愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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木造愛染明王坐像(もくぞうあいぜんみょうおうざぞう)
像内(ぞうない)に合子入(ごうすいり)木造愛染明王坐像を納める

分類 国・重要文化財
種別 彫刻
所在地 あま市甚目寺
所有者等 宗教法人甚目寺
指定(登録)年 平成24年(2012年)
時代 鎌倉
木造愛染明王坐像

木造愛染明王坐像
(撮影・名古屋市博物館)

愛染明王は、愛欲などの迷いがそのまま悟りにつながることを示す密教(みっきょう)の神である。本像は、弘安7年(1284年)の文書により、東密(とうみつ)岩蔵流(いわくらりゅう)の祖である良胤(りょういん)の弟子、浄胤(じょういん)らが師の等身大に造ったことが判明しており、鎌倉時代の造像である。寄木造(よせぎづくり)で、頭部は獅子冠(ししかん)をかぶり、憤怒相(ふんぬそう)ではあるが比較的穏健美麗である。
近年、本像の内部に胎内仏(たいないぶつ)が納められていることがわかり、解体修理時の調査で、胎内仏も愛染明王坐像であることが判明した。胎内仏の像高は6.6㎝で、口径縦9.8㎝の合子(ごうす)内部に納められており、本像内部に設置した腕木(うでき)の上に納入されていた。
本像は、像内に胎内仏が納められているなど、鎌倉時代愛染明王像の中で貴重な作例といえる。

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