知事の記者会見
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平成30年3月26日(月) 午後3時40分

1 知事発言
(1)藤井聡太六段への愛知県特別表彰式の実施について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/hisho/tokubetsu300326.html
 それではですね、3月26日月曜日、3時40分ですが、定例の記者会見を行わせていただきます。
 今日は、午前中は2月議会の本会議最終日ということでですね、午後になったということで、御理解をいただければというふうに思います。
藤井聡太六段への愛知県特別表彰式の実施についてです。
 愛知県では、愛知県瀬戸市出身のプロ棋士、藤井聡太六段の御活躍をたたえるとともに、今後の大いなる進化と飛躍を期待して、特別表彰を行うことを、先般、御報告いたしました。
 この度、その表彰式の詳細が固まりましたので、御報告します。
 表彰式は、3月30日金曜日に愛知県公館で行います。表彰式では、私から表彰状と記念品をお渡しをいたします。記念品は、藤井六段の御希望を踏まえまして、御相談しましてね、「あいちの伝統的工芸品」である「豊橋筆」といたしました。
 藤井六段は、史上最年少のプロ棋士デビューに始まり、公式戦29連勝の歴代最多連勝記録の更新、最年少15歳6か月での公式棋戦での優勝、そして六段への昇段、幾つもの将棋界の記録を更新され、県民に明るい夢や希望を与えていただきました。なお、昨日もですね、第15回詰将棋解答選手権チャンピオン戦で、また史上初の4連覇ということで、まさにね、大活躍だと思います。県民に明るい夢や希望を与えていただきました。
 先日も、2018年の将棋大賞の記録4部門の独占、中学生としては史上初のC級2組を「全勝1期抜け」するなど、その藤井六段の勢いはとどまることを知りません。
 これからも更なる活躍が期待される藤井六段には、今後、色紙などに揮ごうされる機会が増えるのではないかということで、その用途に適した高品質の筆を、豊橋筆の産地組合である豊橋筆振興協同組合の皆さんに6本精選、セレクトしていただきましたということでございます。それが今回お贈りさせていただくものということであります。
 表彰式では、藤井六段の快挙をたたえるとともに、これからの更なる飛躍を期待する気持ちをお伝えをしたいと思います。
 資料を御覧いただければ、3月30日金曜日の午前11時45分から正午まで、愛知県公館です。式典に出席されるのは、藤井六段のみということでございます。私から表彰状と記念品を授与いたします。
 豊橋筆はね、参考に書いてありますように、100年以上の歴史を重ねた、県内における「国指定の伝統的工芸品」の一つでありまして、製造工程は、全て職人の手作業で行われております。高級筆として、全国有数の生産量を誇っております。
 その資料の後ろでございますが、これがそのものでございます。これは一応箱には「藤井聡太様」といって、日付は3月30日で入れてありますが、これを愛知県特別表彰受賞記念。
 これはですね、この6本は、この資料にありますけれども、太筆3本と、中筆1本と、細筆2本ということでありまして、今回のこれはですね、特に特注で作ったというものではありませんが、藤井六段の希望を踏まえて、既に製作されているものの中から、豊橋筆振興協同組合の皆さんに選んでいただいた「スペシャルセレクション」だということでございます。
 いずれの筆も、弾力があって、毛先のまとまりの良い「いたちの尻尾の毛」を中心に、色紙に揮ごうする文字数によって使い分けていただけるよう、穂丈、穂の太さが異なるものを6本、スペシャルセレクションでセレクトしたということでございます。

(2)愛知県がんセンター愛知病院の岡崎市への移管について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/byoin-keiei/ikangoui.html)
 愛知県がんセンター愛知病院の岡崎市への移管について申し上げます。
 愛知県がんセンター愛知病院の岡崎市への移管に向けまして、県と岡崎市で協議を行うことを、去る2月の5日に発表いたしましたが、この度移管について基本合意に達しましたので、移管についての覚書を締結してまいります。
 記者発表資料を御覧をいただきたいと思います。
 まず、1の「移管の意義」といたしましては、一つ目として、愛知病院は国指定のがん診療連携拠点病院、岡崎市民病院は県指定のがん診療拠点病院でありまして、両病院が統合することにより、がん診療の充実強化を図ることができます。
