今現在、現存する県営住宅について、入居者が使用する部分についてはアスベストは確認されておらず問題はないということはこれまでも申し上げておりますし、改めて先週そのことを申し上げましたが、この二つの住宅は昭和63年にですね、造ったのは昭和50年、もう一つは昭和48年ですから、その昭和63年に全部除去したということを改めて発表し、相談の窓口を開設するということを先週やったということでございます。
 ということなんで、先週からこの今の現段階に至るまで、新しい情報というか、新しいことはありません。先週申し上げたことが全てということかな。あと、だから、窓口を6月16日に作ってから、16日と昨日ですか、2日間で11件相談があったということでございます。
 ということで新しいあれはありません。

【質問】 県営住宅において、入居者が使用する部分以外に残存する吹き付けアスベストはありますか。
【知事】 住宅部分以外のところはですね、県有施設でいったら平成17年度に全施設を対象として吹き付けアスベストの使用状況調査を実施しています。その結果、アスベストを含有し、劣化が認められアスベストが飛散する可能性がある施設については、平成17年度から平成19年度にかけて除去工事、飛散防止対策を実施をした。平成20年度以降も随時各施設管理者が除去工事等の対策を実施している。現状、県民の方が出入りする施設でアスベストが飛散しやすい状況にある施設はないということでございます。これは県営住宅以外のね、県有施設ね、いわゆる。
 県営住宅はですね、入居者が使用する部分以外のものは、13住宅の汚水処理場や電気室など19の施設で使用されていると。現在も使用している施設は点検のために限られた業者が立ち入るが、アスベスト使用施設であることを周知をし、立ち入る際にはマスクの着用などをお願いしている。また、既に使用していないものは封鎖していると。なお、飛散のおそれの有無について、定期的、毎年2回確認をしているということでございます。
 これはもう既に環境部のホームページで公表している。施設名を公表している。

【質問】 過去、吹き付けアスベストの3回の調査では調査時点で現存していた建物についての結果を公表しています。その調査時点で既に解体していた県営住宅については、吹き付けアスベストを使用していたかどうかは分かりますか。
【知事】 そりゃ俺に聞かれてもよく分からんけど、というか今の質問の内容がよく分からんけど。
 3回調査って、3回調査って、どのこと言っているの。
 ちょっと部局に聞いてくれる。

(7)2019年秋開業予定の愛知県国際展示場が常設保税展示場となることについて
【質問】 愛知県国際展示場が、全国初の常設保税展示場となることについて、県と名古屋税関、中部国際空港会社の3者で合意したと、今朝、報道がありました。合意の時期とその経緯を教えてください。また、知事が期待するところも教えてください。
【知事】 これはですね、合意したといいますか、その方向性は、今、関係者で全部協議をしておりますが、この国際展示場についてですね、いわゆる運営権をコンセッションで、その運営事業者を公募するという形で今手続を進めておりまして。その募集要項といいますかね、いわゆるその運営権の事業者を募集する要項については、今日この発表するという予定でございます。今日発表する予定でございます。この後、記者クラブの方に資料をお届けをするということにしておりますが、その中でですね、事業の実施方針としていろんな当然この事業をね、運営権対価は幾らというふうに決めて、あとこういうふうな事業をやっていただくんですよという中の条件の一つとしてね、やっぱりそこが保税であるかどうか、常設の保税であるかどうかというのは、やはり相当大きいと思うんですね。いちいち海外から来るのに関税払って消費税払って、また戻すときに消費税は戻る、還付の複雑な手続をやり、ところが関税は戻ってこないということとかですね、いろんなそういういちいちそれを全部事業者が代行せないかんとか何とかで、結構煩雑なんですね。ですから、そういう意味でここは、空港島は全体が保税地域に指定されてますから、そのことを生かしてね、相当生かして、やはりこの展示場についても保税施設にすることは相当メリットがある。
 今までですね、空港島以外で総合保税地域として認められているのは、川崎の物流センターですね、それから横浜の国際流通センター。それぞれ、だから、川崎の場合は東扇島、これは管轄税務署だな。かわさきファズ物流センターと横浜国際流通センター、それから松山のね、愛媛エフ・エー・ゼット国際物流ターミナル、この三つだけと、もう一つは私どもの中部国際空港の総合保税地域と、この四つということでございますから、そういう意味では、展示場がですね、国際展示場がこういう形で認められるのは初めてだし、多分この後うちだけだろうと思いますので、そういう意味では一つのポイントになるのではないかというふうに思います。
 これはですね、今後、運営事業者が手を挙げていただいて決定すれば、それでSPC(特定目的会社)を作りますので、そこ、SPCにおいて外国貨物管理責任者の配置や分担金等の支払い等が業務を実施する条件だということで関係機関で合意したということで、これはだから税関も中部空港もみんな合意した。
 こういったのを条件にして募集要項出しますよというのを合意した。
 ですから、実際の手続的にはね、やっぱり事業主体が決まらないと申請できないから。ですけど、そういう、ここをね、保税施設にするということを条件にSPC(特定目的会社)という事業主体を募集しますよという募集要項を出しますよということでは、中部空港も税関もオーケーということなんで、それはそういうことでオーケーになるんでしょうな、そりゃね、ということでございます。
 だから、手続的にこういう段階があるのでということでございます。