知事の記者会見
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平成29年7月18日(火) 午前10時

1 知事発言
(1)先週の大雨による愛知県の被害状況について
 おはようございます。7月18日10時の定例会見を始めさせていただきます。
 大雨について申し上げたいと思います。
 先週の愛知県の大雨による被害の状況について総括をいたしましたので、御覧をいただき、お聞きをいただければと思います。
 先週はですね、本県では、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状況が非常に不安定となりましたが、今日も何となしに雲行きが何か、何か夕立来そうな感じもしないではありませんが、12日の水曜日は尾張地域を中心に大雨となりまして、名古屋市付近では、午後9時までの1時間に約80ミリ、尾張旭市付近でも深夜0時までの1時間に約80ミリと、猛烈な雨となりました。
 12日午前6時から13日午前6時まで24時間積算降水量で、名古屋市付近で約150ミリを超える大雨となりました。さらに、14日金曜日は、犬山市と小牧市の付近で午前10時40分までの1時間に約120ミリの猛烈な雨となったということであります。
 これら大雨による被害につきましては、12日から13日の大雨では、名古屋市内では床上浸水が4棟、床下浸水14棟、そして犬山市内での道路脇の土砂崩れ1か所などのほか、落雷によるものと推定される国宝犬山城の天守北側のしゃちほこの破損等が発生をいたしました。また、名鉄犬山線・小牧線で、落雷による停電のため一時運転を見合わせるなど、交通機関に大きな混乱が発生をいたしました。
 また、14日金曜日の大雨では、扶桑町での軽傷者1名。これは土のうを積んでた女性の方がちょっと腰を痛めたというふうにも聞いております。直接の被害ではないかもしれませんが、そういう関係の軽傷者、それから、尾張北西部で床上10棟、床下83棟の浸水。そして道路損壊13か所、合瀬川、五条川、薬師川で越水被害が報告されております。
 これから本格的な台風シーズンを迎えますので、引き続き我々も気を引き締めて災害対応に当たるとともに、県民の皆様におかれましては、気象庁が発表する注意報や警報、防災気象情報に留意して、市町村からの避難勧告等が発令された場合等には速やかに避難行動をとっていただいて、自ら身の安全を確保する行動をとっていただくようにお願いをしたいと思います。

(2)九州北部の豪雨における緊急消防援助隊の活動について
 九州北部の豪雨における緊急消防援助隊の活動についても総括して申し上げます。
 福岡・大分における豪雨災害では、今なお被災地での災害応急対策が続けられておりますが、多くの方々がお亡くなりになるとともに、依然として安否不明者もおみえになる状況であります。お亡くなりになられた方に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われました皆様には心からお見舞いを申し上げます。
 この豪雨災害に際して、愛知県からも緊急消防援助隊を派遣をいたしました。7月12日をもって愛知県隊の活動は終了となりまして、翌13日には派遣部隊の皆さんがそれぞれの所属に戻られました。
 この度の出動では、名古屋市消防局と岡崎市消防本部から7隊、合計102人の隊員が派遣をされて、7月の7日、8日は大分県日田市で安否確認や周辺住民の状況確認、7月10日、11日は福岡県朝倉市で安否不明者の捜索活動を行いました。
 その中で、全地形対応車レッドサラマンダーにつきましては、7日、8日、10日の3日間、通常の消防車両が通行できない土砂や瓦れきを越えて隊員を搬送するなどの活動を行ってきました。
 現地では活動期間中も激しい雨が降り、隊員の皆様は困難な状況の中で活動されたことと存じます。御苦労様だったということでございます。後日、隊員の方々から直接愛知県隊の活動について報告をいただくことといたしておりますし、感謝と激励を申し上げたいと思います。
 また、被災地での活動を地元で支えられた名古屋市消防局、岡崎市消防本部の職員の皆さん、そして隊員の家族の皆さんにもこの場をお借りをして厚く御礼申し上げます。
 このたびの愛知県隊の活動は、今後の本県の様々な災害への対応に役立つこととなると考えておりまして、今後ともよろしくお願いを申し上げます。