 二つ目に、愛知病院と岡崎市民病院は地理的に近接しておりまして、愛知病院を岡崎市へ移管し、岡崎市民病院との間の医療機能を再編することにより、限られた医療資源を有効に活用することができます。
 三つ目に、平成28年10月に策定しました地域医療構想におきまして、その地域での回復期の病床が不足しており、機能再編によりその充実を図ることができ、地域医療構想の推進に資することができるというものでございます。
 特にがんについて愛知病院はですね、三河地域におけるがん医療の拠点病院として、高度で専門的ながん医療を提供しております。特に乳がん手術は県内でも有数の実績を持ち、また、骨軟部腫瘍の分野では三河地域で唯一の基幹病院となっております。
 また、西三河南部東医療圏、この岡崎市、幸田町のところでね、唯一の緩和ケア病棟を持つ病院でありまして、そういう意味で、がん診療では拠点となっておりますので、これを連携させることによって、より高度な医療を提供することが可能になるということでございます。
 それから、地域医療構想では、この西三河南部東医療圏についてはですね、高度急性期と急性期、慢性期はですね、これは病床は既にあるということですが、回復期が足らないということになっておりまして、こうした形でですね、機能再編によりその充実が期待できるというものでございます。
 それからまたちょっと文章を戻っていただきますが、2の「基本合意の内容」でありますが、まず、(1)として、愛知病院の経営を平成31年4月1日に岡崎市へ移管をいたします。ちょうど1年後であります。
 次に、(2)の移管後の機能再編でありますが、岡崎市民病院側は主に急性期、がん、結核等に係る医療を担い、愛知病院側は亜急性期、回復期、在宅医療支援等に係る医療を担います。
 移管の条件といたしましては、(3)にありますように、愛知病院の土地・建物等について、10年間、県は市に無償で貸与してまいります。なお、期間終了後につきましては、そのときの状況を勘案しながら改めて協議します。市に貸与した建物等の修繕につきましては、県が対応してまいります。
 先ほど機能再編のところでも触れましたが、今回の移管により、これまで愛知病院が対応してきた結核につきましては、高齢化の進行等により、他の疾患を併せ持つ患者さんも増えてきておりますので、移管後は岡崎市民病院で担うこととしております。その整備に要する費用、運営に要する費用につきましては、10年間、県が負担してまいります。
 次に、(4)職員の移行につきまして、まず、愛知病院の医師は原則、岡崎市が割愛採用いたします。
 看護師を始め、医師以外の職員につきましては、岡崎市への移行を希望する者については岡崎市が割愛採用しますが、その時期、実施手順等については別途協議してまいります。また、県から岡崎市への職員の派遣も行ってまいります。
 そして、3にありますように、こうした基本合意の内容を記した覚書を県と岡崎市で締結をいたします。日時は3月31日土曜日、午後2時から、場所は岡崎市役所で行います。病院事業庁長や両病院の院長も同席の上、私と内田岡崎市長さんが覚書に署名をいたします。
 来年度、しっかりと準備を進めて、円滑に移管を完了させ、がん医療を始め地域の医療提供体制の充実強化を図ってまいりたいと思っております。
 また資料を御覧をいただければと思います。この資料の2ページ裏面にですね、がんセンター愛知病院と岡崎市民病院の規模等々がここに載っております。地図は3ページということでございます。
 いずれにいたしましても、ちょうど2年後の4月1日にですね、岡崎の駅のすぐそばというか、その西側のところにですね、藤田保健衛生大学の病院がオープンすると。ちょうど2年後の4月1日ということでありますので、岡崎市内の限られた医療資源、医師、看護師等々も含めですね、やはりそこは機能再編をしてやっていくということでないとですね、これはなかなか。この地理的にも近接している岡崎市民病院もがんセンター愛知病院もですね、なかなか今後の、この後のですね、対応が非常に厳しい、難しいということも踏まえてですね、今回、機能再編、統合という形にさせていただきました。これから更に1年間、しっかり詰めていきますが、御理解をいただいた岡崎市さんには心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。
 また、この医師派遣等々につきましては、これは名大の医局がですね、岡崎市民病院もがんセンター愛知病院も名大の医局人事の中で回っておりますので、限られたこのスタッフ、医療資源をですね、どういうふうに効率的に配置をしていくかといったことにつきましても、様々に意見交換をさせていただいて、今回、こういう形での方向性になったということでございます。
