愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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木造五劫思惟弥陀坐像(もくぞうごこうしいみだざぞう)

分類 県指定
種別 彫刻
所在地 北名古屋市九之坪
所有者等 平田寺
指定(登録)年 昭和51年(1976年)
時代 室町
木造五劫思惟弥陀坐像

木造五劫思惟弥陀坐像

高さ59cm、桧材、寄木造(よせぎづくり)、玉眼(ぎょくがん)、漆箔(しっぱく)。
本像は、五劫思惟(ごこうしい)の阿弥陀仏像、すなわち阿弥陀の本生(ほんじょう)である法蔵比丘(ほうぞうびく)が五劫という長い間、清浄の行を思惟している姿を表現したもので、元来この形態のものはわが国では比較的数が少ない。
本像は鎌倉期の東大寺勧進所にある重要文化財の五劫思惟像に比較すると蓬髪(ほうはつ)も短く、小奇麗に整えられている。全体として衣文も大まかである程度形式化され、刀法にも鋭さがない。それらからみてこの像の制作年代は、室町後期にまでは遡らないようである。
しかし当地方では、他に例のない五劫思惟像で、この地方の信仰とも併せ、注目すべきものである。

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