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あいち森と緑づくり事業 〜未来の緑に500円〜
リポーター:ぷらら


 みなさんは、森や緑が好きですか?私は大好きです。
人口林
 整備された森林(人工林)
 名古屋市内で働いていたときは、休み時間には緑の多い公園によく立ち寄ったり、
休日は山のほうへ遊びに行ったりしていました。そして、もっと緑の多い場所に住み
たくて、なんと名古屋市内から三河の里山に移住してしまったほどです。
 そんな私ですが、今回取材した「あいち森と緑づくり事業」については、実はあまりよく
知らなかったんです。
 この事業は、私のような山間部に住む人だけでなく、都市に住む人にとっても、とても
関係が深いということがわかりました。というのも、「あいち森と緑づくり税」という私たちの
納めた税金が財源となっているのです。そしてその税を基に、年間22億円もの規模で、
山の緑も、都市の緑も、大切に守っていこうとたくさんの取り組みが進んでいます。
 どんなことが実施されているのでしょうか?
 そして、なぜそのような税金が必要なのでしょう?
 森と緑づくり事業を実施している森林保全課森と緑づくり推進室の竹内さん、小山さん、公園緑地課の岡田さん、
環境政策課の福永さんにお話を伺いました。
 
Q1
ぷらら
   「あいち森と緑づくり事業」とは、どのような事業なのでしょう?
     
A1
竹内さん
   平成21年4月から、県民のみなさまや企業の方々に「あいち森と緑づくり税」というかたちでご負担いただき、
この税を活用して、森林、里山林、都市の緑をバランスよく整備、保全するための取組を進めています。
 県のホームページでも詳しく紹介しています。
     
Q2
ぷらら
   なぜ、税方式が導入されているのでしょうか?
     
A2
竹内さん
   愛知県には、三河山間部の森林、名古屋圏を中心とする都市の緑、その中間に位置する里山林と、大切な森と
緑が多く存在しています。
 住んでいる場所にかかわらず、私たちは自然からの恩恵を知らず知らずのうちに受けていますが、森林の荒廃
がすすみ、都市の緑も減少しています。
 残された森や緑を県民共有の財産として、もっと豊かに次の世代に残していくために、県民の皆様に薄く広く
負担していただく県民税均等割の超過課税という税方式を導入しています。
     
Q3
ぷらら
   負担額はどれくらいなのですか?
     
 A3
竹内さん
   個人県民税を負担していただいている皆様から年500円、法人からは県民税均等割額の5%です。
     
Q4
ぷらら
   具体的には、どのようなことが行われているのでしょうか?
     
A4
小山さん
   事業として、大きく分けて4つあります。
 @森林の整備、A里山林の整備、B都市の緑化、C森と緑づくりにつながる取組の4つです。
 それぞれ所管する事業について、ひとつずつご紹介していきます。

 まずは、@ 森林の整備(年間11億円)です。
 奥地や公道沿いなど作業性の悪い人工林の間伐を行います。
 10年で15,000ヘクタールの間伐を目標にしており、順調に進められています。
 また、森林整備技術者の養成も進めます。現在、技術者は60歳以上の割合が高く、高齢化しているため、
若手の研修などを実施しています。
間伐された森   次世代育成
 間伐された森林    次世代育成のための研修
     
A4
竹内さん
   次に、A里山林の整備(年間3億円)です。
 放置された里山の整備・保全活動を進めています。
 放置された里山林の手入れや、体験学習の場づくりなど、各地域のニーズをいかした取組を実施しています。
 地元住民の方々が、自ら里山の手入れを行うためのきっかけづくりとなっています。
 10年間での目標は192箇所です。
地元住民による里山保全   地元住民による里山保全
 地元住民の方による里山の手入れ 
     
A4
岡田さん
   続いては、B都市の緑化(年間6億円)です。
 街の中に新しく緑地を作ったり、もともとある緑を保全するための支援、建物の屋上や壁面の緑化の支援、
美しい並木道の再生の支援、県民参加による植樹祭などの活動の支援などを進めています。
 全国的にいろいろな県で森林環境税が導入されているなか、このように都市緑化にも力を入れているのが、
愛知県の特徴です。
壁面緑化   園庭緑化
 建物の壁面緑化    保育園の園庭の緑化
     
A4
福永さん
   最後に、C 森と緑づくりにつながる取組(環境活動・環境学習への支援、県産木材の活用や事業の普及啓発に
年間2億円)です。
 NPOや市町村などが行う多様な環境活動や環境学習を支援しています。
 また、県産木材の活用の意義を多くの方に知っていただくため、公立小中学校に愛知県産の木材を使用した机・
椅子の設置をすすめています。
 その他にも、県民の皆さんに参加していただくツアーを開催したりなど、事業のPRも行っています。
環境学習活動   県産材による机椅子   間伐体験ツアー
 環境学習活動    県産木材を活用した机・椅子   間伐を体験できるツアー 
     
Q5
ぷらら
   事業を進めていくにあたって、何か課題はありますか?
     
 A5
小山さん
    おかげさまで、森林の整備などの事業は順調に進められています。県民の皆様からのご寄付や、環境活動の申請
などもたくさん寄せられています。
 しかし、その一方で、まだまだこの事業のことをよくわからないという方も多くいらっしゃいます。
 より多くの県民の皆様に、この事業のことを知っていただけるよう、活動を進めていきたいと考えています。
     

ぷらら 
   私の住んでいる三河の里山の集落でも、ずっと放置されていた山の間伐が始まろうとしています。
 この夏の台風では近くの山が崩れ、道がふさがれたこともあり、荒れた山のことを心配していたところだったので、
とてもありがたく思っています。
 また、街のほうで、この仕組みを利用して、自然観察会などのNPO活動をしている知人もいます。
 皆さんの暮らす地域でも、もしかしたら何か変化が見つかるかもしれません。
 年に500円で、都市も里山も、より「緑豊かな愛知」になったらいいなと心から思いました。
     
                                        ▼お問合せ 愛知県森林保全課森と緑づくり推進室
                                            052−954−6455(ダイヤルイン)
                                             愛知県公園緑地課
                                            052−954−6526(ダイヤルイン)
                                             愛知県環境政策課
                                            052−954−6210(ダイヤルイン)


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