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知って、学んで、備えよう! 防災・減災対策
リポーター:ふなる


 東日本大震災から1年以上経ちましたが、東日本地域では今でも余震が続いています。決して忘れることのできない
この震災を通じて、私は地震・津波の恐ろしさを痛感しました。
 平成12年の東海豪雨の時に、私の住んでいる地域では河川が氾濫し、浸水しました。そのため、私は大雨警報が出ると、
今でも市のホームページで川の水位情報をこまめに見るようにしています。
 きっと皆さんも、日々の暮らしの中で防災について何かしら対策や準備をしていることと思います。
 そこで、9月1日の「防災の日」を前に、県の防災危機管理課の柳さんと災害対策課の高井さんに防災対策についてお話を
伺ってきました。
 
Q1
ふなる
   愛知県を含む地域で東海・東南海・南海地震等の発生の危険が高まっていると言われていますが、その時には
どんな揺れや津波が予想されているのですか?
     
A1
柳さん
   愛知県では、平成14年度に、東海・東南海地震が連動して発生した場合に想定される震度と津波の高さを
予測しています。
 しかし、昨年発生した東日本大震災では、これまでは単独で発生すると思われていた複数の地震が同時に発生
しました。
 この地域でも、「東海地震」「東南海地震」「南海地震」といった「南海トラフ」を震源とする大きな地震が、過去に
100〜150年周期で繰り返し発生しています。
 そのため、国や愛知県では、現在、新しい情報に基づき、南海トラフで発生する巨大地震の被害予測を進めて
いるところです。
     
Q2
ふなる
  それは、どういう予測内容なのでしょうか。
     
A2
柳さん
   今年3月31日に国が公表した結果では、南海トラフの巨大地震により、愛知県内の全地域で「震度6弱〜震度7」
の揺れを予測しています。
 震度で言われても分かりにくいかもしれませんが、「震度6弱」の揺れは、立っていることさえ難しく、固定していない
家具が移動したり倒れたりするほどなのです。
 また、この地震に伴って、渥美半島の太平洋側では高さ20mもの津波が到来することも予測しています。
 このような巨大地震に対しては、ハード面での対策に加えて、住民一人一人の備えやいざという時の避難のための
防災訓練などのソフト面の対策が今後ますます大切になってくると思います。
     
Q3
ふなる
   自分の住んでいる地域にどういう被害が想定されるのか調べることはできますか。
     
 A3
柳さん
   はい、愛知県では、平成14年度に予測した東海・東南海地震が連動して発生した際のご自宅周辺の震度や液状化
の危険度、津波高や津波到達時間を調べることができる「防災学習システム」をインターネット上で公表しています。
 このシステムでは、建物倒壊シミュレータにより、地震が起こった時に自宅が大丈夫かどうか調べることもできます。
 ご家庭で防災対策を話し合う時の参考にしてください。
防災学習システム画面   建物倒壊シミュレータ画面
防災学習システム・建物倒壊シミュレータの画面 
     
Q4
ふなる
   「どう準備するか」、「どう逃げるのか」が重要なポイントなんですね。
 では具体的に災害に備えて、どんな心がけで、どんな準備や対策をしたらよいのですか?
     
A4
柳さん
   まず、自分の家が安全かどうか確認してください。
 特に、昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅は、阪神淡路大震災でも倒壊などの大きな被害が見られ
ました。そうした木造住宅にお住まいの方は、お住まいの市町村にお問い合わせいただければ、無料で耐震診断が
受けられます。市町村によっては、耐震改修費用の補助制度もありますので、是非ご活用ください。
 また、市町村では、地震や洪水の「ハザードマップ」を公表していて、自分の住んでいる地域が地震でどれくらい
揺れるか?、洪水の時に浸水しないか?、いざという時にはどこに避難したらよいか?などが記載されています。
 こちらもお住まいの市町村のホームページなどで、一度ご確認してみてください。
     
Q5
ふなる
   まずは、自分の住んでいる市町村の防災情報について調べることから始めると良さそうですね。
 例えば、私には1歳になる赤ちゃんがいるのですが、家族に乳幼児がいる場合は、特にどんなことに気をつければ
よいですか?
     
