知事の記者会見
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平成30年9月25日(火) 午後4時30分
1 知事発言
(1)ISAワールドサーフィンゲームスの結果について
 それではですね、定例の記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 今日は9月の25日の火曜日ということで、午前中は港区のですね、港明でですね、東邦ガスさんの港明工場の跡地にですね、「みなとアクルス」がオープンいたします。そこのテープカットに行ってきましたので、午後ということになりました。よろしくお願いいたします。
 9月15日の土曜日から22日の土曜日まで開催された「ISAワールドサーフィンゲームス」につきましては、42か国から197選手が参加をし、公式来場者数は8日間で5万人であったと田原市から報告がありました。
 大変盛り上がりましてね、特に男子で銀メダルになった五十嵐カノア選手。カリフォルニア出身ですが、御両親が日本人ということで、彼は日本国籍を選択をして、東京オリンピックにも日本で出るというふうに言っていただいております、が2位。そして、日本人の村上舜選手が4位、大原選手が9位ということでね、男子が健闘し、女子も11位、13位、16位ということで健闘したので、総合得点が3,368点で日本が団体優勝をしたということでありました。土曜日、私がちょうど行ったその目の前で優勝が決まったので、一緒になってね、ハイタッチで飛び上がりましたけど、大変喜んでおります。また大いにね、PRもしていければと思います。
 ちなみに、私が行った時も、ちょっと風があって、結構波があったんですけども、大会の前半の16・17日ですね、日、月の休みの時は、台風の影響でビッグウエーブが来ていてですね、日本でこんな波があるのかというぐらいにですね、天気も青空で良くて、非常に盛り上がった。外国から、海外から来た選手が、こんなんだったら、もっと長いボードを持ってこりゃよかったとか言っていたらしいので、大いに渥美半島ね、田原市のロングビーチがPRできたんではないかというふうに思います。またしっかりとアピールしていきたいと思います。

(2)あいちアール・ブリュット障害者アーツ展について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shogai/artbrut-arts.html)

 9月の20日から24日まで、「あいちアール・ブリュット障害者アーツ展」をですね、名古屋市民ギャラリー矢田、そして名古屋市東文化小劇場で開催をいたしました。美術展とですね、あと、コンサートなどなどでありまして、あと、トークイベントもありました。2,010名の来場者数ということで、本当に高い評価をいただきました。
 ギャラリーの展示もですね、大変力強さとひたむきさが伝わってきて良かったということとか、県立芸大のコンサートもですね、声を出してもいいというコンサートだったので、御家族の皆さんもね、大変喜んでいただいたということでございました。またこれはね、引き続き続けていきたいと思います。

(3)2018年第7回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・愛知について
 スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・愛知がですね、22・23・24日、昨日閉会をいたしました。5市町13競技でですね、1,000名を超えるアスリートの方が頑張っていただきました。ボランティア4,500名、観客1万名、そしてコーチ、スタッフがですね、900名ということで、全部で1万6,400名のですね、大きな大会でありました。
 今日の昼前、有森大会会長が私のところに御挨拶に来ていただきました。本当に素晴らしい大会だったと思います。今回の成績等々を踏まえて、来年ですね、2019年、アブダビでスペシャルオリンピックスの世界大会が開かれますので、その選手選考は急ぐと、急いでやりますよということでありました。
 なお、アブダビなので、本当は、いつも大体1年後の秋ぐらいなんですけど、来年3月にやるそうでございますので、時間がないので早く選考しますとか言ってましたけどね。是非、また盛り上げていければというふうに思います。
 本当に気持ちのいい大会でね、昨日の閉会式は本当に気持ち良かった。みんな喜んでくれてね。開会式で僕が「こんにちは」と言って返ってくる言葉よりも、昨日「こんにちは」って言ったら、うわーっと返ってきたので、3日間本当にみんなね、楽しんでくれたというのがよく分かってね、本当うれしかったですね。
 あと、開会式もね、GLAYのTERUさんがね、歌を作ってくれて、それで本人が来て最後までいてくれたんで。本当にTERUさんも喜んで帰っていただきました。それから最後、サンプラザ中野さんがね、来て、最後、みんなで「Runner」を熱唱しましたけども、サンプラザ中野さんとTERUさんのコラボっていうのは多分もうないだろうと言われておりますので。そこで一緒にね、壇上で一緒にできたのを大変うれしく思っております。またこういう、本当に気持ちのいい楽しい大会でしたんで、またこの輪をね、しっかり広げていきたいというふうに思っております。

