子どもを育てたい

ママに伝えたいコーナーパパの本音

ママからの子育ての要望・要求に対してどのぐらい対応できているかインターネットアンケートを行いました。「十分に対応できている」は7.8%、「ままあ対応できている」は50.9%、「どちらともいえない」は24.8%、「あまり対応できていない」は15.5%、「全く対応できていない」は1.0%という結果になりました。

では、実際にママに対してパパがどのように思っているのか、パパの本音をご紹介します。

アンケートグラフ

家事等分担について

パパの本音を見る

  • 自分が世話をしているときに完全に放置しないで一緒に世話をしてほしいな。(30代 会社員)
  • 子育てが大変だから手伝って欲しいというが、具体的に何をして欲しいか言って欲しい。察してだけでは分からない。また手伝っても、いつも子育ては何もしてくれないと言われるとやる気がなくなってしまいます。(30代 会社員)
  • 父親にして欲しいことをもっと具体的に示して欲しいです。(態度で示すとかでなく口頭で細かく指示が欲しい)(40代 会社員)
  • 特にありません。強いて言うなら、してほしいことを気を遣わずに言ってほしいです。(30代 会社員)
  • 休日は何か手伝いをしようと洗濯物を積極的に干しているが、自分の外出してる間に妻が干した位置を変えていたりして、次回から手伝うのをやめようかと思うことがある。尊重してほしいな。(30代 会社員)
  • 片付けをしっかりやってほしいな。(30代 会社員)
  • 子育てで大変なのはわかるが子供がはいはいしそうなので掃除をこまめにやって欲しいな。(20代 会社員)
  • 気づいて欲しいと思っていても、その気持ちは分からない。特に、子どもが騒いでいる時、自分自身は全く意に介していないのに妻は非常に気にしている時がある。受け取り方の違いもあることを分かって欲しい。(40代 会社員)
  • 1人目の時は「もっと手伝って」ではなく具体的に、例えば「オムツ交換しておいて」とか「ミルク100cc作って」とか言ってもらえるとありがたかった。2人目の時はよくわかったので言われなくても出来ましたが・・・。(30代 会社員)

子どものしつけについて

パパの本音を見る

  • 子供の前で父親を怒らないでほしいな。(30代 会社員)
  • 子供の叱り方についてだめ!ではなくて、こういう風だからコレはダメだよという風に叱ってほしいな。(30代 会社員)
  • 箸の持ち方やご飯の食べ方など、親が見本とならなければならないので、きちんとしてほしい。(40代 会社員)
  • 子供に勉強を教えるとき、理解できない場合に怒って接するのではなく、一緒に考え寄り添いながら丁寧な口調で接してあげてほしいな。(40代 会社員)
  • 勉強は大事なことだけど、勉強の事ばかり言うのはやめてほしいな。(40代 会社員)
  • 服を脱ぎっぱなしにするとか、子供が真似をすることを母親がしないでほしいな。(40代 会社員)
  • 妻の影響で子供が必要以上に遠慮してしまうので、人の好意は素直に受けることも大事だということも教えてほしい。(40代 会社員)
  • 子供自身が自分ですべきことを、ついつい、代わりにしてしまう部分を、心を鬼にして、自分で行うようにさせて欲しい。(40代 会社員)
  • 子供の世話をしすぎるので、もう少し子供が自主的に行動するのを待つようにしてほしいな。(40代 会社員)
  • 宿題を見てくれるのはありがたいが、余りにも関わり過ぎている気がする。失敗を経験させることも必要だと思う。(40代 会社員)
  • 子供が3人いると、子育ても3人平等ではないのが気になります。(40代 会社員)
  • 必ず決められた時間でゲームを終わるようにして欲しい。また、礼儀作法もしっかり教えてあげてほしいな。(40代 会社員)
  • 子どもが自分で出来そうな事は、極力やらせるようにしてほしい。(40代 会社員)
  • 自分が子供に注意したことを、聞かないからと言って、改めて父親にも注意させることはやめてほしいな。(40代 その他)

子どもと遊びについて

パパの本音を見る

  • 常に危ない、心配といって何もやらせない。もう少し子供のやりたいことをやらせてほしい(30代 会社員)
  • なるべくテレビは見せないで、外で遊ばせてほしいな。(20代 会社員)
  • なるべくテレビを見せずに絵本を読んだり歌を歌ったりするのがいいと思う。(30代 会社員)
  • あまりスマホやゲームをやらせないでほしい。自然の遊びを教えてほしい。(40代 会社員)
  • 子供の趣向等の情報を教えて貰えるとありがたい(40代 会社員)
  • もっと子供目線になって遊んであげて欲しい。遊びにも本気で遊んであげて欲しい。(30代 会社員)
  • もっとイベントや行事などに積極的に参加してほしいな。(40代 自営業)
  • 公共の施設での交流会などに参加してほしい(30代 会社員)

