分類 | 国指定 |
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種別 | 無形民俗文化財 |
所在地 | 設楽町 |
開催日 | 1月2・3日 |
所有者等 | 津具花祭保存会 |
指定(登録)年 | 昭和51年(1976) |

津具の花祭りは、下津具の氏神である白鳥神社下にある舞場を花宿とし、1月2日午後から3日の早朝にかけて行われる。また前年の12月30日には、練習の仕上げを兼ねた「刀立て」が、民家を会場として実施される。
明治維新には仏教的な要素を排除した神道花とした。特に舞場の中央にあった竃を取り去り、そこへ榊を据えたことは大きな改革である。それらの影響により津具では花祭りを倭舞と呼んだこともあった。
行事の最初は、舞場の天井にある神道(かんみち)を塩で清め、神の名を唱えてクジを切り、釜に塩を3回振り掛ける。津具の神事はこれだけで、後は「ばちの舞」から24番のしずめの舞まで、この場で次々と続けられる。地固めの剣の舞だけは午後1時から神社の神事の中で行われるので番外となっている。保存会は下津具という地縁だけでは伝承が出来なくなっているので、現在では有志的な集まりとなっている。