(4)交通死亡事故多発警報の発令について
 交通死亡事故多発警報の発令について改めて申し上げます。
 9月11日から9月20日までの10日間に11人もの方が交通事故でお亡くなりになられましたので、9月21日金曜日、ちょうど秋の全国交通安全運動の出発式の日でありましたが、今年初めての交通死亡事故多発警報を発令をいたしました。
 昨日現在ですね、交通事故で亡くなられた方が140人ということで、前年同期比でプラス2人となりまして、全国ワースト1位という大変厳しい状況であります。9月30日の、ちょうど秋の全国交通安全運動の期間と同じ9月30日までが警報発令期間でありますので、事故の抑止に向けてですね、全力で取り組んでいきたいと思います。
 本県の交通事故、死亡事故の特徴としては、約6割の方が高齢者ということでありまして、歩行中や自転車乗車中の高齢者の死亡事故が多いという特徴があります。これからの季節、日没時刻が早くなることから、外出の際には反射材の着用とか、明るい服装に心掛ける、ドライバーから目立っていただくようにですね、気を付けていただきたい。また、ドライバーの方には、歩行者を見かけたらスピードを落としたり、見通しの悪い交差点では徐行するなど、交通安全に心掛けていただきたいと思います。
 今後とも、県警察による取締りと、県始め関係機関が一丸となった広報啓発活動を行って、県民の皆様の交通安全意識の高揚を図り、交通事故の抑止に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

(5)杉原千畝氏顕彰施設のオープン、完成記念式典及び関連行事の開催について
(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kyoiku-kikaku/opening-ceremony.html)

