分類 | 県指定 |
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種別 | 天然記念物 |
所在地 | 設楽町田口 |
所有者等 | 福田寺 |
指定(登録)年 | 昭和31年(1956) |

福田寺のイヌグス
■詳細解説
イヌグスは、本来暖地性の植物で、南朝鮮、台湾、中国大陸から日本では九州、四国、本州の海岸沿いに多く県下では渥美、知多、幡豆、宝飯等の沿海地方に多いが、北設楽郡にあって、しかもそれが幹囲11m、枝張り東西10m、南北9mに達する巨木となっていることは珍しい。樹齢も数100年を下らないものである。イヌグスは、5月頃新葉と共に多数の小花を円錐状に綴り、花は黄緑色、花被は内外3片ずつの長楕円形で長さ5ミリばかり、1雌蕋、12雄蕋をそなえ、花後球状の漿果を結び、秋には熟して紫黒色となる。