知事の記者会見
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平成30年8月6日(月) 午前10時
1 知事発言
(1)熱中症による救急搬送者数について
 皆さん、おはようございます。8月の6日月曜日のですね、午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。
 いつもここのところ申し上げておりますが、熱中症の状況でございますが、昨日までの先週1週間、速報値ですが、1週間で熱中症の救急搬送者は914名でありました。亡くなられた方は1名ということで、これで7月以降、熱中症で亡くなれた方は12名でございまして。4月の30日以降ですね、5・6・7月、3か月余りでですね、熱中症の救急搬送者は5,168名。去年3,062名が、5・6・7・8・9月、5か月ですから、もうそれをはるかに上回っております。今年は極めて厳しい暑さでありますので、多くの皆様にですね、少しでも涼しいところに居てですね、熱中症にお気を付けをいただきたいというふうに思っております。

(2)世界コスプレサミット2018について
 世界コスプレサミットがありまして、最後、ファイナルチャンピオンシップにおきまして、優勝の方にですね、トロフィーを昨日夜、愛知県体育館でありましたので、差し上げました。大いに盛り上がりましてね、またこれからも更にしっかり盛り上げていただければというふうに思っております。
 ちなみに、コスプレサミットのメンバーが来まして、先週ですね、やりました。「ソードアート・オンライン」の「キリト」という役でやりましたけれども、あれをツイッターでアップしたら、「いいね」が8万1,000件来て、リツイートが5万件来たのでですね。今までSKE48とあれしても、それは大体数千件ぐらいはコンスタントに来るんですけども、桁が違うのでですね。8万件の「いいね」とリツイートの5万件はちょっと、正直、世の中ってこういうものかと改めて思いましたけどね。是非、そんなことでしっかりと盛り上げていければというふうに思っております。

(3)知事の東南アジア渡航について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kokusai/southeastasia201808.html)

 私の東南アジア渡航について申し上げます。
 8月の16日から23日まで8日間、と言っても、23日朝に帰ってきてそのまま仕事しますので7日間ということでありますが、シンガポール、インドネシア・ジャカルタ、それからタイ・バンコク、3か所を訪問をするということでございます。
 まずですね、16日と17日にシンガポールに参ります。
 愛知県は、県内研究機関の研究力向上と県内産業の振興を図るため、世界大学ランキングでアジアナンバーワンのシンガポール国立大学との間で、科学技術分野における地域としての包括的な連携協力を推進すべく、覚書の締結に向けて協議を続けてまいりましたが、このほど覚書締結について合意をいたしました。そこで、17日の午後に、シンガポール国立大学におきまして、科学技術分野における連携協力に関する愛知県との覚書を締結をいたします。
 また、同時に、名古屋大学とシンガポール国立大学の間でも、研究・教育の交流など全学的な連携協力を推進するための「全学協定」と、全学的な学部生の交換留学を実施するための「全学学生交流協定」が締結される予定でありまして、締結式には名古屋大学の松尾清一総長も同席される予定であります。
 その後、覚書の締結を記念をいたしまして、セミナーを開催します。セミナーには、シンガポール国立大学関係者等に御出席をいただいて、ノーベル物理学賞を受賞された名古屋大学の天野浩教授による基調講演を行います。
 また、17日の午前中には、シンガポール政府の貿易産業省幹部との面談も予定をいたしております。
