分類 | 県指定 |
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種別 | 天然記念物 |
所在地 | 設楽町津具大入 |
所有者等 | 設楽町 |
指定(登録)年 | 昭和41年 (1966) |

ホソバシャクナゲ自生地
■詳細解説
ソバシャクナゲは日本固有の種で分布範囲は極めて狭い。
本県では北設楽旧津具村(現設楽町)を北限とし、南は南設楽郡旧鳳来町(現新城市)まで点々とあり、静岡県では上記に接する天竜川流域の一部にのみ自生する貴重な種類である。
葉は和名の示すように、ひじょうに細長く日本産の他のシャクナゲとは容易に区別できる。花は淡紅色(稀に白色)で花冠は5裂し、花時には野生と思えぬ程の美観を呈する。日本産シャクナゲ類の中では最も低地に生育する種で、津具村の指定地附近では海抜300~700mの範囲に生育し、常緑広葉樹林の下木として群落をつくっている。