分類 | 県指定 |
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種別 | 無形民俗文化財 |
所在地 | 北設楽郡設楽町 |
開催日 | 11月第2土曜日 |
所有者等 | 参候祭保存会 |
指定(登録)年 | 昭和37年(1962) |

参候祭は設楽町三都橋の津島神社で行われる祭りで、俗に「折立のさんぞろ祭」と呼ばれる。祭に登場する神々が問答の初めに「さんそうろう」と唱えることから、「さんぞろ祭」と名付けられたという。
祭り当日の午後、塔の木観音堂(現在は栗島公会堂)から、十一面観音が津島神社まで渡御する。午後8時頃、松明に火が入れられ、神座で奏する笛・太鼓にあわせ七福神が順に祢宜と問答の後、神前の庭に登場し、中央に設けられた釜で湯立てを行う。七福神に続き、駒、殿面、さい払面、最後は獅子が暴れ回るのをさい払いが追い回す。
永禄年間(1558~1570)の記録に「田楽祭」とあり、その頃に始められた田楽系の芸能とされる。湯立てを行うことから、霜月神楽の要素も見られる。