 これはですね、シンガポール国立大学(NUS)へは、私が2年前、2016年9月にですね、訪問した折に、その総長とですね、タン総長と予定の時間をはるかに超えてですね、大変話が弾んで意気投合いたしまして、愛知県とNUSとの間で連携をしていこうと。あわせてですね、名古屋大学、そしてこの愛知県にあります国立長寿医療研究センターと産学官連携をしていこうということで合意をし、その後ですね、その内容を詰めて、昨年NUSと国立長寿医療研究センターとの間では老年学とか認知症研究等でのMOUをですね、結んだということであります。そして、今後更に愛知県との間で結んでいく、締結していこうということで合意をし、協議を重ねてきて、今回締結をする運びになったということでございますので、そういうことであります。
 ちなみにですね、愛知県とNUSとの覚書において、材料工学とか交通工学、老年医学、老年学などの科学技術分野における包括的な連携・協力を推進するということをですね、内容とするものにしたいというふうに思っております。
 また、先ほど申し上げたように、名古屋大学もNUSとの間で「全学協定」と「全学学生交流協定」の二つを締結をし、その連携を深めていくということでございまして、大いに今後のですね、展開を期待をしたいというふうに思っておりますので、またよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 そして、続きましてですね、18日から20日までインドネシア・ジャカルタを訪問いたします。
 18日の夜は、第18回アジア競技大会の開会式に出席をいたします。これは、2026年の開催地としてですね、OCA(アジア・オリンピック評議会)から御招待をいただいたものであります。
 そして、翌19日午前中にOCA総会に出席をいたしまして、この場におきまして、OCAとJOC(日本オリンピック委員会)、そして愛知県と名古屋市、4者でですね、第20回アジア競技大会の開催都市契約を締結する予定であります。さらに、第20回アジア競技大会の会期案もお示しをいたしますが、これは二つ目の発表事項にいたします。後ほど説明します。
 また、現地では競技視察も行います。大会運営の様子をしっかりと拝見をし、2026年の愛知・名古屋での開催の成功に向けて、大いに参考にしてまいります。
 ということでありまして、今、締結に向けて最終調整を行っておりますが、是非このOCA総会までに合意をして、4者で締結をしていきたいというふうに思っております。
 そして、話題は変わりますが、インドネシアには244社の県内企業が進出をしておりまして、愛知県には全国最多の6,000人を超えるインドネシアの方が在住をされておられますのでですね、愛知県とインドネシアは既に強いつながりがあるということ。そして2017年2月には、愛知県とインドネシア経済担当調整大臣府、5省庁ぐらいを束ねた経済関係の総合的な調整府でありますが、そことの間で経済交流に関するMOUを締結をし、ジャカルタ市内に今年1月、「愛知県インドネシアサポートデスク」を開設するなど、現地に進出する県内企業の支援を強化をいたしているところであります。
 そこで今回、複数のインドネシア政府要人との面談を申し入れておりまして、県内企業の海外展開支援など、経済を始めとする様々な分野における両地域の更なる交流の促進について、意見交換を行っていきたいというふうに思っております。
 ちなみに、日本企業のうち、愛知県企業のインドネシアに対する投資額は、日本企業全体の過半を超えておりますので、圧倒的な存在感。過半、もっとだろうな、もっとだと思いますが。そういう意味ではですね、大変関係・関連が深いということであります。それは向こうもよく分かっておりますので。それと、インドネシアの方の在住者が愛知県は6,400人、第2位の東京が4,400人なのでですね、一番多いということなのでありますのでですね、中部国際空港−ジャカルタの直行便をですね、ガルーダ・インドネシア航空にここ何年かずっと要請をしているところでございます。
 いったん2014年の9月、4年前に私が行ったときにですね、ガルーダ・インドネシア航空から、2015年のですね、夏ダイヤから就航するということを合意をして発表していただいたんですけれども、残念ながらですね、その後、通貨がですね、その後残念ながら急激なルピア安による燃料費の増加などからですね、このガルーダ・インドネシア航空が大幅な赤字になりまして、2015年の1月にですね、就航の延期が発表されたという経緯があります。
