知事の記者会見
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平成29年12月4日(月) 午前10時

1 知事発言
(1)第12回愛知県市町村対抗駅伝競走大会について
 皆さん、おはようございます。
 12月4日月曜日、12月最初のですね、定例会見を始めさせていただきます。
 12月1日から県議会、12月県議会も始まっております。またしっかりとですね、建設的な議論を積み重ねていきたいというふうに思います。
 12月2日土曜日にですね、愛・地球博記念公園、モリコロパークで開かれました第12回の愛知万博メモリアル愛知県市町村対抗駅伝競走大会でございます。
 またこれで回を重ねて12回ということになりました。年を追うごとに従ってですね、大変盛り上がっております。テレビの生中継もあったということでですね、大変今年も天気が良くて盛り上がりました。私も毎年スターターをやらせていただいておりますが、今年も大激戦で、大変良いレースだったと思います。
 市の部では豊田市が優勝。豊田市が優勝し、豊橋市、岡崎市、田原市、豊川市、江南市ということでありましたが、豊川市が途中まで本当にね、素晴らしいレースでありましたが、最後、激戦の上でですね、豊田市が3年ぶり3度目の優勝ということですかね、ということでございます。それから、町村の部では阿久比町が優勝、見事優勝したということであります。
 園内の周回する9区間28.7キロのコースで、小学生、中学生、ジュニア、一般、40歳以上というふうに世代ごとにね、つないでいくという、こういう駅伝大会はここしかないと思います。特に小学校、中学校のね、小学生、中学生の子供たちに出場機会がありますので、非常に陸上のですね、こういう中長距離のランナーを養成する、非常にそのインセンティブになるということもスポーツ関係者からも聞いております。
 例の、豊橋出身でね、オリンピックにも出た鈴木亜由子選手なんかは、ここで小学校のときから大活躍してですね、中学校からかな、大活躍して、それでどんどん伸びていったというふうにも聞いておりますので。指導者としては非常に指導がしやすいと。ああいう大会に出ようね、という話でね。その裾野を広げているということに本当に役立っていると聞いておりますので、またこれからも大いに盛り上げていきたいというふうに思っております。

(2)名古屋グランパスのJ1リーグへの復帰について
 昨日の夕方私もですね、前半はちょっと行けませんでしたが、5時、ちょうど5時過ぎぐらい、5時ぐらいかな、に豊田スタジアムに着きまして、名古屋グランパスの最終戦ですね、応援をさせていただきました。
 名古屋グランパス後援会の名誉会長を仰せつかっておりまして、先週の日曜日も瑞穂も5時ぐらい、5時過ぎぐらいに行き、今回も5時ぐらいに行ってですね、応援させていただきました。
 おかげでですね、最終、最終盤でですね、何とか、何とか何とかですね、J1復帰したということでありまして、関係者の皆さんには心からお祝い申し上げたいと思いますし、また是非ですね、J1はもう一つステージ上げないとですね、今のあの状況ではなかなか厳しい試合が待っていると思いますので、もう一回態勢立て直してね、ギアを上げてしっかりと強いグランパスをね、復活させて、来年J1リーグでね、大活躍をしていただきたいと、優勝目指して頑張っていただきたいと思います。
 オリジナル10でありますからね、その誇りを胸にJリーグの頂点を目指して頑張っていただきたい。大いにエールを送りたい、応援をしたいと思っております。

