愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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鋳鉄地蔵菩薩立像(ちゅうてつじぞうぼさつりゅうぞう)

分類 県指定
種別 彫刻
所在地 名古屋市熱田区
所有者等 青大悲寺
指定(登録)年 昭和35年(1960年)
時代 室町
鋳鉄地蔵菩薩立像

鋳鉄地蔵菩薩立像

高さ165cm。
背面下部の右褶部分に「□□助延」、左褶部分に「□巳□□三月七日□□尾張氏女」という陽鋳名(ようちゅうめい)がある。かなり摩滅しているため判読し難いが、その表現様式や製作の良さ等から室町初期と推定される。銘文が「応永二年乙巳」(1395)と判断し得るなら、時代的にも適合するものであろう。
鋳型は前後2部、背面2段で比較的完形を保ち、面相も良い。衣文の流れも明らかで美しく、鉄製と思われない出来を示している。その形態は観聴寺現存無銘の一体に酷似し、しかもより佳作である。また珍しく沓(くつ)をはいた形式である。納衣(のうえ)の下端は観聴寺の直線式に比べて、本像の方が変化に富んでいる。

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