愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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八王子貝塚(はちおうじかいづか)

分類 県指定
種別 史跡
所在地 西尾市上町八王子
所有者等 金石神社他
指定(登録)年 昭和58年(1983)
時代 縄文後期

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八王子貝塚

八王子貝塚

八王子貝塚は矢作川左岸、標高12~13mの碧海台地縁辺に立地する縄文時代後期の貝塚であり、古く明治年間から西の町貝塚・西尾町貝塚とも称され、鳥居龍蔵など著名な研究者により発掘調査が行われ注目されていた。
昭和45年(1970)に屈葬姿勢の壮年男性人骨1体が検出されたほか、平成16年(2004)には屈葬姿勢の老年女性人骨2体も確認されている。また、昭和56年(1981)の発掘調査では大量の縄文時代後期の土器類や石製品・骨角製品・土偶などが出土している。土器は後期中葉の「八王子式」土器の標識遺跡となっており、土偶も分銅型板状土偶が多い点も注目できる。これらの出土品を中心に平成22年(2010)県指定有形文化財に指定された。
本貝塚は、碧海台地に立地する刈谷市天子神社貝塚(縄文後期)や市内の枯木宮貝塚(縄文晩期)などと並び三河湾沿岸の縄文時代後・晩期を代表する遺跡であり、また、矢作川上流域の豊田市今朝平遺跡との交流がうかがえるなど文化交流の様相を示している。
なお、昭和5年(1930)に底部欠如の完形に近い注口土器が出土し、現在は徳川美術館に保管されている。

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