(3)第55回技能五輪全国大会金賞受賞者及び第37回全国障害者技能競技大会入賞者による知事への結果報告について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jinzai/2017ginou-houkoku.html
 第55回技能五輪全国大会金賞受賞者及び第37回全国障害者技能競技大会入賞者による知事への結果報告についてであります。
 12月12日、来週火曜日午後3時30分から、本庁舎6階正庁におきまして、第55回技能五輪全国大会の金賞受賞者9名と第37回全国障害者技能競技大会の入賞選手6名が合同で私を訪問し、獲得したメダルや大会で製作した作品を披露しながら大会の報告をしていただきますので、お知らせをいたします。
 発表資料の4ページを御覧をいただきたいと思います。
 技能五輪につきましては、去る11月24日から27日まで開催をされまして、愛知県から33職種、今年はね、栃木県、宇都宮市等々で開催をされました。33職種、196名の選手が参加をいたしました。結果は先週27日に報告をいたしておりますが、愛知県選手は、8職種9名の金賞を始め、銀賞が14職種23名、銅賞が15職種22名、敢闘賞が18職種38名、合計で25職種92名が受賞し、この結果、愛知県選手団は第43回大会から13年連続で「最優秀技能選手団賞」を獲得するという快挙を成し遂げました。
 今大会では、機械組立て、木型、電子機器組立ての3職種で金・銀・銅・敢闘賞の全てを愛知県選手が受賞するなど、ものづくりの部門で圧倒的な強さを見せてくれました。
 機械組立て、木型、電子機器組立ては全部、車体塗装は金・銀・敢闘賞、抜き型は金・銀、ITネットワークシステム管理は金・銅ですけど実質1位2位、移動式ロボットも金・敢闘賞、これも実質1位2位ということで、こういった職種は、やはりこれ全部自動車関係ということでありますがね、大変レベルが高いということでございます。
 それから、発表資料の5ページを御覧ください。
 障害者技能競技大会につきましては、11月17日から19日まで、これも同じく栃木県の宇都宮市のマロニエプラザを始めとした3会場で開催をされまして、愛知県から15種目15名の選手が参加。これも11月20日に報告いたしましたが、愛知県選手は、金賞が1名、銀賞が3名、銅賞が2名、合計6名が入賞し、努力賞も1名が受賞しました。
 両大会とも、選手の皆さんが真摯に、ひたむきに競技に取り組まれ、素晴らしい活躍をしていただいて、技能王国愛知の名を更に高めていただいたと思います。
 12日に訪問いただく折には、練習の苦労、大会当日の緊張などね、苦労談などなどをですね、選手からお聞きしながら、栄誉を大いにたたえたいと思っております。
 今後とも、技能王国愛知の力を更に高め、2019年度の技能五輪全国大会、2020年度の技能五輪全国大会と全国アビリンピックの成功、さらには2023年の技能五輪国際大会の愛知への招致成功に結びつけていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 参考のところでね、本県選手の成績がずーっと書いてありますが、ずーっと1位で頑張っております。それから、障害者技能大会も頑張っていただいております。これからもしっかりやっていただきたいというふうに思います。
 それからちょっと補足をいたしますと、この技能五輪大会に行くのに、やはり大企業のね、選手ももちろん大事ですが、やはり中小企業の選手もしっかりとですね、応援していきたいということで、今年度から、中小企業、学校、そして競技職種関係団体を対象に補助制度を立ち上げました。
 一つはですね、技能五輪全国大会出場支援事業助成金制度ということで、中小企業とか学校に所属する選手の技能五輪全国大会参加負担金を全額助成するというものでありまして、銀賞、銅賞、敢闘賞合わせて7職種18名の皆さんがこの助成金制度を利用しています。要は参加費用を助成するということ。参加の負担金ね、これを助成するということでございます。それからもう一つがですね、選手育成支援助成金制度ということで、選手の強化に必要な外部講師や教材、訓練材料の費用を上限13万円まで助成するものでありまして、技能五輪では、銅賞、敢闘賞合わせて4職種11名の方が利用しています。アビリンピックでは、銅賞、努力賞合わせて2種目2名の方が利用しているということで、技能五輪の参加の負担金を全額助成するもの、それから、選手の育成支援ということで外部講師とか教材、訓練材料を購入するので上限13万円までのこの支援、この二つの制度を今年度から始めております。
 また、大会本番で日頃の訓練の成果を発揮してもらうために、観客の面前で競技課題の一部を行う合同の公開練習会を7職種で計3回開催し、延べ26人の選手が参加をしております。要は合同公開練習。これも結構ね、人の目に見られながらやるというのは、経験するのも大事なので、そんなことも3回やっております。
 そして女性の活躍もね、だんだん増えておりまして、今回はですね、技能五輪では女性はですね、196名中44名が女性だと。アビリンピックは15名中7名が女性だということで。
 受賞したのは、女性はですね、木型職種での金賞、木型で金賞取ってるんですね。金賞含め金・銀・銅・敢闘賞で21名が入賞してます。アビリンピックでは、女性がオフィスアシスタント種目での金賞を含む4名ということで活躍をいただいておりましてね。またこういったものをしっかりと応援をしていきたいというふうに思っております。
 そして、2023年のですね、技能五輪の国際大会についてはですね、先般、10月にアブダビでの国際大会で日本として招致の表明をいたしましたが、また更に来年10月にオランダ・アムステルダムで開催されるWSIの総会において、この招致の意思表明を正式に行うということでございますし、決まるのが、2019年のですね、8月から9月に開催されるロシア・カザンでのWSI総会でありますので、それまでにしっかりと開催提案書も提出をし、働きかけをしていきたいというふうに思っております。
 私からは以上です。