 その後、2015年の9月にも、2015年、2017年と私がインドネシア・ジャカルタを訪問した時にガルーダ・インドネシア航空の本社も訪問しておりますし、2016年にも東京都でガルーダ・インドネシア航空の副社長ともお会いをして要請をいたしておりますが、残念ながら、まだ現時点では就航しておりません。
 したがってですね、今回の渡航では、県・市・地元経済界と一体となってブディ運輸大臣及びガルーダ・インドネシア航空にエアポートセールスを行うことで、是非、中部国際空港−ジャカルタの便をですね、早期に就航させたいということで働き掛けをしたいというふうに思っております。
 なお、今申し上げたブディ運輸大臣始め閣僚等々に、前回お会いしたカッラ副大統領を含めてですが、今、面談を要請をさせていただいているところでございます。引き続き、しっかりと働き掛けをしていきたいと思います。
 そして、続いて21・22日にタイ・バンコクへ参りますが、バンコク都と2012年に「相互協力に関する覚書」を締結をし、高校生の訪問団の相互派遣を行うなど交流を深めており、愛知県とタイ・バンコクは非常に深い関係にあります。
 タイにはASEANで最も多い443社の県内企業が進出しており、愛知県は2014年9月にタイ工業省との間で、経済連携に関するMOUを締結をし、経済交流を促進しております。愛知県の企業の進出先では、中国、アメリカに次いで第3位ということでございます。
 こうした関係を一層強化するため、21日夜には、県主催の経済交流会を開催し、タイ政府要人、経済界、県内企業等を招待をし、交流を深め、経済交流の拡大につなげてまいります。
 また、翌日の22日には、経済及び外交政策担当のソムキット副首相。ソムキット副首相は先月7月20日にですね、タイ経済セミナーで名古屋にお越しをされました。ちょうどヘルプマークの街頭キャンペーンの後に、私、名古屋マリオットアソシアホテルでお会いをさせていただいて、その後、一緒に経済セミナーでも私も御挨拶をいたしました。またタイで1か月後お会いします、ということもその際に申し上げて。お会いしてまいります。それからウッタマ工業大臣、アーコム運輸大臣のほか、アッサウィン バンコク都知事とも初めて面談をいたします。MOUを結んだのはスクムパンさんという前の都知事でございまして、都知事が代わられたので、今回またお会いをし、更に愛知県とバンコク、そしてタイとの友好を深めていきたいと思います。
 さらに、タイ国際航空を訪問し、今年7月からの増便についてお礼を申し上げるとともに、更なる路線拡充に向けて、現在就航中の機材の大型化について要請をしていきたいというふうに思っております。
 今年の7月1日から、タイ国際航空が中部国際空港−バンコク便を週2便増便し、14便になりましたと。ダブルデイリーですね。ただ、そこを更にですね、機材を大型化して更に輸送能力を増強してもらいたいということを申し上げていきたいと思います。
 ちなみに、タイからの中部国際空港へのインバウンドのお客さんは、2012年が年間4万2,500人が2017年は9万5,000人になってですね、倍以上ということでありますので、またしっかりと働き掛けをしていきたいと思います。
 なお、インドネシア、タイでは経済団体や中部国際空港の関係者にも御同行いただく予定であります。しっかりと活動をしていきたいというふうに思っております。
 その次に資料でありますが、資料を御覧いただきますと、同行者としては名古屋大学の松尾総長、名古屋市の河村市長、また、名古屋商工会議所の山本亜土会頭始めですね、また中部国際空港の友添社長などなど、皆さんと行ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(4)第20回アジア競技大会の会期案等について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/ag/kaiki.html)

 第20回アジア競技大会の会期案等について申し上げます。
 2026年に愛知・名古屋で開催する「第20回アジア競技大会」の会期案について、8月18日のOCA理事会に、「2026年9月19日の土曜日から10月4日までの16日間」として提案をしたいと思います。