子どもの世話について

パパの本音を見る

  • 食事の時間を早くして欲しいな。(40代 会社員)
  • あまり、いろいろ子供に言い過ぎず、ある程度子供に任せることも必要だと思います。(40代 会社員)
  • 子どもと向き合うときには、冷静に対応しカーッとなった時には深呼吸して落ち着いてほしい。(30代 会社員)
  • 子供に当たらない。暴言を吐かないでほしい。(40代 会社員)
  • 物事を表面上の主観で捉えず、なぜそうなったのか?本質を見て対応してほしい。そしてそれを改善できるように考えて行動してほしい。すぐに感情的に怒るのはやめてほしいな。(40代 会社員)
  • 子供が言う事を聞かなくてイライラしている気持ちも分かりますが、そのイライラを夫にぶつけないでほしい。子育てはストレスが溜まるところもあるので、たまには私や両親に子供を預けて、友達と息抜きに遊びに行ってほしいです。(30代 会社員)
  • いつも、忙しいのでちょっとしたことでも、イラっとしがちになるけど、出来るだけ感情的にならずに接してやって欲しいと思います。子どもは何でも遊びにつなげるし、想像力を発揮するので、何でも捨てるのはやめて欲しいと思います。(40代 会社員)
  • 兄弟喧嘩をする時に、ものすごい焦ってるけど、もっとどっしり構えて対処してほしい。しっかり我慢することを覚えさせて欲しい。家にこもらず、もっと外の世界を見せてやってほしい。子供がなかなか寝ないと嘆くけど、日中しっかり遊ばせて、自分も規則正しい生活をしてほしいな。(30代 会社員)
  • 子供をお風呂に入れたり、歯磨きとかしてあげたいんだけど、子供はママの方がいつも一緒にいるしやってもらいたいのに、パパがいる時ぐらいやって貰いなさいとか、怒らないで欲しい。やってあげたい気持ちはあるけど、子供も嫌々の為、自分自身もあまり良い気持ちがしない。(30代 会社員)
  • 子供が側にいないと泣いてしまうのでよくキッチンとかで遊ばせているが、その時に包丁を使った作業はしないでもらいたいな。(40代 会社員)
  • 夜寝る時に、テレビを見たいのはわかるが、少しでも早く寝させる努力をして欲しい。 子供を寝させてからでも、自分の時間は作れると思うので。(40代 会社員)
  • 一方的に叱りつけるのではなく、子供の言い分もゆっくりと聞いてやって欲しい。 家事で忙しいことはよくわかるのですが、子供の話も聞いてあげてほしい。(40代 会社員)
  • これはまだ時期が早い(行動や食べ物など)からいけないといった事が結構あるので、お互いが納得しながら子育てが進められたら良いと思います。(30代 会社員)
  • 子供を叱る時にはポジティブな言葉使いをし、子供をなじったり、心を傷つけない様な配慮をしてほしいな。(40代 会社員)
  • 公園でお友達と体を動かして遊ぶことと、家で落ち着いて勉強をすることを、バランスよく子供にさせてほしい。ゲームをさせて時間を潰させることはしてほしくない。(40代 会社員)
  • 子供に対してイライラしている時に、自分に対してもイライラしているような態度で対応してくるのはやめてほしい。自分が子供に何かしている時でも、少し対応が悪かったりミスしたときに『あぁもう(怒)』みたいにいうのはやめてほしい。『子育てしてるから他のことはできません』みたいにいうが、『できない』じゃなく『やらない』ではないのかと思う事もあります。(40代 会社員)
  • 乳児の時期から、母乳を欲しがっているとき以外はもっとパパに任せて欲しい。「ママじゃないと泣いてかわいそうだから」と言われるが、そこを経てパパにも慣れていかないと、いつまでたってもパパに慣れず、結局ママの負担がどんどん増えてしまうと感じるから。(30代 会社員)
  • 休みの日にもうちょっと子供にかまってやってほしい。近所のイベントにも参加してほしいな。(30代 会社員)
  • 時間を有効利用してほしい。子供と同じように生活していたら、単なるグータラ生活と同じです。(30代 会社員)
  • 両親が中が良い所を子供の前で見せるようにしてほしい。子供が安定する。あまり手作りにこだわり、疲れが出るようなら、あまり頑張り過ぎないようにしてほしい。子供にイライラしていることが伝わるので。(40代 会社員)
  • どうしても一日の大半が育児に追われているので、子供が寝てから本を読んだりするが、なるべく早めに寝てしっかりと疲れを取ってほしい。食事等は、旦那が作るので、あとはたまには友人と外食してきたり、買い物へも旦那に育児を任せて、ゆっくりしてほしいな。(30代 会社員)
  • 子供の安全。店で子供をから目を離さないでほしいな。(30代 会社員)
  • 父親でもできることは多いので頼ってほしい。(30代 会社員)