 これをやらないとですね、岡崎市、市内というか、やはり藤田保健衛生大学の病院というのは大変なブランド病院ですから、そこはですね、私は相当繁盛すると思います。そういう意味で、そこのところをきちっとですね、機能統合し、機能再編をしていくということが、岡崎市の医療の水準の確保、そしてまた、岡崎市民の皆さんの健康を守るということについて、私は大変これは有意義なことだというふうに思っております。1年検討して、しっかりと実を上げていきたいというふうに思います。
 なお、岡崎市のある西三河南部東医療圏の医療関係者等が集まる圏域保健医療福祉推進会議、地域医療構想推進委員会等において説明いたしましたが、移管について特に異論はなく、病院計画の検討に当たって意見交換の場を設けてほしい等の要望がありましたということでございます。地域住民の方々には、地元町内会の総代さんと相談の上、回覧板等で周知をいたしております。
 機能再編等々につきましてはですね、これは順次、統合した後に進めていきますが、市民病院の改修等も行わなければいけませんので、それは順次やってまいります。
 なお、詳細は県と岡崎市が協議の上、平成30年8月末までに作成する将来ビジョンにおいて明らかにしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 医師はそのまま割愛採用するということ、お医者さんは大体、人事はね、医局の人事で異動していきますから、こういった形で岡崎市民病院さんに受けていただく。また、看護師さん等々についても希望を聞いてやっていく。
 これは、一宮市でですね、一宮市立市民病院と循環器呼吸器病センターを統合したときにもそういう先例はありますので、そういったことを倣ってですね、やっていきたいというふうに思います。
 いずれにしても、この岡崎地区、西三河南部東医療圏、岡崎市、幸田町でありますけれども、そこについての医療の確保をしっかりとやっていきたいというふうに思っております。

(3)愛知県体育館へのネーミングライツの導入について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/sports/kentai-namingrights-dounyuu.html
 愛知県体育館へのネーミングライツの導入について申し上げます。
 平成30年1月12日から2月21日まで、40日間ね、愛知県体育館のネーミングライツパートナーを公募しておりました。
 その結果、5社から応募をいただいて、いずれの企業におかれましても、強い思いが感じられ、非常に有り難いことと感謝しております。
 応募価格、愛称の親しみやすさ、経営の安定性や社会貢献活動の実績等の観点から、教育委員会の審査会及び外部有識者による選定委員会による審査を経て、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ株式会社をパートナーとして決定をいたしました。
 愛称は「ドルフィンズアリーナ」。ネーミングライツ料は年額税抜き2,500万円ということで、平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間の契約となります。
 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ株式会社は、愛知県体育館をホームアリーナとするプロバスケットボールリーグ、通称「Bリーグ」に参戦する、「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」を運営する企業であります。
 パートナーからお支払いいただくネーミングライツ料は、愛知県体育館の管理運営に役立てていきたいというふうに考えております。
 資料を御覧いただきますとこういうことでございまして、これはBリーグのね、三菱電機さんを母体とする「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の運営企業ということで、平成28年4月に設立をされております。
 愛知県体育館をホームアリーナとしておりますので、そういう意味では、今回強い御意欲を示していただいてですね、こうして手を挙げていただいたということに感謝を申し上げたいというふうに思います。
 これから「ドルフィンズアリーナ」ということになりまして、また多くの皆さんにね、かわいがっていただければというふうに思います。