 (3)「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定について(平成29年度第1回)
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/ricchitsusho/2901ricchihozyo.html
  「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の対象案件の決定、今年度第1回でございます。
 この度、平成24年度から運用しております産業空洞化対策減税基金に基づく立地補助金について、平成29年度の第1回分の補助対象案件を決定をいたしました。
 これで6年目ということになります。昨年12月から今年6月まで、申請のあった案件に関しまして、外部有識者を中心とする審査会議において補助事業の成長性や雇用の維持・拡大の観点から審査をいただいた結果を踏まえ、申請のあった19件を補助対象として決定いたしました。
 お手元の一覧のうち、何点か紹介をいたします。
 整理番号1番は、高度先端分野における投資案件である21世紀高度先端産業立地補助金でありまして、日本マイクロバイオファーマ株式会社さんの案件を決定しました。同社は豊富な微生物資源を用いた医薬品開発を行う事業者で、この度、医療現場のニーズに対応した次世代医薬品の研究開発を行うため、静岡県磐田市にある同社の研究拠点を清須市へ移転する計画でございます。
 それから、整理番号2番から17番の16件が県内に立地する企業の再投資を市町村と共同で支援する「新あいち創造産業立地補助金Aタイプ」であります。
 整理番号7番、株式会社近藤機械製作所さんであります。同社は精密加工技術を生かして航空機エンジン部品や自転車部品を製造している事業者で、今後、見込まれる航空機エンジンの量産化に対応するため、蟹江町内に工場を新設する計画です。今年度、蟹江町が補助制度を創設し、県と蟹江町が連携して初めて支援を行うものであります。
 次に、整理番号8番、スタンレー電気株式会社さんです。同社は自動車用の照明機器を主力製品として製造する事業者で、自動運転などに対応した製品の提供を行うため、岡崎事業所内において工場を新設し生産体制の再構築を図る計画であり、岡崎市と連携して支援を行うものであります。
 整理番号18番、19番は、サプライチェーンの中核をなす分野等の企業立地を支援する「Bタイプ」であります。
 整理番号18番、伊藤鉄工株式会社さんです。同社は航空機の機体部品を製造している事業者で、航空機の量産化、試作品の生産に対応するために、津島市内において工場を新設するものであります。
 今回の補助対象案件19件の総投資額は220億円余、現時点における補助予定額は11億円余、1,700名余りの常用雇用者が維持・創出される効果があります。これまでの決定分と合わせますと、補助対象案件は224件、総投資額4,081億円余、補助予定額は230億円余、3万9,000名余りの常用雇用者が維持・創出される効果が見込まれます。
 強いものづくり愛知の推進のため、今後も、産業空洞化対策減税基金を活用し、企業立地や研究開発・実証実験を支援することで、「産業首都あいち」の実現を目指してまいります。
 その次の資料を見ていただきますと、申請区分別が19件の内訳。
 企業区分、大企業が2件、中小企業が17件。事業分野は、自動車が6件、航空宇宙2件、健康長寿2件、ロボット関連1件。それから、地域別にはですね、名古屋・尾張で10件、西三河で7件、東三河2件。大体バランスがとれている。県内全域ではないかというふうに思っております。
 その裏の別紙が一覧表ということでございます。
 そして、参考がその制度の概要ということでございます。

