愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)

分類 国・重要文化財
種別 彫刻
所在地 蟹江町須成
所有者等 竜照院
指定(登録)年 昭和6年(1931年)
時代 平安
木造十一面観音立像

木造十一面観音立像

高さ173cm、桧材、一木造(いちぼくづくり)、漆箔(しっぱく)。
背面に背板を矧(はぎ)寄せ、両肩矧付けという構造である。面貌は彫りが浅く、優しい感じがあるが、頬の引締り、両肩の曲線には多少の新しい力が感じられる。裳(も)の折れ返しの形、左右均斉に流れる衣文や、穏やかな刀法など典型的な藤原末期の特色が表現されているが、運刀の巧みさや力強さはいささか変ってきている。
昭和8年修理の際、胎内空洞の背面に「常楽寺造立新仏十一面観世音  藤原末信 寿永元年壬寅六月十八日」(1182)の墨書銘と、下方に寺家衆、結縁衆(けちえんしゅう)、村人等として多数の僧名、村民名等が確認されている。県下在銘の仏像中では古いものの一つである。

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