知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成31年2月15日(金) 午前10時
1 知事発言
(1)愛知県民の皆様へ
 皆さん、おはようございます。今日、2月15日ということでありまして、今日からですね、私の愛知県知事としての任期、3期目の4年間が今日からスタートいたします。
 先ほどですね、9時に初登庁し、そして9時20分から職員の皆さんにですね、御挨拶をさせていただきました。そして、今日からスタートということで、第一声ということでですね、臨時の記者会見をさせていただくということになっております。毎回のことでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 それでは、私からの3期目の就任に当たりましてのですね、御挨拶を申し上げたいと思います。
 これは、先ほどのですね、職員の皆さんに御挨拶させていただいたのと同内容でございます。お手元にこれ、お配りしてありますね。お配りしてありますので、また御覧をいただければと思いますが、これ、ネットでも配信しておりますので、少しかいつまんでですね、柱だけ申し上げたい、ポイントだけ申し上げたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 まずは、2月3日に挙行されましたこの愛知県知事選挙におきまして、最多得票となる177万4,763票をいただき、そして得票率も過去最高の83.32パーセントをいただくという大変厚い御支援をいただきました。県民の皆様の御支援に心から感謝を申し上げたいと思います。二つとも40年ぶりに更新をさせていただいたということでございまして、心から厚く御礼を申し上げたいと思います。
 いただきました御支援をしっかりと胸にいたしまして、これからもですね、愛知県民の皆さんと共にですね、更に愛知を前進をさせていきたいというふうに思っております。
 そして、私は知事選挙に当たりまして、政策集「あいち重点政策ファイル330プラス1」を県民の皆様にお示しをさせていただきました。新たな任期4年間におきまして、330項目にわたる政策一つ一つをスピード感を持って、着実に進めていきたいと思います。そしてまた、プラス1というのは、愛知県民の皆様それぞれの夢であります。その夢の実現をさせていくということで進めてまいります。
 グローバル化、デジタル化といった時代の波をしっかりと捉まえ、乗りこなし、そして愛知県民755万の県民の皆様の負託、信託にしっかりと応えていきたいというふうに思っております。
 そして、私は「日本一元気な愛知をつくる」という決意の下、2期8年間、全力で県政運営に取り組んでまいりました。県民の皆様の御理解、御協力をいただいて、社会インフラの整備は順調に進み、日本一の産業力を強化し、雇用も30万人増加することができました。結果、愛知県の県内総生産、GDPは8年前の2010年度から17パーセント伸びて40兆円となり、大阪府を抜いて全国2位となりました。あわせて、教育・医療・福祉・女性の活躍・子ども子育て支援・高齢者・障害者福祉など、人づくりを大きく前進させることができました。
 今日から始まります3期目の4年間は、更にその勢いを加速をし、ホップ・ステップ・ジャンプ、助走・跳躍・大飛躍という形でアーチをかけて、日本一元気な愛知をつくり、日本の未来をつくっていきたいと考えております。
 継続は力であります。愛知の経済・産業力を強化し、若者・女性・高齢者・障害者の雇用・活躍につながり、人づくりが進み、地域が元気になるという、愛知の今のいい流れ、好循環を更に前進をさせ、働くことを軸とする安心社会を愛知からつくっていきたいと考えております。
 そうした思いを持ちまして、今後とも各般の施策をスピード感を持って行ってまいりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
 そして政策の柱でありますが、選挙期間中も度々とお訴えさせていただきましたが、まずは、2022年秋にジブリパークを第1期オープンをさせたいと思います。
 これは、愛知のプロジェクトではなく日本のプロジェクトだと思います。我々が思っている以上の相当の大きなインパクトがあると思います。しっかりと世界に向かって発信をしていきたい。そして、県民の皆様に喜んでいただくものにしていきたいと思います。
 「リニア大交流圏の形成」であります。
 東京―名古屋40分、そしてまた、5,000万人の大交流圏をつくってまいります。名古屋駅のスーパーターミナル化、そしてまた中部国際空港二本目滑走路などインフラ整備を進め、鉄道・空港・港湾・道路のネットワークの充実などなどを更に進めてまいります。
 「産業首都あいち」であります。
 更にイノベーションが巻き起こっていく、そうした愛知をつくってまいります。国際展示場Aichi Sky Expoの開業、また、MICEの誘致・創出、スタートアップ企業の拠点づくり、自動車・航空宇宙・ロボット・ICT・健康長寿など最先端の産業の集積強化を進め、そして中小企業の支援、商店街の活性化にもしっかりと進めてまいります。
 「農林水産業の振興」であります。
 IT、ロボットなどを活用したスマート農業・林業、そしてブランド力の強化、中部地区最大の農業県・愛知の力を更にパワーアップさせてまいります。