2 質疑応答
(1)天皇陛下の退位について
【質問】 天皇陛下の退位について、再来年の4月30日に天皇陛下が退位し、皇太子殿下が5月1日に即位されるという日程が、先の皇室会議で固まりました。これについての知事の受け止めを教えてください。
【知事】 天皇陛下がですね、退位されるということにつきましては、もう既にね、法律等々も成立をしておりますので、既定の方針ということであったというふうに思いますが、それがいつなのかというのは、大変多くの皆さんのね、関心事であったかと思います。
 1月1日の年替わりということから4月1日の年度替わりというような御意見も有力だったように受けとめておりますけれども、様々な状況等々で、2019年のちょうど4月には統一地方選挙もあるしですね、国会等々も予算審議の山場だということもあって、静かな時期に、そして大型連休のときにですね、祝賀ムードが盛り上がるときに退位されてですね、今の皇太子殿下が新天皇に即位されるということは、私はね、いろんな事情を総合的に勘案をして、関係者の意見をいろいろ総合的に聞いて勘案した上でね、決めたということでありますから、私はそれでよろしいのではないかというふうに思います。ですから、あとはね、やはり心静かにね、その時が迎えられるように。
 そして天皇陛下がちょうど即位されてですね、30年を越えて31年ということになるわけですね、平成で言えばね。やはり今の天皇皇后両陛下は本当に国内各地区を回られ、また、先の大戦の慰霊等々も回られですね、国民に寄り添う今の皇室の在り方を、路線をね、創られたということだと思います。そういう意味では、本当に多くの国民の皆さんに敬愛されですね、もう全ての人に尊敬され敬愛される存在だと思います。
 ですから、まさに日本国憲法が規定をする国民の象徴としての天皇というこの在り方、像をですね、天皇像を創られたということだと思います。そういう意味では、我々としてはしっかりと、それまでね、1年半ぐらいあるわけでありますから、天皇皇后両陛下が心安らかにといいますかね、その時を迎えられ、そして新天皇陛下にね、しっかりバトンが受け継がれるという形に進んでいただけるように、やっぱりしっかりと取り組んでいかなければならないというふうに思っております。
 またあわせましてね、2019年の春にはですね、私ども、第70回の全国植樹祭を愛知県の尾張旭市と守山区にまたがるね、森林公園で開催するということが決定をいたしておりまして、もう施設整備等々も今精力的にやっております。新天皇陛下が御即位された後の最初のですね、大きなまさに行事ではなかろうかというふうに思います。いやが上にも注目されると思いますので、我々としては万全を期してね、お迎えをし、そして国土緑化、そしてまた環境整備等々で、この全国植樹祭のね、趣旨、意義を更に多くの皆さんに発信できるように、しっかりと努めていきたいと思います。
 ですから、この期日が決まったということで受けとめたときに、今もう一回申し上げます。本当に2019年5月1日ということは、その2019年春にですね、第70回全国植樹祭を愛知県で開催いたしますので、新天皇陛下御即位の後の最初の大きな行事になろうかと思います。しっかりとお迎えしてですね、県民挙げてお迎えをさせていただいて、そして全国植樹祭の趣旨であるね、やっぱり国土緑化、環境整備、日本の国土の整備、緑あふれる豊かなね、日本を創っていく、そういった趣旨をしっかりと発信をしていきたい。改めてそういうふうに思っております。
 もう1年半ですからね、あと。そういう意味で、準備はおさおさ怠りなく、万全を期してやっていきたいというふうに思っております。