2 質疑応答
(1)先週の大雨による愛知県の被害状況について
【質問】 先週の大雨により越水した河川がありました。上流の犬山市で多くの雨が降ったことが原因の一つであると思いますが、ほかの原因は分かってきていますか。
【知事】 大体多くの人に言われてるのは、一つは、五条川のね、大口町のところがあふれたのも、あそこがちょうど川が曲がってて、周りが田んぼでね、基本的に何か遊水地的な機能を果たしているんで、そこにはあんまり家がないのでそういう、前のときも、東海豪雨のときもあそこが湛水したということなんで、そういうところですよということを地元の人は言ってましたけれども、やはりここのところ集中的なゲリラ的なあれがね、起きて。
 大体、あれ時間雨量50ミリか、大体普通対応するのは。だから、そりゃ100ミリとかいってくるとですね、やはりちょっとそれは、能力を超えていくということがあるのではないかなと思います。
 ですから、でも、そうは言ってられないので、あそこ五条川のところはどうしても川幅を大きくできないので、農業用水ですけれども新木津用水というのがね、犬山市から扶桑町、大口町、それから小牧市の方に抜けてくのがありましてね、それをこう拡幅して用水、排水を分離して一遍に流すようなことをね、これは農業用水の事業でやろうということで、今もう計画作って取り組んでおります。
 ちょっと時間かかりますし、周りは大分市街化してきてるので、農業の事業でやれるかどうかというのもありますが、今のところ、今そういう方向でね、やろうとしているので、そういった形で少し改善できていけばいいのかなというふうに思っております。
【防災局長】 現場の状況は、農林水産部と建設部が今日から状況確認に行っておりますので、また状況が判明すると思います。

【質問】 先週の落雷により犬山城天守のしゃちほこが破損しました。犬山城は県の所有ではありませんが、県としての支援を考えていますか。
【知事】 あれは今から何十年前でしたかね、大修理のときに、確かあれ作り直してるんですね。瓦製でね。
 ですから、それは昔の史実に基づいたもので作り直して、あそこに載っけてると思いますんで、もう一回、当時の資料は残ってるはずなので、また、文化庁さんとね、よくよく協議をしてやっていくということになろうかというふうに思いますから、その状況をしっかり見守っていきたいと思います。
 もちろん、どういうことの応援ができるかというのはありますけれども、地元の犬山市さんともね、よく相談されると思いますから、我々も可能な範囲でしっかりとね、サポートしていければというふうに思ってます。

(2)特定外来生物の「ヒアリ」について
【質問】 先週、知事はヒアリ対策について国へ要請に行きましたが、国側はどのように受け止めていましたか。
【知事】 先週はですね、12日に環境省へですね、これ環境副大臣でありましたが、環境大臣、環境省の方に水際対策の徹底と拡散防止対策の実施について、要請を、緊急要請を行わせていただきました。
 併せてですね、13日には国土交通省、国土交通大臣に対しまして、ヒアリの対策強化、これは特に港湾がですね、やっぱり水際になりますから、そこの港湾での、港湾、我々港湾管理者でありますから、港湾でのその水際防除の徹底とですね、そうしたものがこの中に入ってくることに対する拡散防止対策の徹底等について要請をさせていただきました。
 とにかく環境省もですね、国交省も、これはもう全力でやるということでありましたから、引き続きしっかり連携してね、やっていくということになるんだろうというふうに思ってます。
 我々は併せてですね、7月12日と14日に荷主とか運送業者さんとかね、そういった、あと中小企業の関係団体とか商工会議所、そういったところに、県内各商工会、それから経済団体全てに、やはりこのヒアリの注意喚起と確認をしてくれと。怪しいものがいたら、ちょっとアリみたいなやつがいたらね、そういうコンテナとかいろんな荷物にいたら確認してくれという文書通知は発出させていただきました。国土交通省もですね、全国のそういった団体に、併せて同じ時期に発出をしております。
 ですから、連携してですね、このヒアリ対策、水際での水際防除の徹底とそれから拡散をしないように、とにかく見つかったらそこで、何ていいますかね、その都度その都度見つかり次第ですね、防除していくと。言葉はあれですけど、モグラたたきのようにやってくということだというふうに思っております。
 それとその一方でね、やはりこれだけグローバル化が進みですね、多くの貿易関係、いわゆる荷の動きはもう世界中をグルグルグルグル回ってるわけですね。日本国内で完結してたりとか、海外との貿易がまれだった時代ではなくて、もう荷はドンドンドンドン、それもコンテナでドンドン動いていきますから。港に来たコンテナをいちいち全部空けてですね、確認って、そんなもんできませんので。ですから、そういう意味ではですね、その都度その都度みんなで可能なところで全部ですね、見られるところで全部注視し、監視しですね、その拡散の防止とですね、その防除の徹底、これをやっていくということだと思っております。
 現実上ですね、我々名古屋港ではそういった形でずっと6月からチェックをし、名古屋港はね、鍋田と飛島で見つかっておりますから、そこ全部ですね、港湾関係者で一緒になってほかのところも全部、今チェックをしてですね、そして、わなだトラップだとか置いたり、あとベイト剤置いたりとかいうことで、今徹底をしております。
 その後はですね、二つが見つかったということ、それから飛島ふ頭でのコンテナターミナルで作業中の方がですね、作業員さんがアカカミアリに刺されたというのもありましたが、それ以外は今のところ発生をいたしておりません。
 それから、三河港、衣浦港もですね、南沙港からの貨物は両方とも確認をされておりません。ただ、三河港は、中国とのですね、定期コンテナ航路がありますのでですね、そういった意味では、これはトラップとベイト剤を置くということもやっておりますし、今のところ全部、二つの港見ておりますが、それらしきものの確認は今のところないということでございまして、引き続きですね、港湾関係者、我々港湾管理者、そして地元の市、それから国土交通省等々と一緒になってですね、しっかりと監視をしていきたいというふうに思っております。
 あと、県民の皆さんからの相談窓口を開いておりまして。7月1日に開きましたが、7月1日から7月17日まで、昨日までに県民の方々から数多くの問合せがありまして、この中で40件の、これはヒアリではないかというふうに疑われる個体の持込みがありまして、それは確認を全部その都度しておりますが、今のところですね、そのうちの1件が例の春日井市で見つかったものでありますが、あとはですね、現段階ではヒアリというふうには確認されてない。要はヒアリではないということでございます。
 要は、小っちゃいのと、やっぱり全部殺虫してから持ってこられますから、やっぱりそりゃ普通、素人の人が見たら分からないということなんでしょう。ですから、今のところですね、40件の問合せ、要は、個体をこれそうじゃないかって持ってきていただいたもののうち、1件がヒアリだったということで、あとは違うということが、今現状でございます。
 引き続きそれはしっかりとですね、相談窓口、対応しっかりやっていきたいというふうに思っております。