パパへの思いやり

パパの本音を見る

  • 仕事のため平日はほとんど子供と関われる時間がないため、日常の些細な場面でもいいので、写真等を送ってくれると成長を一緒に感じられる。(30代 公務員)
  • 休みの日はパパが全部やることになっているが、身体を休める時がない。もうちょっと頑張ってほしい。(30代 公務員)
  • 休日に子育てを頼むときは、父親の疲れ具合に気を使いながら頼んでほしい。(30代 会社員)
  • 一父として、一男性として見てほしい。子育てを毎日毎時間していることはとても大変だと思うが、押し付けるような態度で言わないでほしい。言い方一つで男性側も受け取り方が変わると思う。(30代 会社員)
  • 父親がしっかり子育てを頑張っているときはほめてほしい。(40代 公務員)
  • 仕事をしている時間が長いので疲れているのが本音です。指示をしたりする口調を軟らかくしてもらえると精神的な負担がなくなります。(30代 会社員)
  • 感情的になって声を荒げるのはやめてほしい。「仕事より育児の方が大変だ」と嫌みを言うのをやめてほしいな。(30代 公務員)
  • 無茶な要求はやめて欲しい。仕事を休んで面倒を見る等。(30代 会社員)
  • 父親がスムーズに育児参加できるように、さりげなく輪の中に入れるようにして欲しい。あまり子供をしかりつけないようにして、できる限りほめてあげてほしい。(40代 公務員)
  • あまりダメ出しをしないでほしい。(30代 会社員)
  • もっと子どもの話をしてほしいな。(20代 会社員)
  • 休日に子供の面倒をみたときは、嘘でもいいので、感謝してるそぶりを見せてほしいな。(30代 公務員)
  • 子供にはきちんと「ありがとう」というが、私にはあまり言わないので言ってほしい。(30代 会社員)
  • 苦労は分かち合いたいと思うけれど、夜泣きが続くときなどは次の日の仕事に差しさわりがあるので、一人で寝かせてほしい。次の日が休みのときは、何時間でも夜泣きに付き合いますので。(30代 会社員)

その他

パパの本音を見る

  • 不満は特にありませんが、妻の良いと思う点は以下の通り。子供が新しく何かできた時ややるべきことをきちんとやった時にたくさん褒めること。いけないことをした時に叱り、何故いけないかを言うこと。子供にたくさん愛情表現をしてあげること。子供に考えさせる機会をなるべく与えること。一緒に遊んであげること。子供の望みをほどほどに叶え、なんでもは望み通りにしないこと。(30代 会社員)
  • 子供のために綺麗でいてほしい。(40代 会社員)
  • 早起きをしてほしいです。朝が弱いみたいで…(30代 会社員)
  • 全てに完璧でなくてもいい(20代 会社員)
まとめ

パパへ、ママへ!

妻と夫は違う生き物。だけど、歩み寄りも必要ですよ

パパとママの本音ばかりのアンケート、いかがでしたか。
妻は夫に「休日ぐらい、私が言わなくても家事や育児を手伝ってよ」、夫は妻に「具体的に何をしてほしいか頼んでよ」という内容も多く、同じ空間で生活しているパートナーに対して「私と同じように思っているよね」「わかってるはずだよね」と思いこんでしまうのだということがうかがえます。家族なんだからという期待があるからこそ、そうではなかった時にストレスや怒りが生まれるもの。ですから「家族であっても、価値観や考え方が違っていて当たり前」とまず自分の中での前提を持つことが大切です。性差や育った環境の違いなどがある中で、すべてを同じ方向へ向けようと思うほうが困難です。最初から、さほど期待していない方が、受け止める側はラクになれるでしょう。
でも、ここにあえて厳しい本音を掲載したのは、お互いをもっと知ってほしいから。この中の意見を参考にして、「これからは子どもを外で遊ばせたりして妻の負担を軽くしよう」「これからは夫に、してほしい家事について具体的に伝えてみよう」と、いつもと違った行動を起こしてもらえたらうれしいです。
お互いの違いも受け止めながら、もっと素敵なパートナーになれるといいですね。

ママへ!

パパへの「伝え方」

「なんでこれぐらいしてくれないの?」…つい、そんな言葉を投げてはいませんか。「俺だって仕事で疲れてるんだよ!」なんて返されると「(私だって疲れているのに!)」と余計イライラしてしまうこと、ありますよね。この言葉は、どちらにとってもストレスがたまるだけ。この言葉をぶつけられた夫は「責められた・否定された」と感じ、進んでやろうという気持ち(セルフエスティーム)をそがれてしまいます。「私はこっちをやるから、あなたはこっちをやってくれるとうれしいな」など、「一緒にやろう」という姿勢を見せながらしてほしいことを具体的に伝えると、きっと聞く耳を持ってくれるはずです。
そしてアンケートにも多く書かれていたのが「やってほしいことを具体的に言って」という意見。「ミルクやっといて」「おむつ替えといて」と言われても、普段やっていないことは急にはできません。「毎日私がやるのを見ているんだからわかるだろう」と思いこまず、わかりづらいことならメモをして置いておくなど、具体的にわかりやすく伝えるようにしましょう。うまくできるようになったらシメタもの。きっと次からは「お願いね」の一言で、進んでやってくれることでしょう。イクメン夫にするには、最初の伝え方が肝心ですよ!