 先週来取り組んでおります豚コレラ対策には、死力を尽くして現場で頑張る皆さんを督励をし、日本の畜産、愛知の畜産の未来をつくっていくために全力で取り組んでまいります。
 また、6月には第70回全国植樹祭が開催をされます。新たに御即位される天皇陛下の初めての三大行幸啓の御公務となります。しっかりと務めてまいります。
 また、「人が輝くあいち」ということで、子供、若者、女性、高齢者、障害のある人など全ての人が活躍する、人が輝くあいちをしっかりとつくってまいります。
 教育立県あいち、人材創造あいち、そして女性の活躍促進、子ども・子育て支援、医療・健康長寿、障害者福祉・支援、ノーマライゼーション、そして産業人材・雇用をですね、取組もしっかりと進めてまいります。
 また、「観光あいち・魅力発信」ということでございまして、今年のラグビーワールドカップ、来年のですね、東京オリンピック・パラリンピック、2026年アジア大会、そしてリニア開業を見据えながら、しっかりと取り組み、進めてまいります。
 「文化・スポーツの振興」ということで、今年8月は「あいちトリエンナーレ2019」、9月からはラグビーワールドカップ、そしてオリンピック・パラリンピックもしっかり進め、2026年アジア大会、そして世界ラリー選手権にもしっかりと取り組んでまいります。
 また、「グローバル展開」。世界の多くの国々・地域としっかりと連携をし、そして、愛知県で多くの方が暮らしておられる外国人県民の皆さんが安心して暮らせる環境づくり、就労環境の整備、子供たちの日本語教育にもしっかりと取り組み、多文化共生社会のモデルをこの愛知県でしっかりとつくってまいります。
 「安全・安心なあいち」をつくることは全ての基本でありまして、南海トラフ地震への備え、そしてまた自然災害への備えなど、防災・減災対策にしっかり取り組んでまいります。
 そしてまた、交通安全対策、安全なまちづくりについて、県警察、市町村、関係機関としっかりと連携しながら進めてまいります。
 消費者の安全対策ということで、安全・安心な食の確保などにしっかりと取り組み、家畜防疫体制の強化にも力を入れてまいります。
 また、「環境首都あいち」をですね、引き続き進めてまいります。
 地方分権、行財政改革、そして東三河の振興として、東三河8市町村としっかり連携をしながら、県政の大きな柱として東三河をしっかりと盛り上げてまいります。人づくりということで、特色ある学校づくりも進めてまいります。
 最後にですね、私は、年末年始から、17日間に及ぶ選挙期間中を含め、三河山間部から知多・渥美両半島、三河湾に浮かぶ島々を始め、県内くまなく、隅から隅まで全ての市町村を駆け巡ってまいりました。朝から晩まで本当に多くの県民の皆様にお会いをし、そして温かくお迎えをいただき、感激をいたしております。そして、多くの皆様の声を耳にしてまいりました。
 全ての物事の真実は現場にあります。現地・現物・現場主義を貫き、日本一の産業集積・愛知を更に成長させ、県民の皆様全てが豊かさを実感できる、住みやすさ日本一の愛知、全ての人が輝き、多様な文化・スポーツ・歴史を享受できる、未来へ輝く「進化する愛知」をつくってまいります。
 先ほども申し上げましたが、この期間ずーっと、1か月半に及ぶですね、長い長い実質的な県内を巡る多くの活動をさせていただき、一日一日、貴重な一日一日を過ごさせていただき、途中から思いをいたしたのが、グレートジャーニーという言葉でありました。私どもの人類の祖先がアフリカで出現をし、そしてユーラシア大陸、北アメリカ、南アメリカと世界中に進出をしていく、そういう中で進化・発展を遂げていったグレートジャーニーのようにですね、755万県民の皆様としっかりと連携をしながら、手を携えて、日本の未来、そして愛知の未来のために進化・発展をしていく、そういうグレートジャーニーをですね、今日からまた一歩一歩皆さんと共にですね、歩んでいきたい。その思いを強くいたしております。
 この4年間、全力で県政運営に引き続き当たってまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げ、私からの御挨拶と、就任に当たっての御挨拶とさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。
 私からは以上であります。

2 質疑応答
(1)豚コレラ対策について
【質問】 知事3期目がスタートしましたが、豚コレラ対策は直近のかなり大きな課題になると思います。どのように考えていますか。
【知事】 昨日といいますか先週来ということでありますが、昨日も朝、そして夕刻ですね、愛知県豚コレラ対策緊急会議をさせていただきました。その折に申し上げたことが全てでありまして、とにかく我々としてはですね、やれる限りのことを全力を尽くしてやる。現場でとにかく頑張っていただいている皆さんをですね、督励をし、そして万全の体制を敷いてですね、とにかく死力を尽くして取り組むということに尽きると思っております。
 我々はもう常に、最初からですね、申し上げておりますのは、ファクトに基づき、そしてまた論拠をしっかりとですね、に基づいて、全力で取り組む。そしてこれ以上の感染拡大を防ぐ。そして農家の経営再建に全力を尽くす。その3つをですね、しっかりと取り組んでいく。まさに愚直に取り組んでいくということに尽きると思います。全力で当たってまいりますので、関係の皆様の御支援、御助力をお願いをしたいということであります。