【質問】 ヒアリは東京や横浜など各地の港で見つかっていて、自治体の水際対策だけでは厳しい局面にきていると思います。国の対応は後手に回っている印象もありますが、抜本的な対策など、何か求めますか。
【知事】 何て言うんでしょうかね、一つは、港湾とか物流の局面はね、これはやっぱり港湾という特殊なエリアがありますから、それは国の制度のもとで港湾管理者がそれぞれありますのでね、その港湾管理者の一義的に責任のもとでその港湾の事業者の方々と一緒になってね、これは監視をし、注視をし、チェックをして、そして防除をやっていく。これはこれまでもやってきてますし、これからもこのやり方でしっかりやっていくということだろうと思っております。引き続きやっていく。
 あと、特定外来生物の駆除・防除の責任は環境省にある、国の責任ということでありますのでね、引き続きやはり国の方、環境省さんにはね、やはりリーダーシップを持ってしっかりとね、やっていただきたいというふうに思っております。
 ですから、我々、こう相談窓口設けておりますので、そこの相談窓口の対応するところをね、やはりもうちょっと体制強化をしてもらうということはあってもいいのではないかなというふうに思いますが、引き続きどこが、誰がどうの、誰がいかんとか何とかではなくて、全体でね、やっぱりやれるとこ、司司でね、しっかりとこのヒアリの水際防除と拡散、拡大の防止、全力を挙げてやっていきたいというふうに思ってます。