 なお、Bリーグのルールはですね、ホームゲーム、シーズン30試合のうち8割はホームアリーナで試合を行わなければいけないというルールがあるようでございます。あそこは普通の椅子席で6,500席がありますから、Bリーグの条件は5,000席ということなんで、ちょっと古いんですけど、一応規模的にはもう満たしておりますのでね。そういう意味では、また名古屋ダイヤモンドドルフィンズね、大いにまた活躍をしていただきたいなというふうに思っております。
 このネーミングライツ料は、今後はですね、老朽化の進む箇所の修繕だとか、利用者の安全性、利便性に配慮した適切な維持管理に役立てていきたいというふうに思います。できて53年経過しておりますので、大分古いので、この維持修繕費は結構かかるということでございますので、その足しにしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上であります。

2 質疑応答
(1)愛知県体育館へのネーミングライツの導入について
【質問】 愛知県体育館へのネーミングライツの導入について、5社の中から名古屋ダイヤモンドドルフィンズ株式会社が選ばれたのは、どのような点が評価されたのですか。
【知事】 この選定委員会の皆さん、そして教育委員会の方で様々にですね、応募価格、愛称の親しみやすさ、経営の安定性、社会貢献活動の実績等の観点から、審査を経て選んだということでありますが。
 いろいろ条件がありますけど、一番最初に応募価格と書いてありますからわかるように、応募していただいた、御提示いただいた価格が高かったということが一番大きな決め手だと思います。
 それだけあれですね、Bリーグであそこをホームアリーナとするということで、一番強い動機づけがあったということではないでしょうか。有り難いことですね。
 ネーミングライツ料の積算の最低のやつは、これは1,500万円で公表したんだよな。
 1,500万円が最低ラインですよとして、それを、2,500万円だから有り難いことですね、ということでございます。

【質問】 愛知県体育館へのネーミングライツの導入について、「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」はスポーツチームですが、大相撲名古屋場所の会場となるときも「ドルフィンズアリーナ」という名称が使われますか。
【知事】 大阪場所もそうでしょ、この間の。エディオンアリーナ大阪じゃなかったっけ。
 東京は、調布のあれは何か、味の素スタジアムっていうでしょ。それと一緒だと思いますけど。

(2)愛知県西三河児童・障害者相談センター一時保護所内における入所児童の自殺について
【質問】 愛知県西三河児童・障害者相談センター一時保護所内における入所児童の自殺について、事案が起きた当時の担当課の記者会見では、少年が亡くなる直前に両親に宛てて書いた手紙があったにもかかわらず、遺書ではないと県が独断で判断し、それを理由に手紙の存在を公表しませんでした。また、報道機関からの少年の無事が最後に確認されたのはいつかという質問に対して、少年が職員に手紙を託した時間が最後の生存確認だったにもかかわらず、その時間を伏せて、少年と職員が面談した時が最後だったと事実と異なる発言をしました。その後、御遺族に県担当者が説明をした際に、御遺族がなぜ手紙のことが新聞に載っていないのか尋ねた際に、記者会見で実際に説明していないのに、記者会見で報道機関に言ったという趣旨の発言をしたそうです。この一連の県の対応について、知事の受け止めを教えてください。
【知事】 今言われたとおりだと思いますが、私は、今回ですね、1月23日に西三河児童・障害者相談センターの一時保護所で児童が亡くなったということでありましてね、児童の安全・安心を守るべきこうした一時保護所において児童の命を守り切れなかったということは、大変これは残念だし、遺憾なことだというふうに思っております。
 亡くなられた児童の御冥福を心からお祈り申し上げたいと思いますし、御家族、御遺族には心からお悔やみを申し上げたいというふうに思っております。
 そういう中でですね、こういったことにつきましては当然のことでありますが、こういう痛ましい事件、事案でありますから余計なんですが、やはり事実関係をですね、正確にこれはお伝えをしなきゃいけないということだと思います。それは基本中の基本ではないでしょうか。
 こういった形で事実関係を正確にお伝えができなかったということは極めて遺憾なことだというふうに思います。ですから、担当者は大いに反省をしてですね、事実関係をしっかりお伝えするということ、当たり前のことをね、やっていただかなきゃいかん。