 この会期案につきましては、OCA憲章では、アジア競技大会の期間は開会式及び閉会式を含め12日以上16日以下となっておりまして、ここのところですね、今回のジャカルタ・パレンバン大会も含め、近年の大会は16日間で開催をされております。2010年の中国・広東省の広州大会、2014年の韓国・仁川大会、そして今回のジャカルタ・パレンバン大会と、こう16日でございます。
 そして、選手のパフォーマンスの発揮、集客の観点から、夏の暑い時期は避けて、気候が良い秋の開催が望ましいと。それから、集客や選手等の輸送における交通渋滞の回避などを考慮すると、開・閉会式を土日とすることや、9月の大型連休、9月19日から23日を会期に含むことが望ましいということをですね、考慮し、設定をいたしました。
 また、8月19日に開催されるOCA総会において、私が愛知・名古屋の魅力の紹介や大会の準備状況についてのプレゼンテーションを行いますので、その場においてこの会期案もお示しをしたいというふうに思っております。
 なお、お手元に記者発表資料を配付させていただいておりますが、このジャカルタ・パレンバン大会の開催に合わせた愛知・名古屋大会のPRとして、ナナちゃん人形のディスプレイやオアシス21の夏休みイベントと連携したイベントなどを行い、県民の皆様に愛知・名古屋大会の周知も図ってまいります。
 今回の会期案の提出を始め、2026年愛知・名古屋大会の開催成功に向けて、準備を着実に、そして加速して進めてまいりますので、よろしくお願いします。
 次の資料がその会期、それからPRとしてナナちゃん人形にですね、こういうレインボーのユニフォームをですね、着て、アジア大会ということをイメージをしていただければいいのではないか。まだ公式のポスターができているわけでありませんが、これまでPRポスターなどでこういったレインボーを使っておりますので、そういった意味で使わせていただいております。しっかりとアピールをしていきたいというふうに思います。
 いずれにしてもですね、まだ8年ありますので、その間にね、しっかりと盛り上げていきたいと。2020年東京オリンピック・パラリンピックが終わればですね、次はやはり大きな国際大会、スポーツ大会としてはアジア大会というのは大変大きな位置付けになってくるというふうに思っておりますので、しっかりと盛り上げていきたいというふうに思っております。
 私からは以上であります。


2 質疑応答
(1)第20回アジア競技大会の会期案等について
【質問】 第20回アジア競技大会の会期案について、正式に決定するのはいつになりますか。
【知事】 これはですね、OCA憲章では理事会が決定するとなっておりますので、理事会で承認されれば決定となるということでございます。
 期間が、こっちが提案したやつは変わるわけがないわね。誰がやるかって話になるだろうな。
 というのは、この時期はちょうど国民体育大会があるんだよね。要は、今回ですね、2022年が中国・浙江省の杭州大会なので、今回のOCA理事会で杭州大会の期間が決まるというふうに聞いてるんですけどね。
 OCAの方から、2026年の日本大会はもう出してくれと言うから期間を出す。向こうから言われてね。こちらとしてもちょっと早いかなとは思うけど、今、私も申し上げたように、日本では国民体育大会がこの時期にあるので、やっぱりそこはちょっと。実際、はっきり言って、内々はもう調整はしていますけど、できるだけ早く我々として示して、そことですね、できるだけぶつからないか、最小限になるようにですね、やっていくということで今回、8年前。ちょうどOCAの方から期間を出してくれと言われたのは、どちらかというと渡りに船ということかなと思いますけどね。そんな形で今回提案。
 他によほどのことがなければ、この日程でいくということではないのかなというふうに思ってますけどね。やっぱり、今回のオリンピックの日程もそうかもしれませんけど、大体国際的なスポーツ大会っていったら、1年365日、ばかばかばかばか入っているでしょ。そういう意味では、どこかであれするとこっちがあれするとか、いろいろ。だからできるだけ早めに日程が分かっているやつは調整をというか、ここだよと言って、どちらかというと早めにぽんとセットした方がいいということなんでしょうね。そういうふうに思ってます。

【質問】 インドネシアで開催される第18回アジア競技大会において、知事が視察する競技は決まっていますか。
【知事】 いや、まだ決まっておりません。