(3)中部国際空港とジャカルタの直行便の働きかけについて
【質問】 先週の「あいち医療ツーリズム推進協議会」の中で、知事が8月にインドネシアを訪問し、ガルーダ航空に中部国際空港とジャカルタの直行便運行を働きかけるとの話もありました。医療ツーリズムを拡大する上で、直行便を設ける重要性について教えてください。
【知事】 医療ツーリズムはね、今協議会を作って、その受皿体制づくり、それからこちらでのネットワークづくりをね、今適宜進めているところでありまして、そういった形で、こちらの受皿、ネットワークがね、できていけばいいのではないかと思います。
 そして、対外的にはそういったそれぞれの医療関係機関の皆さんがルート持ってますから、そういったところを拡充していただいてね、そういった面で取組が進んでいければというふうに思ってます。
 そういう中で、来月インドネシアに行きまして、また、今のところ予定ではインドネシアのですね、ガルーダ航空に行って、中部国際空港とジャカルタのね、直行便の要請をしていきたいというふうに思っておりますが、これは医療ツーリズムというよりも、経済、産業全体のね、やっぱり結び付きが非常に強いので、そういう意味でね、今このセントレアから、中部からジャカルタに直行便がないと、みんなね、香港経由かシンガポール経由で行って結構不便しとるわけですね。ですから、それを早く作ってもらいたいということをやっぱり。そういう経済、ビジネスの面でね、やはりしっかり申し上げていきたいと思います。
 インドネシアに投資している日本企業のですね、規模、数というよりも投資規模は、愛知県企業が半分以上なんですよ。東京の会社じゃないんだ。半分以上なんです、インドネシア。自動車関係で半分以上なんですよ。日本企業のだよ。インドネシアの投資額、額のだよ。にもかかわらず直行便がない。これはね、正直言ってあんまり内輪のこと、内情のこと言うとあれなんですけども、ガルーダ航空の中でね、これをはじいてみると、ここは採算取れると。だからやってもいいよなと言って、もう3年前に、平成26年のときにですよ、秋に僕が行ったときに、もう来年の春からまたジャカルタ便、セントレア―ジャカルタ便飛ばしますという話で一応一旦は社内的決定してくれたんだな。くれたんだけど、その後政権交代で、いろんなことで、会社の、当然閣僚がかわり、CEOがかわって、中でもう一回再点検したりして、あと為替が動いたり何かして、どうも赤字、不採算路線もあるから、そっちの整理が先なんだって言って、なかなか。一旦決めたんだけど、もう一回戻されちゃったっていう実態があってね。ですから、我々としては粘り強くね、申し上げていくということなのかなというふうに思っております。
 いつなのかということはありますが、早く決断をして飛ばしていただければ有り難いなというふうに思ってます。引き続き粘り強く働きかけていきたいと思います。

(4)県内のJAの不祥事について
【質問】 県内のJAの不祥事についてです。先日、県内のJAで顧客のお金の横領等の不祥事による被害額が過去5年間で約4億円に上ることが判明しました。知事はどのように受け止め、また、原因がどこにあると考えますか。
【知事】 愛知県内の農協の関係でですね、この5年間に17件、4億円という不祥事案がですね、発生をしたということでありまして、こうした不祥事件につきましては、農協の信用失墜につながる重大な問題であると認識をいたしております。
 不祥事件の原因は、事件を起こした当事者のコンプライアンス意識の欠如や組織のチェック態勢の不備といったものがベースにあると考えております。ですから、愛知県といたしましては、毎年1回立入検査を実施をしておりまして、職員のコンプライアンスの意識の徹底と、その組織のチェック態勢の整備をね、しっかりと指導をしているところでございます。
 なお、不祥事件が発生をした場合には、再発防止策の策定を指導するとともに、その実施状況を検証しておりまして、発生原因に重大な問題があるとかね、再発防止策が適切でない、適切に実施されてないという場合は、業務改善命令等の行政処分を行う場合もあるということでございます。
 ですから、こういった形のですね、不祥事件というのは、とにかく組織でこうやって事業やってますとね、農協に限らずいろんなところで起きてるんだろうと思いますが、ただ、それをやはりどうしても人間一人一人で何千人、何万人の大きな母体になってくるとね、それは何年かに一回とか、何人かに一人とか、そういうのは起きてくることあるのかもしれませんが、やはりそれを組織としてね、やっぱりダブルチェック、常にそのチェックチェックチェックをしてそういったのが大事にならないようにしていくというのが、これは必要ではないかというふうに思います。
 特に、農協だけではなくて、ほかに、農協はやはりお金を扱う金融機関の一つでもありますからね、ですから、そういう観点から、通常の民間事業者とは別の観点からの検査というのが制度化されているわけなんですよ。
 ですから、銀行だとか信用金庫、信用組合等々金融機関は、やはりそういうお金を扱いね、人様のお金を預かってそれをまた貸し出す、そこで信用を作るということなので、その金融システムが経済の血液、根幹ということから、その健全性を保つために検査という手法をね、認められているわけなんですね。
 ですから、私は、そういう意味で、この点についてはこういう形でですね、累次にわたって不祥事が続いているということは大変由々しき問題だと思いますので、引き続きこの検査、指導等々で、しっかりとそのコンプライアンス態勢、そしてチェック態勢をね、しっかり作っていただけるように、これは対応していきたいというふうに思っております。

