愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

トップページへ戻る

万足平の猪垣【まんぞくだいらのししがき】

分類 県指定
種別 有形民俗文化財
所在地 岡崎市中金町万足平
所有者等 万足平を考える会
指定(登録)年 昭和56年(1981)
万足平の猪垣

万足平の猪垣は、猪や鹿などが田畑に入ることができないように築いた石積みのもので、長さは612mに及んでいる。猪垣の断面の形は底幅1m30cm、上幅60cm、高さ2m程の台形を成していて、山側部分の壁がわずかに反り、猪が飛び越えにくい形となっている。積まれた石材は、地元から産出する黒雲母片麻岩で、この石は石目に沿って力を加えると平らに割れ、積み重ねやすい材質である。また猪垣の一角には人が山仕事に出入りするための木戸が作られている。
猪垣が構築されたのは、寛政期以前からであるが、現在の姿になったのは文化文政期頃である。万足平の田尻と呼ばれる辺りは淡渕村の荻原孫左ェ門が積んだと伝えられている。このように積んだ人の名が残っている所もあるが、ほとんどは地元の農民の共同作業で築かれた。

前へ戻る