 そうしないと、やっぱりその次の対策とか対応とかそういったことに、次のステップにつながっていかないですよね。それは行政であっても民間であっても何だって、それはもう事実関係をきちっと踏まえてそれをお伝えするというのは、イロハのイというか基本中の基本ではないでしょうか。それを外したら、その後のことがもう信頼がなくなっちゃいますもんね。そこはやはり肝に銘じてやっていただかなきゃいかんということだと思っております。
 まずは時間について、何ですか、最初は面談時間が、亡くなられる、発見前の1時間50分前に面談していたというのが最後だと言ったんですが、その後にあれだね、手紙を、家族宛ての手紙を受け取ってるんだね。その時間も違ってということは、もうこれは大変なことだと私は思いますね。やはり事実関係はきちっと正確にお伝えせないかんということだと思います。
 もう一つは、その手紙については、御家族にはお渡しをしてあるんですね。渡してある。ただ、警察との現場の何ですか、現場を見た時に、これは警察の方が遺書ではないというふうに言ったというんで、それはその後、記者発表の時にそれは言わなくてもいいというふうに勝手に思い込んだというふうに私も聞いておりますが、それはやっぱり駄目ですわね、それはね。
 やっぱり事実関係をきちっと正確にお伝えをしていくというのが、それは基本の基本ですから、それができないということになると、その次が、次の展開できなくなっちゃいますもんね。それはやっぱり肝に銘じてしっかりとやっていかなきゃいけないということですから。
 もう一回申し上げます。基本としては、事実関係を、どんなことがあっても事実関係はきちっと正確にね、押さえて報告をしていくということを肝に銘じてやってもらわなきゃいかんということ。それからもう一つは、やはり、この児童が亡くなっておられるという大変痛ましい事案でありますから、私は御遺族のお気持ちに寄り添っていくという対応が、これは、どんなことがあっても、それがやっぱり必要だというふうに思います。その2点のことはしっかりと申し上げたいというふうに思っております。

【質問】 愛知県西三河児童・障害者相談センター一時保護所内における入所児童の自殺について、昨日の担当課の記者会見で、児童家庭課長が、「部分的には不適切な部分があったが、全体としては適切だった」と発言していますが、これはやはり不適切だったと思いますか。
【知事】 事実関係を正確に皆さんにね、要は、この記者クラブでの会見ということはやはり皆さんに報道していただくという前提でありますし、皆さんもそういう形でお聞きになられるわけですから、事実関係が正確に伝わらないというのであれば、それは適切ではなかったということになりますね。それは当たり前のことではないでしょうか。私もそう思います。それは、事実関係を正確にお伝えできなかったという点でですね、その1点でもって、それは不適切だったというふうに言わざるを得ないと思います。
 ですから、それは大いに反省をして、そこは肝に銘じてしっかりとやっていただかなきゃいかんということだと思います。

【質問】 御遺族が一連の状況を見て、県の説明を信用できないと思っているところもあるようです。御遺族に何か一言ありますか。
【知事】 私先ほど申し上げましたが、やはり、まずはね、一つは事実関係を正確に、これは御遺族の方にももちろんでありますし、こういう報道の関係の皆さんにも事実関係を正確にお伝えするということは、もう基本中の基本ですから、そのことをきっちりとやっていただかなきゃいかんというのが1点と、もう一つはね、やはり御遺族の方が、行政が、県の担当がですね、こういった形で何て言いますか、事実関係を正確に報道の皆さんに伝えていなかったということについて、不信の念を抱かれたというんであればね、それはもう大変申し訳ないことだと思います。
 先ほど申し上げたように、私は今回、掛け替えのないお子さんをね、亡くされたという、これは痛ましい事案でありますから、そのことについてね、私はやはり御遺族のお気持ちに寄り添う、寄り添った対応をね、これは心掛けてやっていかないかんということだと思っております。
 そのことはね、また引き続きうちの担当には強く申し上げたいと思いますが、御遺族の皆さんにはね、本当にこういった形でね、掛け替えのない子供さんをね、亡くされて悲しみにおられるときにね、それは県として行政としてきちっとしてね、対応ができなかった。それでもって何と言いますかね、不信の念を抱かれるようなことをしてしまったということは、それは大変申し訳ないことだというふうに思います。
 私はしっかりとその御遺族のお気持ちにね、寄り添う対応をね、しっかりやっていくように、また担当の方にはしっかり言いたいと思います。