 杉原千畝氏の顕彰施設のオープン完成記念式典及び関連行事の開催について発表いたします。
 先月、8月13日に施設の名称と展示内容の詳細について発表いたしましたが、この度、完成記念式典及び関連行事の内容が決まりましたので、お知らせをいたします。記者発表資料を御覧をいただきながらお聞きをいただきたいと思います。
 エントランスのサインであります。別紙のイメージ図を御覧をいただきたいと思います。A3の横の大きいやつね。
 先月発表いたしました施設名称「センポ・スギハラ・メモリアル」の頭にですね、この施設が杉原千畝氏を顕彰する屋外の広場であることを表すために、「杉原千畝広場」と付記することといたしました。このエントラスサインに私の挨拶文を日本語と英語で掲載をし、施設の入り口に設置をいたします。最初のもの、それから掲げる場所、それから読めるようにちょっと拡大したものでございますので、御覧をいただければと思います。
 次に、完成記念式典及び記念レセプションの開催についてであります。
 オープニングセレモニー及び完成記念式典を10月12日の金曜日、午後2時半から愛知県立瑞陵高等学校で開催いたします。その後、記念レセプションを午後5時からホテルナゴヤキャッスルで開催をいたします。
 オープニングセレモニーにおきましては、私から「杉原千畝氏とユダヤ人家族の像」を制作をしていただいた富山県高岡市在住のブロンズ像作家、楢原北悠氏を御紹介をした後、御来賓の方々と共にテープカットを行います。
 テープカット終了後、体育館に移動いたしまして、午後3時から完成記念式典を開催します。イスラエルやポーランドなど関係国の御来賓から挨拶をいただいた後、施設名称提案者の表彰、杉原千畝氏の生前の映像を上映します。これは、フジテレビジョン様の御協力によりまして、同社が1983年に制作されたドキュメンタリー番組「運命をわけた一枚のビザ」の一部を上映するものであります。
 そして、県立瑞陵高校吹奏楽部のオリジナル曲「ライチャス・アマング・ザ・ネイションズ『命のビザ』を作った男」の演奏の後、県立瑞陵高校の在校生代表と来日中のリトアニアの高校生の代表が挨拶をして、完成記念式典は終了ということになります。
 この瑞陵高校のこの歌はですね、歌というか吹奏楽部の曲はですね、瑞陵高校吹奏楽部創部50周年記念の委嘱作品として、この瑞陵高校の吹奏楽部が作曲家の清水大輔先生に制作を依頼したものでありまして、まだ新しいんですね。平成29年10月に初演、去年の10月に初演をしたものということなんで、新しい曲ということで、瑞陵高校の吹奏楽部が自由曲としていろんな大会などでね、演奏しているものでございます。
 そして、イスラエルからはですね、ヤッファ・ベンアリ大使、ポーランドの大使館からはですね、マウゴジャータ・シュミット二等書記官等々がお越しをいただけるということでございます。出席者はまた御覧をいただければというふうに思いますが、資料の3ページのイですね、来賓・招待者ということでございまして、ここにイスラエル、ポーランド、それから外務省、国会議員、杉原家、そしてロサンゼルスのですね、シナイ・テンプル。これは今回お呼びするわけですが、アメリカ・ロサンゼルス市の代表的なユダヤ教会であるシナイ・テンプルの著名なラバイ(聖職者)、デイビッド・ジョエル・ウォルペ氏にお越しをいただくということであります。この方は、アメリカのニューズウィーク誌におきましてアメリカで最も影響力のあるラバイ、ユダヤ教の聖職者とされた方でございます。このほか、イスラエル、ポーランド、リトアニアから研究者も出席をいただくという予定でございます。
 次に、記念レセプションにつきまして、主催者挨拶の後、御来賓の方々から御挨拶をいただくことといたしております。記念式典には、イスラエル国やポーランド共和国など関係国大使館を始めとする約180名の御来賓に加え、県立瑞陵高校の全校生徒、教職員も参加をし、総勢1,400名ほどの参加を見込んでおります。
 関連行事につきましては、まずリトアニア共和国首相代表団による顕彰施設の視察と、愛知県・岐阜県両知事主催による歓迎夕食会を10月11日木曜日夕刻に開催をいたします。
 これは12日ということで調整をしておりましたが、ちょうどリトアニア首相は御来日されておられますが、12日はね、何かちょっと外交日程等々でですね、この11日の御来名ということになりましたので。また、前日ですけどね、しっかり御案内して見ていただいて、そしてレセプションをやりたい。
 ちなみに、岐阜県さんもですね、いろいろ今まで交流してきましたので、共催という形でさせていただければというふうに思っております。
 リトアニアの高校生はですね、名古屋大学附属高校との交流行事の一環として、ビリニュス市の高校生10名がこの10月に来日するということでありますし、また、リトアニアの高校生の何名かは、瑞陵高校の生徒さんの家にホームステイすることにもなっておりますので、また交流を深めていただければ有り難いなというふうに思っております。
 それからまた、完成記念式典には、杉原家からはですね、杉原千畝氏四男の杉原伸生氏御夫妻、今ベルギーに御在住ですけれども、そしてお孫さんであります杉原千弘さん、杉原まどかさんに御出席をいただく予定でございます。これは御長男の子供さんだね、お孫さんということでございます。
 ということでございまして、リトアニア首相代表団の皆様には11日の午後4時50分ごろから顕彰施設を視察し、そして午後6時からホテルナゴヤキャッスルで歓迎夕食会も開催します。リトアニア共和国からはですね、サウリウス・スクヴェルネリス首相始め16名の方々が御出席ということであります。
 次に、展示パネル掲載資料特別展示の開催であります。
 10月の13日と14日の土日の2日間、県立瑞陵高校内の感喜堂(かんきどう)におきまして、第五中学校時代の学籍簿、第五中学校時代の英語の教科書など、展示パネルに掲載した資料の一部の実物展示をいたします。2日間の限定公開ということでありますので、是非この機会に多くの皆様に御覧をいただきたいと思います。
 杉原千畝氏の顕彰施設のオープンを契機として、今後、世界中の多くの方々との交流を深めていきたいというふうに思っております。
 なお、報道関係の皆様には、お手元の資料のとおり、10月10日の水曜日午後2時から内覧会を開催いたします。ブロンズ像やビザリストなど見どころを私が御説明をいたします。また、13・14日、土日に感喜堂において公開する資料もその時に御覧をいただきますので、是非お越しをいただいて、県民の皆様へ御紹介をしていただければ有り難いと思います。
 ということでございまして、私からは以上であります。


