愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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田中訥言画蹟郭公の図、蝦蟇の図、襖絵夕影山の図
(たなかとつげんがせきほととぎすのず、がまのず、ふすまえゆうかげやまのず)

分類 県指定
種別 絵画
所在地 あま市甚目寺
所有者等 釈迦院
指定(登録)年 昭和33年(1958)
時代 江戸末期

襖絵四面(各175.7×90.9)・掛幅二幅(130.4×39.5、112.1×17.6cm) 紙本墨画
襖絵≪夕影山≫画面右端に「文化壬申秋日 訥言製」(1813)の款記と「癡翁」「訥言」の白文方印ある。訥言にとってはめずらしい襖絵作品である。襖4面中2面に、夕日を受けた重なった2つの山の向こうから飛来する雁の一群れをたっぷりの余白の中に薄墨で描く。的確な筆致で描く少モチーフを配置で上品な趣を出している。≪郭公の図≫は、杉の林から渓谷に飛翔する郭公を草々とした筆で墨色豊かに描くものである。≪箒に蝦蟇図≫は細長い画面右端に最上部から箒の柄を長く描き、箒の広がった先端に丸まった蝦蟇を描くもので、細長い画面形態を面白く使った即興的な墨絵のなかにも多様な筆使いを見せる。田中訥言(1767-1823)尾張(清州)生とされる。比叡山僧のちに還俗。法橋、復古大和絵派の祖と称される。やまと絵の古画を模写研究し、その復興を志した。

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