愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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木造狛犬(もくぞうこまいぬ)

分類 県指定
種別 彫刻
所在地 岡崎市滝町
所有者等 瀧山寺
指定(登録)年 昭和32年(1957年)
時代 鎌倉
木造狛犬

木造狛犬

高さ66cm(吽)、65cm(阿)。
開口像は上顎や、もとの尾部などを失っているが、その形状は古様の特徴を示し、頭髪以下の巻毛など鎌倉風を残している。閉口像は頭上に一角を有し、髪はすべて巻かず、流し毛に造られている。いずれも彩色は殆ど剥落し全体に損傷が多いが、前足を長く直立させて胸を広く張り、いかにも力強い優作である。ただ側面からみると胴から後足部にかけ、いささか力が弱い。
しかし、両者を巻き毛と流し毛とに区別し、また、失われた開口像の尾部がその痕跡からみて閉口像のものよりも遥かに大きく、対照的に造られていた事も想像され、作者の表現意識の巧妙さに興味が持たれる。鎌倉末期あるいは南北朝時代の作であろう。

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