2 質疑応答
(1)愛知県市長協議会から知事への知事選挙出馬要請について
【質問】 本日、愛知県市長協議会から知事に対して愛知県知事選挙への出馬要請がありました。知事選挙に関して、現在の考えを教えてください。
【知事】 先週、町村会、議長会の皆様にお越しいただきまして、今日、市長会の皆様にお越しをいただきまして、過分なお言葉をいただきましたが、今日午前中にお答えしたとおりでありまして、よくよく考えていきたいということでございます。以上です。

(2)ふるさと納税制度について
【質問】 ふるさと納税制度について、国は高額な返礼品を送り続ける自治体を対象外にする方向で制度の見直しを検討しています。このような国の方針について、知事はどのように受け止めていますか。
【知事】 私は前からですね、ふるさと納税というこの制度の枠組みの趣旨はですね、尊いものだと。やはり自分の出身だとか、いろんな関係だとか、あとまた、災害への復旧支援だとか、また、いろんな行政サービスといいますかね、その自治体が特色を持った行政サービスをやろうとしていることに対して応援をするということは、私は大変尊いことだということは申し上げてまいりました。
 しかし、その尊い志がですね、返礼品という形で、物でつるということはですね、非常に私は残念だといいますか、嘆かわしいと言わざるを得ないと思います。
 かねてからそれはやはり、自治体でそれぞれに任せると、やはりどうしてもその隣がどうかとかね、よそがどうかとかいう話の、やっぱり物の競争になってしまうのは、それはやむを得ないですよね。そういう面もあると思います。だから、そういう意味で、私は、返礼品は1割に規制すべきだということを申し上げております。
 総務省が3割というのを去年ね、方針を出されたのも、ちょっと手ぬるいんではないかと。3割ったって、結局人件費だとかコストとか何とかいうと、5割ぐらいになっちゃうんですよね。それって、貴重な税金がですね、結局5割失われちゃうわけですね。ですから、私は、それはいかがなものかというのを申し上げてきたんで、引き続きまだ当然申し上げますけども、今回はそういう意味ではですね、総務省のそういった3割ということに対しても従わないと、知ったことかと。さらに、自分のところに関係のないような、何ていいますかね、カタログショップリストみたいな形でやられるというところはね、私は除外しても仕方ないのではないかと思います。
 そういう意味では、ある意味で、言葉はどうかと思いますが、一歩前進ではないかなというふうに思います。早くやってほしいね、これね。早くやらないと、また駆け込みだとか何だとかね、そういう話になるので。言ったらさっさとやるということではないでしょうかね。
 その上で、私はもっともっとね、やっぱり善処というか、もっともっと改善をしていかなきゃいけない。いや、3割でも、私はその制度の趣旨からしておかしいと思いますよ。中にはもうやめてしまえというようなお声はあるかもしれませんが、僕は、3割でも、ちょっと物でというのは、本当にいかがなものかと思いますので、やっぱりもっともっと規制をしてね、本当の気持ちで1割ぐらいというところがいいところじゃないですかね。もっともっと、それはみんな真剣に考えてもらいたいと思いますね。税金ですから。税金ですから。
 その分、穴埋めも75パーセントは交付税、確か。穴埋めも交付税がするんですよ、減った分だけ。だから、結局、税金でタコ足食っているようなもんなので、それはもっともっとみんな真剣にね、考えていただかなきゃいかんのじゃないかなというふうに思います。
 今回の総務省の方向は、私は一歩前進ということで評価したいなと思います。

