分類 | 国指定 |
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種別 | 有形民俗文化財 |
所在地 | 設楽町見出原 |
所有者等 | 設楽町 |
指定(登録)年 | 昭和39年(1964) |

津具の山樵用具及び加工品は、設楽町の津具民俗資料館に収蔵されている。大正末期から半世紀以上にわたって、故夏目一平が郷土研究のかたわら収集した1380点余りの山村生活用具のうち130点が指定されている。この内訳は、山林の伐採をおこなう杣関係用具44点、板や柱にする製材関係用具30点、轆轤(ろくろ)を使って椀などをつくる木地師関係用具4点、仕事着・その他11点、加工品41点である。収集した範囲と点数は、旧津具村内が95点(現設楽町津具地区)と一番多い。あとは、設楽郡内の他町村27点、静岡県西部方面6点、その他2点である。近世後期から昭和初期に作製された用具が大半で、現在では使用法のほか、呼び名すら忘れられてしまった用具も多い。