(2)平成30年7月豪雨について
【質問】 平成30年7月豪雨において、広島県や岡山県に大雨特別警報が出されてから今日でちょうど1か月を迎えますが、大きな被害が出ている中、愛知県として今後取り組んでいくことと、この1か月を振り返っての所感を教えてください。
【知事】 今回の平成30年7月豪雨、西日本豪雨と言ってもいいかもしれませんが、でですね、大変大きな被害が出ました。一部報道機関での集計によりますと、亡くなられた方は225名ということで、今もですね、3,000名を超える方が避難生活を余儀なくされているということでありますし、まだ家屋被害から様々な、河川・道路等々のインフラ被害、農産物の被害ですね、等々含めますと本当に甚大な被害が生じたと、発生したということだと思います。お亡くなりになられた方には心から御冥福を申し上げたいと思いますし、被害を受けられた皆様には心からお見舞いを申し上げたいというふうに思っております。
 いろんなことはあるかもしれませんが、本当に想像を超えたですね、大変な豪雨であったということではないかと思います。ただ、特別警報が出されていた、そして気象庁からですね、とにかく大変な豪雨が想定されるので備えていただきたいということの呼び掛けもあったということでありますので。正直言って、こういったことは、やはりしっかりとですね、備えていかなければいけないということではないかというふうに思っております。
 我々もですね、こうした点を踏まえてですね、しっかりと防災対策をですね、改めて検証してですね、常に災害に備えていきたい。その思いをね、やっぱり新たにしているということであります。
 おかげさまでといいますか、愛知県は今回の豪雨災害では、ほぼですね、大きな被害はなかったということでありますので、我々は引き続きですね、被災を受けられた地域、そうした方々に対して全力で支援をしていくということだと思っております。
 あわせてですね、我々この愛知県は、この大きな人口規模もそうですし、産業規模もね、特に経済力、大きな経済力、経済の塊がですね、ほぼ無傷で残ったということでありますので、我々としては、ここを元気出してね、全力で回していくことで日本及び日本経済をね、支えていきたいというふうに思っております。
 それと併せて今回の復興支援等々でありますが、今回、7月の6日の金曜日にですね、金曜日の夜9時過ぎに国・消防庁の方からですね、出動要請があって、もう3時間でですね、緊急消防援助隊愛知県大隊をですね、編成をして、一宮のパーキングエリアに集結をして、すぐ西に向かいました。もう翌日未明にはですね、7日未明には岡山県のね、倉敷市真備町、あの一番被害の大きかったところにですね、愛知県の緊急消防援助隊が到着をして救出活動を行ったと。全部で3次の緊急消防援助隊を送りまして、350名を超えるですね、皆さんが頑張って活動していただいて、99名の方をね、救出をしていただきました。
 その中の一員である名古屋市消防局の方が、絶対に助けますということをSNSで配信したということが大変話題になっておりますけれども、そういう心構えで頑張っていただいたことを本当、大変ね、感謝をしたいと思います。
 7月末の全国知事会におきましても、岡山県知事から全国知事会議総会においてですね、真っ先に、真っ先に遠い愛知県からですね、岡山県の倉敷市に、いの一番にね、愛知県の緊急消防援助隊が来てくれたと、心から感謝するということをですね、言っていただいたのは、大変有り難く思っております。関係した消防関係の皆さんにはね、本当に励みになると思いますし、またしっかりとね、これを一つのね、経験にしていただいて、この愛知県の防災面についても全力で頑張っていただきたいというふうに思います。
 その後、うちの県警察も何隊か行きましたし、保健師さんもね、今でも行っていただいておりますし。あと、私どもはですね、これも国の方からの要請、広島県からの要請なんですけども、東広島市を支援してくれということなので、職員を何次にもわたってですね、送らせていただいて、現地の、特に家屋の被害調査が一番、これ、1軒1軒全部やっていかなきゃいけないので、これは人海戦術なので人が足らないということで、その人員を送ってほしいということで、東広島市に送っております。名古屋市は隣の三原市に送っておりますので、そういった形で引き続きですね、全力で支援をしていきたいというふうに思います。