(3)愛知デスティネーションキャンペーンについて
【質問】 愛知デスティネーションキャンペーンについて、愛知・名古屋は観光で人気がないと言われることもありますが、知事として、愛知のここは見てほしいというものはありますか。
【知事】 人気がないことはないと思いますがね。宿泊客はあれですよ、全国で8番目か9番目ぐらいだったかな。
 ということで、元々人口も多いし、宿泊のキャパシティーもあるのでですね、そういう意味で多くの方に来ていただいておりますし、「なごやめし」というグルメもね、どんどん広がってきているし、そういう意味で、歴史とかいろんな意味で見るところは満載ではないかなと。交通の便もいいしですね。そういう意味では、気軽に来て気軽に帰れるというところで、見るところがいっぱいあるんじゃないでしょうか。
 今回の観光PRビデオはですね、名古屋城とか犬山城とかね、お城とかいろんな自然だとかね、香嵐渓だとか、海、山、いろんなものをPRしておりますけれども、そういったところを中心にですね、とにかく我々全県的にPRしていますので、また是非ね、多くの皆さんに御覧いただければ有り難いなというふうに思います。

(4)貴乃花親方が退職の意向を表明したことについて
【質問】 大相撲の貴乃花親方が退職の意向を表明されたそうです。この地方も大相撲名古屋場所がありますが、今回の表明についてどのように受け止めますか。
【知事】 そりゃ驚きましたね。
 僕は、貴乃花親方は直接は存じ上げません。大相撲の関係の方、何人か、存じ上げている方はたくさんおりますけれども、貴乃花さんとは、直接ね、存じ上げているわけではありませんが、やはりね、平成を代表するね、大横綱でありますしね、大変確固とした信念をね、お持ちの方なので、これからもね、大相撲の発展にね、お力をいただくということではないかなというふうに思いますが。この何年かといいますか、この1年、いろいろ経緯があったのはね、御案内のとおりなんで、ちょっと正直言ってああいう形のやりとりというのは、まあちょっといかがなものかなと。
 やはり目的は一緒なんでね、日本のまさに伝統であるね、大相撲、国技である大相撲をね、発展をさせるという思いが一緒ならね、やはり同じ目的に向かってね、同じ船に乗ってるということでね、やっぱりいろいろ考え方の違いがあっても、やっぱり議論、協議してね、同じ方向でね、力を合わせてね、やっていただきたかったなというふうには思いますね。そういう意味では、そういう形で退職されるということであれば、ちょっと残念だなというふうに思います。
 引き続き大相撲の発展にね、また御尽力いただきたいなというふうに思います。以上です。

(5)名古屋市内の会社による不正軽油の製造及び脱税の疑いについて
【質問】 名古屋市の会社で大規模な不正軽油の取引があり、2,600万円ほどの脱税の疑いで逮捕される事件の報道がありました。県の承認を受けずに販売したとのことですが、知事はどのように受け止めましたか。
【知事】 今回の事件はですね、去年、平成29年の7月19日、そして同年の8月18日及び8月25日に県警察と共同で強制調査、捜査ですね、強制調査を実施し、これにより押収した資料を分析をして、関係者からの事情聴取を行ってきたというものでございます。
 1年前にそういった調査、警察では捜査ということですが、強制調査、捜査に入ったというもので、慎重にですね、これは調査を進めてきたところ、今回のこういった形ということでございました。今後はですね、速やかに事実関係を確定をさせて、犯則事件として名古屋地方検察庁に告発する予定であります。
 公正な納税制度を揺るがすこうした悪質な事案につきましては、今後とも県警など関係機関の協力を得ながら厳正に対処してまいりたいというふうに思っております。