【質問】 JAの不祥事案の17件は、大半が報道発表されていない非公表のような事案であり、監督権限のある県や法令遵守を指導するJA愛知中央会が、各JAに公表するようにもっと強く促すべきだと指摘する識者もいます。公表は各JAの責任だとは思いますが、公表することが再発防止につながることもあります。今後更に強く指導する考えはありますか。
【知事】 これはですね、農協の指導・監督につきましては、国、農林水産省の定めた総合的な監督指針に基づいて行っているわけでございます。この監督指針につきまして、公表は農協の自主的な判断とされております。
 ですから、愛知県としては、不祥事件が組合員とか利用者のね、利益を害するとともに、この農協の社会的信用にかかわる問題であることから、農協自らが説明責任を果たすことが適当であると考えておりまして、今後とも自発的に公表するように、しっかりと指導していきたいというふうに思っております。
 これは、農協の検査権というのは、農協法、法律に基づいてできておりまして、それをどういうふうにやっていくかは、国の方が総合的な監督指針というものを作っておりますから、それにのっとってね、これは適切に対応していくということだと思っております。
 ですから、そこで農協自らの自主的な公表と、自主的な判断ということになっておりますから、そこのところでしっかりとですね、自主的に公表するように指導をしているということであります。今後ともそういうふうにしていきたいと思います。

(5)あいちトリエンナーレ2019について
【質問】 本日、あいちトリエンナーレ実行委員会運営会議が開かれます。芸術監督が選任されるとのことですが、トリエンナーレ2019に向けての意気込みを聞かせてください。
【知事】 今日午後ですね、午後一番でトリエンナーレの運営委員会をですね、やりまして、トリエンナーレ2019について、その総合監督とですね、方向性を決めていくということになろうかと思っております。
 もちろんまだ時間がありますが、方向といいますかね、大体いつも3年のサイクルというのはようできておると思うんだなと思いますが、去年終わってからその反省、総括を2016年度でやり、2017年度、今年の年度当初から新たな芸術監督、総合監督を決めようということで人選をし、やってきて、そのもとで今年度中にその方向等で、来年3月までにはとりあえず、多分7〜8割といいますか、3分の2だかな、決めちゃうんですね。
 というのは、やはりもの作るのにやっぱり1年以上かかりますからね、やっぱり。半年や1か月や2か月ちゅうわけにいかないので。ですから、そういうふうなサイクルでやっていくと、大体、ここで芸術監督決めたら、それから出展者、アーティストを決めて、方向決めてというので、実際は2019年度がね、トリエンナーレですけども、今年度が一番何かベースを作るということになるんですね。
 ですから、今度2019年度はね、オリンピックの前の年でもありますし、私ども愛知県はね、豊田スタジアムでラグビーワールドカップがありますから、そういう意味ではしっかり盛り上げていけるようにね、また多くの方が、これは世界中から来ていただけると思うんですね。2019年。
 ちょうど、ですから、ラグビーワールドカップは9月から11月か。ですから、トリエンナーレが大体8月から10月の後半なんで、どんぴしゃのタイミングではないかなと思いますので、そんなこともちょっと視野に入れながらね、やっぱり国際的にまた大いに発信できる、そういうトリエンナーレにしていきたいというふうに思います。