 また、我々、その今回の被害の経過等をやはりつぶさに検証し、愛知県でですね、そういうこと、大きな被害が起きないようにね、しっかりと対応策をとっていきたいというふうに思っております。
 今日はまだ8月の6日ですから、これから台風シーズンがね、本当言えば8月の、夏の後半から秋というのが本番なので、これから台風シーズンでありますしね、出水期でもありますので、しっかりと緊張感を持ってね、取り組んでいきたいと思います。
 ちょうど今週はですね、これから後半にかけて台風第13号がですね、日本に接近をしてくるということでもありますので、そうした情報はしっかりとですね、注視しながら万全の体制・対応をとっていきたいというふうに思っております。
 いずれにしても、緊張感を持って、防災対策をしっかりやっていきたいというふうに思います。

(3)東京オリンピックを契機としたサマータイム導入について
【質問】 東京オリンピックの関係で話題となっているサマータイムについて、一部報道では秋の臨時国会に議員立法提出を目指すという話も出ているようです。仮に実現すれば、オリンピック開催都市だけではなく、全国に大きな影響があると思います。知事の所感を教えてください。
【知事】 これ、いろんな御議論がね、あったし、あるのはもう御案内のとおりでね。
 僕も国会議員の折にサマータイム、私は個人的には賛成ですよ、賛成。やっぱり世界標準だでね、サマータイムはね。日が長くなるのは事実ですから、それをね、有効に活用して、夏期間、半年間ね、1時間前倒しをする。特に日本はやっぱりヨーロッパの国々に比べて緯度が低いので、やっぱり昼の時間が非常に長いのでね。それと、夏は暑いですしね。そういう意味では、本当に暑くなるまで1時間でもちょっと早くね、始動するというのはいいことじゃないかというふうに思いますし、国会議員の折もそういうサマータイムの導入等々のね、活動も少しさせていただいたこともあるので、個人的には、私はサマータイム賛成なんですけども。
 そのときに必ず出てくるのは、かつて昭和20年代にね、サマータイムというのやったんですよね。ところが結局、当時の風潮でね、やっぱり1時間早くなると、その分ずーっと仕事をやれと、1時間余計に仕事をやれと。結局残業時間が増えただけだったということでですね、結局やめちゃったという経緯がありますので。
 私はこれはですね、産業界、労働界含めてですね、オリンピックが一つの契機かもしれませんが、よくよくいろんな方の御意見をね、聞いていただくということがいいのではないかなというふうに思いますね。本当に影響の大きいことなので、多くの皆さんに意見を聞いて、納得ずくでね、やっていただきたい。
 これ、合意が得られるならこんなにいいことはないと思いますよ。やっぱり世界標準だし、やはり一つのオリンピックを契機に、特に今年みたいな暑いときはね、少しでも早く、朝早くから始動してね、ということはいいんじゃないでしょうかね、と思います。

(4)愛知県庁本庁舎正面屋根の銅板・木製板落下について
【質問】 愛知県庁本庁舎正面屋根について、先々週、銅板や木製板の落下がありました。重要文化財ということで、今後文化庁との協議を含め、どのように修繕等をしていきますか。
【知事】 要は危険なものはですね、これは除去しなきゃいけませんので。私も報告を聞きましたけれども、あれは昭和29年ですか、改修したのがね。以来だということなので、ドローンで調べたら、何か屋根の瓦が幾つか壊れて、ちょうどといのところに載っとったというのが分かったということなので。そりゃ危ないものはね、これは除去し、そしてこれは直さないかんですよね。
 それは文化財だからということは、そう僕は影響しないと思いますが、当然、文化庁と協議しなきゃいけないので。ここをこう直しますよということで協議して粛々とやると、それも速やかにやるということではないかというふうに思っております。
 直すわけで、変えるわけじゃないもんね、中身を。ですから、壊れたものとか危険なものはできるだけ速やかに直す、ということで対応していければというふうに思ってます。
 多くの皆さんにね、市民の皆さんに御心配をかけたのは、大変申し訳ないなと思います。しっかり直していきたいと思います。