【質問】 天皇陛下の退位に関連して、年替わりや年度替わりではなく、年度の途中での改元となりますが、行政事務や手続の上での移行など、対応について難しい面などありますか。
【知事】 決まったことは、それを前提にしてね、それは粛々とやっていくということではないでしょうか。むしろ、これだけのリードタイムがある中でね、切り替えていくということですから、それはむしろ十分対応できることだというふうに思います。
 この元号という、この制度をね、我が日本国が持っているわけですから、その日本国が持っているこの制度を前提にすれば、必ずどこかで切り替わりがあるわけなので、そういう意味では、それはこの1年半という準備期間があるということは、十分対応してね、しっかりとやっていくと、やっていけるということになるんではないでしょうか。
 むしろそういう意味では、これは淡々と、粛々とね、きちっとやっていくということだと思っています。

(2)職員の交通法規違反による検挙について
【質問】 昨日、愛知県知多建設事務所の宿日直代務員が酒気帯び運転等で検挙されました。勤務中に飲酒していたとのことですが、知事はどのように受け止めましたか。また、宿日直代務員は県内に多くいると思いますが、今後何か対応していきますか。
【知事】 県のですね、建設事務所に勤める非常勤の男性職員が酒気帯び運転と信号無視ということでですね、道交法違反で摘発をされたということであります。
 勤務時間中といいますか、宿直中といいますかね、ということはもちろんですが、まず、我々も飲酒運転の根絶ということをこの年末においてね、重点的に県民の皆様にお訴えをし、お願いをしているわけでありますので、その範を垂れるべきですね、県の職員がこういった形で飲酒運転で捕まったということは、極めて遺憾だというふうに言わざるを得ないと思っております。
 とにかく県民の皆様には心からおわびを申し上げたいというふうに思っておりますし、こういったことは二度と起きないようにですね、今一度職員の皆さんにね、やはりきっちりとこの法令遵守、それと年末の交通安全に率先して取り組んでもらうということをですね、徹底をしていきたいというふうに思っております。
 あわせまして、この宿直の職員、これも一緒ですよ。そりゃ宿直であろうが日勤であろうが何であろうがですね、日勤であろうが夜勤であろうが、とにかく勤務時間中にそうしたことをするということはですね、もう言語道断でありましてね。これはやはり、厳にこれは慎む、やってはいけないということを徹底をしていきたいと思いますし、勤務時間以外でもね、さっき申し上げたようにやはり飲酒運転根絶というのを我々言っているわけなので、とにかくその先頭に立ってね、県の職員が運動に取り組んでいただかなきゃいけないので、その旨をしっかりと周知徹底をしていきたいというふうに思っております。

【質問】 昨日の県建設部の発表によると、該当する事務所の代務員の聞き取り調査等を行うとのことでした。今後、宿直勤務に限らず職員の実態把握等をする考えはありますか。
【知事】 いや、もう実態把握って、こんなことあってはいけないことなので。そういう意味ではですね、この事務所、建設事務所についてはしっかり実態把握というか、事実関係の把握ですよね。実態把握というか、事実関係をきちっと今一度点検をするということだと思っておりますし、もう一度、今もちろん日勤、夜勤であろうが宿直であろうがと申し上げましたが、こういう宿直について、このたまたま今回の職員は宿直中でありましたから、今一度その点については、全ての事務所等々についてですね、業務対応についてやはり点検をしていくということは当然のことだというふうに思っております。それは各部局で、これはね、きちっとやっていくことではあります。