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「新あいち知的財産プラン」 〜知を生み、知を活かし、知が集う愛知〜
リポーター:マヌマヌ


 
新あいち知的財産プラン
 「知的財産」という言葉をご存知でしょうか? 私たちの生活の中ではなかなか聞くことの
ない言葉かもしれません。しかし、企業の経営や地域の活性化にとっては非常に重要な
概念なのです。
 近年は金融・経済危機の影響や国際競争の激化によって、知的財産を取り巻く環境は
激変しています。
 そういった状況に対応すべく、愛知県は今年5月に「新あいち知的財産プラン」(以下「新
プラン」という。)を策定しました。
 そこで、愛知県新産業課知的財産グループ主査の小久保さんにいろいろとお話を伺い
ました。
 
Q1
マヌマヌ
   「知的財産」がどういったものなのか具体的にイメージすることができないのですが、どのような概念なのですか?
     
A1
小久保さん
   知的財産とは、発明のような人間の創造的活動によって生み出されるものや、ブランドイメージを抱かせる商品名やサービス名などの財産価値を有する情報のことです。
 また、創出された知的財産を保護するために法律で権利が定められていますが、それを知的財産権と呼んでいます。有名なものに、発明を保護する特許権、文学や美術、音楽などの作品を保護する著作権、商品名やサービス名を保護する商標権があります。
     
Q2
マヌマヌ
   企業が知的財産を保護しないと、どうなってしまうのですか?
     
A2
小久保さん
   企業が持っている知的財産を保護しないと他者にまねされてしまいます。また、活用しなければ十分な利益を得ることができません。
 単に保護するといっても、その方法は色々あります。例えば、ある発明をした場合、それを特許出願するよりも秘匿化するほうが適していることがあります。
 また、活用についても、自らの実施や他者へのライセンスの他に、実施を目的とせずに他者への参入障壁として活用することもありえます。
 つまりは、どのように保護し、活用するかが問題であって、知的財産を意識した経営戦略を立て、事業活動を行うことが求められるということです。
 新プランでは、経営の視点から知的財産を捉える知財経営の中小企業への普及を主要施策の一つに挙げています。
 今年度は、県内中小企業200社程度を訪問して知財経営の普及に努めるとともに、いくつかの企業には、県のワークショップに参加いただき、知財経営の導入を図る予定です。
     
Q3
マヌマヌ
   最近は地域独特の工芸品や農林水産物などを使って町おこしをする例も多いですが、これも知的財産を活用した例なのでしょうか?
     
 A3
小久保さん
   工芸品や農林水産物などの地域資源が、優れたブランド戦略により地域の活性化に寄与する例がしばしば見られることから、新プランでは、このような地域資源も知的財産と捉えています。
 新プランには、地域資源の発掘・活用・促進が施策として盛り込まれており、今年度は地域資源を調査発掘し、ブランド化に向けた取組方策を取りまとめるとともに、地域ブランド化を広くPRするためのフォーラムを開催する予定です。
                          ○地域ブランドの例
地域ブランド
                                        (出典:新あいち知的財産プラン P19)
     
Q4
マヌマヌ
   ところで、せっかくの地域ブランドが海外で勝手に商標登録されて問題になっているようですね?
     
A4
小久保さん
   確かに、日本の商標などが第三者によって海外で知らないうちに商標出願されてしまう事例(冒認出願)は跡を絶ちません。対応を怠ると、その後の対策に多額のコストと時間が必要となったり、場合によってはその国への輸出ができなくなるおそれもあります。
 冒認出願には迅速な状況把握と対応が重要であることから、冒認出願防止対策セミナーを開催し、関係団体の皆さんに必要な基礎知識を身につけていただこうと考えております。
     
Q5
マヌマヌ
   県民を対象に知的財産をアピールする取り組みがあるそうですが?
     
A5
小久保さん
   優れた知的財産が社会に還元されるためには、知的財産に直接関わる人だけでなく、広く県民を対象とした気運醸成の取組が重要となります。特に、インターネットを通じた物や情報の入手・発信が容易となっている現在では、誰もが意図せずに知的財産権を侵害してしまう危険と隣り合わせになっており、青少年やその親に対して啓発等の取組を継続的に実施する必要があります。
 今年度、県では「知的財産守り隊キャンペーン」と銘打って、現在大きな社会問題となっている模倣品の購入や違法ダウンロードなどの知的財産県権を侵害する行為について、普段、知的財産に関わる機会の少ない小中学生を対象に、クイズや製作教材を用いた出張講座を開催しています。
 これは楽しみながら知的財産を学んでもらい、モノづくりにおける知的財産の役割を正しく理解することで、将来の愛知を支える産業人材になってもらおうというものです。出張講座の参加者からは、「楽しみながら理解できた」との声もいただいております。出張講座はまだこれからも続きますので、より多くの方にご参加いただきたいと思います。詳しいスケジュールは「知的財産守り隊」ホームページをご覧ください。
その他に、知的財産に関するセミナー・イベントや支援情報を掲載したメールニュースを配信しています。ご興味のある方は愛知県のホームページからお申し込みください。
     
Q6
マヌマヌ
   知的財産について相談したいときは、どこに問い合わせたらよいでしょうか?
     
A6
小久保さん
   以下の相談窓口が開設されていますので、お気軽にご相談ください。

◇特許権等の各種手続や有効活用についての知財総合支援窓口
 一般社団法人愛知県発明協会内(名古屋商工会議所ビル地下2階)
  電話 052−223−6765
 財団法人あいち産業振興機構内(愛知県産業労働センター14階)
  電話 052−462−1134

◇県有特許等の流通・活用を含む知的財産について
 愛知県知的所有権センター
  電話 0566−24−2022
     

マヌマヌマ
   ありがとうございました。
 今回のインタビューを通じて、知的財産への関心が高まっただけではなく、使う側である私たちが正しい使い方をしなければせっかくの知的財産を守ることができないということを痛感しました。
 最近はニュースや新聞で知的財産の問題がよく取り上げられていますが、これらは知的財産を作る側だけではなく、使う側の問題でもあるのだということを常に意識して考えてみたいものです。
                                         ▼お問合せ 愛知県新産業課
                                            052−954−6350
                                                 (ダイヤルイン)    


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