A5
柳さん
   建物が大丈夫でも、家具などが転倒・落下したり、ガラスが飛散した場合は、怪我をしたり、出入り口がふさがれて
避難ができなくなったりします。
 できることなら、家中の全ての家具を固定していただきたいのですが、特に寝室は、睡眠中にとっさの行動が
できないことから、家具のレイアウトをしっかり考えて、家具を置かないか、置く場合でも、しっかり固定してもらわないと
いけません。
 また、乳幼児がいる家庭の場合は、乳幼児は、特に無防備なので、普段過ごす時間が多い部屋については、
他の部屋よりもしっかりと安全を確保しておく必要があると思います。

 また、いざという時のために3日分以上の食料や水を備蓄したり、ラジオや懐中電灯などをすぐに持ち出せるように
準備しておくことも大切です。
 乳幼児がいる場合は、日頃から粉ミルクやほ乳びん、おむつ、母子手帳などをバックなどに入れて出かけることが
多いと思いますが、万一に備えて、常備薬や体温計を入れておいて、避難時には3日分の食料と一緒に、すぐに
持ち出せるようにしておくと便利です。
防災対策チェックリスト
                                「愛知県 防災・減災お役立ちガイド 地震編」から
     
Q6
ふなる
   高齢者の方がいる家庭などもそうですが、家族構成によって備えることがそれぞれ違いますよね。
 まずは、家の中のレイアウトなどを赤ちゃんの目線で、危険かどうかを再確認しようと思います。参考になりました。
 その他には、何か注意すべき事はありますか。
     
A6
柳さん
   その他では、町内会の行事などに参加して、地域の人と交流を深めておくことも大切です。
 阪神淡路大震災では、家屋の倒壊などで閉じこめられ、自力で脱出できなかった人のうち、実に8割近くの人が、
近所の人たちの手で救出されました。こういった助け合いも、普段から地域の住民同士が顔を知っておかないと
できるものではありません。
 日頃から、地域の行事や防災訓練などにも積極的に参加し、地域の人たちの顔を知っておくことも防災対策と
しては、とても重要なことなのです。
     
Q7
ふなる
   助けられた方々のうち、8割近くの人が近所の人たちの手で救出されたとは知りませんでした。核家族が増えている
現在、地域の行事に参加し、交流することは、とても深い意味がありますね。
 でも、地元の防災訓練は広報誌などで見かけますが、県が行うような大規模な防災訓練は実施しているのですか?
     
A7
高井さん
   愛知県では、大規模な地震の発生を想定して、警察や消防などの防災関係機関をはじめ、学校や企業、住民など
が総ぐるみで参加する防災訓練を、市町村と共催で実施しています。
     
Q8
ふなる
   それはだれもが参加できるものですか?
     
A8
高井さん
 
防災訓練の様子(昨年度)
防災訓練の様子(昨年度の開催状況)  
 防災訓練では、防災関係機関がヘリコプターや緊急車両を使って行う
救難救助訓練のほか、地元自主防災会が主催する炊き出し訓練や
避難所の開設・運営訓練なども行っており、地域住民を始めとした多くの方に
参加していただいています。
 訓練に参加していただくとなるとなかなか難しいのですが、どなたでも
見学していただくことはできますので、興味をお持ちの方は、是非ご来場
ください。
     
Q9
ふなる
   毎年やっているものですか?
     
A9
高井さん
   大規模地震を想定した訓練は、8月30日から9月5日までの「防災週間」を中心とした期間で、年1回、毎年
実施しています。
 今年は、9月2日(日)に豊田市と共催で実施します。矢作川河川敷にある白浜公園、市立元城小学校などを
会場として、およそ60の機関が参加します。
 会場周辺の住民の皆さんも、炊き出し訓練などに多数参加される予定です。
 機会がありましたら、ぜひ、会場に足を運んでみてください。
防災訓練の様子(昨年度)   防災訓練の様子(昨年度)
防災訓練の様子(昨年度の開催状況) 
     
Q10
ふなる
    ところで、地震対策以外にも防災訓練はあるのですか?
     
A10
高井さん
   昨年3月11日に発生した東日本大震災では、東北地方の沿岸部を中心とする地域が津波による大きな被害を
受けました。
 愛知県でも、東海地震、東南海地震及び南海地震をはじめとする大規模地震に伴う津波の発生が想定されて
います。そのため、地震対策以外にも、津波を想定した防災訓練も実施しています。
 今年は、11月10日(土)に田原市で実施する予定です。
     
Q11
ふなる
   そういった防災に関する情報は、どこで収集できますか?
     
A11
高井さん
   防災訓練開催日が近づきますと、関係市町村のホームページや広報紙などに掲載されます。詳しくは、市町村の
防災関係窓口、県が実施する防災訓練に関しましては、県防災局災害対策課災害対策第二グループまで
お問い合せください。
     

ふなる
   今日はありがとうございました。
     
                                          ▼お問合せ 愛知県防災危機管理課
                                            052−954−6191(ダイヤルイン)
                                                  災害対策課
                                            052−954−6149(ダイヤルイン)    


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